まちがいなくニュージーランドですよ

まちがいなくニュージーランドですよ

ニュージーランドの感想を聞かれると「いやーまちがいないですね」とか「まちがいないッスよ」と答えている。
だって観光地は言わずもがな素晴らしいし、食事は美味しいし、英語でも通じるし、観光は基本的に日本人ガイドいるし、物価もそこまで高くないし、現地の人は素朴でやさしい人が多いし。。。。満足しないのはトラベルイズトラブルな予想外なものを求めるデンジャラスな人たち位ではないだろうか、多分。


今回ニュージーランドに行くことにしたのは父親が定年退職して暇になったので、父が好きなトレッキングをするために、という発端だったがカンボジアの時と同じく今回も姉、母と4名の家族旅行になった。またジェットスターを使ってとある念願をかなえるためにゴールドコーストにも立ち寄ることにした。
以下のような行程でした。
10/31 成田→
11/01 →ゴールドコースト 動物園観光(マントラサークルオンカビル泊)
11/02 ゴールドコースト→オークランド(YHA泊)
11/03 オークランド→テアナウ 土ボタル観光(ディステンクションテアナウ
ホテル&ヴィラ泊)
11/04 ミルフォード1日トレッキング(同上)
11/05 ミルフォードサウンド観光、クイーンズタウンに移動(ミレニアム泊)
11/06 マウントクック観光、クライストチャーチに移動(ミレニアム泊)
11/07 クライストチャーチ→ゴールドコースト(ゴールドコーストインターナ
ショナル泊)
11/08 ゴールドコースト→成田
結論から言うと2国とも、この時期でも十分楽しめた。
ゴールドコーストの海はまだ冷たいと感じたけれど、日中は毎回晴れて暑いくらいなのでたくさん泳いでいる人たちがいた。
ニュージーランドは朝晩少しまだ寒いが、日本の冬よりはぜんぜん寒くはなく晴れた日中には半袖のシャツでもいいくらいの温度になる。天気はもともと変わりやすいので、朝雨が降っていても昼には晴れている、もしくは車で数時間移動したら晴れているなんてことがしょっちゅうなのでそこまで天候に関して気をもむこともないかな。
10月31日
ジェットスターにのってゴールドコーストへ。
ジェットスターは日本に乗り入れているローコストキャリア。航空代金をおさえるために、食事が有料だったり機内エンターテイメント設備が有料だったりする。そのため機内に入る前にはビール買っとこーと思って売店にいったらジェットスターご利用ですか?ときかれ、はいそうです、と答えたらジェットスター利用のお客様は持ち込みできませんと言われる。
ぬぬ、ぬかりないなジェットスターめ。とりあえずその場に飲むための1本だけ買って飛行機に乗り込む。
サービスは期待できないかなーとおもったが結構私は気に入った。
まずシートが革張りで座り心地がよい。また私が乗った機体のシート配列が2ー4ー2であった。普通は3ー3ー3もしくは2ー5ー2のパターンが多いためシートピッチが広く感じた。食事も確かに有料ではあるが水はただでくれるし(せこい)、あらかじめ食料は空港で買ってもっていたし。美味しくないご飯をただでくばられるよりもこちらの方が潔いかもしれないな。
機内エンターテイメントは備え付けではない、据え置きのポータブルDVDプレイヤーみたいな代物なので結構トイレに行くとき邪魔だった。
11月1日
約9時間のフライトのあと朝7時にゴールドコーストに到着。
実はゴールドコーストは私にとって2度目の訪問である。1回目はブリスベンに大学3年生の夏休みに1ヶ月間ホームステイした。そのときにホストファミリーにゴールドコーストにつれていってもらったのだ。我が青春。 今回、ゴールドコーストにてそのホストファミリーに約5年ぶりに会う約束をした。それがこの旅行の大きな一つの目的でもあった。
さすがにまだホテルはチェックインできない時間帯のためざっとゴールドコースト市内観光。
どちらかというとビーチのイメージが強いゴールドコーストだがすばらしい動物園があって、それはお勧め。
