歩け歩け!日が暮れるのが早い急げ急げの冬のヨーロッパ★★★★★ワルシャワ・クラクフ・プラハ・ブダペストの旅

歩け歩け!日が暮れるのが早い急げ急げの冬のヨーロッパ★★★★★ワルシャワ・クラクフ・プラハ・ブダペストの旅


聖ヴィート大聖堂からカレル橋やプラハの街並み

冬のヨーロッパは日が暮れるのがとても早いです。この事実に気づいていらっしゃらない方は意外と多いかも。だから、時間を有効に使わないとあっと言うまにもう真っ暗。

調べてみました! 今回訪問した都市の11月下旬の日の出、日の入り時間です。

ワルシャワ 07:31 / 15:24
クラクフ  07:25 / 15:38
プラハ   07:47 / 16:00
ブダペスト 07:18 / 15:52

さらに気を付けないといけないのがお天気。冬はどんよりとした天気が多くなるので日の入り時間よりも早く暗く感じます。暗いと手元の地図やら道路標識やら見えなくなってしまいます。 ということで明るいうちに歩きまくってお目当ての場所すべてに行けるようにがんばりましょう!


どんより天気のワルシャワ中央駅前の文化科学宮殿

あとは気温。太陽があまり顔を出さないので、実際の気温よりも低く感じます。 もし、風が強ければなおさらです。 私が今回訪れたワルシャワからブダペストまでのすべての都市は北海道最北端の宗谷岬よりも北にあって寒いです。 寒さ対策もお忘れなく。

さて、私が訪れた最初のポイントはワルシャワ旧市街です。その前に・・・


戸惑いながら何とか自動販売機で乗車券を購入


ワルシャワ空港駅からSKMでワルシャワ中央駅へ

日本を出発して目的地の空港に到着し、電車が乗り入れている場合は便利で安い電車を使います。 乗車するには乗車券を買わなければなりませんが、乗車券を買うのが無茶苦茶たいへんです。 それは他の観光客の皆さんも同じで、悪戦苦闘しながら自動販売機で買っています。私はその様子を横目でみながら真似をして何とか買っていますが本当にたいへんです。 空港のワルシャワ駅では有人の乗車券売り場がなく自動販売機のみ。 でもそんな時は、少し戻ってキオスクなどの売店を探してみましょう。 そこで乗車券を売っています。 そして、乗車券を買う時の注意。 ほとんどの場合、1日乗車券を買う方がお得です。 24時間制になっていて、次の日の同じ時間まで乗り放題です。 4~5回乗るだけでもとが取れます。 ただ、その24時間の最終時間ってつきつめて考えたらどの状態かは謎です。 乗車中に24時間を経過して、その時運悪く検札が来てしまったら罰金を取られてしまうかも・・・。 あちらで聞けばよかった。


電車の車内にも乗車券販売機はありますが・・・

ルール違反は問答無用で罰金を取られるそうです。 しまも高額の。 まったく不慣れな観光客であろうがお構いなしにとるそうです。 検札する人は給料が歩合制になっているのでしょうか。 1日乗車券は最初に打刻、そして1回券も必ず打刻してから乗車しなければなりません。 急いでいるからと言って乗車券を買わずに乗るのは絶対にNGです。 焦らずゆったりとした旅をするよう心がけましょう。

さて、お話を戻してワルシャワ旧市街。
空港駅からワルシャワ中央駅に移動して近くの予約していたホテルにチェックイン。 そこから旧市街へは徒歩で20分くらいかかります。 少し遠いです。 でも、次の日の移動が列車になることが多いと思うのでホテルはワルシャワ中央駅付近の方がよいでしょう。


ワルシャワ中央駅


駅近のHOTEL METROPOLに宿泊


専用アプリをダウンロードして手続きする電動キックボード


英語ではない案内表示

ワルシャワ旧市街への道は、ワルシャワで一番賑やかな通りのノーウィー通り、途中から名前が変わってクラクフ郊外通りを北上すると自然に旧市街に行き着きます。 詳しくはガイドブックを見ていただくことにして、その通り沿いには荘厳な教会や、大学、ポーランド建国の英雄にちなんだ建造物、ショパンにまつわるモニュメント、たくさんのレストランなど飽きることなく旧市街に辿り着けます。 街歩きがとっても楽しい散歩道です。 旧市街には旧王宮の絢爛豪華な雰囲気、重厚なバルバカン他、必見の観光スポットはもちろんのこと中世を思わせる石畳の道、情緒たっぷりの路地など歴史を感じさせてくれる雰囲気を満喫できます。


