豪華オールインクルーシブホテルに、アシカと泳げる絶景クルーズ!穴場で最高のリゾートここにあり~陽気なリゾート、メキシコ・ロスカボス滞在記~

豪華オールインクルーシブホテルに、アシカと泳げる絶景クルーズ!穴場で最高のリゾートここにあり~陽気なリゾート、メキシコ・ロスカボス滞在記~

赤白緑のメキシコ国旗は大海原によく映える!

ロスカボスの路線バスはアメリカの中古バスでなかなかシブい

一大リゾート地でも市場に行くと庶民の生活が垣間見れる

メキシコのリゾートといえばまず思い浮かぶのがカンクンやコスメルだがまだまだ日本人に知られていない穴場なリゾートが数多くある。今回その中の一つ、ロスカボスにアメリカン航空様とトラベルファクトリー様のご招待で行かせていただけることとなった。


メキシコの地図がすぐ思い浮かべられる方は、左の方にニョロニョロ細長い半島があることをご存じかと思う。その先端がロスカボスで、2つの都市「サンホセデルカボ」と「カボサンルーカス」、その間の「コリドール」地区からなる。ロスカボス=Los Cabosは英語でいうとThe Capes、つまり名前の通り岬という意味で、なんでも日本での認知度は低いもののアメリカ人観光客などには大人気でハリウッドセレブたちもやってくるという。自他共に認めるファイブスタークラブで最もリゾートが似合わない男である私がそんなところに行っていいのだろうか、ちゃんと楽しめるのだろうか。。
<空腹になる暇がない!夢のオールインクルーシブホテル、ハイアットジーヴァロスカボス>
今回滞在したのは高級リゾートホテルのハイアットジーヴァロスカボスで、空港に近いサンホセデルカボ地区に位置する。ここの魅力はまずカンクンでもおなじみのオールインクルーシブであること。宿泊代金に食事やドリンク、プールやリラクゼーション施設の利用料金などがほぼ含まれており、滞在中はお財布いらず。
貧乏性でリゾート慣れしていない私は元を取ろうとミニバーやレストランなどで終始飲み食いしてしまい、空腹になる暇が無いほどだった。

ハイアットジーヴァロスカボスのロビーから海を眺める

そのレストランがとにかく豊富なのがこのホテルの目玉で、メキシコをはじめ各国の豪華料理やお酒が大集結。もちろんほぼオールインクルーシブに含まれており、基本的に予約も受け付けていないので「行ってみたら長期滞在中のゲストで予約が埋まっていた・・・」なんて心配も不要。
1日目のディナーはステーキレストランのLa Hacienda。

なんとテーブルはオンザビーチ!


メキシコらしくマリアッチの演奏も

フレンドリーなホテルスタッフと!

2日目はスペイン料理レストランEl Cirtijoへ。



そして3日目は和食レストランの「DOZO」。ワンパターンかつジャパニーズステレオタイプ感あふれる店名が多い和食レストランの中で、なんとも斬新なネーミング?

料理もおいしかったが度肝を抜かれたのが鉄板パフォーマンス。

無駄に華麗なコテさばき

玉ねぎをアクロバティックに載せてまさかのファイヤー(シェフはドヤ顔)

謎の卵リフティング

これゲストに和食を誤解されるんじゃ・・・。いやいや楽しめるんだからいいじゃない!
プールは通常のプール、キッズプール、アダルトオンリープールの3つ。キッズクラブもあり、ファミリー層も気兼ねなく滞在することができるのもいいところ。

夜のプールは幻想的

またロスカボスの大型ホテルは街から離れたコリドール地区にあることが多いが、前述の通りサンホセデルカボの街にあるのも大きな魅力。
徒歩5分で大型ショッピングセンターがあり、

頑張ればコロニアルな街並みが残る旧市街へも行ける。


メキシコということで心配しがちな治安もほぼ問題なし(カンクンと国内一二を争う治安の良さとのこと)。ホテルの居心地がよすぎてだらだらしてしまうこと間違いなしだが、ちょっと外に出てみては?陽気なメキシコ人のローカルな生活を垣間見るのもいい体験になるはず!
<アシカがこんなに近くまで!超透明な海でも泳げる至れり尽くせりのシュノーケリングクルーズ>
ロスカボスから車で2時間ほど、ラパス郊外から出発するアシカシュノーケリングはぜひとも体験したい人気アクティビティのひとつ。
さっそく乗船すると、陽気な船長とインストラクターが出迎えてくれアメリカ人観光客がデッキに寝そべりしかも朝食は見た目鮮やかなフルーツやクッキーが食べ放題という、ロスカボスをそのまま船の上に持ってきたような光景が広がっていた。
エスピリトゥ・サント島という、無人島とは思えないほど巨大な島へ向かう。

