世界の絶景シリーズ12弾!悪魔のタワーに七色の海、メルヘンの村、巨石文明!? 知られざる絶景に出会う旅~グアタペ、サン・アンドレス島、サン・アグスティン、ボゴタ、タタコア砂漠

世界の絶景シリーズ12弾!悪魔のタワーに七色の海、メルヘンの村、巨石文明!? 知られざる絶景に出会う旅~グアタペ、サン・アンドレス島、サン・アグスティン、ボゴタ、タタコア砂漠

南米「コロンビア」観光名所 コロンビアは治安が悪く犯罪が多い…と思っていませんか?近年著しく治安が回復し観光にどんどん力を入れていっています。そんな日本では観光地としてまだまだ馴染みのないコロンビアには日本では考えられないような大自然や素敵な街並みがいっぱいです!今回以前よりも旅をしやすくなった「コロンビア共和国」を訪れる機会を得ましたのでご紹介いたします。
まるで絵本の中にいるみたい♪カラフルなメルヘンの世界「グアタペ」
歴史ある遺跡や寺院が、少し苦手だと言う方はいませんか?いくら有名でもお墓は怖いし、寺院は地味だし、今から歴史を勉強するには…ちょっと面倒。そんな方におすすめなのが、グアタペ! 可愛くてカラフルで、まるで絵本の中にある、おとぎの世界から抜け出したような街なのです!

カラフルに彩られたグアタペ村(グアタペ村)

グアタペってどんな街?
コロンビアの第二の都市、メデジンから車で約2時間ほど行ったところにある村です。30分ほどでまわれてしまう小さな村ですが、街中がとにかくカラフルなんです!家や道路を統一した色にする街はありますが、ここグアタペの街は、ひと味もふた味も違ったとても派手な色合いで塗られています。そのカラフルな建物の色は、街の人達の丹精込めた手作りだとか。ガイドブックにも載っていないので、知る人ぞ知る隠れ名所♪街中すべてがカラフルなので、どこを歩いても楽しめます!

カラフルに彩られたグアタペ村(グアタペ村)


でも昔からこんなにメルヘンチックだったわけではなく、村おこしのために色や絵が描かれたそうなんです。街の人が思い思いに色や絵を描いているため、多少のちぐはぐさが生じますがかえってとっても可愛いらしい。壁の絵を見ながら、「ここは何屋さんかな~?」などと想像しながら歩くのも楽しいですよ。

カラフルに彩られたグアタペ村(グアタペ村)

カラフルに彩られたグアタペ村 壁画は村人の手作り

徹底されたカラフルな街並み!
グアタペに着いたとたん、目の前に広がるのはカラフルな街並み!カラフルな街は世界中にありますが、ここはとことん徹底されているので、他の街よりも飛びぬけてカラフルなんです♪一番のメインスポットは、このカラフルな階段がある広場。細部まで凝っていて本当にかわいいです!

カラフルに彩られたグアタペ村の広場(グアタペ村)

カラフルに彩られたグアタペ村(グアタペ村)

グアタペ村のお店の壁画(グアタペ村)

グアタペ村のお店の壁画(グアタペ村)

グアタペ村のお店の壁画(グアタペ村)

街の教会までもかわいらしい

合わせて訪れたい想像以上の景観美!!「ラ・ピエドラ・デル・ペニョール」
グアタペからトゥクトゥクで20分程の場所にある「ラ・ピエドラ・デル・ペニョール」もぜひ訪れてほしいスポットです。のどかな田園地帯に、まるで大きな岩が刺さったかのようにそびえ立つ異様な光景…。地元の人たちからは「悪魔のタワー」とも呼ばれているこの岩。頂上からの眺めがかなりの絶景なんです!

ホテルレクエルドス前より悪魔のタワーを望む(グアタペ村近郊)


近くで見ると大きさがよく分かりますね。まるで山のようです。昔の人は、これが天から落ちてきたと信じ、信仰の崇拝の対象ともされていたので登る人もいなかったそうです。いまはご覧のとおり階段が設置され、頂上まで登れるようになっています。このギザギザの階段は「靴ヒモ階段」とも言われていたり、「海賊の傷跡」といわれたり。。。

悪魔のタワー「ラ・ピエドラ・デル・ペニョール」の螺旋階段は全部で740段(グアタペ村近郊)

700段以上もある階段を登ると、頂上には展望台が!頂上まで登ると合計740段!!そこから見える絶景がこれです。360度の大パノラマは、苦労して登ってでも見る価値ありです。登る途中には休憩所なども用意されているので、休みながらゆっくり登ってみてください。個人差もありますが頂上までは約20分ほどで登れます。