聖十字架教会


ワルシャワ大学


クラクフ郊外通り沿いのお店


ショパン博物館


ショパンの曲が流れるベンチ


クリスマスイルミネーションの準備中

でも・・・と言う逆説の表現を使うのは正しくないと思うのですが、どう表現してよいかわからないのでこのまま進めます。 実は、このワルシャワの街はほぼすべてが復元された街なのです。 第二次世界大戦中、ワルシャワの街は空爆により壊滅状態になったのです。


旧王宮と旧王宮前広場


旧王宮

でも・・・ここからの逆説の表現は、まったくもって正しいのですが、ワルシャワの街を愛する市民たちが、かつて華やかだったころの街を取り戻そうと街の復興、復元に取り組み、建物にあったひび1本までも再現しようと努力した結果その成果が世界からの称賛を浴びました。 そして、復元されたものに歴史的な価値を認めない登録基準を覆し、1980年に世界遺産登録されました。


旧市街の街並み


石畳の車道


王宮の要塞・バルバカン


旧市街広場と露店

つまり復元されたものではあるけれども歴史的な価値があると認められたということですね。 そんな素晴らしいワルシャワの旧市街はじめ、歴史地区を是非ご確認ください。

ワルシャワのホテルに到着して一息する間もなくお出かけしたのが午前11時前。 この日の歩数は10,556歩でした。

雨は降らなかったもののいつ降ってもおかしくないどんよりした天気が続いたせいか午後3時過ぎには夕闇が迫りお散歩するような雰囲気ではなくなったのでホテルに戻りました。 日本からの長距離移動の疲れで晩ごはんを食べに行く気力はわかず、近くのコンビニで買ってきたカップやきそばとビールで今日の無事を乾杯です。 極度の強い睡魔に耐えながら、なんとか19時まで耐えきり寝たのでした。


ランチのマッスルの白ワイン蒸し

ランチは、ふと目に入った看板がきっかけでマッスル(ムール貝)の白ワイン蒸しを食べました。 海のないポーランドで貝料理ではないような気がしましたが吸い寄せられてしまいました。 アウシュビッツ観光で案内してくれた日本語ガイドさんに聞いてみたところ、ポーランド人はマッスルが好きなのだそうです。

次の訪問地はクラクフです。 ワルシャワ中央駅から列車で約2時間。9時50分発の列車だったので、ゆっくり朝ご飯を食べて余裕を持って駅に向かいました。


クラクフ行きの高速列車


列車の売店


クラクフ駅


クラクフ駅前広場

クラクフの駅に到着したら巨大な駅でびっくり。 ワルシャワ中央駅よいも遥かにでかいです。 ワルシャワ中央駅もそうだったのですがホテルへの最適な出口はどこだかよくわかりません。 何かヒントはないものかと案内表示を見てみてもよくわかりません。 てことでとにかく外に出てみることに。 せめて北がどちらかがわかれば少しはヒントになるのかと今気づきました。 携帯電話で方角が調べられますね。 でも、海外で使えかどうかわかりませんが・・・

外に出て日本から準備したグーグルマップを見ると自分の位置がすぐわかりました。 最適な出口から出ていたのです。 極度の方向音痴の私としては上出来です。


駅近のHOTEL ALEXANDERⅡに宿泊


ホテル前の趣のある通り

クラクフのホテルで一息ついて出発したのが12時半ごろ。 翌日は朝早くアウシュビッツ観光に出かけるのでクラクフのフリータイムは今日だけです。 暗くなるまでに旧市街とユダヤ人街を見て歩きます。 ハードスケジュールです。


