友人にもう一度会いたい!から始まるブラジル3都市周遊の旅

友人にもう一度会いたい!から始まるブラジル3都市周遊の旅

大学時代、イギリスへ留学することを決めた。
最初に生活を始めたホストファミリーの家に住み始めて数日後、留学する必要があるのか?と感じるほどすごく英語の上手なブラジルからのルームメイトが現れた。
そんな彼女から結婚式に呼んでもらい、参列するため今回ブラジル行きを決意した。

結婚式はサンパウロであったのだが、一緒にリオデジャネイロとイグアスの滝にも行くことに決めた。
ブラジル出身の方には縁があり、関わることが多かったので人の雰囲気的なものは割と知る機会があったが、国自体についてはほとんど知識がなかった。
「治安が悪い」「英語が使えない」ということはいろんな人に言われ、本当に一人で大丈夫かなと考えれば考えるほど憂鬱になったが、いつもの如く直前はバタバタして準備万端にはならずいざ地球の裏側ブラジルへ!

飛行機は初めてカタール航空を利用することにした。
大阪発だったので、国内線で東京に行きそこからドーハ、サンパウロ、イグアスとかなりの長旅。
長時間のフライトでお尻が痛いだろうと、乗り継ぎ地での待ち時間はとにかく寝ころぶことに徹した。また、エコノミーだとしてもカタール航空の座席は前の席との幅が割と広かったので窮屈な思いをすることなくフライトは過ごすことができた。

カタール航空での旅はサンパウロまで。そこからゴル航空にて国内線で移動した。
この旅行中、全部で3回乗ったが国内線は空港カウンターであろうとなかなか英語が通じない。リオ→サンパウロ間が1本フライトキャンセルになり、その手続きには大変苦労した。ただ、LCCのはずなのに1時間半ほどのフライトで飲み物やスナックを出してくれたり、フライトキャンセル時のサポートをしっかりしてくれとても助かった。

さてブラジルの旅はイグアスからスタートする。
ホテルは空港から車で10分ほどの所に位置するホテルVIVAZ CATARATASに滞在した。


長旅のあとお風呂に浸かれるのは最高の贅沢

近くにお店などはないけれど空港から近く、ブラジル側の国立公園にも近い、アルゼンチンの入国ゲートにも近い。効率よく動ける場所かなと思う。

フォズ・ド・イグアスの町のイメージはほどよい田舎、そして観光の町。
イグアスの滝観光以外には特別なにかすることはないけれど、それが目的なのだから問題ない。治安も良好でのんびりしていてとても過ごしやすい町だった。

観光は1日でブラジル側とアルゼンチン側の滝観光をした。
本当に時間がなければ仕方ないけれど、ここまで来たなら絶対両側から見るべき。同じ滝でも見る角度や距離によって全然見え方が違った。


ブラジル側のイグアスの滝


アルゼンチン側のイグアスの滝


水しぶきと暴風でこのありさま

アルゼンチン側の悪魔ののど笛は迫力がとにかく凄まじく、落ちた滝の水しぶきが跳ね返って上がってバチバチバチバチ!と顔面に飛んでくる。
なんかツボに入って傍にいたどこかの国のファミリーとゲラゲラ(笑)

アルゼンチン側の方が断然多いが、どちらの国立公園にもハナグマがいて可愛さに癒される。
ただ、フードハンターなので食べ物や袋などが彼らの目に入った瞬間、大群に囲まれるのでただただ恐怖。笑

この日でガイドさんとさよならして、翌日は自分でボートツアーへ。


ブラジル側国立公園のマクコサファリのツアーオフィス

天気があまり良くなかったのと、冬で寒かったのとで滝に入ったあとは極寒!だったが、ボートツアーは外せない。
さすがに悪魔ののど笛あたりの滝は危ないので行かないが、他の滝でもその勢いは凄まじい。そこに突っ込むというクレイジーな体験、ここでなければ絶対できない。
ボートツアーはアルゼンチン側にもあるが、今回参加したブラジル側は防水袋などの貸し出しはない。
その代わりにロッカーがあるので、濡れてはいけない物はボートに乗る直前に全てロッカーに預ける。(10レアル・2019年7月現在)
更衣室はないが、トイレを更衣室がわりに利用できるので濡れたあとも着替えられる。
個人的に滝に突っ込んだ際、目が全く開けられないのでゴーグルとかあったら面白いなと思った。(誰もいなかったけど。)

