遺跡で神話や歴史を堪能しすぎるくらいだけど、意外と飽きずにむしろはまっていくシェムリアップ5泊とホーチミンの旅

遺跡で神話や歴史を堪能しすぎるくらいだけど、意外と飽きずにむしろはまっていくシェムリアップ5泊とホーチミンの旅

「アンコールワット」ぼやっと行ってみたいなあ、とは思っていた。
しかし、他にも行きたいところがありすぎてなかなか行かなかった。
2017年最後の旅行はその遺跡を持つ国「カンボジア」と「ベトナム」に旅行する機会を頂き、ついにアンコール遺跡観光行ってきました!

旅の行程は以下のとおり。
*1日目/成田空港発→(乗継ぎ)→シェムリアップ着
*2日目/アンコールトム、アンコールワット遺跡観光およびプレループ遺跡からの夕日鑑賞
*3日目/アンコールワットの日の出鑑賞、東メボン、プリアカン、バンテアイクディ、タケウ、タプローム観光およびスラスランから夕日鑑賞
*4日目/バンテアスレイ、クパルスビアン、ロリュオス遺跡群観光
*5日目/サンポールプレイクック、ベンメリア観光
*6日目/トンレサップ湖および市内散策。シェムリアップ発→ホーチミン着
*7日目/メコン川デルタクール
*8日目/フォトジェニック&ショッピングプランにて観光およびホテルインスペクション。ホーチミン発→
*9日目/→成田空港着
ご覧のとおり遺跡観光盛りだくさんの行程です!


それでは、旅のお話・・・といきたいところですが、その前にアンコール遺跡群の観光をする前に知っておくとより遺跡観光が楽しくなる!!と思うお話と登場人物のご紹介。
アンコール遺跡群のあちこちに見られるのがヒンドゥの神々とお話。
たくさんのレリーフをその情報を持ちながら見るのと見ないのとでは興味深さが全然違う!と個人的に思いました。私はほぼ知識ゼロの状態で挑みましたが、だんだん話を知っていくにつれ見つけたレリーフが何なのかわかるようになって面白かったです!
ではまず、ヒンドゥの神々とその乗り物。また、神獣などをご紹介
*ヴィシュヌ神

・4本の腕を持つことが多い(8本のときもある)
・体は人間、頭と嘴、翼と爪はワシの形をした「ガルーダ」という動物に乗る
*シヴァ神

・怒りを感じると額にある第三の目から炎を出し、なんでも焼き尽くしてしまう
・ナンディンというウシに乗る
*ブラフマ神
・4つの顔と腕を持つ
*インドラ神

・雷の神様
・3頭1体のゾウに乗る
*ナーガ

・5つまたは7つの頭を持つ蛇
*カーラ

・食べること大好きな神。なんでも食べてしまうので自分の体も食べてしまい顔と手しかない
次に、レリーフや欄干によく見られる有名なお話。
*乳海攪拌
ヒンドゥ教の天地創造神話。不老不死の薬を得るため、亀の背にのったマンダラ山を一方から神々がもう一方からは阿修羅が蛇を綱にして引き合う。綱引きで海は攪拌され乳海になり、天女や女神、様々な生き物そして不老不死の薬が生まれるお話。
*ラーマーヤナ
古代インドの叙事詩。ラーマ王子が魔王ラーヴァナにシータ姫を誘拐され、シータ姫を取り戻す為、ハヌマーン率いる猿の軍隊とともに魔王軍と戦いを繰り広げるお話。
それでは、私の旅のお話を始めさせていただきます。

まず、最初に向かった遺跡は「アンコールトム」
「南大門」および仏教寺院であり東西南北に観世音菩薩の顔を彫った像で有名な「バイヨン」がとても印象的でした。
南大門は先にお話しました「乳海攪拌」を再現した欄干が有名!