カランビン・ワイルドライフサンクチュアリという動物園は、入る早々色鮮やかな鳥たちが餌付けため群をなしてあつまっている。入園者もその中に混じって鳥たちに餌を与えることができるのだが、鳥が頭にのってすごいことになっている人もいた。
私がもっとも気にいったのはカンガルーだ。

この動物園にいるカンガルーはすごくのんびりしている。仰向けになって寝ている奴もいる。
最初寝ていたカンガルーが動物園をでるために再度同じ道を通った時同じ体勢で寝ていた。ここのカンガルーはホントのんびりしている。まさにゴールドコースト的である。
昼食はサーファーズパラダイスエリアのオープンエアレストランでいかにもオージービーフな分厚いステーキを食べた。オーストラリアにきたなあー!!!っと感じた。35豪ドルだから日本と比べても結構いいお値段である。ビールはやっぱりXXXX(伏字ではありません)。
宿泊するのはサーファーズパラダイスまで徒歩5分くらいの<マントラサークルオンカビル>。
正式にはホテルではなくコンドミニアムで、キッチンや冷蔵庫、洗濯機、乾燥機などは一通りにそろっている長期滞在者向けの宿泊施設である。とはいえ、洗濯機もあるし1泊のみの滞在でもその良さが十分堪能できるのではないだろうか?ちなみにこのコンドミアニムのそばにスーパー、カフェやレストランもあるので生活雑貨、食料の調達には全く事欠かない。
ホテルに着いたのは14時、やっと寝られると勢い勇んでレセプションまでいくも、掃除がまだだから10分まって、といわれる。オージールール・・・。オージールールに乗っ取り20分後にレセプションにいったが、まだ。結局15時にチェックインする事に。日本人だったら、いったいどうなっとんじゃ~!という感じだが英語うまくしゃべれないし、言ったからといってなにをしてくれるでもなさそう。
夜は例のホストファミリーと会って一緒に夕食。
日本食の居酒屋風のレストランにいく。ゴールドコーストには日本食のレストランは多い。日本食というと海外で食べると味もいまいちで高いというイメージだが、お昼のステーキとくらべるとそこまで高くないし、味も海の近くだけあってお魚おいしい。
向こうのご家族もお元気そうでなにより。翌日の起床は朝5時半なので早めに就寝。
11月2日
予定時刻の朝5時半モーニングコールがなる。
朝5時だと思えないほどのまぶしい日差し。ゴールドコースとでの目覚めは、まさに朝!地球の目覚め!生命の誕生!と言わんばかりのバイタリティーあふれる朝であった(とはいえ昨日到着したときは小雨でぜんぜんそんなことはなかったけど)。
ゴールドコーストの空港へは市内から約30分。チェックインを済ませ、荷物検査。荷物検査をすぎるとフードコートやカフェ、お土産屋がならぶ国内線のゲートエリアに着く。
我々はオークランド行きの国際線なので、国内線のゲートエリアを通りぬけ、再度手荷物検査を受け、出国審査を受ける。
ゴールドコーストの国際線がまだ新しいので1つのターミナル内に国際線と国内線が混在している。チェックインも明確に国際線・国内線に分けられておらず利用航空会社ごとにそれぞれチェックインするシステムになっていた。国際線の場合は液体などの制限があるため、食事をする人は国内線の出発エリア内で食べてからいくか、国際線の出発エリア内で食べるかにになる。まだ国際線はそこまでお店が多くないので国内線の方が選択肢がおおくておすすめ。拡張工事をしていたのでもうちょっと国際線のエリアも改善される思う。
約3時間後、オークランドに到着。
飛行機から一歩外にでた瞬間から寒い!ゴールドコーストとの温度差を感じる。そんなに緯度は変わらないように思っていたがニュージーランドの方が結構南に位置するのである。
今回宿泊するのは<YHAオークランドインターナショナル>。
その名の通り、ユースホステルである。オークランド空港からのタクシーで約30分、70ニュージーランドドルだった。街のシンボルのスカイタワーまで徒歩10分程度の距離のなかなかよい立地。我々が予約したのはツイン2部屋だがドミトリーもある。だがドミトリーにしなくてよかったと真剣に思った。というのもツインの部屋とはいえ部屋の設備もよくはない、これをドミトリーのメンバーで共有するのはちょっと。。。。観光で疲れて帰ってきてすぐに寝たいときも若者同士でおしゃべりしてうるさいし、電気も簡単に消せない。学生時代はドミトリーに何度も泊まったがさすがにそんな気力はいまはないなぁ~。安く泊まりたいという人、ドミトリーの気分をどうしても味わいたい人はどうぞ。
