キプロスの魅力を大満喫！じっくりキプロス周遊旅行

今回の旅行ではラルナカから入り、ニコシア、パフォス、アカマス半島、トロードス地方、レメソスとぐるっとキプロスを周遊する旅行でした。その中で特に印象に残ったところを紹介をしたいと思います。

レオナルド・ダ・ヴィンチも愛したレフカラ村とレフカラレース

ヨーロッパ美しい村30選の一つにも選ばれたこのレフカラ村は中世の面影を残すかわいい村で「世界ネコ歩き」で岩合さんも訪れました。

レフカラ村の街並み

レフカラ村の路地裏探索も楽しい　

レフカラ村

伝統手芸「レフカラレース」が有名で、かのレオナルド・ダ・ヴィンチもこの村を訪れ、ミラノ大聖堂の祭壇布としてレフカラレースの大きなテーブルクロスを持ち帰りました。「最後の晩餐」に描かれているテーブルクロスはレフカラレースだと伝えられています。その技術は今も親から子へ受け継げられ、今やこの国を代表する文化ともなり2009年にレフカラレースはユネスコ無形文化遺産にも登録されました。町歩きも楽しいこの村でお土産探しも楽しめます。

店先でレフカラレースを編む女性

レフカラレース店で歴史と作品の紹介

美しいレフカラレース

親から子へと受け継がれるレフカラレース

古代の女神に愛された街　パフォス
かつてキプロスの首都として繁栄したパフォスにはモザイク遺跡、王族の墓や、パフォス城、など貴重な遺跡が残され、町全体が世界遺産に登録されています。この町は考古学上の発見が今も続いており、発掘された工芸品はパフォス考古学博物館で見ることもできます。美しい自然にも恵まれ、ビーチにはたくさんのリゾートホテルも建ち並びます。

リゾート気分満載のコーラルビーチホテル　

聖パウロの柱

世界遺産のモザイク遺跡にあるローマ劇場

世界遺産のモザイク遺跡

パフォス港

王族の墓　世界遺産

また近郊のペトラ・トゥ・ロメウはアフロディーテ(ビーナス)が海の泡から生まれたという伝説が残る海岸で、古代よりアフロディーテ信仰の巡礼地でした。ここでハート型の石を見つけた人は愛に恵まれると言われてますが、私はハート型の石をみつけることができました！

夕日が美しいペトラ・トゥ・ロメウ　

アフロディーテが誕生した海岸

ニコシア　―世界で唯一の分断都市―

世界で唯一分断された首都、ニコシア。旧市街はベネチア時代の城壁に囲まれ、古い歴史を持つ町です。旧市街は石畳が敷き詰められ生活必需品やお土産屋さん、タベルナから職人の工房まであり、街歩きの楽しみは尽きません。1974年に起きたキプロス紛争によりグリーンラインという境界線がニコシアの旧市街を南北に分断し、北はトルコ系、南はギリシャ系住民が住むことになりましたが、現在このエリアは平穏で、パスポートを持ってグリーンラインを越えて北キプロスにも行ってみましょう。北はトルコの雰囲気が漂い、南とは違う町並み、文化を目の当たりにすることができます。

ニコシアの旧市街にあるレストラン

旧市街の街歩きも楽しい

北キプロスへのゲート

キプロスってどんな国？
古代ギリシャの愛の女神アフロディーテが生まれた国、キプロス。この国は美しいビーチ、豊かな自然に恵まれ、11000年前の新石器時代の集落やギリシャ・ローマ時代の見事な遺跡群など無数の歴史遺産が点在します。明るく輝く太陽と豊かな土壌で育つ新鮮な野菜、魚、肉などの食材で作られたキプロス料理も絶品で、メゼというおもてなし料理では次々と運ばれてくる料理を皆で取り分けて楽しむことができます。ワインも有名で、伝統チーズ「ハルミ」と一緒に味わってみましょう。観光大国のこの国は海岸沿いにはリゾートホテルが立ち並び、古民家を再生したアグリツーリズムなども盛んです。またどの都市もたくさんの猫がいて猫好きにはたまらない国です。私が訪れたのは2月ですが、観光をするにはちょうどいい季節です。冬の寒い日本を抜け出してキプロスに是非行ってみてください。

キプロスにはどこに行っても猫がたくさんいる