海・街・人・・たくさんのキラキラに出会う旅。~フィリピン・マカオ・香港 3か国周遊~

海・街・人・・たくさんのキラキラに出会う旅。~フィリピン・マカオ・香港 3か国周遊~




―透き通る海の中を優雅に泳ぐカラフルな魚たち(in セブ島)
―24時間眠らずきらきら光るカジノの街(in マカオ)
―100万ドルの夜景と美味しいご飯(in 香港)
今回はフィリピン5泊(セブ島4泊ボホール島1泊)、マカオ1泊、香港2泊という行程でリゾートも都市も一気に周遊してきた。


≪フィリピン≫

フィリピンって、治安はどうなの・・?女一人で行っても大丈夫?
そんな心配をする人も少なくないはず。実際、私も行く前までそんなことも思っていたが、実際行ってみて、意外と女子向けだったりすることが発覚。あちこちに素敵なリゾートホテルがたくさんできているし、のんびりできる白砂ビーチもたくさん。また、本格エステも安く受けられたり、透き通った海でシュノーケリングをしながら綺麗な魚たちと泳いで癒されたり、今回私は行かなかったがイルカがたくさんいる島だってある。今回の旅でフィリピンの魅力をたくさん味わってきたので、是非紹介させて頂きたい。
<ボホール島>
ボホール島はセブ島からフェリーで約2時間のところにある小さな島。

ボホール島へ向かう船

フェリーでボホール島の入口となるタクビラランに到着する。
ここでの見どころは、世界最小のメガネザル「ターシャ」と美味しそうな名前の「チョコレートヒルズ」。

ターシャは絶滅危惧種とされていて、世界でここボホール島でしか見ることができない。ターシャは夜行性の動物でお昼間は寝ていることが多いので、起こさないようにもちろん写真のフラッシュは禁止で、静かにしないとダメ。
人形じゃなくて本物?と疑ってしまうほど小さくて可愛い。大きな目が顔の半分を占めていて、私の掌よりも小さい。そして体長よりもはるかに長い尻尾がぶらっとぶら下がっている。
このおじいさんターシャは貫禄があって可愛かった。

続いて向かったのはチョコレートヒルズ。

異世界の様な光景が広がる

このチョコレートヒルズには円錐形の小山が1,268個も並んでいるのだそう。そしてなぜこの山々がチョコレート・ヒルズと呼ばれているかと言うと・・・5月の乾季になると、小山の緑が枯れてチョコレート色になるためらしい。私が行ったとき、乾季の入口だったので茶色になっている山も少しあった。このチョコレートヒルズ、巨人が争った跡地、巨人の涙が乾いた跡地、またまた巨人の排泄物がチョコレート・ヒルズになったなど、現地には様々な伝説が残っているらしい。
<セブ島>
今回、この出張で一番楽しみにしていたのがセブ島でのアイランドホッピング。
アイランドホッピングとは?
約7000もの島々から成るフィリピン。セブ島から船に乗って近くの島へ移動し、そこでシュノーケルやダイビング、マリンスポーツをして楽しむというもの。

この船でアイランドホッピングへ!

この日は天気にも恵まれ、じりじりと照りつける太陽が痛かったが、船のスピードと心地よい風がとっても気持ち良い。

出発後10分、その海の透明度に船の中では皆大興奮。私も今まで見たことのないような海の青さにシャッターを何度も押すものの、その広大な海は写真1枚にはどうしてもおさまりきらない。青い海、青い空、そして気持ち良い風にテンションが上がりっぱなし。

約30~40分でナルスアン島という小さな島に到着。


ここではフリータイムで、私はボートに乗せてもらって少し離れたところでシュノーケルをして遊んだ。

この黄色い船でサンゴ礁のところまで行く


シュノーケルをする前、ボートを漕いでくれていたお兄さんが、何も言わず急に潜りだした!と思ったら、出てきたのは何とたくさんのウニ。


船から島まで桟橋を歩いている途中に、ウニがたくさん見えていて「食べたい!」とか言っていたのを覚えてくれていたのだ。何度も潜って10匹くらいのウニがボートの上に・・。ヒトデを使ってウニを割り、中身を綺麗に取り出してたくさん食べさせてくれた。お兄さんありがとう。


そして、いざ海の中へダイブ!
いつまででも潜っていたくなる程綺麗で透き通った海、その中には美しいサンゴ礁と色鮮やかな魚がたっっくさん。日本でダイビングの経験はあったが、こんなに綺麗なサンゴ礁やたくさんの魚を見たのは初めてで、時間が経つのも忘れるほど。水中の写真が取れなかったのがすごく残念。