ちなみにツインの部屋の設備はテレビ、ポット、シャワー、トイレあり。バスタオルもついてくる。セーフティーボックスはもちろんない。ちなみにドミトリーの場合、バスタオルはついておらず有料で貸し出ししてくれる。カフェテリア、キッチン、ランドリー、有料のロッカーもあり。ちなみにインターネットが有料でできる(1時間6ドル)のだが回線がめちゃおそい。ヤフーニュースしかみられなかった。
その後スカイタワーまで移動。
スカイタワーはその名の通りオークランドの高層タワーで外観は京都タワーに似ている。タワーのキャラクターもいてスコッティーというらしい。タワーからバンジージャンプもできるみたい。興味がある方はどうぞ(私は絶対やりません)。
夕食はタワー内の回転レストランでしようということに。このレストラン結構人気があるそうなので事前予約をする。
それまでどうしてもおなかが空いたので軽食をと思い、オークランドのメインストリートのヴィクトリア通りにあるBURGER FUELと言うバーガー屋さんでハンバーガーを食べる。オーストラリアでもそうだがこっちの食べ物は全部大きくて食べごたえがある。なかなかおいしかった。ちなみにここでコーヒーがあるかどうかを聞いたら隣のスタバで買ってくれば、と言われた。
そしてタワー内の回転レストランへ。
どちらかという東京タワーの上にあるような大衆的なレストランを想像していたので味には期待していなかったがかなりおいしかった。料理もちゃんとしていたし、飲み物もワイン、ビール、カクテルまで種類豊富で本格的なディナーとなった。コース料理が60ドル程度からだったが十分その価値のあるレストランだったと思う。
その後タワーの展望台で観光(レストランの客は入場料払わなくともタワーの観光ができる)。
まだ明るいときに見たときは住宅ばかり(ニュージーランド人口全体の3分の1の130万人が住んでいる)で夜になってもおもしろ味なさそうな景色だなぁーと思ったのだが山があまりない平地なので家から洩れる光が一面広がっているのはなかなかキレイである。
そして港まで散歩。
オークランドの街を歩いてまず気づくのは韓国人がめちゃ多い。たぶん見た目の年齢から留学生だろう。あと日本料理屋もおおい。ゴールドコーストでもそこそこ目にしたがそれ以上である。
明日は飛行機で南島のクイーンズタウンまで移動である。
11月3日
朝6時半に起きてオークランドを朝の散歩。
すでに結構明るい。人も多い。コーヒーショップも開いている。
ちなみ普通のコーヒーいわゆる、日本のブレンドコーヒーやアメリカンコーヒーというのはないらしくロングブラックが一番それに近いコーヒーの注文の仕方である。私はブラックコーヒーを頼んだらエスプレッソ出てきた。エスプレッソは日本だけ言葉だけかもしれない。ちなみにロングブラックのショートサイズの場合はロングブラックショートサイズ、プリーズになるのでなんだかよくわからい。
空港へはホテルでタクシーを呼んで向かう。ホテルを市内でピックアップできるかなーとおもったがあんまり走ってなかった。
オークランド空港へ到着。
チェックインをすませ、空港で朝食。SUMO SALADAというチェーン店をオーストラリアでもニュージーランドでも結構見かけるが、あまり相撲と関係なくサンドイッチやフルーツなどが売られている。そこで買って食べた。
約2時間のフライト後、クイーンズタウンに到着。
タラップを降りた瞬間、青々した山々の景色が待っていた。オークランドではあまり感じなかったがニュージーランドにきたなぁーという実感がわいた。
ドライバーさんと合流し、一路テアナウへ。
テアナウはミルフォードトレッキングやミルフォードサウンドの拠点となる小さな街である。
約2時間のドライブ。途中、羊たちの放牧されるニュージーランドらしい風景が続く。
15時テアナウに到着。ニュージーランドで2番目に大きいテアナウ湖のほとりにたたずむ風光明媚な街である。
