2020年10月現在、トルコのイスタンブールへの直行便はターキッシュエアラインズが羽田発着の週3便で運航しています。コロナ禍以前は成田発着、関空発着もありますが、コロナ対策による減便措置が続いています。
現在、日本国籍者に対してトルコの入国制限は何もありません。つまり、これまで通りパスポートと航空券だけで出発することができます。また、トルコ出国時も何の出国制限もありません。ただ、日本に入国する際に条件があります。
ここが重要ポイントになりますので、旅を終えた羽田空港到着の様子からご案内します。
入国時の条件は以下の2点になります。
1.唾液による新型コロナウィルス抗原検査
2.帰国日の翌日から起算して14日間の自主隔離
この2点になります。
新型コロナウィルス抗原検査受付会場(これ以降は撮影禁止)
私の検査結果は陰性でしたのでスムーズに手続きは完了しました。そして予約していた専用車に乗って自主隔離場所に移動できましたので、19時20分にフライトが到着して22時頃には自主隔離場所として予約していたホテルに到着しました。
現在の厚生労働省からの指導によると、たとえ陰性でもその後、陽性に転じる可能性もまったくないわけではありませんので、翌日から14日間は自主隔離場所からの外出はせず、できる限り人との長時間の接触を控えるよう要請されます。
翌日からは、書類に記載した携帯電話に自動音声による健康チェック連絡が14日間連続で入ります。質問は2問で、自主隔離場所で同居する人に健康の異変はないか、自分自身の健康に異変はないかと質問されますので、「はい」、「いいえ」で電話で答えて終了です。このアンケートは自主隔離場所近くの保健所と情報共有されるとのことです。
それでは、羽田空港での唾液による新型コロナウィルス抗原検査の詳細をお知らせします。費用は無料で、検査主体は、厚生労働省・検疫所になります。
到着後、順路に従って進んでいくと検査会場に着きます。到着順に、新型コロナウィルス抗原検査に関する書類を渡され、検疫官による個別説明が始まります。書面に沿って検査の段取りと現在のルールだと帰国日の翌日起算で14日間の自主隔離に関する説明、陰性結果後の空港から隔離場所、移動手段などの情報を書面に記入します。
移動手段はタクシーも含めた公共交通機関を利用しないよう強く要請されますので誰かの迎えか、コロナ対応のハイヤーを予約する必要があります。ウィルス検査は唾液による抗原検査で試験管に1cmくらいの容量を提出して終了です。なので、負担はなくとても楽です。
その後、待機場所に誘導され、検査結果が出たら受付番号で呼び出されると同時に電光掲示板にその番号が表示されるので耳と目で確認することができます。順調に行けば、到着後から2時間は掛からないくらいで完了すると思います。フライトの搭乗人数によって変わりはしますが、案外早く終わりますね。
ここでもし問題があった場合、再度検査を行うのですが、次はPCR検査になり、結果が出るまでさらに数時間を要しますので、フライトの到着時間によっては検査結果は翌日になる場合もあるそうです。その場合は厚生労働省・検疫所が指定する待機場所に移動して翌日の検査結果発表を待ちます。
検査終了を知らせる電光掲示板
検査終了証(結果は陰性)
私は自主隔離場所として都内のホテルを予約していました。そこまでの移動は、私のような利用客を対象にした送迎サービスを行う会社があります。費用は高くなりますが、万が一を考えて、人にうつさないための手段として避けられないですね。 自主隔離場所として選ぶ場所は、厚生労働省により自宅またはホテル等と指定されています。どの場所を選んだとしても外出はせず、できる限り人との長時間の接触を控えるようにしなければなりません。
以上の通り、コロナ禍での海外旅行の様子をお知らせしました。今後、渡航制限が緩和される方向に進んで欲しいものですが、日本の帰国後の制限が現状と変わらないとしたらトルコなど入国制限を行っていない国への海外旅行は可能で、以上のようになります。是非、参考にしてください。
さて、時間は遡りまして、羽田空港の出発のようすからトルコ現地の様子をお知らせします。
