スイス~マッターホルンに会いたくて。

スイス~マッターホルンに会いたくて。

swiss001.jpg2月、当時アルバイトとしてファイブスタークラブで働いていた私は、1人卒業旅行と題して(注:友達がいないわけではございません)スイスに行きました。スイスで一番感動したこと。
それはマッターホルンに出逢えたこと。
冬にスイスに行くのは、我ながらどうなんだろう…と思っていましたが、
マッターホルンは絶対冬がいい!!


マッターホルンの玄関口、ツェルマットから始発(7:00)の登山列車に乗り込みました。
あたりはまだ一面真っ暗。ゴーゴー音を立てながら1両編成の列車は進んで行きます。
車内のお客さんは私を除いて皆スキーをしに行くようで、手ぶらで、且つこれでもかというほど着込んで
ダルマさんのようになっていた私は多少浮いていましたが、ドンマイです。
夜が明けて行くにつれて、ツェルマットの町ではあの尖った先端しか見えなかったマッターホルンですが、じわりじわりとオレンジ色の朝日を受けてその全容を明らかにしていきます。
麓から40分ほどでゴルナーグラートに到着。
車内にいたお客さんは、駅からすぐのところにスキーのコースがあるようで、
あっとゆう間に誰もいなくなってしまいました。
swiss002.jpgすきとおった空気。音のない世界。言葉にできないほどの大きい景色。春や夏は緑いっぱいのスイスらしい景色が望めるのだろうけど、音のない世界っていうは冬だからこそ!独り占めできたのも冬だからこそだったと思います。2時間ほどして帰りの列車に乗り込みました。出発する直前に見た電光掲示板には、『マイナス12度』の文字が。そりゃ寒いわ。
うつろうつろしながら列車にのっていると、今から山に向う反対方向の列車は6両編成。
しかも人!人!人!でした。眠くても、寒くても朝一番に行くことをオススメします。
あまりに景色がきれいでなかなか離れがたかったけれど、潔く麓に戻ってきました。
ちょっと物足りないなぐらいがちょうどいいかなって思います。
そんな気持ちが、またマッターホルンに会いにいけることに繋がるような気がするからです。
長堀雅子

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