ホテルは<ディスティンクションテアナウホテル&ヴィラズ>。
前日のホテルがユースホステルだっただけに、ホテルの良さが際だって実感。部屋は広めで清潔、バスタブもあり。アクティビティーに疲れてもゆっくりリラックスできるゆとりのあるホテルである。有料のインターネットやランドリー、室内にはアイロン、湯沸かし器もある。セーフティーボックスはない。
昼食をとっていなかったので遅めの食事をテアナウ市内のレストランで。イギリスの文化が残るニュージーランドらしくフィッシュ&チップスを注文。めちゃでか!!!ニュージーランド、オーストラリアも含めてだが食べ物のサイズが2まわり位大きい。半分の量でいいから半額にしてほしい。
この日はこれ以降特に予定がなかったので土ボタルの観光に参加する。
フェリーにのって約40分程度にテアナウ洞窟という土ホテルが生息する洞窟がある。土ボタルの容姿は日本の蛍とはにつかないものの暗闇の中で青白い光を放つ蛍そっくりの生き物である。ただし岩肌にへばりついているので動き回ったりはしない。洞窟の中では小舟にのり暗闇の中を進む。天井には無数の青白い光が。まるで星空のようで洞窟にいる感覚がなくなってしまうように感じた。約2時間で終了するので暇があれば参加してもいいと思う。
ホテルにもどって風呂に入るとすでに夜9時。
明日はミルフォードトラック!体力を蓄えるために就寝。
11月4日
朝食を食べて朝9時15分にホテルロビーに集合。
日本人スタッフが観光センターまでピックアップしてくれる。9時半から簡単な説明を受けて10時センターをバスで出発。ミルフォードトラックへの船の発着地点となるテアナウダウンズまで約30分。10時半に船着き場に到着し、フェリー乗船(フェリーではコーヒーとお茶が飲み放題)。すごく気になったことが1つある。フェリーがすごく揺れているのに船長の運転台においてある彼のコーヒーが全くこぼれないのである。遠心力かなにか関係しているのかもしれない。さすが船長!彼は知り尽くしている!
11時半にはミルフォードトレッキングのスタート地点となるグレイドワーフに到着。ここからがトレッキングの始まりである。
出発する前は晴れていたが、このときすでに雨に変わっていた。用意していたポンチョをきて出発。
山の天候は変わりやすい為、雨合羽は必須。あとできれば登山靴もしくは汚れてもいい履き慣れた靴、蚊も多いのでできれば虫よけスプレーもあったほうがいい。
ガイド付きコースの順路とは違い、日帰りコースの場合は一部本道を通らず迂回する。その後本道合流して、ガイド付きツアー客の宿泊ロッジ、グレイドハウスで昼食。そして個人ツアーの場合利用するクリントン小屋まで行き、そこから本道をそのまま折り返す。ちなみにクリントン小屋の管理人はいかにも森の住人という感じですごくいい味だしていた。
今回体験したのはほんの入り口程度だが、場所によって生息する植物が違いいくつもの違った表情をもつこの散歩道は歩いていて全く飽きがこない。地面には珍しい植物、雨に濡れた苔、見上げれば雪をかぶった山々がそびえ立つ。時折雪解け水が作り出した美しい滝や小川をも見ることができる。
ガイドさんも植物を1つ1つ説明してくれる。その説明も無駄に長くなく、短い。また数10分おきに説明してくれるのでグループから遅れる人もあまりいないし、休憩にもなる。私の母は体型がだるまのようで、かなりトレッキングに対して不安を持っていたようだがそんな母でもかなりこのトレッキングは楽しめたようだ。
昼食はグレイドハウス内で食べる。
私たちはカボチャのスープとサンドイッチを食べた。ほかにもコーヒーやお茶、味噌汁、果物、ビスケットまで用意されていた。
お昼過ぎになると雨はあがった。
最初は雨だったので少し残念だったが、晴れたのでよかった。雨の時、晴れの時の山の表情をみることができたのでこっちのほうがよかったかもしれない。
実質歩いたのは休憩時間を抜かして4時間半くらいだと思う。11時半から歩き始めて船着き場に到着したのは午後5時。
最後に記念写真をとって、もときた船に乗る。きたときと同じようにフェリー1時間、バスで30分かけてホテルに到着。ホテルについたのは18時30分ごろ。