羽田空港出発が22時50分のターキッシュエアラインズ、イスタンブール直行便に搭乗します。現在、日本からは羽田空港発着のフライトが週3便運航されているだけです。そんなには混んではいなだろうとは思っていましたが、そんなことはありませんでした。少し早めの19時過ぎに羽田空港に到着しました。空港駅からチェックインカウンターに移動する際、コンビニを除いて、両替屋さんやレンタルwi-fiのお店など、空いているお店はまったくありません。歩く人影もまばら。
利用者はまばらの羽田空港
ターキッシュエアラインズのチェックインカウンター周辺だけに人だかりが
ターキッシュエアラインズのチェックインカウンターに直行したところ数組の利用者が待っているだけで、飛行機に乗る人はほとんどいないんじゃないかと思いましたが、ほどなく利用者が集まってきました。チェックインカウンターがオープンするのを待っていたところ、航空会社のスタッフがやってきて、コロナ対策もありチェックイン時間を短縮するために、まず、自動チェックイン機で手続きをするように勧めてくれました。パスポートをスキャンするだけでとっても簡単。自動チェックイン機はずらりと並んでいて、空港内のどの機械からも手続きは可能です。その後、チェックインカウンターがオープンして並んでいたところ、後ろを振り返るとかなりの人が並んでいました。離陸後に機内を歩き回ったところ、40%くらいの搭乗率だったと思います。これからどんどん増えて欲しいですね。
充実のコロナ対策アメニティ
機内の様子
搭乗口では体温チェックとマスクチェックです。機内に入る際に、コロナ対策アメニティの赤い袋を手渡されました。中身を確認したところ、マスクと消毒液。機内と旅行中に活躍してくれました。トルコ国内線や帰りの日本行きのフライトでももらえたので、しばらく、日本でも活躍してくれます。ターキッシュエアラインズさん、ありがとうございます。
機内ではマスクの装着は必須です。キャビンアテンダントさんは着けていない人を見付けたらすぐに注意していました。このご時世なので機内のサービスはいつもと違います。離陸後、安定飛行に入ったのが23時30分頃です。この時間から機内食が出てくるのも困ったものですが、コロナ禍の中、接触をできるだけ控えるサービスになっていましたので、出てきたものはボックスに入ったパックの飲み物付きの軽食でした。それ以外は朝食の紙袋に入った飲み物付きの軽食の2回だけ。温かい飲み物やお酒のサービスはまったくありません。少し寂しかったですが、しょうがないですね。お互い感染しちゃったら元も子もありません。自由な世界を続けていくための試練です。帰りのフライトも同じお酒はなし。寂しかったです。試練です。
けれども、行きも帰りも中央の3席を占有して横になって寝ることができました。毛布も使い放題で寒い機内で風邪を引くことなく過ごせました。
国際線乗り継ぎの入国審査も利用客が少ない
国内線の搭乗口
イスタンブールに到着後、すぐに国内線に乗り換えです。イスタンブール空港では、入国、国際線乗り継ぎ、国内線乗り継ぎの3つに動線が分けられ混雑しないよう工夫されています。それでも戸惑う利用客が空港スタッフに質問する際に声がよく通らないのでマスクを外して質問する利用客に対して、まず、マスクをするよう注意していました。
多くの利用客と対する航空会社のスタッフは、マスクの上にさらにシールドを装着して業務しています。また、空港内の店舗や待機場所のシートは、ソーシャルディスタンスに気を付けるよう様々な注意が促され、空港でも安心して利用できるようコロナ対策が徹底されています。
チェックインカウンターも飛行機までのバスもしっかりソーシャルディスタンス
航空会社スタッフのシールドとコロナ対策のシート
国内線で到着したのはカッパドキアのカイセリ空港です。カッパドキアにはもうひとつネブシェヒル空港があって、そちらのほうがカッパドキアには近いのですが、国内線もまだ運休しているフライトもありますので今回は乗り継ぎがよいカイセリ空港へのフライトとなりました。でも、移動に30分くらい余分に時間がかかるだけです。
ベテラン日本語ガイドさんもしっかりマスク
日本語マシンガントークで説明してくれるガイドさん。説明後は息切れ
空港に到着したら空港の外でガイドさんが待っていました。コロナ対策で飛行機を利用しない人は空港に入れない措置が取られています。巨大空港のイスタンブール空港も同じです。ガイドさんにご挨拶しますが、握手はできないのでグータッチです。握手の習慣も変えさせる新型コロナウィルスです。今回の訪問で握手する人は皆無でした。グータッチか肘タッチのどちらかでした。野球選手は昔からやってますね。