ボートツアーに個人で行くときは国立公園の入り口までタクシーで移動した。

また、今回の旅行を通してだがタクシーを何度も利用した。
大都市では地下鉄が走っているが、夜は使わないほうがいいと言われていることがあるので、そんなときに非常に便利だった。
人生でタクシーを使った回数が片手でおさまるくらい使ったことがなく、外国でなんかタクシー使えるか!と異常にタクシーアレルギーだったのだが、その便利さと楽さにすっかり虜になってしまった。間違いなく私のタクシー利用回数ダントツ1位はブラジル。

そしてイグアス観光に満足したあと、リオデジャネイロへ移動した。
恐らく小さい頃に教科書かなにかで見たのだと思うが、私のブラジルへのイメージはカーニバルよりもリオのキリスト像だった。これが見たくて見たくて、どうしてもリオに行きたかった。
キリスト像をこの目におさめる計画だけは完璧だったのに、結果はなんとも悲しい・・・


到着時のキリストさん


数分後・・・

イグアスでも天気はぱっとしなかったが、リオでの天気は本当に悪かった。
といっても街歩きであればただの雨だったので、残念だけど仕方ないなくらいの気持ちでコルコバードの丘に着くとまさかの濃霧!


キリスト像だけでなく、コルコバードの丘からの眺めも真っ白

皆、心の目で両手を広げてほほ笑むキリストさんを創造して、ため息をつきながら観光しました・・・残念。

リオでの一番の目的は無残な結果に終わったが、もうひとつ行くか行かないか最後まで迷っていたことがあった。
ライブハウスで音楽聞きたい!!
興味あるけど早くても夜の9時以降だしなあ~と夜出歩くことに躊躇っていたのだが、意を決してタクシー、door to doorで挑戦。
徒歩で行くのは絶対良くないが、車であればパブやライブハウスなどが集まっている賑やかな通りにあるので、大丈夫そうな雰囲気だった。
音楽も帰国しても頭に残っているくらい楽しめた。


ライブハウスで音楽堪能!

他、リオの観光は基本的には日中徒歩で回った。


カテドラル・メトロポリターナ


チラデンチス宮殿。ガイド付きで内部も見れる。


うっとりするポルトガル王立図書館


ギネスブックにも載っている先住民を描いた世界最大のウォールアート

天気が良ければコパカバーナ海岸でだらだらしたかったな~
そんなことを思いながらリオを後にするはずが、乗るはずの便がフライトキャンセルになりリオで1日足止めをくらったのち、最終で最大の目的地サンパウロへ
サンパウロに到着したのは結婚式当日。早く着きたい一心で始発便を選んでしまったので、この日は朝5時頃には起きていた。
結婚式は夜からだったので問題なかったのだが、途中まで日本とそんなに変わらない感じだったブラジルの結婚式はダンスが始まり予想外にオールナイトだった。
フラキャン騒ぎの疲れもあり、午前3時頃にはもう起きているのか、寝ているのかわからない状態だったが、かれこれ4・5時間踊り続けている参列者の皆さんさすがですの一言だった。


結婚式会場

紹介される人される人みんなI am cousin.だと説明するので、家族系統樹凄まじいな、こんなビッグファミリー絶対楽しいやろうな~と思った。
結婚式も恐らく100人以上はいたが、半分以上は親戚じゃないかなと思うくらいだった。
日本で子供の結婚式で親が中心になってオールナイトで踊っている姿なんて全く想像できず、その違いがなんとも面白かった。
そんな新郎新婦の家族の皆様にその後のサンパウロ滞在も大変お世話になり、ちょっと仲間入りした気分で楽しく過ごすことができた。


素敵な結婚式

今回ブラジル3都市に滞在し、改めてブラジル人熱い!親切!と感じ、またこの国の人が好きになり、この国も好きになり、新たな友人も増え、大事な友人の特別な日を祝うことができ大変充実した旅行となりました。

ブラジルは遠くて、治安も気になるのでハードルは高いですが、査証もなくなり、高いハードルが少なくとも一つ減ったので、是非今後の行先の候補に入れていただけると嬉しいです。


イタリアビルからの景色と夕陽(サンパウロ)

2019年7月 東

スタッフおすすめ度
・イグアスの滝 ★★★★★
ブラジル、アルゼンチン両側から是非観光してほしい!

・コルコバードの丘 ★★★★
リオデジャネイロのシンボル、晴れた日の壮大さは間違いないはず!?

・サンパウロのイタリアビル ★★★
近代都市サンパウロを一望できる。日没は夕陽が美しい。

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