「ラ・ピエドラ・デル・ペニョール」の頂上からの風景は絶景(グアタペ村近郊)

「ラ・ピエドラ・デル・ペニョール」の頂上からの風景は絶景(グアタペ村近郊)

七色の海!知る人ぞ知る、美しすぎるカリブ海リゾート「サン・アンドレス島」
コロンビア本土より飛行機で1時間から2時間ほど、南米コロンビア北西部、中米のニカラグアに近い場所に「サン・アンドレス島」という島があります。カリブ海に浮かぶ、ビーチリゾートの島です。コロンビア本土はスペインの植民地だったのですが、ここサン・アンドレス島はイギリスの支配下にあった時代もあったことと、中米に近くレゲエ文化が入っていることから、コロンビア本土とは異なる文化圏にいるような錯覚を覚えます。また、最近まで領土をめぐって争っていたことで、開発がそれほど進んでおらず、大型ホテルチェーンなどはほとんどありません。とてもアットホームな、島本来のゆったりした時間と、美しい自然を楽しむことができるんです!
このサン・アンドレス島の最大の魅力は、なんといっても「7色の海」と呼ばれるほど美しい海です。その名の通り、海の水の色が7色の異なる青さが見られるという意味で、透き通る薄いブルーから、エメラルドグリーン、紺碧の青…とエリアによって違う美しい青い海が広がっています。

ホテルカサブランカからみたビーチ(サン・アンドレス島)

島随一のビーチ ココプルムビーチ(サン・アンドレス島)

サン・アンドレス島は小さな島ですが、そこからボートで更に小さな島々へ日帰りで訪れる事が出来ます。特に人気なのは、「ジョニー・キー (Johnny Kay)」です。ホテルなどが密集する市街地エリアのビーチからも眺めることが出来る、ヤシの木の茂る小さな楽園へは、ボートで10分ほどで辿り着けます。
今回はJohnny Kay(ジョニーキー)にはいきませんでしたがエイと戯れる半日ツアーに参加しました。このツアーも大人気で、エイが集まるスポットは、引き潮になると白い砂浜ができるとてもステキな場所です。潜らなくても、上からでもはっきりとたくさんの魚が見られるほど、海が透き通っています。夕方になるとエサと休息場所を求めて、多い時は40-50匹ものエイが集ってくるそうです。この日もいました!!浅瀬なので、子供さんや泳げない人でも安心です。またここのエイは餌付け慣れされているため、人に慣れているそうなので、安心です。
さっそく、エイをつかんでみることにしました。すごくおとなしくて、かわいいですねーみんな順番に記念撮影会です。これはいい思い出になりますね。この浅瀬には魚も多くもちろんシュノーケルもたっぷり楽しめます。

エイツアーへ(サン・アンドレス島)

エイと記念写真(サン・アンドレス島)

エイと記念写真(サン・アンドレス島)

サン・アンドレスの周辺で最高の透明度を誇る「ウエストビュー」というエリアもおすすめです。ここにはビーチはありませんが、深さのある海の崖の上にあり、透明なエメラルドグリーンの海にはカラフルな魚たちがたくさん泳いでいます。
海への飛び込みジャンプ台とウォータースライダーが利用でき、子供たちにも大人気です。
見てください、この海面からでも魚の様子がわかるほど、澄み切った海を。
この場所では、アクア・ナウティカという頭にマスクのようなものをかぶり、水中でも普通に呼吸ができる状態で、海底散歩を楽しむこともできます!!

島随一の透明度を誇る「ウエスト・ビーチ」(サン・アンドレス島)

島随一の透明度を誇る「ウエスト・ビーチ」(サン・アンドレス島)

島随一の透明度を誇る「ウエスト・ビーチ」(サン・アンドレス島)


島内にはイギリスの大海賊ヘンリー・モーガンが宝を隠したといわれる洞窟があり、まさに「カリブの海賊」の世界を垣間みることもできます。
サン・アンドレス島のもう1つの名物スポットがあります。「ブロー・ホール (Blow Hole)」と呼ばれる岩の穴のことで、海岸沿いの岩エリアに存在します。先ほどのウエスト・ビューから5分ほどの場所にあります。波が岩山にあたると、その穴から水しぶきや強風が吹きあげます。波が高ければ高いほど大きなものとあり、時には10mほど強風と共に海水が吹き上げることがあります。穴の前に立ち記念撮影をするのですが、運がいいと(運が悪いと?)全身びしょ濡れになりますのでお気を付け下さい。

海水が吹き上げる「ブロー・ホール」へ(サン・アンドレス島)

