この度、チェコ政府観光局様とアエロフロートロシア航空様主催の「チェコファムツアー」に参加させて頂きました。
チェコといえば、首都プラハや世界遺産の街チェスキークルムロフが思い浮かぶ方が多いと思います。
しかし、今回のチェコの旅は違います。
チェコ滞在8日間にうち、プラハでの滞在は1泊のみ、チェスキークルムロフには行きません!!
「行きたかった」というのも本音ではありますが・・・
気になる日程は以下の通りです★
1日目 アエロフロートロシア航空 モスクワ乗り継ぎにてプラハへ。
宿泊:カルロヴィヴァリ
2日目 カルロヴィヴァリ観光 観光後ロケトへ
ロケトにて観光後、ブルノヘ
宿泊:ブルノ
3日目 ブルノ観光
観光後、ミクロフへ
宿泊:ミクロフ
4日目 ミクロフ観光(ホリーヒル観光)
ミクロフ観光後、レドニツェ=ヴァルチツェ地区へ
レドニツェ=ヴァルチツェ地区観光後、オロモウツへ
宿泊:オロモウツ
5日目 オロモウツ観光
観光後、リトミシェルへ
宿泊:リトミシェル
6日目 ズビロフへ
ズビロフ観光後、プルゼニュへ
宿泊:プルゼニュ
7日目 プラハへ
プラハ観光
宿泊:プラハ
8日目 プラハ発 モスクワ乗り継ぎ
9日目 成田空港へ到着
上記のスケジュールにて、チェコを堪能してきました!!
久々のヨーロッパにテンションもあがるものの、日程が決まった際には恥ずかしながら「ん?どこ???」という感じでした。
行きのモスクワまでのフライトはビジネスクラスを利用させていただきました。
ほとんどフルフラットになるシートに美味しい料理、最高です。
モスクワ⇔プラハ間はエコノミークラスでしたが、シート間も狭くなく、ゆったりとした感じです。帰りのモスクワ→成田もエコノミークラスを利用しましたが、スリッパもあってアメニティも言うことなし。トイレには歯ブラシもありました。
エンターテイメントは非常に豊富でしたが、日本で知られている映画は少なかったです。もちろん日本語も少なめ(おそらく2本)でした。
プラハに到着したのは21時。しかし、入国審査に長蛇の列が・・・
結局、全員そろって空港を出発したのは22時半を回っていました。
朝晩の気温は5~7度です。寒い!
プラハに到着後、バスでチェコが誇る温泉保養地「カルロヴィヴァリ」へ。
車窓の景色を楽しもうと思っていたのに、気付けば目的地に到着していました!!
(2時間かからないくらいで到着です。)
カルロヴィヴァリでは4つ星ホテル「DVORAK」に宿泊。
その他には「GRAND HOTEL PUPP(5つ星)」と、「AMBASSADAR HOTEL(4つ星)」を見させて頂きました。
「GRAND HOTEL PUPP」
こちらの5つ星ホテルでは、カルロヴィヴァリに来たなら必見と言われるほど有名なホテルです。
1701年に創業され、ヨーロッパ中の著名人達に愛されてきたこの5つ星ホテルは、映画007シリーズ・「カジノロワイヤル」のロケ地です。
スリリングなポーカー勝負の舞台となったカジノ「パップ・カジノクラブ」も有名です★
「AMBASSADAR HOTEL(4つ星)」
街中にある立地の良いホテルです。
2日目は、カルロヴィヴァリとロケトを観光したのち、ブルノへ。
カルロヴィヴァリはテプラー川とオフジェ川の侵食によって形成された温泉の街で、ヨーロッパ1美しい温泉の街と言われるほどです。
可愛らしい建物が並ぶ川沿いを街の方へ歩いていくと、何やらもくもくと湯気が見えてきます。
これは!温泉の噴水!!!