門に向かって右手が蛇の体を引く阿修羅像

左手が神様の像となっております。

なんとなく神様の方が優しいお顔立ちです。
ここから門をくぐってまっすぐ進みますと「バイヨン」
観世音菩薩のたくさんのお顔がお出迎えです。

バイヨンの第一回廊の壁面にはクメール人の暮らしの様子や、チャンパ軍(ベトナム)との戦いの様子が描かれています。

ちなみに、耳たぶが長く髪をオールバックにしているのがクメール人。

亀にお尻をかじられてます(笑)
ヘルメットをしているのがチャンパ軍だそうです。

戦いに敗れた人は海の中へ。ワニの餌となっています。怖い。。。

こちらは水牛をクメール軍の人達が殺している様子。
戦争前に水牛を殺して、お酒にその血液を入れて飲むと強くなると信じられていたそう。

鶏闘で賭け事をしている様子。
他にもお産の様子や、肉・魚を焼いている様子など日常の光景はどれもわかりやすくておもしろいです。
一気に第二回廊を抜け、上部テラスまで出ると先ほど遠くに見えていた東西南北の観世音菩薩の顔がたっくさん!

近いと迫力が増します。
ほかでも見られますが、「デヴァター」という女神像。アンコールトムの時代は「細くて背が高い」ナイススタイルです。

ちなみにこちらが「アプサラ」

正直、デヴァターとの違いが全くわからない。と思いましたが簡単にいうと踊っているのがアプサラ、すっとモデル立ちをしているのがデヴァターらしいです。納得。
アプサラの踊るダンスは手の動きがとても特徴的で、手は蛇の頭、足は尻尾を表しています。良い踊り子さんであればあるほど手が綺麗に反っている。真似しても私の手は85度くらいで止まりますが、アプサラさんは120度くらいまで反る。すごい。


カンボジアを訪れた際は是非とも観ていただきたいアプサラダンスショー!
夕食の時にレストランで観覧し、一緒にお写真も撮って頂けました!
続いて、「アンコールワット」!!

私の主観的意見による大きな特徴は二つ。
①西が正面
②第一回廊のレリーフ
基本的にヒンドゥ教寺院は東が「生」、西が「死」の方角とされる為、東が正面として建てられていますが、アンコールワットは西が正面として建てられています。これが死んだ王様の為に建てられたとされる理由で、他の遺跡と異なるところです。
また、非常に有名ですが第一回廊のレリーフの数と美しさは圧巻です。
全部見ようとすると一日くらいかかるのではないでしょうか。
いつか網羅してみたいです!体力勝負になりそうですが。。。
第一回廊のレリーフを少し拝見。
ラーマーヤナのお話で登場する猿の軍隊と魔王軍が戦っている様子


猿軍は武器を持たないので噛み付いたりして攻撃している様子が見られます。
乳海攪拌の綱引きならぬ蛇引き?の様子

神様たち

阿修羅たち

欄干に見られる乳海攪拌ではアレンジされどちらサイドも蛇ナーガの頭から尻尾を持っていますが、このレリーフは神様側がナーガの尻尾、阿修羅側が頭を持っています。
それにしても綺麗に整列してます(笑)

他にも第一回廊を抜けると下書き状態のアプサラや、壁に背中を付け胸を叩くと反響する場所などもありました。

最後に第三回廊へ向かいます。

遺跡観光は服装に気をつけたほうが良いと聞きますが、第三回廊への入場の際は本当にチェックが厳しいです!
私の後ろにいたノースリーブのマダムは、大きめのスカーフですっぽり上半身の肌隠しに成功していましたが、きっぱりダメ!!と断られていました。
肌隠せてたのに不憫だなあと思いながら、私の番がやってきたので100人という人数把握の為に配られるカードを受け取りいざ階段を上ります。

急!!
上につくと第一回廊のようなレリーフなどは特になく、ぐるっと歩いて綺麗なデヴァターを発見して下りました。

くっきり彫りが深めで綺麗です。
夕日の時間が迫っていたので、アンコールワットを後にしてプレループへ。
プレループは背の高い遺跡なので夕日の時間は少し混んでいます。

普段はこんな色をした遺跡ですが、夕日に染まると赤くなります。

夕日もばっちり見れました!!