ベテランの日本語ガイドさんですが、日本語を話すのは今年に入って初めてだそうで心配していらっしゃいましたが、何の問題もなく、特に、歴史好きなガイドさんの遺跡を訪れた際の説明はマシンガントークで大学受験で勉強した記憶が次から次へと蘇ってきました。ブランクのせいか、説明後は少々息切れ。マスクもしているしお疲れになられたことと思います。本当にありがとうございます。
さて、ガイドさんに、最も気になる最近のトルコのコロナの状況を聞きました。カイセリ空港からカッパドキアの中心部までは約1時間あるので時間はたっぷりあります。日本でも感染者が増えて第二波を迎えています。トルコの場合も感染者が再び増えて第二波の襲来の様相で、これはトルコだけではなくヨーロッパ全体の傾向とのことでした。
このあたりの情報は日本でも情報はつかめますのである程度はわかっていましたが、直接話を聞くと気持ちを引き締めて旅を続けなければとあらためて思いを強くしました。
高速で走るトルコの車には6速が。その下に見えるのがトルコ伝統の「コロン」
とは言え、どのような対策をしたらよいのか旅をしながら考えましたが、日本と同じことをするだけでした。「手洗い」、「うがい」、「消毒」。言うまでもありませんが、トルコは衛生状況の良い国で、公衆トイレは有料だけあって設備は完璧。ローカルレストランも同じで、液体石鹸が必ず設置されていて、手をかざすだけで自動でペーパータオルが出てくる電動式紙タオルも8割がた設置されていました。うがいは、10月とは言え、とても暑かったので水分補給のためのミネラルウォーターは必携です。そのため、いつでもうがいができます。そして、日本から持ってきた消毒液も補助的に使います。さらに、トルコでは伝統的に「コロン」と呼ばれるアルコールにレモンフレーバーを混ぜた液体を頻繁に使う習慣があって、本来はすっきりリフレッシュメントの役割を果たすものですが、アルコール度数80%なので消毒液としても使えます。手に取ったあとに鼻に近づけたところ強くむせてしまいました。コロナ禍の中、トルコ国内でも大きく売り上げを伸ばしているそうです。コロナ特需ですね。
入口のある施設では、必ず体温チェックとマスクチェック
このようなコロナ対策を続けながらカッパドキアの観光地をこれまで通りに巡っていきます。
今回のルートでは、カイセリ空港からデブラント谷に直行します。天気は快晴。気温は30度で暑いです。着くなり目に飛び込んできたのが何台もの大型バスでした。ガイドさんによると、国内のトルコ人、または、海外からのロシア人のグループツアーが目立って多いそうです。
次に、通常のコースには含まれないゼルベ屋外博物館へ。通常は、ギョレメ屋外博物館だけに行きますが、今回は視察のため両方に訪れます。
その後は、パシャバー地区、ギョレメパノラマ、ハトの谷、ウチヒサール要塞でカッパドキア1日目の予定は以上です。
デブラント谷のらくだ岩
ゼルベ屋外博物館の教会の壁画
ギョレメ屋外博物館の洞窟
ギョレメパノラマ
ウチヒサール要塞
2日目は以下です。ホテル視察の合間に観光するので大忙しですが、ガイドさんのアレンジでスムーズに予定が消化できました。
2日目は、カイマクル地下都市、ウフララ渓谷、アヴァノス陶芸工房、エセンテペ、ローズバレーの夕日です。定番の観光コースですが、どこも素晴らしいところでした。特にアヴァノス陶芸工房は、時間があればもっとゆっくり見たかったのと、真剣に購入を検討してみたかったです。残念です。
カイマクル地下都市
ウフララ渓谷
ウフララ渓谷の終点ベリシルマ村のランチ・鱒の塩焼き
エセンテペのユルギュップのきのこ岩
ローズバレーの夕日
アヴァノス陶芸工房では、日本語ペラペラの店員さんが親切丁寧に説明してくれます。作品も多種多様でいろんなセラミックの陶器を見ることができます。写真をご覧ください。素晴らしいです。
オスマントルコのワイン瓶とグラスと日本語ペラペラの店員さん
カラフルな陶器
蛍光塗料で絵付けした陶器
凄い種類の陶器
カッパドキアの熱気球
以上がカッパドキアの主要観光ポイントでしたが、あとひとつ。
カッパドキアで大人気の熱気球ツアーです。今回のコロナ禍の中でも多くの観光客が予約していました。このツアーは、去年の12月以降3月まですべての催行会社の予約がいっぱいになるという空前の大人気だったのです。多くの観光客が体験できずに苦虫を噛んでいたのですが、海外旅行が復活した日には、また、異常な大人気がすぐに再来することでしょう。