正直トレッキングの強者たちがあつまってくるミルフォードトレッキング、という先入観を抱いていたが全くそんなことは杞憂でほどよい疲れで非常に気持ちがよかった。
ホテルに荷物をおいて夕食へ。肉や魚はやめてイタリアンを食べる。
テアナウは人口が少ない街だがレストランは観光客用にたくさんあるし、店員も愛想がいいので私は好きだ。
明日はミルフォードサウンド!それからテアナウをはなれクイーンズタウンに戻ります。
11月5日
朝6時半位に起床。
朝食をとったあとは集合時間の9時45分まで余裕があったので50分くらいテアナウの街をジョギングした。はじめは30分くらいで終わろうと思っていたが、景色がすばらしくテアナウ湖のほとりの道がジョギングにうってつけなので思った以上に長く走ってしまった(その後、筋肉痛に)。今回の旅行でいくつか街を転々としてきたがテアナウが一番好きかもしれない。落ち着いているし気取っていないし、景色はすばらしいし。
これからミルフォードサウンド。
荷物のパッキングを終わらせホテルをチェックアウト。ドライバーがホテルにピックアップしてくれてバスの停留所まで送ってくれる。そこでクイーンズタウンの街からやってきた観光バスに乗り換える。荷物もバスに入れ替える。トイレを済ませて10時にテアナウの街を出発。ミルフォードサウンドの船の発着地点まで約3時間。途中に写真ポイントやトイレ休憩を計4カ所立ち寄ってくれた。バスには日本人ガイドさんも同行。それぞれの席にはヘッドフォンの差し込み口があり、手渡されたヘッドフォンを使って日本語案内を聞くことができる。
13時10分程度にミルフォードサウンド、乗船地に到着。
船は13時20分に出向。船長自ら乗船チケットを回収。船内で船長と一緒に写真もとれる。船の中ではお弁当の昼食がすでに用意されている。コーヒーとお茶がセルフサービスでのみ放題。別料金であれば船内のビュッフェを食べることができる。また事前予約をしていれば指定席の(通常は自由席)VIPラウンジを利用できる。船内2階前方の視界を限られた人数で独占できる。我々はVIP席ではないため昼食を早めにきりあげ2階の景色が良好な席に移動。
あいにく天気は曇り空で風も強かったため、絵はがきに見られるような入り江に山々が反射して写りこんでいる風光明媚な風景は見ることができなかったが、山々の頂上に雲が覆っている姿も幻想的であった。途中、スターリン滝と言う巨大な滝に接近したり、アシカたちを眺めたりと1時間40分のクルーズを十分楽しめた。
クルーズ終了後、乗船時にとった写真を販売してくれる。その写真1枚と絵はがき3枚、DVDつきで30ドルだった。
15時00分頃バスは船の発着所を離れ、テアナウ経由でクイーンズタウンへ。帰路は写真ストップなしでのドライブ。途中テアナウで止まる以外ノンストップで4時間、クイーンズランドまで移動なのでクルーズ船内でお手洗いは済ませるのが吉。
クイーンズタウンでの宿泊は<ミレニアムホテル>。
市内中心からは徒歩10分ほどはなれたデラックスホテル。ホテルの設備やサービスは何も申し分ない、誰でも満足させられるようなホテルである。ミニバー、セーフティーボックス、アイロン、ドライヤーあり。
両親は疲れたようで姉と二人で市内まで買い出し。
街の中心地にあるファーグバーガーというハンバーガー屋さんでテイクアウト。ハンバーガーを2つとポテトを買っただけだが、サイズが大きすぎてそれで十分だった。
クイーンズタウンの街はテアナウほどではないがこじんまりしている。高い建物などはなく、こじゃれたレストランやアウトドア用品店が並んでいる。ホテルもロッジ風のものがおおく、いかにもスキー客でにぎわうような街だ。
明日はマウントクックを経由して南島最大の都市クライストチャーチへ。
11月6日
8時10分にマウントクック経由クライストチャーチ行きのバスがホテルまで迎えにくる。
昨日のミルフォードサウンドのときと同じように、日本語ガイドさんがヘッドフォンを通して解説してくれる。
途中3度ほど、トイレ休憩および写真スポットにて下車。