とっても綺麗!
こんな感じで2日目を終え、3日目は再びアンコールワットへ。
今回は朝日を見るため、5時半ごろに眠い目をこすりつつ向かいました。


天気は良かったのですが、雲が多かった。。。

しかし、綺麗なのは綺麗。
それにしても朝早いのに、この観光客の人数には驚きました。

一度、ホテルに戻り朝食を食べた後、私のお気に入りの遺跡のひとつ「プリアカン」へ。

こちらもアンコールトムを建てた王様によって建てられたので、仏教とヒンドゥ教の融合が見られます。しかし、のちのヒンドゥ教徒の王様により仏教色を払拭された痕跡がたくさん見受けられます。

仏のレリーフが削り取られ、ガルーダのみ残った様子。

仏がバラモン僧に書き換えられた様子。
仏の組んだ足は平ですが、バラモン僧は立っています。また、顎髭を生やします。

やはり綺麗に削り取られた仏のレリーフ。
この遺跡、中心に進むにつれて扉が小さくなっていく構造。面白い。

またしてもラーマーヤナの一場面のレリーフを発見!だんだんこうゆう発見が楽しくなってきます。

猿の将軍ハヌマーンがラーマ王子から預かった指輪を、阿修羅により誘拐されたシータ姫に渡し今から助けるよ!!ということを伝えている場面。

アンコールワットにも見られるレリーフ
ラーマ王子がハヌマーンの上に乗り、魔王ラヴァナーに対し弓を射る様子。
この遺跡を歩いているとちょっと探検家になった気分でテンションが上がってきます。

崩れそうな建物
この日は他にも東メボン、バンテアイクディ、タケウ、タプローム、スラスランにも行きました。
タケウ、タプロームについている「タ」は「おじいちゃん」という意味らしくタケウはケウおじいちゃん。タプロームはプロームおじいちゃん、ということになるのですがケウおじいちゃんがすごい。


恐ろしく急です。落ちるとただでは済まない為、登りたい人だけ登ってくださいと言われました。そういうものやりたくなっちゃう質なので登ってみました!
意外と余裕、と思ったら大変なのは下り。

勾配が急過ぎて最初の一歩がよく見えない。
高いところが苦手な人、怖いのが苦手な人には登ることをおすすめしません。降りるときに必ず後悔します。しかし、降りるしか選択肢がありません。
無事に生還したあともうひとりのおじいちゃんタプロームへ行きました。
ここは遺跡がスポアンの木に飲み込まれていることで有名。
また、アンジェリーナジョリー出演映画トゥームレイダーが撮られた木がとても人気。

ここが実際の場所。映画を見たことがないのでいまいち感動できない自分。
ほかにも自然の驚異を感じるスポットがたくさん!



なかでも私のお気に入りはここ!

命名「お尻の木」
見てはいけないものを見てしまった感がすごく好きです。
そんないろんな楽しみ方を見つけながら遺跡をあとにし、再び夕日を見にスラスランへ。

かつて沐浴に使われていた池に夕日が映って最高に綺麗でした。
さて、4日目は私が今回訪れた遺跡の中で一番お気に入りだった「バンテアスレイ」に行って参りました!バンテアスレイは3日目までの遺跡と違い、シェムリアップ市内より車で1時間ほどいったところにあります。東洋のモナリザといわれるデヴァター像で有名な遺跡ですが、少しピンクがかった色の砂岩でできた遺跡、鮮明に残る彫刻など見るのがとても楽しい遺跡でした。




波線は「雲」、斜線は「雨」を表し、インドラ神が雨を降らせて大地に恵を与えている場面のレリーフです。

他にも魔王ラーヴァナがシヴァ神の瞑想を邪魔する様子のレリーフも。そしてここには日本で人気のガネーシャも彫られています!
一通り楽しんだあと、車で15分程移動して「クバルスピアン」へ
プノン・クレーンの丘陵にあるので遺跡までは山道を上り約35分、下り約25分の道を行きます。ずっと足場の悪い道を登り続けるような過酷すぎる道ではなく、平坦な道や足場の悪い道が繰り返される感じの道でした。


途中、休憩所があったりして座って休めますし、影の少ない遺跡と違って木々の中なので暑いですが幾分涼しいです。

道の途中には変な木がちょこちょこ見受けられるので、自然アスレチックできちゃいます!