ハイテンションな船長

しばらくするとおびただしい数のアシカが・・・。

てっきり眺めるだけなのかと思いきや、ここでシュノーケリングタイム!
あまりアシカに近づかないように、と説明を受けるがなんとアシカからこちらに近寄ってくる。まるでこちらがアシカの見世物な気分。一度下からアシカ至近距離まで近づかれに求愛?いや威嚇?されたときは本気で水中カメラを持ってこなかったことを後悔した。
なんでもアシカの子どもがたくさんいる時期は、好奇心からこちらに近づいてきてふれあえる機会が多いのだとか。
その後は無人島のビーチ近くでいったん停泊してフリータイム。
シュノーケリング地点は真っ青な海原だったのに、なんとここのビーチは船が浮いて見えるほどの透明度!写真でしか見たことがなく、メキシコにこんな場所があるなんて思いもしなかったので大感激。ファイブスタークラブで最もリゾートが似合わない男でさえ思わず歓声をあげるほどなので誰が行っても楽しいはず!

メキシコ料理がぎゅっと詰まったお弁当の昼食も本当においしく、夢のようなクルーズだった。

ただ日焼け対策を怠って行ったので背中がヒリヒリ悲惨なことになり、あっという間に夢から覚めることに・・・。日本の約7倍の紫外線があるとのことなので、日焼け対策はしっかりと!
<陽気なおっちゃん船長と行く!奇岩ザ・アーチを眺めるグラスボトムボートツアー>
観光客ばかりで、リゾートで発展してきたロスカボスにもシンボルがある。それがカボサンルーカス地区の奇岩「ザ・アーチ」。ここをめぐるボートツアーはロスカボスに来たならぜひ参加したいもの。

セレブ感漂うカボサンルーカスのマリーナ。ヘリつき豪華クルーザーも

ボートは船底がガラスになっているグラスボートで、色鮮やかな魚が次々とよってくる。

「恋人のビーチ」ラヴァーズビーチ。近くにはより波が荒い「ディヴォース(離婚)ビーチ」もあるとか・・・

今回乗った船の船長はメキシコ人のステレオタイプをそのまま体現したようなおっちゃんで、とにかくしゃべっていないと気が済まないタイプらしい。港からそれほど離れていないにもかかわらず結構波が大きく船がグワングワン揺れるが、「落ち着け、メキシカンロックンロールだ!」と叫んで場を和ませてくれる。
港から出発するときには「ようこそキューバへの亡命船へ!」(ここから先はカリブ海じゃなくて太平洋だからキューバへはパナマ運河通らないと行けないだろ・・・とか突っ込んではいけない)

これがロスカボスの象徴、ザ・アーチ

裏から見ると恐竜が水を飲んでいるよう

そしてここにもアシカが大量にいた。

船長いわく「昨晩テキーラを飲み過ぎて」ぐったり中のアシカ

絶景はもちろん、船長の適当ジョークも程よいスパイスになり充実したツアーになった。グラシアス、アミーゴ!
まだまだ日本人観光客の姿が少ないリゾート地ロスカボス。けれど逆に「日本離れしたリゾートへ来た!」という充実感が味わえるのがここの醍醐味だと思う。メキシコらしい荒野&サボテン&真っ青な海、という光景がところどころで見られ、その思いを強くさせてくれる。
その他年間300日という晴天率、英語や米ドルの通用度ほぼ100%、クルーズの他フィッシングやゴルフなどアクティビティも豊富、、、などとにかくいいことずくめのロスカボス。今年のリゾート旅は「どこそこ?でもすごくうらやましい!」と周りからいわれること間違いなしの、こんな穴場へ行ってみては?
【スタッフおススメ度】
●サンホセデルカボ ★★★★
ロスカボスのもう一つの街で夜まで華やかなリゾート客のためのエリア、カボサンルーカスと対照的にコロニアルな街並みが残る落ち着いたエリア。豪華リゾートに滞在するのもいいが、余裕があればぜひ街歩きを。
●アシカシュノーケリングツアー ★★★★★
シュノーケリングでアシカに接近でき、運が良ければクルーザーからイルカやクジラまで見れるので動物好きにはたまらない。あまり知られていないがこの周辺の海は絶景レベルの透明度!
●グラスボトムボートツアー ★★★★
ロスカボスに来たならシンボルの奇岩ザ・アーチはぜひ見ておきたい。カボサンルーカスのマリーナから往復約1時間ほどと気軽に体験できる。
(2017年4月 伊藤卓巳)
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