また土産屋とバーもあり、ここでは「クレイジーなココナッツ」という意味のココ・ロコ (Coco loco)と呼ばれるカクテルを楽しむ事が出来ます。サン・アンドレス島の名物カクテルで、ココナッツの実をその場で割り、その中に4種のラム酒とチェリーシロップを注いで作られます。結構アルコール度数が強いので飲みすぎにお気を付け下さい。

島の名物ココナッツカクテル「ココ・ロコ」(サン・アンドレス島)

サン・アンドレス島は、1年を通して温暖な気候であり、気温は25~30℃程、季節は雨季と乾季に分かれています。5月~12月頃が雨季で、10月頃に一番雨がよく降ります。そのためせっかく訪れるのでしたら、1月~4月頃行かれることをおすすめします。その期間は気温も高くなりすぎず、すっきりと爽やかな天気と晴天を楽しむことが出来ます。サン・アンドレス島では新鮮な魚介類が豊富で、特に地元人やコロンビアの人たちは魚の素揚げに、食用バナナをガーリックに浸してから揚げた「パタコン」、パンの実、ガーリックライス、サラダがワンプレートになったものを好んで食べます。
日本人の口にも合いますので、是非お試し下さい。
またコロンビアと聞くと治安を懸念される方も多いと思いますが、サン・アンドレス島は人口4500人程ののんびりとした雰囲気が溢れる島ですので、最低限の注意を払えば問題ないかと思います。ぜひ訪れることをおすすめいたします。
コロンビア謎の巨石彫刻サン・アグスティン遺跡群の石象が面白い
ベネズエラからチリまで連なるアンデス山脈の名峰のひとつ、ネバデウィラ山(5750m)の南に、インカ時代以前に栄えた文明の史跡がいくつもあります。そのうち、ウィラ県にあるサン・アグスティンは、ユネスコの世界文化遺産に登録されており、マグダレナ川周辺500平方キロにわたって独特な石像が点在する地域です。主な遺跡だけで30箇所あり、南米最大の遺跡群です。ペルーを中心にアンデス地方一帯に影響を及ぼしたチャビン文化を思わせる石像や山奥のサン・アグスティンでは存在しないはずのワニのモチーフが存在したりと未だベールに包まれた神秘の遺跡です。いつ造られたものなのかもわかりません。何の目的で置かれたものなのかも。奇妙な石の文化を作った人たちがどんな民族だったのかも、いまだ解明されていませんが、その不思議さゆえに、多くの人々を惹きつけてやまない遺跡です。この遺跡群はは、「考古学遺跡公園」、「アルト・デ・ラス・ピエドラス(Alto de las Piedras)」、「アルト・デ・ロス・イドロス(Alto de los Ídolos)」の3つの遺跡公園から成り立っています。

石人の護る支石墓(アルト・デ・ロス・イドロス考古学公園)

石人の護る支石墓にて(アルト・デ・ロス・イドロス考古学公園)

高さ5m、サン・アグスティン遺跡群で最大の石像(アルト・デ・ロス・イドロス考古学公園)

「石像の森」に眠る帯びたらしい数のユニークな石像(サン・アグスティン考古学公園)

「石像の森」に眠る帯びたらしい数のユニークな石像(サン・アグスティン考古学公園)

三角形をした大きな顔の石像(「メシータB」)(サン・アグスティン考古学公園)

古墳と戦士の石像(「メシータA」)(サン・アグスチン考古学公園)

遺跡観光は車でも可能ですが、乗馬しながらの遺跡観光が面白いです。特にチャキーラ神の石彫がある場所が断崖にあり馬で行くのがスムーズです。

太陽信仰の象徴ラ・チャキーラ神の石彫(ラ・チャキーラ遺跡 )

石像のレプリカを売る御土産物屋の主人と すべて手作り(ラ・チャキーラ遺跡 )

高台にあるブティックホテル「アカワンカ」(サン・アグスティン考古学公園)

他にサン・アグスティンより車で約8時間ネイバ近郊にあるタタコア砂漠も訪問しました。
朝日や夕日の時間帯にみるタタコア砂漠も絶景です

荒涼とした風景が広がるタタコア砂漠(タタコア砂漠)

以上絶景盛沢山の観光地をご紹介しました。治安も比較的安定し以前よりも旅をしやすくなった「コロンビア共和国」をぜひ訪れてみてください。
おすすめポイント
グアタペ 4つ星 メルヘンな村は女子にもおすすめ!!
サンアンドレス 5つ星 抜群の透明度を誇る海は絶対おすすめ!
サンアグスティン:3つ星 古代文明好きにはたまらない謎の巨大文明は必見!
(2015年12月 渡邊竜一)
このエリアへのツアーはこちら

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