写真でも全ては伝わらないウユニの絶景・ボリビアの世界へ

写真でも全ては伝わらないウユニの絶景・ボリビアの世界へ

昨年のペルーのマチュピチュに続き、今回の出張は2回目の南米ボリビアに訪問する機会をいただきました。秋のサントリーニに続き、相方の行きたい夢の世界を連続訪問してきます!ボリビアと言えば、誰もが知る絶景のウユニ塩湖が大人気です。最近は何処に行く前も余り興味がそそられないですが、結果から言えば、人気が出る理由にも納得いきます。間違いなく行くことを強くオススメいたします!!
しかしながら出発前は、世界最高所の首都ラパスなど高地が続くボリビアの高山病の恐怖に震えあがりました。
ボリビアの首都ラパスへは、ラタム航空を利用しアメリカのロサンゼルス、ペルーのリマで乗り継ぎ辿り着く長旅です。やはり南米は日本から凄く遠いい事を実感します。高山病対策にペルーのリマで現地の怪しげな高山病の薬を服用します。聞く度に、人により用法が異なるので、次回は日本で処方してもらう方が良いようです。数日苦しめられながらも何とか生きて生還を果たしたので、効果はあったようです。


リマ空港で購入した高山病の薬

ラパス到着日は、72キロ離れた、チチカカ湖の南に位置する世界遺産のティワナク遺跡を観光します。ティワナク文明は、紀元前200年から紀元後の1200年頃まで続き、インカにも大きな影響を及ぼしたと考えられています。巨大な石で造られている見事な石造技術の高さが特徴的で必見です。遺跡全体の大きさは4km四方にも及ぶ広大なものですが、発掘は未だに3割ほどしか進んでいないそうです。遺跡にはピラミッド型建造物の跡「アカパナ」、遺跡の中心となる135x130mの広場「カラササーヤ」、カラササーヤの隅に置かれた巨大な一枚岩の門「太陽の門」、180もの石の顔が壁面から突き出している半地下の広場「半地下神殿」などがあり、古代文明に想像力が膨らみます。
遺跡は標高3900mと高地の為、体調に相談しながら無理せず観光をお勧めします。
ホテルに戻ると、寝不足と疲労、高地の影響からか一晩中苦しみました・・・

ラパスで1泊した後は、この旅のメインであるウユニ塩湖に移動です。標高3700mに位置するウユニ塩湖は、世界で最も大きな塩湖です。通年を通して人気の観光地ですが、近年は日本を含めアジアの人達に、写真映えする雨期のシーズンが人気になっています。12月下旬から3月下旬がウユニ塩湖の雨季のシーズンとなりますが、世界で一番平らな場所と言われ、高低差が50㎝もないこのウユニ塩湖だからこそ、降った雨が流れることなく湖面に溜まり、水面が鏡のように反射し幻想的な世界を生み出します。空の風景が映り込み、「天空の鏡」と言われる絶景は雨季にこそ堪能できます。


ウユニ塩湖の観光ツアーは列車の墓場から


ダカールラリーのモニュメント

ウユニ塩湖は、世界の絶景ランキングの常連で、どの時間帯でも美しい景色を楽しむことが出来ます。日中もとても美しいウユニ塩湖ですが、夕暮れ時は特別な時間に変わります。夕日を反射して一面赤く染まった光景は、とても幻想的です。夕日の角度によって反射する色合いも違うので、毎日が違う姿を表します。そして夕日が完全に沈んでからは、星空鑑賞。湖面が満天の星を反射して、星に囲まれているような貴重な体験ができます。
残念ながら、技術がなく星空は撮影が・・・

そして早朝の朝日観賞も絶対に逃せない時間帯になります。真っ暗な世界から徐々に青く染まる景色は忘れがたい経験になるでしょう。拙い文章では伝わらないので、写真でお伝えいたします。

ウユニを後にし、首都のラパスで2連泊したので、ラパス観光もついでにして来ました。
一つ目は大きなすり鉢状の街になっているラパスの人々の交通手段として欠かすことの出来ないスイス製のロープウエイ。都市型のロープウエイとしては世界で最も高い場所にあり、エルアルトからラパス市内へのイエローラインは世界一長いとも言われています。揺れも少なく快適に乗りながら眼下にはラパス市内の生活風景を眺めるのも面白いです。また世界最高所の首都を上から眺める景色は必見です。標高が高い為、体調には十分に注意ください!

2つ目はチチカカ湖クルーズです。チチカカ湖は日本の富士山よりも高い、標高3890mと世界最高所の湖です。大きさは最長190km、幅64km、最大水深281mで面積は琵琶湖の約12倍に相当するほど大きく、ペルーとボリビアにまたがる南米最大の湖です。ラパスから片道1時間半でチチカカ湖の湖畔の小さなワタハタの町に着きます。チチカカ湖クルーズでは海と見紛う程に、どこまでも青い湖面が広がっています。そして今でも少人数のアイマラの人が暮らすトトラ(浮草)で造られた浮島を訪問しました。一歩踏み入れると不思議な感触に驚き、トトラ製のボート(バルサ)に乗れる機会もあるのでお勧めです。クルーズの後は、チチカカ湖名物のマス料理も魅力の一つです。

今回のウユニでの2泊3日では、1日目を日帰りの専用車ツアー、2日目は日帰りの混載ツアーに参加する機会がありました。各国の観光客が10人前後で複数台の車を利用する混載ツアーは、ヨーロピアン、アジア、同じ日本人などの観光客の方達との交流が混載ツアーの最大の魅力ですが、大人数でのトリック写真なども楽しめます。しかしながら塩湖内を自由に周れる専用車観光がウユニ塩湖の絶景を逃さず満喫するには絶対的にお勧めです。

【スタッフおススメ度】
ウユニ塩湖★★★★★ 言葉はいらないです。
夕陽観賞・朝日観賞★★★★★ 行かずしてウユニに行く意味なし
ラパス★★★ 高所に注意!!

2019年4月 大道

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