島に戻ってBBQランチ。新鮮な魚や肉とご飯、それにフレッシュなフルーツでおなかを満たす。


ランチの後は時間までまたシュノーケルを楽しんだ。
一緒に潜ってくれた島のお兄さんは、綺麗なサンゴを捕って見せてくれたり、ニモがいる!と教えてくれたり、また貝を捕って食べさせてくれたり・・・この島の人たちはいつまでたっても少年の心を持っている。

お世話になったおじさんたちと

アイランドホッピングを終え、マクタン島に戻る。
一度ホテルに戻ってから、次はこれまた楽しみにしていた3時間のスパ体験。
セブ島にはたくさんのスパがあり、しかも安くて本格的。セブ島を訪れた女子は、いや、男子も是非体験して頂きたい!
私は今回セブ島で2つのスパを周り、体験してきた。
そのうち、「プラナスパ」での体験をご紹介したい。

このスパは無料送迎がついていて、ホテルまで専用車が迎えに来てくれる。
プラナスパに着くと日傘を持ったお姉さんがお出迎えをしてくれ、レセプションまで案内してくれる。もうここから急にお姫様気分に突入。
このスパはサウナやエステを受ける部屋がそれぞれビラタイプに分かれており、緑の中を歩いて自分のエステを受ける部屋へ移動する。


まず、サウナルームに案内され、約20分汗をたっぷりかく。

部屋に着くと、まずはお茶を頂きリラックス。

そしてフットマッサージからスタート。歩き回って疲れた足をゆっくりじっくりほぐしてもらう。

それが終わるとベッドに移動し、いよいよ全身エステのスタート。
まずは2種類のスクラブで体の汚れを落としていく。コーヒー豆やココナッツなど、全部食べられるものから作られているので、美味しい香りに包まれる。さらに、ココナッツでのスクラブのあと、ベッドに敷かれているバナナの葉っぱで体を巻いて時間を置くので、まるで自分が食べ物になった気分・・・。
その後フラワーバスでリラックスし、身体が綺麗になった後は、頭のてっぺんからつま先まで丹念なマッサージ。


力加減も自分の好みに合わしてもらえ、ついつい寝てしまうほどの気持ち良さ。最後はフェイシャル。きゅうりパックでお肌もつるつるもちもち。
日本で3時間のフルコースエステは高くてなかなか手が届かないけれど、ここでは物価も安くて日本で受ける半額くらいの値段で受けることができる。また、ほとんどのスパでカップルルームがあるので恋人やお友達と一緒に気軽に行くことができるので、本当におすすめ!
ただし、私は今回アイランドホッピングで日焼けした後に行ったので肌がヒリヒリ痛かった・・・ので、是非日焼けする前に行かれることをおすすめする。
**ホテル**
リゾートを訪れるうえで、重視したいのがホテル。今回、宿泊ホテルと合わせてボホール島6件、セブ島7件のたくさんの素敵なリゾートホテルを見てきたので、ボホール島、セブ島それぞれ1件ずつ紹介したい。
○AMORITA RESORT(ボホール島)

地平線を望めるプール

アロナビーチ

ボホール州・パングラオ島にあるホテルで、私は何と言ってもここのビーチがとても気に入った。パングラオ島南部のアロナビーチに直結しており、高台にあるホテルからその綺麗な白砂ビーチを見下ろすことができる。もちろんダイビングショップも併設されているので、好きな時に気軽にマリンスポーツを楽しむことができる。またプールから地平線が眺められるようになっているのもすごく魅力的。お部屋は他の高級リゾートホテルに比べるとそこまで派手さはないが、設備やアメニティは全て整っており、日本人にとってはちょうどいい広さなんじゃないかと思った。

デラックスルーム

○コスタベラ(セブ島)

プレミアデラックスルーム

コスタベラ創立当時は90%が日本人客だったらしい。それが理由かは分からないが、なぜかこのホテルには親しみ易さを感じた。
ホテル目の前には白砂のビーチが広がり、またホテル自体大きすぎないので、どこのお部屋からでも比較的歩いてすぐにビーチまで行くことができる。もちろんビーチフロントのお部屋もある。ホテルのスタッフたちも皆フレンドリーで、それもこのホテルを気に入った大きな理由の一つだ。また、以前までスタンダードルームとして使われていたお部屋が全て改装されており、もはやスタンダードルームとは呼べない程綺麗になっている。(実際に名前も「スーペリアルーム」と変更されている)安く泊まれて目の前のビーチまでもすぐ、十分にリゾート気分を味わえるとてもお勧めのホテル。

