キーウィに会いに行こう!!<ニュージーランド>

キーウィに会いに行こう!!<ニュージーランド>


サッカー、オリンピックと並び世界3大スポーツイベントの一つといわれるラグビーのワールドカップを観にニュージーランドへ行ってきました。もちろんJKジャパンの応援です。ジャパンVSカナダ戦の試合が行われるのは、北島の西にあるネイピアという町。
そこで、オークランドからレンタカーをかりて北島を周遊するプランに挑戦してみました。


ニュージーランドは日本と同じ右ハンドルで運転しやすく、日本語音声ナビ付きだと行きたいところへはどこでも行けます。郊外に出ると信号が全くなく、1時間止まらずに走りっぱなし、なんてこともあります。前評判通り確かに人より羊のほうが多い...
日本人にはとても運転しやすい国ですが、一つだけ大きな違いが。
信号がない代わりに、いたるところにラウンドアバウトと呼ばれるロータリーがあります。
交差点の車をスムーズに流すためなのですが、右折優先のため日本とは発進するタイミングが全く逆です。そのため、ニュージーランドの人が日本に来て運転するときは、よく事故を起こしてしまうそうです...




ネイピアの町に到着。
ここはティッシュで有名な日本企業の工場もあるアールデコ調の美しい町です。町の中心部はやしの木にはさまれたエマーソン・ストリート。かわいらしいお店やカフェが立ち並ぶ。


日中は地元の人や観光客でにぎわっていますが、17:00をすぎるとほとんどの店が閉まってしまい、夕食のお店を探すのも一苦労という状況に陥ります。そんなときは、深夜までオープンしている大型スーパーへ繰り出して、食材を買いにいきます。ワイン産地としても有名なネイピア産のワインも購入できます。



ニュージーランドの宿泊施設といえばモーテルが便利。車でいっても安心な駐車場つき、
またキッチンつきのところも多く自炊も可能です。
ワールドカップの観戦前に時間が空いたので「ニュージーランド国立水族館」に行ってきました。全長50m、深さ3mの巨大水槽のトンネルは海の中にいるような気分を味わえます。またニュージーランド特有の希少動物「キーウィ」を見ることもできます。が...
暗闇の中、いくら目を凝らしてもみつからなかったのでちょっとリアルな模型をカメラに収めてきました...



土ボタル観光で有名なワイトモではおもしろいモーテルをみつけました。
その名も「ウッドリンパーク・ユニークモーテル」。世界のユニークモーテル部門で1位に輝いたとか。私たちが泊まったのは「ホビットモーテル」。あのロードオブザリングのホビット庄を真似して作られた客室です。赤く塗られた丸い扉をあけると、広いリビングとキッチン、足が高い大きなベッド、奥には2段ベッドの部屋もありファミリーでも泊まれます。客室の屋根は畑?のようになっていてヤギが住んでいます。外で食事をしていると、がそごそというお菓子の袋の音をききつけて、屋根から顔を出してきました。
そのほか「ワイタニック」という、船を改造した客室や、古い戦闘機を改造した客室など、ネーミングといいアイディアといい、ユニークな突っ込みどころ満載のモーテルでした。







ワイトモでは洞窟探検ツアーに参加してきました。
ワイトモのインフォメーションセンターを訪ねれば、小船に乗って土ボタルを見に行くものから、ウェットスーツをきて約5時間の洞窟探検にいくものなど、さまざまなアクティビティを紹介してくれます。今回、約2時間のツアーを選んでみました。まずウェットスーツに着替えて、車で洞窟の入り口付近まで移動します。入り口で一人ずつタイヤのチューブに空気を入れた浮き輪を受け取り、洞窟内部に入ります。まずは浅瀬をゆっくり歩きながら時折ライトを消して星空のような土ボタルの光を眺めます。水が腰のあたりまできたところで、いきなり「ジャンプ!」の指示。約3mの滝つぼにおしりから落っこちる恐怖体験。おしりにチューブを装着して、ぷかぷか浮かびながら洞窟をすすみます。季節は9月。この時期ニュージーランドは日本でいうと2~3月です。めちゃめちゃ冷たいです。ウェットスーツに冷水が入ってきます。手足がかじかんで、唇は真っ青です...欧米人には平気な寒さも日本人にはこたえます。最後のウォータースライダーでは、もはや意識が朦朧とした中で絶叫して終了しました。外に出たときの陽の暖かさに癒されました。







もう一つ、ニュージーランドに行ったら絶対に体験したいと思っていたアトラクションがあります。ロトルア近郊にある「ゾーブ」です。球体の中に入って坂道を勢いよく転がるあれです。何年か前にテレビで芸人がやっているのをみて、この日を心待ちにしていました。受付で申し込みの手続きをした後、ひとまず転がってくるボールのスピードを鑑賞。思ったよりゆっくりじゃないか。なんか迫力にかけるなという印象です。次はいよいよ自分たちの番。車で坂の頂上まで送ってもらって、ボール内部に飛び込みます。結構広い内部。5人くらいは余裕では入れるかも。その後、ホースで20cmくらいの高さに水を入れ「エンジョ~イ!!」というスタッフのお兄さんの掛け声で、坂道を勢いよく転がり落ちます。内部では...未知の体験!!!!めちゃくちゃスピード感があって、ジェットコースターとウォータースライダーを足して2で割ったような疾走感と爽快感。やみつきです。
またニュージーランドに行く機会があったら、絶対にやります!!




ニュージーランドはバンジージャンプ発祥の地だけに、自然をいかしてスリルを求めるアクティビティの宝庫です。よくこんなえぐい絶叫マシーンを思いつくなと感心します。
最後にラグビーワールドカップの結果ですが、皆様ご存知のとおりジャパンは1勝もできませんでした。でも...優勝したニュージーランドに予選ではフランスが勝って、予選ではトンガがフランスに勝って、予選ではカナダがトンガに勝って、予選ではカナダと日本は引き分けたのです! 4年後のイングランド大会に期待します。





2011年9月 山本

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