旧市街の入り口・フロリアンスカ門


旧市街のメインストリート・フロリアンスカ通りと聖マリア教会

今日も活動時間は短いですが1日乗車券が大活躍。 1日乗車券の何よりも良い点は、トラムなんかにとりあえず乗ってみることができることです。 間違ったら気づいた地点で降りて戻ってくればよいのです。 人生何度でもやり直せるのです。


路線網が張り巡らされたトラム

クラクフの観光地についてもガイドブックをご覧いただきたいのですが、クラクフの雰囲気はワルシャワよりも重厚で約600年間に渡りポーランド王国の首都だっただけあって歴史を感じさせてくれる街でした。 古都がゆえに日本の京都に例えられることがあり、まさしくその通りだなと思いました。 特にヴァヴェル城には感動しました。 とにかくでかくて堂々と迫力満点でした。 見ただけで感動です。


クラクフのバルバカン


織物会館と観光用馬車


クリスマスリースの露店と聖マリア教会


ヴァヴェル城が見えてきました


ヴァヴェル城

クラクフの旧市街は駅のすぐ近く。 フロリアンスカ門を起点として目抜き通りのフロリアンスカ通りから始まり始まり。 ここ、クラクフでもクリスマスの飾りつけの準備が始まっていました。 金曜日なのにたくさんの人で賑わっています。 400メートルほど歩くと中央広場に到着。 聖マリア教会や織物会館など立派な建造物が目に飛び込んできます。 そして、きらびやかに飾り付けをした観光用の馬車がお客さんを待ち受けています。 ところどころトラムに乗って時間短縮。 お腹が減った状態でありながら歩き続けてもうお腹ぺこぺこです。 午後2時ころがランチのピークらしく良さげなポーランド家庭料理の定食屋さんみたいなレストランを2~3見つけましたがどこも満席です。 ちょっと高級そうではありましたがもう耐えられません。 寒空の下、身体は冷え切っていますのでビールよりもワインで今日の午後のひとときに乾杯です。 本日のランチみたいなメニューがあったので3つのスープから野菜スープと5つのメインからロールキャベツをチョイス。 ロールキャベツのお肉はぱさぱさしていましたが身体があたたまりました。 こんな時間にお腹いっぱいに食べて晩ご飯は食べられるのかなと思いましたが、2夜連続でカップ麺です。 昨日は焼きそばだったので今日はラーメンです。 OYAKATAというブランドで味の素がつくっています。


カップラーメンのOYAKATA


ポーランド家庭料理のロールキャベツ


ユダヤ人街・カジミエシュのキリスト教の聖堂


ユダヤ教のスタラシナゴーグ


イスラエル料理レストラン

ランチ後、また寒空の下、歩け歩けの大行進。 ヴァヴェル城で少々時間を取りすぎたかユダヤ人街に足を延ばし写真撮影をと思った頃から夜の帳が押し寄せてきました。 あの、映画で有名なシンドラーの工場も行きたかったのですが、断念です。 それよりユダヤ人街の寂しい通りに出てしまい、今、襲われたらどうしようもないなと思いながら歩いていたら突然おしゃれな屋台街を発見。 フードトラックパークと書いてありました。 入ってみたかったのですが先を急がねばなりません。 途中、電車延伸の工事中に発見された遺跡かと思われる光景やラーメン屋さんに出会いました。 シナゴーグやら最近できたというパレスチナ料理のレストランや本屋さんなど、何か食べたり、もっとゆっくりと見てみたかったです。
この日の歩数は14,144歩でした。

ホテルロビー集合時間は6時40分。今日はアウシュビッツ博物館の観光です。 私はこれまで、テレビでそのアウシュビッツに触れてきました。 アンネの日記には小学生の頃に授業で触れ、そのあとは、様々なドラマや映画で接し続けています。 今でも強烈なインパクトと共に記憶に残っているのが、ドラマ「ホロコースト」(1978年)。当時29歳のメリル・ストリープが主演でした。 そのドラマに感動し戦争の悲惨さを子供ながらに心に刻み、「戦場のピアニスト」(2002)、「シンドラーのリスト」(1994)、「ライフイズビューティフル」(1999)、これもメリル・ストリープが主演の「ソフィーの選択」(1982)などが挙げられます。 それと、つい最近放映されていた岡田准一の「白い巨塔」、ではなく唐沢寿明の「白い巨塔」(2003)も強烈なインパクトでした。 進むも退くも地獄といったストーリーの中で使われた、財前教授がビルケナウの死の門からの列車の引き込み線の線路に立つ映像を観て、あまりの哀しさに鳥肌がたったの覚えています。