スーペリアルーム

フィリピンでの5日間は、自分の想像していたフィリピンのイメージを覆すものとなった。
ボホール島はセブ島とはまた違った雰囲気で、良くも悪くも何もない。綺麗な海とたくさんの自然に囲まれたこの土地には、綺麗な心を持った人たちがたくさん暮らしていた。
数日前「JICAが今年3月27日にフィリピン政府と鉄道・空港関連に総額540億3400万円を限度とする円借款の貸し付け契約に調印した」という記事を読んだ。その中には、「新ボホール空港建設に日本の空港建設技術を導入する」、という風に書かれてあった。現地のガイドさんが、車中で「この道路は日本の○○大学が支援してくれたおかげでキレイに整備されてるんだよ!」「数年後にここボホールにも国際空港ができるんだよ!」とキラキラした目をして話していたのを思い出した。日本とも意外と身近なボホール島。国際空港ができたらかなりアクセスしやすくなるし、もっと近くなるので、是非皆さんにも訪れて頂きたい。
私もまたこの綺麗な海に潜りに、この人の温かさに触れに来ようと誓いフィリピンを後にした。

≪マカオ≫
セブから空路にて香港まで約3時間、そして香港には入国せずそのままフェリーでマカオまで。
香港での乗継について少し注意したいのが、荷物はセブからマカオまでは流してもらえないので、香港でフェリーのチケットを買う際に荷物の半券を見せ、香港からマカオまで運んでもらう必要がある。荷物の半券を見せないと荷物は香港で降ろされたままになってしまうので要注意。
18時頃フェリーでマカオに到着。ホテルまでの車窓から見えるマカオの街並みは、まるで宝石箱をひっくり返したようにキラキラしている。マカオには2年前に一度訪れたことがあったのだが、この2年間でさらにパワーアップしていた。
マカオは主にホテルを見て回ったので、観光部分は割愛しホテルの紹介をしたい。
○ギャラクシーマカオ

まず、今回宿泊させて頂いたギャラクシーマカオ。同じ敷地内にホテルオークラとバンヤンツリーホテル合わせて3つの5つ星ホテルがある。
ギャラクシーだけで部屋数は1500室。
ホテルを目の前にすると、その大きさにまず圧倒される。

さらにホテル内に入ると、そのロビーの広さと美しさに別世界にきてしまったかのような感覚に陥る。


私が泊まったのは30階のデラックスルーム。ルームキーと一緒にホテル内の地図も渡される。チェックアウトの際この鍵は返さなくてOK。

部屋自体広くはないが、鏡が至る所にあり、窓もミラーガラスになっているので広く感じる。また、iPodスピーカーはもちろんガラス張りになっているバスルームからはテレビが見られるようバスルームにスピーカーとボリュームを変えるダイヤルがついている。

アメニティもホテルの形になっていて可愛い

ホテル内にはカジノを始め、50以上のレストラン、9つの映画館、5つのプール、スパやフィットネスセンター、たくさんのブランド品店など何から何まで揃っている。朝食はビュッフェで、何を食べようか悩む程種類が多くまたクオリティも高い。
○ベネチアン・マカオ・リゾート

ベネチアンホテル グランドキャナル

ギャラクシーマカオから徒歩5分の所に建つホテル。シェラトン、コンラッド、ホリデイインと繋がっており、とにかく広い。10時前からインスペクションを始めて、終わったのはなんと13時。
なんといっても、ベネチアンはアジア最大規模のホテル複合施設で、総面積951,000㎡、総客室数3000室(全室スイートルーム)、客室面積は70㎡~、併設するカジノにはスロットマシーン4000台。 39階建てのこのホテル、なんとアジアで一番、世界で第二番目に大きい建築物らしい。「すごい」としか言いようのないマカオの発展ぶり・・。じっくり回ったら恐らくベネチアンだけでも2,3時間じゃ足りない。他にも国際イベントにも対応できる巨大なイベントホール、15000席のスタジアム、1800席の劇場、各種パーティーや会議に対応できる施設が整っている。客室も、普通のホテルの2倍はある広さ。

ベラスイート

他の3つのホテルも見て回ったので、少しだけご紹介する。
ホリデイインは、世界中のホリデイインの中でここが一番大きく、1220以上の部屋数をもつ。4つ星ホテルに関わらず、このホリデイインの設備は5つ星クラス。

スーペリアルーム

コンラッドもまた、世界のコンラッドの中で一番大きいらしい。部屋数は600部屋で、やはり高級感に溢れている。また、アメニティが高級ブランドのもので揃えられていたり、全室にコーヒーメーカーがあったり、スリッパでさえ男性用・女性用に分かれていたり・・すごく細かいところまで気配りがされている。

デラックス ツインルーム

全室エスプレッソマシーン付

シェラトンは、2012年の9月にスカイタワー、2013年の2月にアースタワーという超高層のタワーが建ち、現在マカオで一番大きいホテルとなった。なんと、スカイタワーとアースタワー合わせて全部で3800部屋もあるのだ。もうここまでくると何が何だか分からなくなってくる。私のようなホテルのインスペクションに来る人達のために、デラックスルームからプレジデンシャルスイートまで、全カテゴリーの部屋が揃えられているフロアがあり、そんなところまで気遣いをしているホテルは初めてだったのに驚いたのと、足が疲れ切っていたので純粋に助かった。部屋は今年できたこともあり、新しく最新の設備も整っていて言うことなし。

