中米3か国周遊視察(コスタリカ・パナマ・ニカラグア)に行ってきました。

中米3か国周遊視察(コスタリカ・パナマ・ニカラグア)に行ってきました。

トルトゥゲーロ国立公園・サンホセ・トゥカン・レスキュー・ランチ・ラパス・ウオーターガーデン・グラナダ・マナグア・マサヤ火山・パナマ運河・ラス・ティナハス

ファイブスタークラブに入って12年、今回で海外訪問国数も96か国となりました。100か国の大台まであと少しです。
今回はコスタリカ・パナマ・ニカラグアの視察に行ってまいりました。
秘境のジャングル「トルトゥゲーロ国立公園」3泊→ニカラグア1泊→パナマ1泊です。コスタリカのジャングルではあいにくの悪天候に泣かされましたが、全体として充実の研修となりました。以下一部内容をご紹介いたします。

エコツーリズム発祥の国・コスタリカ
コスタリカは、国土の4分の1を国立公園や自然保護区が占め、環境保護に熱心に取り組む一方で、観光にも力を入れているエコツーリズム先進国です。西は太平洋、東はカリブ海に面し、中央には2,000メートル級の火山帯が走るという変化に富んだ地形と、手つかずの熱帯雨林や多種多様な野生動物に恵まれ、「中米の花園」とも呼ばれています。日本の7分の1以下という狭い国土に、地球上の全動物の約5%の種類が棲む野生動物の宝庫で、鳥類については950種類以上も生息すると言われるバードウォッチングの聖地でもあります。資源や環境問題に注目が集まる今一押しのデスティネーションです。

モルフォ蝶の仲間(サンホセ)
モルフォ蝶の仲間(サンホセ)

モルフォ蝶の仲間(サンホセ)
モルフォ蝶の仲間(サンホセ)

モルフォ蝶の仲間(サンホセ)
モルフォ蝶の仲間(サンホセ)

ラパス・ウオーターガーデンにて(サンホセ)
ラパス・ウオーターガーデンにて(サンホセ)

陸路ではいけない秘境のジャングル トルトゥゲーロ国立公園
自然に恵まれたコスタリカには自然公園が非常に多く、その中でも人気が高いのがカリブ海側に広がるトルトゥゲーロ国立公園です。この国立公園は川と海に囲まれた陸路ではいけない秘境のジャングルの奥地にあります。自然の運河が密林の中をぬって走っていることで、交通手段はボートだけ。広大な原生林に包まれたほとんど人の手が入っていない場所には、数多くの鳥、ワニ、イグアナ、ナマケモノ、ホエザル、クモザルなどが生息します。また、カリブ側の海岸はウミガメの産卵地として知られており、産卵時期になると数多くのウミガメを見ることができます。まるでジュラシックパークのような未知なる世界に出かけてみませんか。

トルトゥゲーロ ジャングルクルーズ
リトルアマゾンと呼ばれるトルトゥゲーロ。手付かずの川沿いのジャングルには、サル、ナマケモノ、ワニ、イグアナ、多種の野鳥や、バクなどが生息しています。ロッジへのボート移動の際も動物は見られますが、さらに奥深いジャングルへボートで進むと、手付かずの本物のジャングルを目の当たりにでき、まさに圧巻です。ジャングルクルーズでは経験豊富なネイチャーガイドと一緒に約2時間動物散策をします。鳥や猿たちの鳴き声。ジャングル独特の湿気。全てが異世界!ジュラシックパークのような未知なる世界をたっぷり堪能下さい。

ジャングルクルーズ(トルトゥゲーロ)
ジャングルクルーズ(トルトゥゲーロ)

木の上で休むイグアナ(トルトゥゲーロ)
木の上で休むイグアナ(トルトゥゲーロ)

ハナナガサシオコウモリ(トルトゥゲーロ)
ハナナガサシオコウモリ(トルトゥゲーロ)

スパイダーモンキー(トルトゥゲーロ)
スパイダーモンキー(トルトゥゲーロ)

エバーグリーンロッジ(トルトゥゲーロ)
エバーグリーンロッジ(トルトゥゲーロ)

エバーグリーンロッジ(トルトゥゲーロ)
エバーグリーンロッジ(トルトゥゲーロ)