あの有名な「働けば自由になる」の門


博物館専属日本ガイドさん


現代でも絶えないお供えの花・死の壁


現存するガス室


クラクフ駅発オシフィエンチム行きの定期長距離路線バス

アウシュビッツ博物館には日本語のガイドさんと一緒に徒歩とローカルバスを使って移動します。 移動しがてらいろんなお話ができます。 クラクフの街から2時間弱で到着です。 博物館では専属の日本語ガイドさんが案内してくれます。 博物館の専属のガイドが案内してくれるのはアウシュビッツ博物館だけで、ビルケナウ収容所はホテルで合流したガイドさんが案内してくれます。

観光地に行って、心が躍らない、いや、心が塞ぐ不愉快な気持ちになる。 もう二度と来たくない、早く帰りたいという思いになることはあまりないでしょう。 ここはそう思わずにおれませんでした。


死の門からの引き込み線

財前教授が立っていた線路に私も立ちました。 また、このレールの上を通ったであろう数百万人のユダヤ人の方々のことを思うと、自分はその時代にユダヤ人として生まれてこなくてよかったと思うことしかできない自分に何とも言いようのない、どう表現すればよいのかわからない嫌な気持ちしか湧いてこないのでした。


収容所から奇跡的に生還した人々のモニュメント

少しでも救いになったのが、この収容所から奇跡的に生還したユダヤ人の方のその後の様子が写真付きで紹介されています。 結婚して、子、孫、ひ孫、玄孫、総勢百数十人という方もいらっしゃいました。 人ひとりの影響力がどれほど強いのかを教えてくれます。 一人の生命は地球よりも重いのです。


日本語ガイドのソフィアさん

今回、アウシュビッツツアーでお世話になったガイドさんはソフィアさん。 東京の某国立大学に1年間留学していた才緩です。 そして今年6月にポーランドを訪問された秋篠宮さまご夫妻の同時通訳の大役を担っていらっしゃった方です。 その時の映像や画像を見るとソフィアさんが映っています。 そんな方にガイドしていただいてとっても嬉しかったです。

この日の歩数は16,681歩でした。


6人用寝台クシェット


しっかりお世話してくれた車掌さん


チェコのナンバーワンビール・ピルスナーウルケル

アウシュビッツツアーを終えた私はその夜の寝台列車でプラハに向かいます。 密かに楽しみにしていたのですが、私は列車の旅が大好きです。 特に夜行列車が。 4人用のクシェット(コンパートメント)を予約していましたが片側3段ベッド、6人用のクシェットに通されましたが一人で使ってよいとのこと。 気兼ねなく使えるのはありがたい。 冬のヨーロッパは観光客が少ないのでこんなことも起きます。 車掌さんから貴重品の管理を徹底するようにと口を酸っぱくして何度も何度も言われました。 ドアの鍵も忘れるなと。 そしてビールは要るかと問われたので、もちろん!と答えて出てきたのがチェコナンバーワンビール販売数のピルスナーウルケルです。 今の日本で言うとアサヒスーパードライといったこところでしょうか。 ちなみに、私のナンバーワンビールはホワイトベルグ。 毎日飲んでます。 発泡酒ですが最高旨いです。


寝台車の車内


寝台車のトイレ


寝具はこれだけ

さて、寝台車は快適ですが、一人旅なのでトイレの時の貴重品管理が面倒です。どこにも持っていけるようにひとつにまとめられる子袋を用意しておけばよかったと思いました。 トイレもきれいに掃除されています。 そして何よりもよかったのは定時運行です。 ワルシャワからクラクフへの列車も、駅で自分の列車を待っているときに何本も定時にきっちりと出発していました。 列車の定時運行はありがたいです。 寝具は薄手のシーツだけで、室内の暖房を調節して温度管理しますが厚着をして寝ました。 到着予定の1時間前に車掌さんがドアをノックして起こしてくれます。 ドアを開けて降りる準備をしていたら、今日も元気で頑張れよと声を掛けてくれました。 快適な寝台列車の旅でした。