恐竜のオブジェ!!!!と思ったらただの木の枝でした。

あとどのくらい歩けばいいのかも教えてくれます。
ここを超えると、売店?に出会います。

彼らはここに住んでいるようです。
飲み物の他に、パパイヤなども売っていました。
頂上につくと水の中に次のような丸というか点の彫刻がたくさん見られます。

リンガと呼ばれる丸い点を通った水は聖水であるとされています。そして、この土地の水は町のシェムリアップ川へ流れていく為、聖水により国土に豊穣をもたらすようにとこの地にたくさんのリンガが作られました。
流れを辿っていくと・・・

滝!!!爽快!!!
滝まで着くとあとは何もないので来た道を戻ることになります。
地上についたあとは再び車に乗り、シェムリアップ市内より車で30分ほどのところにあるロリュオス遺跡群へ。遺跡を3つ回った後、突如現れたおじさん。
どうやらヤシの木からジュースとなる樹液を採っていたご様子。


ヤシの木にハシゴをかけて木に登り、採取するよう。
この脆そうなハシゴでそんなに上まで登れちゃうのは凄すぎる・・・などと思いながら、観光客に大人気だったおじさんに別れを告げ、市内へ戻り4日目終了。
5日目は、今年7月に新たに登録されたカンボジア第三の世界遺産「サンポールプレイクック」へ行ってきました!
サンポールプレイクックはアンコール遷都以前、チェンラー王朝の都に造られた寺院群で、大きく3つのグループに分けられています。シェムリアップからは車で片道約3時間でいくことができました。入場料は3USドル。2018年1月からは10USドルとなるそうです。
入口にチケットセンターがあるので入場券を購入します。

遺跡全体の特徴としては、八角形の建物が見られること。


レンガ造りの建物であることなどです。


レンガに彫られた難しい彫刻も見られます。

ラーマーヤナの指輪のシーン。
ライオンの姿ものちのアンコール王朝の時代の遺跡とは異なり、ライオンの髪がクリクリしてドレッドヘアのようです。

また、アンコール遺跡群のものより小さく、丸っこいイメージです。
丸っこくて可愛いので、私はこのライオン像大好きです!!
他にも欧米人の顔の彫刻があったりしてこの彫刻からこの時代に欧米国と交流があったことが考えられています。

サンポールプレイクックは観光客がまだあまりおらず、鑑賞および撮影がとてもしやすかったです。例えば、タプロームと同じような写真が人なしで撮れちゃいました!


私を写真に入れてみると、イチジクの木と、木の根っこにのまれた遺跡の壮大さで小人みたいに・・・自然の凄さがよくわかります。
私がサンポールプレイクックに行った日は偶然日曜日だったので、周りにいるのは現地の方が大多数。遠足で来ている中学生、高校生もいました!ガイドさんによると逆に平日だと彼らがいないので、もっと人が少ないそう。この日でも十分でしたが、さらにゆったり鑑賞できそうです。
現地の方に紛れて遺跡観光をしていると写真を頼まれました!
「お安い御用♪」と思ってカメラ、カメラ~と思っていたらまさかの一緒に写真を撮る方でした。頼むことはあっても頼まれるのは初めて(笑)
「なぜ??(汗)」と思い3秒くらい静止していたら、何やらガイドさんと話始める・・・
「自分と顔が似てる外人がいる!!」と思った結果の記念撮影だったそうです☆

似てますか??☆
おそらく私が自分に似てる人を見つけても、「あ、あの人私と似てる~!思わん??!」と友達に言うくらいで私なら終わるだろうな~。同じアジア人でも行動力が違うな~。よし、見習おう!とふと思った出来事でした。
再び散策を始めると・・・
結婚式の前撮り写真を撮るカップルに出会いました!

