古代の英知に思いを馳せて、紀元前の時代にタイムトリップ ーギリシャ・エジプト2か国4都市周遊の旅ー

古代の英知に思いを馳せて、紀元前の時代にタイムトリップ ーギリシャ・エジプト2か国4都市周遊の旅ー

2020年の3月、女子マラソン金メダリストの野口みずきさんが聖火リレーの日本人最初のランナーを務めることが発表されました。そんなオリンピック発祥の地「ギリシャ」(オリンピアには行きませんでしたが)そして、つい3週間ほど前、新たに約3000年前のひつぎが30個発見された「エジプト」(王家の谷には行ってまさに間近で発掘の様子を見たのでこのニュースは嬉しいです)

今回は、そんな世界的にも歴史心がくすぐられる2カ国4都市に行ってきました。


ハイライトのイアの街並み

<スケジュール>
1日目:成田→ <機中泊>
2日目:→サントリーニ島 <サントリーニ島泊>
3日目:<サントリーニ島泊>
4日目:→アテネ <アテネ泊>
5日目:→カイロ→ルクソール <ルクソール泊>
6日目:→カイロ <カイロ泊>
7日目:<カイロ泊>
8日目:<機中泊>
9日目:→成田

【サントリーニ島】
ギリシャのエーゲ海に囲まれるサントリーニ島は、その美しい「青」の海と「白」の建築物のコントラストが映えるリゾート地です。フィラはサントリーニ島の中心で、ほとんどの観光地への交通網の拠点となっています。また、イアの夕陽は世界一美しいと言われ、夕方には多くの観光客で賑わいます。

空港からフィラ市内まではバスかタクシーで移動します。
バスは安くて便利です。また、だいたいは到着便にそって運行しているようですが、私が着いたときはおよそ1時間待ち…ということで、タクシーで移動することにしました。タクシー乗り場につくと言われるがままに乗り合いタクシーに案内されました。もし、メーターが動かないような雰囲気であれば運転手に事前に料金を確認しましょう。

サントリーニ島1日目はイアへ。予定では2日目に行く予定でしたが、天気予報をみると明日の雲行きが怪しい…ということで急遽イアへ行くことにしました。

サントリーニのバスは安くて簡単でとっても便利なので観光におすすめです。時刻表をホテルやバスステーション(かインターネット)で確認し、バス乗り場に向かいます。大きなバスが何台か止まっていることもありますが、運転手さんかインフォメーション?があるのでそこでイア?と聞けば教えてくれます。料金はバスの中で支払います。おつりがないこともあるようなので細かいお金を持っているのが安心です。


白と青の街並みがかわいらしいイアの街


女子心をくすぐる雑貨屋さん


イア猫


シーフードは絶品


夕陽に染まるイアの街

3日目は主にフィラの街へ。
ほとんどの観光地へのバス交通網の拠点となっているのがここ、フィラです。
エーゲ海沿いの景色を楽しみたければまずはヒパパンティス通りやアギウ・ミナ通りを目指しましょう。ヒパパンティス通りの南端には大聖堂があり、そこから北側へ進むとレストラン、カフェやショップが建ち並んでいます。また、海沿いにはロバのタクシーやロープウェイ、イアまでのフェリーや、1日エクスカーションの出発地点があります。

夕陽といえばイアが有名ですがフィラの街からも美しい夕陽が見られます。また、日が落ちると白
い街に光が映え、夜の街散策も雰囲気があって楽しいこと間違いなしです。


トリップアドバイザーでも評価の高かったLucky’s Souvlakisのギロピタ


フィラで有名なロバのタクシー


ロープウェイも列ができるほどの人気


フェリーでフィラからイアへ


エーゲ海の青


サントリーニ島の中心、フィラの街


テラス席があるお店も多い


ライトアップされたフィラの街

【アテネ】
ギリシャの首都、アテネは古代ギリシャの遺跡や歴史的建造物が多く残る、まるで街中が博物館のような街です。見どころの多くは旧市街を中心にほとんど徒歩でまわれる範囲に集まっているので観光もしやすいです。アテネは約半日しか滞在時間がなかったので、やっぱり!アクロポリス遺跡へ行くことにしました。