駅に到着してまたどの出口に出たらよいのかわかりませんでしたが、適当に外に出たら最適の出口でした。 方向感覚冴えてます。 快適だったとは言え寝台列車なので何となく体はだるいです。 だからホテルに着いても休まず歩くぞと決めていたら、その決意は特に要らなく、お部屋に入れませんでした。 朝だから当たり前なのですが、ホテルスタッフからは14時頃に部屋に入れるから荷物を預かると言われ、再び外に飛び出したのでした。


プラハのホテルはHOTEL BRIXEN


プラハのキオスク


これが打刻機

プラハでの一番の目的はビール三昧ではなく、プラハ城です。 今日は長い1日になるなと思いながらまず1日乗車券です。 自動販売機が目に入りましたが面倒なのでそれを横目にキオスクらしきお店を探したらそれらしきお店をすぐに発見。 1日乗車券売ってますかと聞いたら「あるよっ」と言いながら2枚を渡してくれました。 お値段は単純に倍額です。 プラハには確かに2泊しますので2枚買おうと思っていましたのでよいのですが、このおじさん凄いのか、2枚買う観光客が多いのか。


プラハ城目指して歩き始めましたが・・・


迷いに迷って・・・プラハ城は遥か彼方


森の小道からプラハ城を眺める

プラハ城に近いと思われる駅で降りてプラハ城目指して歩き始めました。 大きな建物なのでプラハの街のどこからでも見えるのですが、近くに来ると見えません。 なので、即効で迷いました。 駅の出口に関しては冴えてましたが、ついに本領発揮です。 迷いに迷って近くのスパルタという町のサッカーチームのサッカー場まで行ってしまいました。 でも1日乗車券があるのでこんな時も安心。 コースアウトしてもすぐにインできます。


牛肉のグラーシュ

迷いに迷ってプラハ城の裏側の森の小道のようなところにもぐりこんでしまったのですが、結構な人でちゃんとした訪れるべきポイントだったようです。 そこを過ぎたらついに正門に辿り着きました。 しかし、お腹が減ったのでレストランを探しましたが高級そうなレストランしかありません。 そこで牛肉のグラーシュをいただきました。 その後、プラハ城に突撃です。


遂にプラハ城の正門へ


衛兵さんたち


聖ヴィート大聖堂


聖ヴィート大聖堂からプラハの街を眺める


むっちゃ高いです

プラハ城の一番の目的は、聖ヴィート大聖堂で素晴らしかったです。 写真に撮っても臨場感はまったく伝わりません。 でかい、たかい、ひろい・・・・・すごい。
入場券とは別払いで火薬塔に昇れます。 らせん階段ですが。 てっぺんに着いたときは息切れで復活するまで時間がかかりましたが、ひ~ひ~言いながら写真撮りまくりです。 てっぺんに着いた途端に晴れ上がったのです。 今回の旅行で唯一のひとときです。 爽快なひとときでした。 来てよかった。 聖ヴィート大聖堂。 プラハの旧市街、どこも素敵でした。 ヨーロッパはいいですね。

この日の歩数は26,914歩でした。


カレル橋からプラハ城


カレル橋


旧市街広場のティーン教会と旧市庁舎の天文時計

プラハ2日目、遂に雨。 また雨のヨーロッパも最高。 沈んだ気持ちで雨の中を歩く。 カレル橋の上から遠くを見て、たそがれておりました。
この日でこの旅の6日目。 とっくにアジアの味が恋しい。 既に2日目から恋しい。 ワルシャワで探しましたがない。 地図に載っていたベトナム料理のお店はつぶれていました。 さらに、プラハで探しましたが、ベトナム料理があるけど、ちょっと遠いとのこと。 ホテルのすぐ近くに韓国料理がありましたが、前のお店はつぶれて、新しいオーナーが改装工事に着手したところ。 残念。