カンボジアにいる数日間でも3、4回こういったカップルに出会いました。ガイドさんによるとお気に入りの遺跡の前で結婚式の前撮りをするのが最近のトレンドだそうです。
ちなみに女性が着ている服がカンボジアの結婚式のときに着られる伝統衣装だそうです。
いろいろ遺跡以外にもありましたが、サンポールプレイクックで最後に訪れたNグループ「プラサット・ソムボー」にある中央祠堂がとても珍しかったです。

どこが珍しいかと言いますと・・・四方向出入口があるところです。
通常は一方向だけ出入り可能で、残りの三方向は偽扉です。今回、たくさん遺跡を巡りましたが四方向出入口があったのはここだけでした。開放感があって不思議な感じでした。
サンポールプレイクックをあとにして、いよいよ滞在中最後の遺跡べンメリアへ向かいます!べンメリアも先ほど同様、入場券の購入が必要。5USドルでした。

先ほどより立派なチケットセンターで購入します。
通常、ベンメリアを含め遺跡は東側を正面として建てられていることが多く東側から入ることが多いのですが、全体的に崩壊の激しいベンメリアの中でもたくさん崩壊してしまっている東側からは入ることができないので、南側から入ります。

崩壊の激しい東側

南側もなかなか崩壊している・・・
遺跡内は観光客用に通路が造られており、そこから少し見下ろすようにして観光していきます。

斜めで崩れそうな回廊。


崩れてしまった中央祠堂
ベンメリアは発見された時にはすでにかなり崩壊している状態であったため、修復せずにそのまま保持することになった遺跡です。面白いのは、あちこち崩れて壊れているのに意外と彫刻は綺麗に残っていたりするところです。



乳海攪拌の彫刻も発見。
そして綺麗な彫刻の代表格が南側にある「ナーガ像」!!
今まで見たどの遺跡のものより綺麗です。


細部までとても美しい・・・
ベンメリアと市内間にある村の道では「クロラン」という竹に入ったご飯が売っています。


竹にもち米、豆、ココナッツジュース、塩、砂糖を混ぜたものを入れて焼いたものだそうです。

バナナみたいに竹を剥いて食べます。ときどきおこげみたいな部分があって美味しい!味はほんのり甘いけれど、甘すぎず優しい味。おやつにすごくいいなあと思いました。
ついに、カンボジア最終日。
この日はベトナムへのフライトまでフリータイムを頂いたので、トンレサップ湖に行きました。市内から車で30分ほどで着きます。
トンレサップ湖に近づくにつれ、高床式の住居が見られるようになりますが、そこに住むのは「カンボジア人」、さらに進むとトンレサップ湖上に住む「ベトナム人」の家が見えてきます。水上に住むベトナム人はカンボジア内戦の時代からカンボジアに住んでおり、戦いを助けてくれた恩からベトナムに帰りたくない彼らに水の上というエリアに住む権利を与えているそう。一応、水上の家にも住所があるらしいのですが、雨季と乾季で水量が大幅に変化するトンレサップ湖では、住むのに便利なところに頻繁にお引越しが行われるそうなので、荷物は届かないことも多いそう。
届かないことには納得ですが、届くこともあるんだ~とびっくり。

偶然お引越し現場に遭遇しました!
ボートで家を引いてお引越しするそうです。
移動可能な家ってなんか響きかっこいいなあ、などと思いながらボートに乗っていると学校、スーパー

教会

などがありました。
雨季になると、今見えている木が沈むと聞いて驚きでいっぱい。

住んでいる家の位置が高くなっていくのはどんな感覚なのだろう・・・
住んでみると違いがわからない感じなのだろうか・・・
しばらくボートに乗ると休憩所についたので降りてみるとワニ!!

でか~~~~

ヘビ!!いやあ、絶対無理!子供達は一緒に檻に入っちゃってます。

すごすぎる・・・逞しすぎる・・・と、なかなか他人事で済む距離で写真撮影。
何はともあれカンボジアに来てからほとんど遺跡にいたので、また雰囲気の違う場所も訪れることができて満足。