轟音をたてて火炎噴射
夜明け前の静寂の中で
今日も1日が始まる
こんなに狭いきのこ岩の間を熱気球ですり抜ける凄いドライビングスキル
トラックの荷台にちゃんと着陸。これまた凄いドライビングスキル
カッパドキアの後、パムッカレに向かいました。途中、コンヤの近くにあるスルタンハニキャラバンサライとコンヤのメブラーナ博物館に立ち寄ります。スルタンハニキャラバンサライは、セルジュクトルコ時代に建てられた世界最大のキャバンサライです。キャバンサライとは商人用の宿泊施設です。
スルタンハニキャラバンサライの門
メブラーナ博物館
くるくる回って踊る旋舞集団として知られるイスラム神秘主義の一派・メブレビー教団の創始者・メブラーナの霊廟が博物館として公開されています。コンヤ最大の見どころになっていて、メブラーナの棺が安置されている霊廟の内部は荘厳で見応え十分です。一派の旋舞は「セマー」と呼ばれユネスコの無形文化財に指定されています。イスタンブールの新市街にも関連の施設があり、「セマー」を観ることができます。
実は、カッパドキアからパムッカレまでは10時間を要する長距離で先を急がなければなりません。コンヤからパムッカレへはノンストップです。
温泉地帯のパムッカレは、美しい石灰棚があることで有名で、隣接する遺跡のヒエラポリスとともに世界遺産に登録されています。ここは南にあるためか、カッパドキアやイスタンブールと比べて気温が2~3度高くなります。とても暖かいエリアです。
場所は日替わりで変わる入場可能な石灰棚のプール
入場禁止エリア
ヒエラポリスの古代のトイレ
パムッカレでも熱気球ツアーで石灰棚を上空から見ることができる
ただでさえ気温の高いパムッカレですが、この日はなんと34度の快晴。何時間も歩いて観光するのでへとへとです。しゃべりまくっているガイドさんはもっとへとへとです。観光客は暑くてマスクを外していますがこれはいたしかないかと。屋外なのでソーシャルディスタンスで対応するしかありません。
この日、朝早くからパムッカレから片道90分の場所にあるアフロディシアス遺跡も訪れていました。なので、この日歩いた距離は実に15km。足に血豆ができました。しかし、アフロディシアス遺跡はヒエラポリス以上に素晴らしい遺跡でした。暑くはありましたが、気持ちの良い観光日和だったのですが、訪問客は、我々の2名のみ。貸し切り状態で観光したのでした。コロナ禍ならではの出来事ですね。通常、ツアーに含まれませんが、オプショナルツアーとして追加されることをお奨めします。
パムッカレは温暖な気候ゆえ、農作物が豊富です。特に果物が多く獲れ、この時期はいちじくが、旬とのことで食べさせていただいたところ、これほど甘いいちじくは食べたことがありませんでした。太陽の恵みですね。
アフロディシアス遺跡のアゴラ
大劇場
2万人収容可能な巨大スタジアム
色とりどりのミカン、プラム、りんご、いちじく、ザクロ・・・
この日の夜のフライトで最後の訪問地、イスタンブールに向かいます。
では、その前に、トルコ各地で泊まったホテルの紹介とコロナ禍でのトルコのホテル事情をご案内しましょう。
<カッパドキア>
カッパドキアでは、カッパドキアならではの個性豊かな洞窟ホテルに泊まるのがお奨めです。エコノミークラスからデラックスクラスまで多種多様で、今回は、スタンダードクラスとデラックスクラスのホテルに泊まりました。洞窟ホテルは高台にあることが多いので、ギョレメにあるホテルなら世界遺産のギョレメ国立公園の景色がゆっくり堪能できます。コロナ対策で入館前の体温チェックとマスクチェックは必須。トルコの場合、朝食付きが標準で、両ホテルともに朝食に特徴のある人気のホテルなのですが、通常、ビュッフェスタイルで提供されますが、コロナ禍の中、利用者個別に朝食が提供されます。しかし、各ホテルで工夫を凝らし、品質を保つ努力が見て取れます。ご覧ください。
★Lalezar Cave Hotel(ラレザール・ケーブ・ホテル)=スタンダードクラス★
これでもかと出てくる朝食のプレート
閉塞感を感じない十分な居住空間
ホテルからの景色
ホテル外観
★Cappadocia Cave Suites(カッパドキア・ケーブ・スイーツ)=デラックスクラス★