遂にアジアの味・中華焼きそば

プラハの街にはタイマッサージのお店がたくさんあります。 そこで、タイ料理レストランの情報がないか聞いてみたところ、何と、ないとのこと。 そこで教えてくれたのが中華レストラン。 さっそく行ってみました。 早いお昼時だったためか、お客さんは誰もいなくて不安でしたがそれなりの味ではありました。 量が多くて食べきれず、夜はまたカップラーメンでしたが、ベトナム製でおいしかった~。

この日の歩数は14,606歩でした。

いよいよ最終目的地のハンガリーのブダペストへ。 今度はローカル長距離バスで移動です。 バス旅のよい点は安いこと。 列車に比べると格段に安いです。 バスターミナルのある駅に列車を利用しましょうという宣伝があっておもしろかったです。 プラハから6時間以上かかります。 バスの中にトイレがあります。 コーヒー数種類や紅茶数種類など飲み物もあります。 そのため休憩停車はありません。


プラハのバスターミナルへの道


プラハのバスターミナル


ブダペストのホテルはHOTEL IBIS STYLES BUDAPEST

ブダペストに到着しました。 バス会社や便によって違うのですが、私が到着したのが鉄道駅のケレンフェルド駅でした。 そこから地下鉄に乗り換え中心部へ。 空港へも地下鉄が開通予定で途中まで地下鉄で行って、そこからバスの振替輸送があります。 だからブダペストの街も1日乗車券がとても便利です。


ハンガリーの国民的料理・グヤーシュ


鶏のパプリカーシュ

ホテルに着いたらさっそくアジア系レストランの探索です。 禁断症状が出て止まりません。 しかし、しかしながら、近くにはないとのこと。 そこで教えられたのがホテルの系列店なのでしょうか、ハンガリー料理の店。 寒い夜だったのでチゲ鍋とかトヤムクンとか酸辣湯とかあったかいアジア料理がよかったのですが・・・。またまたしかしながら、ハンガリーのグヤーシュ最高です。 私にはビーフシチューのように思えました。 ガイドブックには肉じゃがとか書いてあるものもありますが、赤ワインで煮たのか色は赤黒く牛の角肉が入っていてまさにビーフシチュー。 寒い冬に最高のお料理です。 メインは鶏のパプリカーシュ。 最後の夜にして初めてちゃんとした晩ごはんです。 朝と昼をしっかり食べて夜は軽めな食事ですませて早めに寝る。 体にはよいのかと思います。

この日の歩数は、バスの乗車時間が長かったにもかかわらず、それでも8,606歩でした。


王宮の丘・漁夫の砦


王宮の丘・漁夫の砦からの眺め


王宮の丘・マーチャーシュ聖堂

今回、飛行機はもちろんですが、ヨーロッパに到着して地下鉄、トラム、路線バス、長距離バス、寝台列車含めた鉄道の旅といろんな交通手段で効率よく旅することができました。 満足の旅ができました。


ブダの丘に堂々と聳える王宮


ブダペストのシンボル・くさり橋とライオン像


おしゃれな露店がいっぱい

そして、最後を飾るブダペストの街の訪問地は王宮と王宮の丘の漁夫の砦です。 ここから眺めたブダペストの街も美しかったです。 ヨーロッパの古い街並みは感動を与えてくれます。 歩いても良し、眺めても良し、どこに行っても飽きることはないですね。

この日の歩数は12,340歩でした。

とにかく、旅に出ると歩きます。 特にヨーロッパでは現地係員がいることはあまりないので、自力の旅がどうしても多くなります。 でも、自力で歩くと目的地以外のどこをどのようにして通ったということまで覚えています。 ガイドさんに連れられて行く旅ももちろん良いのですが、点ではない線の旅の方が私は好きです。

2019年11月13日~21日 旅人 森 裕

ワルシャワ ★★★★★ 戦争で廃墟と化した街が蘇生した。現在の姿に感動です。

クラクフ ★★★★★ 古都らしく落ち着いた街にどっぷりと浸れます。

プラハ ★★★★★ プラハ城最高です。最低でも2泊必要です。

ブダペスト ★★★★★ どっしりとした重みを感じました。それが歴史というものですね。

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