デラックス ツインルーム

プレジデンシャルスイート

こういった大きいホテルへはフェリー乗り場や空港から無料シャトルバスが何本も出ているので大変便利。
マカオでは今もどんどん新しいホテルが建設されていて、今後は現在の2倍にまで増えるとか。私が回ったホテルだけでも相当数の部屋があるのに、そんなにたくさんホテルを作って一体部屋は埋まるのだろうか・・・と思ってしまう。中国市場は桁が違う。さらに、中国まで繋がるモノレールも現在作られており、(2017年開通予定)マカオは留まる事なく発展を続けているようだ。
治安面に関して、私は「カジノの街=治安が悪い」というイメージを勝手に持っていたが、実際はカジノが多いため24時間セキュリティがしっかりしているし、警察も昼夜問わず巡回しているので安全だということだった。ただし、スリはあるので油断はできない。

聖ポール天主堂跡

セナド広場

聖ドミニコ教会

セナド広場

≪香港≫
マカオを後にし、フェリーで香港へ移動。この日は天気が優れず、波も荒かったので、体が浮くほどフェリーが揺れる。今回の旅ではセブ島⇔ボホール島のフェリーやアイランドホッピング、ロボック川でのランチクルーズやマカオまでのフェリーとすでに5回船に乗ってきて何ともなかった私だが、今回だけは疲れていたこともありさすがに気持ち悪くなってしまった。実際、香港→マカオはあまり揺れないが、マカオ→香港は揺れることが多いとのこと。船酔いしやすい方は酔い止めの薬を持って行かれることをおすすめする。
着後、ディナークルーズということで、また船。笑
香港では毎日20時からシンフォニーオブライツという光のショーがあり、今回私は20時前のクルーズに乗ったのでちょうど船から光のショーを観ることができた。

陸から見るよりも、このクルーズから眺める360度の香港の夜景は100万ドル以上の価値がある。
また、船の中ではずっとライブが行われており、たまに日本の歌も聞こえてくる。


翌日は香港島の市内観光。

たくさんの地元の人達で賑わう黄大仙

黄大仙は地元の人たちにも人気の道教のお寺で、いつも多くの人で賑わっているらしい。この日も大勢の人がいたが、これでも少ない方だとガイドさんは仰っていた。
中に入ると跪いて何か筒のようなものを熱心に振っている人達で大変賑わっている。

この人達は一体何をしているのだろう・・と最初思ったが、これは「求籤」といって日本でいうおみくじを引いているのだ。日本のおみくじのように筒に穴が開いていてそこから1本取り出すという方式ではなく、100本の棒が入った筒を振ってその中から1本だけを地面に落とし、その番号に該当する札をもらって読解するかもしくは占い師さんに占ってもらう。ここには161人もの占い師さんがずらっと並んでいて、日本語ができる占い師さんもたくさんいる。

私も皆に混じってこの香港流おみくじに挑戦してみた。

占ってほしいことを念じながら、私も見様見まねで筒を振ってみる。しかし、勢いよく振りすぎても棒が全部出てしまいそうで、勢いが足りなくても全然棒が出てこないので、なかなか難しい。落とした棒の番号を覚えて、ガイドさんお勧めのよく当たるという占い師さんのところへ行き、念じたことについて占ってもらった。
結果は何と「上上」(大吉)で、帰ってから知ったのだが100本の中に大吉は4本だけとか。なんだか今年は良いことがありそう。
帰りにお賽銭をして、黄大仙を後にした。

香港の観光は他にも、ビクトリアピーク、鎮海樓公園、スタンレー、夜にはオープントップバスの体験や女人街どを巡った。

ヴィクトリア・ピークからの眺め

パワースポット 鎮海樓公園

スタンレー・メインストリート XXXXXXLの服が売られている

オープントップバス

オープントップバス

ネオン輝く旺角の街並み

女人街

今回はすごく駆け足で廻ったが、香港にはまだまだ見所がたくさんあって、またご飯も美味しい。

次回はまた友達や家族と一緒に香港を絶対訪れたい!
フィリピンでは綺麗な海に癒され、マカオではホテル・カジノのスケールの大きさに圧倒され、香港では夜景に感動、飲茶に舌鼓。
フィリピンと香港・マカオ。リゾートで癒されたい!だけど都市でショッピングもしたい!そんな欲張りなあなた!どの国も身近で意外と気軽に楽しめる3か国なので是非行ってみて欲しい。
2013年3月 池田郁依
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