お替り自由のワンプレート朝食
お部屋にあるかわいいランプ
広いリビングスペースのある寝室
ジャクジー付きのバスルーム
ホテルからの景色
<パムッカレ>
温泉ホテルなので、屋外に温泉プール、そして、エステやマッサージが受けられる室内プールもあります。ホテル全体ゆったりとしたスペースでのんびり過ごすにはうってつけのホテルです。何組かの宿泊客がプールを利用していましたが、コロナ対策の一環で今回は利用することを断念しました。残念です。
★PAM Thermal Hotel★
屋外プール
室内プールとレセプション
<イスタンブール>
イスタンブールは旧市街の歴史的建造物を中心にイスタンブール歴史地区として世界遺産に登録されています。世界遺産に登録されていると建造物の解体や改築の許可申請がたいへんだそうです。確かに、廃墟のような建物が数多く残されていたような・・・
そして、イスタンブールのホテルの特徴で、最上階をテラスレストランに改造しているホテルが数多くあります。イスタンブールでは実際に宿泊したホテル以外にも最上階のテラスレストランのあるホテルも数点ご紹介します。
まず、宿泊したホテルから。
★Grand Yavuz Hotel=スーペリアクラス
標準サイズのお部屋
屋上にテラスレストランがあるお奨めホテル
★Hotel Fehmi Bey★
マルマラ海とブルーモスクの眺め
★Seven Hills Hotel★
アヤソフィアが見える
新鮮なお魚を選んでお料理してくれる
ブルーモスクが見える
アヤソフィアをブルーモスク両方が見れる珍しい屋上テラスがあるのがセブヒルズホテルです。
最後に番外編。お伽の国のホテル
★Kybele Hotel★
猫に招き入れらキベレホテルへ
ホテルのオーナーさん達の決めポーズ!
特に、ホテルはコロナ対策に敏感です。クラスターが起きたらたいへんな事になります。チェックインの際には体温チェックとマスクチェック。そして、出入りの際にも必ず厳しくマスクチェックをしています。そして、すべてではありませんが、宿泊者以外の出入りを一切禁止しているホテルもありました。
それでは最後の訪問地のイスタンブールです。イスタンブールのガイドさんも日本語が非常にお上手で、しかも日本大好きの方なので気持ちよく観光できました。
しかし、残念なことを報告しますとブルーモスク(スルタンアフメットジャミー)が全面工事中で隙間から少しだけ生身のブルーモスクが見えただけでした。残念です。その代わり、アヤソフィアの中の絨毯に座り込みたっぷり堪能しました。
アヤソフィア
イスタンブールの街の概要をこれまでうろ覚えでハッキリと把握していなかったのですが、今回、きっちりと把握して戻ってまいりました。
ボスポラス海峡はイスタンブールのヨーロッパ側とアジア側の間に流れています。ボスポラス海峡の北側は黒海で、南側はマルマラ海、それが、ダーダネルス海峡を通ってエーゲ海につながっています。そして、ガラタ橋は、金角湾の上に架かる橋でイスタンブールの旧市街と新市街を結んでいます。この説明でクリアでしょうか。
ボスポラス海峡クルーズ
エジプシャンバザールのおじさん
イスタンブールは3泊4日あっても足りないほど観光スポットがたくさんある街と言われています。グランドバザールやエジプシャンバザールおよびその周辺のマーケットのウィンドウショッピングだけでも1日かかるかもしれません。歩き疲れたらボスポラス海峡クルーズもお奨めです。コロナの影響で運航本数が減っていましたので都度、確認することが必要です。
以上のようにコロナ禍の中の今回の旅で体の疲れもさることながら、いろんなことに気を遣う旅になりましたので心身ともに疲れました。でも、今のような状況の中でも旅をすることは可能です。また、近い将来、渡航規制がどんな形にせよ緩和されたら旅をしてみようという方もいらっしゃるかもしれません。この報告がそんな方々の参考になれば、わずかでも参考になればと強く持っています。
新型コロナウィルスよ、早く立ち去れ!
各都市のおすすめ度
<カッパドキア>
★★★★★ 死ぬまでに体験したいカッパドキア熱気球ツアー
<パムッカレ>
★★★★★ 歴史の流れが詰まったヒエラポリスとアフロディシアス遺跡
<イスタンブール>
★★★★★ アヤソフィアのインテリアの美しさには声も出ません
旅人:森 裕(もりひろし)