お兄さんありがとう!
シェムリアップ市内に戻り、カフェにどうしても行きたかったので洋風なカフェでクメールカレーを食べました。


少し甘めのカレーです。
昼食後は5日間お世話になったホテルで荷物を受け取って空港へ。


カンボジア、シェムリアップでは「CITY ANGKOR HOTEL」に滞在しました。
そしてベトナム、ホーチミンへ。
初ベトナム!ホーチミンに着いてホテルまでの道ですごく驚いたのは「都会さ」。
勝手にベトナムとカンボジアは同じような雰囲気、時間の流れをしていると思い込んでいたので、車そしてバイクの数や街の造りなどにただただ驚くばかりでした。
しかも、カンボジアに5泊したあとの私の体内時計は完全にカンボジアタイムでしたので余計に都会に感じました!
夕食後は、次の日に備えて休憩。
ホーチミンではドンコイ通りの1本隣にある通り沿いのホテル「OSCAR SAIGON HOTEL」に滞在しました。

街歩きには便利で、朝食ビュッフェが美味しくて毎朝楽しみなホテルでした。
ホーチミン2日目はメコン川デルタクール。
ホーチミン市内より車で約1時間半、南へ進みメコン川にある島を目指します。
近くまで着いたらこんな感じのボートに乗り換えます。


お茶目な運転手さん
トイソン島で出迎えてくれたのは大量の蜂と最近会った気がするニシキヘビ!


お兄さん大丈夫なの?!それ・・・とビビりっぱなしの私。
トンレサップ湖で他人事のように遠くから、遠い目でニシキヘビと戯れる子供達を見てるくらいでよかったのに。
数日後にはこんなことに・・・

溢れ出る余裕のなさ☆
しかし、私が蛇を巻いたときは運良く蛇がおとなしかった!!
ラッキー☆と思っていると蛇の顔が顔の方にやって来たので発狂していたらお兄さんが大爆笑で助けてくれた。

怖かった~。寿命2歳くらい縮んだ気分。
初めて触る蛇はゴムチューブみたいで、なんとも気持ち悪かったです。
その後、ジャングルクルーズへ

ボートをこぐ勢いとすれ違うボートの多さに圧倒されながら乗っていると、おそらく10~15分位乗っていたのに5分くらいで終わった気分でした!


スイスイ進み、風も気持ちよくて清々しいボートトリップでした☆
この後、夕方くらいにホーチミンへ戻ることができたので、有名のスポットを押さえようと街歩きに出かけました。

市民劇場

サイゴン大教会。改修工事中で入れなかったので残念でした・・・


中央郵便局

ホーチミン市人民委員会
どれもホテルから徒歩圏で回りやすかったです。
そしてホーチミンに降り立った時からしたかったカフェ巡り!とにかくカフェがたくさんあるので迷う!とりあえずホテル近くの「L’amant Café」へ雰囲気が良かったので行ってみました。


オシャレ!!本とか持ってきたらよかった~と思いながら少しゆっくりして2日目終了。
ホーチミン3日目つまり最終日はフォトジェニックな場所を訪れる市内観光とホテルインスペクション。
まず市内観光から。
前日にみたサイゴン大教会よりも古い「タンディン教会」
ピンク色!という乙女カラーが教会をなんともメルヘンなかんじにします。



ミサをしていない時間に周りに集まっている人は若い人が多く、インスタ映えする写真をどうやら撮っている様子。
この教会、外観の可愛さだけでなくステンドグラスも立派。

あわよくば中に入ってじっくり一枚一枚鑑賞したいほどでしたが無理でした。
諦めてまわりを散歩してみると・・・
イエスが磔刑に処されるまでをコマ送りで再現した彫刻がたくさん!

ヴェロニカという女性がイエスの顔を拭った場面

キレネ人シモンがイエスの代わりに十字架を背負った場面

十字架から下ろされたイエスの遺体を受け止めるマリアの悲しみの場面
など十数場面の像が教会の裏にありました。
教会も可愛いかったですが、こちらの像にどっぷりはまってしまいました。
教会の次は最近、日本でも有名になりつつある「MAROU」チョコレートのカフェ。