この噴水の後ろには、コロナーダ(飲泉所)と呼ばれる建物。
中には3つの蛇口があって、それぞれ40度・50度・72度の温泉が出てきます。
72度が本来の温度だそうです。
カルロヴィヴァリは飲む温泉で有名でもあり、人々は健康のために飲んでいるそうです。
コロナーダでは、コップやペットボトルを片手に、蛇口から出る温泉を飲む人々の姿が見られます。
温泉を飲む用の可愛いコップをお土産に頂いたので、私も早速試飲を。
1番低い40度からチャレンジです★
お世辞にも「美味しい」とは言えない味ですが、全て少しずつ頂きました。
コロナーダを後にして、次は町の散策です。
街を歩いていると、いたるところにコロナーダがあり、温泉を汲みに来る人々。
お土産屋さんには温泉を飲む用のコップがいくつも並んでいてとっても可愛いです。
街のお散歩を楽しんだ後はベヘロフカ博物館。
ベヘロフカは日本でも良く目にする薬草リキュール(緑色のやつ)ですが、ここで作られていたなんて知りませんでしたよね。
カルロヴィヴァリで生まれたハーブリキュール「ベヘロフカ」は、20種類以上の薬草からつくられ、シナモンやジンジャー風味の柔らかな甘さが特徴です。
1807年に販売が開始され、今では世界中で飲まれている人気のお酒、というわけです。
ここではベヘロフカのレアな味まで飲めて、お土産にも買えちゃいます。
右の茶色いベヘロフカは日本では買えないとのこと。
小さい小瓶をお土産に買いました♪
カルロヴィヴァリの終着点は、モーゼルガラスミュージアム。
チェコといえば、ボヘミアグラスが有名です。
ここは、世界的に有名なモーゼル社のガラス工場と博物館となっていて、実際のガラス作りの現場を見学することもできます。
モーゼル社は、Ludwig Moserにより、1857年に設立され、ガラス職人や彫刻家によるハンドメイドのボヘミアガラスは、世界中で愛されています。
博物館には様々な作品の数々、機械では再現できない精巧な模様や不思議な形の置物など、見ていて飽きない博物館です。
続いては、中世の街並みが残る可愛い小さな街「ロケト(ロケット)」。
オフジェ川が人の肘のように湾曲を描いて流れていることから、 ロケト=チェコ語で”肘” という名前になったそうです。
ボヘミア王国皇帝のカレルⅣ世が休息や狩のために訪れた街で、ロケト城は、かつて刑務所として使われていました。
現在は博物館のように当時のものが展示され、実際に拷問が行われていた場所を、リアリティのある音響とともに見ることができるそうです。
私が訪れたときは、調度城内でワインフェスティバルが行われていて、拷問の場所まで行くことはできませんでしたが、城内そでは心温まるダンスを見ることができました。
陽気な音楽に人々の笑顔、その場にいるだけで幸せな気持ちになりました。
お城の頂上まで上ると、ロケト城の周りに広がるカラフルで可愛いパステルカラーの街並みと、街を囲む雄大な自然を見ることができます。
城内とは打って変わって、中庭ではザ・ロック!な音楽が流れ、ワイン片手に楽しそうな人々。私たちが通ると「アホーイ!!」(ハローみたいなニュアンスの意味)と声をかけて乾杯するのでした。
※「乾杯」は「ナズダラヴィ!」
ロケト城でワインを楽しんだ後は、夕食♪
子豚の丸焼きを見させて頂きました。見るのは実はちょっと苦手・・・
そのまま足を切って私たちのテーブルへ・・・
小さな街ですが、可愛らしい町並みを散策したり、お城の中で歴史に触れたり、豊かな自然を感じたり、様々な楽しみ方があります。
今回はお城しか観光することができなかったので、次は宿泊してゆっくり楽しみたいと思える街でした。
続いてブルノへ移動しますが、車で4時間半の道のりです。
宿泊は4つ星ホテル「MARRIOTT COURTYARD」
ブルノでは「HOTEL GRANDEZZA(5つ星)」「GRAND HOTEL RICC(4つ星)」「 HOTEL BARCELO(5つ星)」を見させて頂きました。
「MARRIOTT COURTYARD」
街中からは離れていますが、モダンな雰囲気でとても綺麗なホテルでした。
お部屋も広く、快適でした。
「HOTEL GRANDEZZA」
パルナスの噴水の真後ろに建つ、歴史ある5つ星ホテルです。
「GRAND HOTEL RICC」
可愛らしいデザインに、様々な種類のお部屋が特徴です。
アパートメントタイプは広くてピアノもあって、キッチンもとても広い。こちらも驚きです。
「 HOTEL BARCELO」
スペインテイストのスタイリッシュホテル。家具やインテリアなどはスペインで仕入れている。
ブルノはチェコで2番目の都市。
日本で例えると、プラハが東京でブルノは大阪。
ブルノはプラハとはまた違った雰囲気のチェコを味わえる都市です。
この度、先にブルノ、最後にプラハを訪れましたが、プラハだけ別格に異なる雰囲気でした。
ブルノを訪れたのが日曜日、ということもあったせいか、人通りは少なく閉まっているお店もちらほら。平日や土曜日は非常に賑わい、全く違う雰囲気なのだそう。
市内を歩いていると、中世の町並みの中に、歴史的建造物や近代的な施設が混在していることに気付きます。見どころがギュッと詰まっているので、コンパクトでありながら観光しやすい街と言えます。
1092年には既にロマネスク様式のキリスト教会が建っていました。
このゴシック様式になったのは14世紀以降です。
中に入ると高い天井とステンドグラスに見入ってしまいます。
移動式のノーコインカフェ。
お金の代わりに親切心でコーヒーを買います。
ゴミを拾う、人を笑顔にする、などなど・・・
日本にもこんなカフェはあるのでしょうか?