愛らしいナマケモノがいるトゥカン・レスキュー・ランチへ
トゥカン・レスキュー・ランチはナマケモノやトゥカン等の野生動物の保護施設で、政府機関から、病気、および負傷した野生動物を受け取り、世話をし、最終的には自然に返す活動をしています。保護されている動物は、施設職員以外の者が触ったり抱っこしたりすることはできません。でも全体で2時間30分程度の見学ツアーがあります。まずナマケモノ見学と写真撮影のためだけのスペシャルタイムが30分間設けられており、かなり近くで見学できます。その後、約2時間かけて施設全体を巡り、保護されている様々な野生動物や野鳥を見学します。 サンホセから車で30分程度の場所にあるので、コスタリカを訪れる際は是非訪れてみてください。

トゥカン・レスキュー・ランチにて(サンホセ)
トゥカン・レスキュー・ランチにて(サンホセ)

トゥカン・レスキュー・ランチにて(サンホセ)
トゥカン・レスキュー・ランチにて(サンホセ)

ナマケモノ(サンホセ)
ナマケモノ(サンホセ)

ナマケモノ(サンホセ)
ナマケモノ(サンホセ)

トゥカン(サンホセ)
トゥカン(サンホセ)

火山大国 ニカラグア
カリブ海と太平洋に面した中米で最も大きな国ニカラグアは、日本の約3分の1の面積でありながら10以上の活火山が点在する火山大国です。スペイン植民地時代の面影が残るレトロな街と、火山や湖でのスリル満点のアクティビティが人気です。世界遺産のレオン・ビエホ遺跡群や古都グラナダ、花の街マサヤは外せない観光スポットです。モンパッチョ火山に登れば、火山を滑り降りるジップラインの挑戦ができます。街並みも人々も素朴でどこか懐かしい雰囲気があります。日本人には馴染みがあまりない国ですが、ノスタルジックな気持ちになれる国です。中米訪問の際はぜひ立ち寄ってみては。

マナグアの象徴Life Tree(マナグア)
マナグアの象徴Life Tree(マナグア)

マサヤ火山の溶岩(マナグア)
マサヤ火山の溶岩(マナグア)

マサヤ火山(マナグア)
マサヤ火山(マナグア)

マサヤ火山(マナグア)
マサヤ火山(マナグア)

スペイン植民地時代の町並みが残る古都 グラナダ
グラナダは中米最大の湖であるニカラグア湖に面した湖畔の町で、1524年にスペイン人のフランシスコ・エルナンデス・デ・コルドバによって現在のニカラグア領内で最初に建設されました。グラナダの人口はおよそ11万人で、ニカラグアの中では4番目に大きな都市です。ニカラグアの古都として知られており、観光客にも人気があります。現在でも伝統を重視した生活を営む人が多く、町全体にもどことなく落ち着いた雰囲気が漂っています。カラフルな建物や教会、町には観光用の馬車が走り、タイムスリップしたような気分が味わえます。

風情溢れるセントラル公園付近(グラナダ)
風情溢れるセントラル公園付近(グラナダ)

風情溢れるセントラル公園付近(グラナダ)
風情溢れるセントラル公園付近(グラナダ)

首都マナグアも必見のニカラグア
中米ニカラグアの首都マナグアは、湖畔に広がる中米有数の大都市です。一般的にニカラグアを訪れる観光客は古都レオンやグラナダ、周辺の火山を訪れる場合が多いのですが、ここマナグアにも多くの魅力的な観光スポットが存在します。ネオクラシカル様式の旧マナグア大聖堂や白いミニドームが63個も並んだ屋根部分が特徴的なメトロポリタン大聖堂、美しい白い外観が素敵なルベン・ダリオ国立劇場やマナグア湖のほとりに開発されたカラフルなサルバドール・アジェンデ港等ぜひ訪れたいポイントです。ガジョピント(赤い豆ごはん)やナカタマル、ケシージョなどの郷土料理にもチャレンジしてみては。

旧マナグア大聖堂(マナグア)
旧マナグア大聖堂(マナグア)