ヘリやセスナで山頂付近の氷河までゆくオプショナルをするかどうか確認がある。タイプがさまざまあって一人200ドルから400ドル程度。私たちは地上からの観察のみにとどめることにした。
12時30分にマウントクック到着。
幸運なことにこの日は晴天で、ガイドさんもなかなか頂上までその姿を拝むことができないと言っていたマウントクックだったが、頂上までその姿をみることができた。実にラッキー。日本の山々とは違い氷河によって削りとられたその鋭角的な斜面が印象的である。
<ハーミテージホテル>にてビュッフェスタイルの昼食。
ハーミテージホテルは非常に清潔でモダンなつくりであり是非止まってみたいと思わせるホテルであった。ここで宿泊すればマウントクックの美しい夕焼けの姿や朝日を浴びる姿を見ることできるだろう。
昼食後バスの出発時刻まで各自散策。
マウントクックビレッジにはビジターセンターをはじめオークランド出身でエベレストに初登頂したエドモント・ヒラリーの博物館や、ハイキングのコースなど十分整備されている。私はマウントクックのその勇姿をキレイに収めることができる写真のポイントをさがしてうろうろ。あっというまに集合時間となった。
14時20分にハーミテージホテルの駐車場の乗ってきたバスに乗車。14時30分すぎにバスは出発。
クライストチャーチまで3度のバスストップがありクライストチャーチに到着するのは19時30分ごろであった。
途中、でかいまつぼっくりを発見。

この日のホテルもクイーンズタウンとおなじ系列の<ミレニアムホテル>。
クラスはおなじデラックスのホテルであるがクライストチャーチのミレニアムホテルは大聖堂のすぐ真横という完璧すぎる立地。部屋も広々、清潔でおすすめ。ドライヤー、セーフティーボックス、ミニバーも完備。
夕食はアーマーストリート沿いのレストランでとる。
クライストチャーチはオークランドよりはこじんまりしているものの街のつくりが美しく、私はどちらかというとクライストチャーチの方がながくいたいと感じた。
おいしいビールとワインを飲んだせいか(ニュージーランドはビールとワインの酒税が安いらしくそれらは日本レストランとくらべ3割くらい安い値段設定である)親子のカモをおいかけて大聖堂ちかくの水路に落ちる。底は浅かったのでよかったがたった一つのスニーカーがぬれてしまったのでホテルのドライヤーで乾かす羽目に。
ちゃんと乾くといいなぁと思いながら就寝。明日はついにニュージーランド出国の日である。
11月7日
この日はクライストチャーチをでるのは15時15分のフライト。ホテルのロビーに2時間半前の12時45分に現地のドライバーさんのお迎えがくる。
朝食を大聖堂横のカフェで食べて、大聖堂の上までのぼって(大人一人5ドル、下から上まで螺旋階段なので目が回る)ホテルに戻って荷物を整理。そしてチェックアウト。ホテルは10時チェックアウトなので集合時間まで荷物だけ預かってもらって市内をぶらぶら(ニュージーランドのホテルのチェックアウトは大抵10時)。
大聖堂を中心にお土産屋さんやらレストランやらが広がっている。
クライストチャーチはラガーシャツで有名なカンタベリー発祥の街らしくカンタベリーのポロシャツでも記念に買おうとしたがあまり売ってない。売っているところもあったがカンタベリーの直営店があるわけでもなく、土産屋さんに申し訳程度に小さなコーナーがあっただけだった。東京の人が東京タワーにあまりのぼったことがないように、こっちの人はカンタベリーの服を着て街を歩きたくないのかもしれない(ラコステやポロは売っていたし)。
雑貨屋さんやらもたくさんあったがなかなかセンスのよいデザインのものが多かった。クライストチャーチの空港にも土産物は売ってはいるが売っている種類はクライストチャーチの街の方が多いので気になるものはここで買ってしまうのがベター。
クライストチャーチ空港へは市内から30分弱。
チェックインに並んでいる人も少なかったので早々にチェックインできた。ちなみにオークランドからの出国の場合、空港税は2009年現在は切り込まれているが、クライストチャーチからの出国の場合は切り込まれていない。よって空港内のカウンターにて空港税25ドルを払う必要がある。昼食を空港で食べて出国審査。