ミトロポレオス大聖堂


民芸品が多いパンドロスウ通り


アドリアノスの図書館


パルテノン神殿


エレクティオン


展望台からアテネの街を一望


週末は多くの人で賑わうシプリ地区


最後の夜はギリシャビールで

【オールドカイロ】
5日目はギリシャからエジプトへ、同日にルクソールに行く日程ですが、カイロとルクソールの国内線の乗り継ぎに時間があったのでオールドカイロに行くことにしました。オールドカイロは古代エジプトでもなく、イスラムの雰囲気でもない、また違ったカイロを知れる場所です。


聖セルジウス教会


聖ゲオルギオス教会


コプト博物館


オールドカイロの様子

【ルクソール】
ルクソールは古代エジプトではテーベという名前で、最盛期には100万人もの人口を誇った首都として栄えてきました。ルクソールには歴代のファラオが眠る王家の谷や、最も神聖な場所とされるハトシェプスト女王葬祭殿、エジプト最大級のカルナック神殿といった観光名所が集まり、エジプトに来たら外せないカイロ・ギザ地区と並ぶ観光地です。

10月中旬ですが、ルクソールはかなり、かなり暑い。
観光名所は外にあるので帽子やサングラス、飲み物は必需品です。


メムノンの巨像

王家の谷では歴代の王の墓が発掘された場所。チケットの種類によって入れる墓の数が変わります。メンテナンスなどいろいろな理由でそのとき閉鎖している墓もあるので見たいお墓があるときは要注意です。(私が行った時はトトメス3世の墓が閉鎖中でした。)また、カメラなど撮影機器を利用するには別途チケットを買う必要があります。

さらに、例えばツタンカーメン墓などいくつかの墓は別途チケットを買う必要があります。以前ツタンカーメンの墓は写真が禁止でしたが、これもそのタイミングによるそう。10月時点ではカメラでの写真撮影は禁止でしたが、スマートフォンならよい(?)ということで撮ることができました。


ツタンカーメンのミイラ


ツタンカーメンの墓は周りの装飾もきれいに残っている


ラムセス4世の墓の象形文字


メルエンプタハの墓のスカラベ


ラムセス3世の墓


エジプト初の女王といわれるハトシェプスト女王が造ったハトシェプスト女王葬祭殿
後のトトメス3世によって彼女の一部が削られている


当時からの色が残っている

カルナック神殿は約4000年も前に建てられ、長年に渡り増改築が繰り返された世界最大
級の神殿です。その大きさは敷地の周囲が5kmに及び、東京ドームの約13個分の広さを誇
ります。


見どころのひとつは大列柱室

奥行き53メートル、高さ23メートルの列柱が134本も並ぶ廊下は圧巻


スカラベの像

像の周りを逆時計回りに7周すると願いが叶うという言い伝えがある


オベリスク


ラムセス2世の巨像

ルクソール神殿は、カルナック神殿のアメン大神殿に付属する神殿として建てられ、もともとはスフィンクス参道でカルナック神殿と繋がっていたそうです。第1塔門にはオベリスクが1本建っています。元々は2本で対になっていたものでもう1本はパリのコンコルド広場にあります。


彫られた時代が違うふたつの壁画。さて、どちらがみやすくどちらが古いでしょう。


ツタンカーメンと奥さんの彫刻

【3大ピラミッド】
エジプトのハイライトといえば、ピラミッドとスフィンクス!エジプト最大のピラミッドであるクフ王、続きカフラー王、そしてメンカウラー王の順にピラミッドがつくられました。スフィンクスはカフラー王をかたどったものといわれ、長いあごひげは大英博物館にあります。


実際に見るとその大きさに圧倒される


ピラミッドエリアではラクダ乗り体験をしよう

ラクダに乗るときはパンツスタイルなど乗りやすい服装がおすすめです。また、ラクダ乗りは料金交渉制です。自分でピラミッド観光をしている場合は、料金トラブルも多いので条件を聞いてしっかり交渉してから決めましょう。


3大ピラミッドを一望


スフィンクス

【カイロ市内観光】

エジプトが誇る考古学博物館にはツタンカーメンのマスクをはじめ、古代エジプトの発掘品を収蔵しています。現在は新しい博物館に絶賛移動中で中では準備が進められています。じっくりまわるにはもしかしたら1日でも足りないかもしれません・・・!?


移動の準備が進められている


アクエンアテンの像


ツタンカーメンのミイラがみつかったときの様子


動物のミイラ


ツタンカーメンのミイラが何重の箱の中からみつかった


モハメド・アリ・モスク


カイロ猫


ハンハーリマーケット

2019年11月 若狭

サントリーニ島 ★★★★★
アテネ ★★★★
ルクソール ★★★★
カイロ ★★★★★

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