世界の十字路パナマ
パナマは、南北アメリカと太平洋、大西洋の結節点。そうした地理的重要性からスペイン人の到達以来、貿易や人の移動や国際政治において大きな役割を果たす場所となっています。その役割の重要性のため、中米地峡を貫くパナマ運河が存在しているのです。パナマ運河による中継貿易の他に、オフショア金融センターとしても有名で、最近では、租税回避を請け負う法律事務所の「パナマ文書」なるものが流出して話題になりました。昨今首都パナマシティには近代的なビルが林立していますが、一方でクナ族というインディヘナの原住民の文化や、スペイン征服時代あるいはコロンビアによる支配の時代の文化などがミックスした魅力を秘めています。

高層ビルが立ち並ぶパナマシティの新市街(パナマ)
高層ビルが立ち並ぶパナマシティの新市街(パナマ)

高層ビルが立ち並ぶパナマシティの新市街(パナマ)
高層ビルが立ち並ぶパナマシティの新市街(パナマ)

ナマ・ビエホ古代遺跡(パナマ)
パナマ・ビエホ古代遺跡(パナマ)

パナマの夜は伝統舞踊ディナーショーがおすすめです。
パナマシティの夜にはパナマの伝統舞踊と音楽、そして食事を一緒に楽しめるレストランのディナーショーを鑑賞するのがおすすめです。食事を済ませた後、ショーは概ね20時から始まります。そこで「ティピコ」と呼ばれる民族舞踊が披露されます。女性は「ポジェラ」と呼ばれる伝統的民族衣装を着ています。多様な色彩と細かい手刺繍が施してある華やかな衣装で写真映えします。男性の典型的な衣装はシンプルなため、観光客に人気があるのは女性のダンサーです。ショーは2時間ほどで、終盤には観客も一緒に踊ります。伝統的な調理方法で作られた風味豊かなパナマ料理を味わい、素晴らしいショーをお楽しみください。

ラス・ティナハスのフォルクローレディナーショー(パナマシティ)
ラス・ティナハスのフォルクローレディナーショー(パナマシティ)

ラス・ティナハスのフォルクローレディナーショー(パナマシティ)
ラス・ティナハスのフォルクローレディナーショー(パナマシティ)

ラス・ティナハスのフォルクローレディナーショー(パナマシティ)
ラス・ティナハスのフォルクローレディナーショー(パナマシティ)

オールドパナマのそぞろ歩きもおすすめ
パナマシティの中で、唯一スペイン植民地時代の趣きある街並みを見ることができるのが、「カスコ・ビエホ」と呼ばれるパナマシティの旧市街です。カスコビエホとは古い街というような意味。別名オールドタウンとも呼ばれ、古くから保存されている教会やアンティークな建物が街を形成してノスタルジックな雰囲気を醸し出して います。しかしながらオールドタウンは近年リノベーションされ、スカイブルーにビビッドなイエロー、サーモンピンクにライムグリーンなど、インスタ映えする色とりどりの建物が並び、観光客を魅了しています。おしゃれで個性的なレストランやカフェも多いので、そぞろ歩きをしながらカフェ巡りをするのもおすすめです。

カスコビエッホ(パナマシティ)
カスコビエッホ(パナマシティ)

パナマ観光のハイライト「パナマ運河」
パナマ運河は、太平洋と大西洋を結ぶ全長約80キロの水路です。水路と言っても、パナマ運河は、海面と同じ高さが続く水路式の運河ではなく、閘門と呼ばれる水門で水位を上下させながら船を行き来させる閘門式の運河です。パナマ運河には3つの閘門がありますが、そのうち、最もパナマシティに近いのが、ミラフローレス閘門です。多くの観光客が訪れるミラフローレス閘門にはビジターセンターがあり、テラスから、船が閘門を通過する様子を見学できるようになっています。ビジターセンター内には博物館もあり、パナマ運河の仕組みや、運河開通までの歴史が学べるようになっています。パナマに行くなら必見の見どころなのです。

パナマ運河ミラフローレス閘門を通過する貨物船(パナマシティ)
パナマ運河ミラフローレス閘門を通過する貨物船(パナマシティ)

【スタッフおススメ度】
トルトゥゲーロ国立公園 ★★★
陸路ではいけない秘境のジャングルは必見

パナマ運河 ★★★
今でも重要な役割を果たす運河は必見

グラナダ ★★★
ピースフルな古都のカフェで「ゲイシャ」コーヒーを飲んでみては

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