飛行機はオンタイムで出発、ゴールドコーストには15時30分定刻の40分前に到着した。来たときとおなじように入国審査を受け、ガイドさんの出迎えをうける。
この日のホテルは<ゴールドコーストインターナショナル>。
ロケーションは若干市内の中心地には離れており徒歩15分、ビーチまでは徒歩5分程度のデラックスホテル。日本人客の利用も多い。ミニバー、ドライヤー、セーフティーボックス、アイロンあり。ホテル内には日本人スタッフ、日本料理レストラン、プー、スパ、ジムあり。ちょっと古めかしいホテルではあるが十分なサービスと設備を備えているホテルである。
せっかくゴールドコーストに来たのだからと一人ビーチまで泳ぎに行く。しかし時刻は午後5時を回ったこともあり、海は冷たい。波が高いのでクロールするより仲間とわいわいしたほうがこの海には向いている、そう気づいてむなしくなり体を海につけただけで断念。ホテルに戻る。
その後夕食へ。
牡蛎を食べたくてシーフードの店へ。肉や魚は日本でいうと特大サイズなのだが、牡蛎は日本よりも小ぶりである。味は小さい分日本ほどプリプリした触感はないが十分おいしかった。その後回転寿司を発見したので初めて海外で回転寿司へ。味は・・・まぁひとそれぞれ、ですよね。
明日はついに日本へ帰国。あっというまだった。
11月8日
帰国の日、ロビー集合は7時半で、モーニングコールは6時半なのに5時くらいには目が覚めていたので散歩ついでにほかのホテルを見に出かけた。今回ゴールドコーストで宿泊したのはマントラサークルオンカビルとゴールドコーストインターナショナル。ほかに比較的よく使うのはパラダイスゴールドコーストとQ1。いずれもロビーまでしか入っていないので写真や詳細はホームページで確認して下さい。
<パラダイスゴールドコースト>
ロケーションは今回確認した4つのホテルの中でもダウンタウンにもっとも遠く徒歩20分程度、ビーチまでは7、8分だろうか。ホテルは清潔で、子供が好きそうな楽しげなキャラクターの絵が壁に描かれていたりする。プールもこのあたりでは比較的大きい方だろう。小さい子供がいる家族向けに良さそうな印象を受けた。コンビニもホテル内にあって食料には困ることなさそう。
<Q1>
たぶんゴールドコーストで今のところもっともアツいコンドニミアム。街で一番高い建物であり、高層階は展望台にもなっている(入場料は一人10ドル)。ビーチやダウンタウンまでは徒歩5分程度。ロビーには(謎の)オブジェがあったりととにかくおしゃれ。わいわい騒ぐには絶好のコンドミニアム。
帰りはビーチ沿いを通ってホテルまで。ランニングしている人がちらほら。
今回の旅行は海!山!肉!魚!の4文字で表せそうな内容だった。でもどれも最高だったし、満喫できた。特によかったのはニュージーランドのテアナウの街とマウントクックかなぁ~。オーストラリアももちろんよかったけど、ニュージーランドの素朴な感じが私にはまた行きたいと思わせてくれるものがありました。
おまけ
ニュージーランドもオーストラリアも現地通貨が基本流通しているので、日本や現地で両替する必要があるがクレジットカードが使えることが多い。あまり両替しすぎるとレートの悪い再両替をすることになるので最低限使うだろうと思われる分のみを両替したほうがいいかもしれない。
ちなみにオーストラリア、ニュージーランドでそれなりのレストランに入ると安くても一人1食40ドルから。ハンバーガーやパスタなど比較的安いものだと20ドルくらいを少なくとも見ておいた方がいい。
耳寄り情報
ニュージーランドの国鳥であるキウイは、子育てのとき自分の体の半分もの大きさの卵を産むという。母鳥は体力消耗し、すぐに餌を探しに卵をほったらかしてどこかにいってしまうらしい。そのとき父鳥が母鳥にかわって卵を温めて世話をするそうな。。。そのことから転じて家事や子育てに勤しむ父親のことをキウイハズバンドというらしい。(へ~)
2009年11月 橋本

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