板チョコはもちろん、チョコをつかったスイーツ

MAROUチョコで作ったモカなどのドリンクも注文できます。

落ち着いた店内で、チョコレートを作る工程も見ることができます。
すこし休憩したあと、市民劇場付近にある隠れ家的カフェ「LUSINE」へ。

知らないとたどり着かないようなところにあるので、お客さんはホーチミンに住んでる感じの人ばかり。

こういったキャンドルをメインに雑貨がカフェの奥で売られています。
最後は「Sadec District」という雑貨屋さん。

実は、前の日に散策していた時に気になって入った為カムバックしたお店。

シンプルですが形や大きさが絶妙に可愛くて、ついつい買ってしまいそうになります。

ベトナムの昔のティーポットは筒状だったようです。
一通りお買い物やカフェ、写真映えするスポットを楽しんだあとはレストランがいくつか集まるエリアにてご飯。
フレンチ風ビストロ

ベトナム料理

などから自身の好きなお店を選んで食事ができます。
ここでツアーは終了。午後からはホテルの視察に行きました。
さくっと紹介いたします。
まず、五つ星ホテル「HOTEL DES ARTS SAIGON」

2015年オープンの比較的新しいホテルで、白と茶色そして所々に金色のアクセントカラーが入った豪華さを醸し出した地上階

毎日DJが音楽を回してくれるルーフトップバー

見晴らしの良いプール

ベトナムローカルマーケットをイメージしたレストラン


など施設が充実。
SKY EXECUTIVE DELUXE ROOM


SKY EXECUTIVE GRAND DELUXE ROOM バスタブ付きです。


EXECUTIVE STUDIO SUITE ROOM


どの部屋にも可愛いミニバーや

大きな1枚窓からのシティビューなどが素敵でした。

次は「シェラトン・サイゴン・ホテル&タワーズ」
プレミアムデラックスルーム


プレミアムスタジオルーム


スタジオルームはシンクが2つありました。
レストラン


ロビー

最後に「THE MYST DONG KHOI HOTEL」

2017年5月に正式オープンした新しいホテルで、特に日本人に人気があります。
深夜便で帰ることが多い日本人には嬉しいチェックアウト後のシャワーの貸出やミニバー、ハイティーの無料サービスなど嬉しいサービスをたくさん用意したホテルです。
また、サイゴン時代の家庭をイメージしたお部屋、ベトナムの道をイメージした廊下など細部までベトナムを感じられるようなこだわりようです。
ロビー

廊下


レストラン


サイゴン初の造船所の部品を再利用した壁

ドンコイルーム

右側はリビングをイメージ。

サイゴンシティルーム


また、全部屋に屋外バスタブ(ジャグジー付き)です。

ホテルですが、家にいるかのような雰囲気・・・

以上、7泊9日のカンボジア・ベトナムの旅でした!
どちらの国にも言えることは「暑い!!」
日焼け対策、暑さ対策はしっかりしたほうがよいです。
隣同士の国ですが、個人的な意見ではカンボジアの2倍くらいの速度でベトナムでの時間は回っている気がしました。カンボジアがいかにまったりゆったりしているかを思い知りました!
そういえば、ホーチミンではこういった看板?をよく見ました。

ん?JAPAN??
現在、地下鉄を作っている最中だそうで、いずれこの看板があるところは出口になるそうです。まだ先のお話のようですが、どんどん都会になっていくベトナムだなあと思いました。地下鉄、楽しみです。
長くて拙い文章を最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
*おすすめ度*
【カンボジア】
日々の目まぐるしい忙しさを忘れ、一息つく場所にぴったり!遺跡はストーリーを知れば知るほど面白い!
・アンコールワット ★★★★☆ 第一回廊を制覇してみたい
・アンコールトム ★★★☆☆ 仏教とヒンドゥ教の混在が面白い
・バンテアスレイ ★★★★☆ ピンク色の砂岩と彫刻の美しさ
・サンポールプレイクック ★★★☆☆ 時代による遺跡ごとの特徴がよくわかる場所
【ベトナム】
バイクとカフェの多さにびっくり。カフェ巡りしてみたい☆
・メコン川デルタクール ★★★☆☆ 普段出会わない物事に遭遇。新体験!
・フォトジェニック&ショッピングプラン ★★★☆☆ 意外な発見。気づかないであろう素敵な場所も制覇
(2017年12月 東 美希)
カンボジア
ベトナム

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