こちらはブルノ市内で最も古い建物「旧市庁舎」の正面。
真ん中の塔だけ曲がっています。
これは、当時の技術師が満足な給料をもらえず、わざと曲げてしまったそうです。
そして誰も直せないのだそうです。
自由広場です。
人が少なすぎて、これが日本の大阪?!という感じでした。
平日のブルノも歩いてみたい!
私のお気に入りの教会の1つとなった「聖大ヤコブ教会」
巨大なアーチと縦長の窓が美しいゴシック様式の教会です。
聖ヤコブ教会の地下には、納骨堂があります。
全て本物です。
翌日、ファムツアーメンバーのカメラのデータに、怖い写真データがあったことは決して忘れないでしょう。
撮影禁止ではないですが、撮るのも少し勇気がいります。
午後はグルメツアー★
ブルノ市内で人気なカフェ・バーを回りました。
グルメツアーでお腹いっぱいになった後は車で1時間弱、ミクロフへ。
ミクロフはオーストリアとの国境に位置する人口約1万人の小さな街。
モラヴィアワインの生産地として有名な場所であり、街の中心ミクロフ城も目を引きますし、ホーリーヒル(聖なる丘)も有名です。
夕食は「VOLARIK WINE CELLAR」。雰囲気のある洞窟のようなレストランで、美味しいお料理とモラヴィアワインのテイスティングを♪
宿泊は4つ星「GALANT HOTEL」
ミクロフではミュシャも滞在したホテル「TANZBERG」も見させて頂きました。
「GALANT HOTEL」
ホテルのバルコニーや屋上からはホーリーヒル(聖なる丘)を見ることができます。
1つ1つのお部屋は広く、ゆったりとした空間です。
屋上にはジャグジーがあります。
「TANZBERG」
ミュシャの滞在していたホテル エコノミーからデラックスまで、シンプルな内装のホテル
翌日はホーリーヒルの上のサンセバスチャン礼拝堂を目指してハイキングです。
なかなか険しい道のりでしたので、歩きやすい靴が必須です。
道中には14個のイエスキリストにまつわる彫刻があり、かつては巡礼地(十字架の道)として知られていました。
丘の上からの景色は絶景そのもの。
赤い屋根が広がる静かな街を、丘の上に建つミクロフ城が見守るかのように佇み、更にその周りにはモラヴィアの豊かな自然が広がるのです。
地球の歩き方にこの街が乗っていないことが不思議。でも観光客の少ないこの静かさが良い、“ヨーロッパの田舎町”という雰囲気が何とも言えない、穏やかな街でした。
丘の上にあるサンセバスチャン礼拝堂。中に入ることはできません。
ホーリーヒルからの絶景を楽しんだ後はミクロフ観光です。
ミクロフ城とディトリフシュテイン家のお墓を訪れました。
ミクロフ城は、13世紀に建築が始まり増改築を重ねて今の形になりました。
城内に入ることができるのはツアーのみで、私たちは入ることができませんでしたが、地下の巨大ワイン樽を見ることができました。
城の中庭は自由に入ることができ、とても綺麗に整備されています。
ディトリフシュテイン家は16世紀から19世紀までこの地を治めていました。
お墓と云うより教会といったイメージですが、礼拝堂は1625年に建てられ、教会は1656年に建てられました。
当時、建てられた目的はお墓ではなく、イタリアのサンタ・カーサ聖堂のコピーを作ろうとしたのだそうです。病気を治すための礼拝堂として、多くの人々が健康になりましたが、1784年に火災で崩壊し、1845年にお墓として改築されました。
ミクロフでももう少し滞在したい気持ちを抑えて、レドニツェ・ヴァルチツェ地区へ向かいます。
ヨーロッパの庭として知られるレドニツェ・ヴァルチツェ地区は、レドニツェ城とヴァルチツェ城が華麗な姿を留めているだけでなく、美しく刈り揃えられた庭園も必見です。
先にレドニツェ城を観光し、ヴァルチツェ城は地下にあるワインセラーにてモラヴィアワインのテイスティングをしました。
レドニツェ城は、13世紀から7世紀にわたって南モラヴィア地方を治めたリヒテンシュタイン家の夏の別荘として使用していた場所です。
城内は豪華な装飾が施され、中でも感銘を受けたのはオークの木のみが材料でできている螺旋階段。
木以外は一切使用していない。
非常に巧妙な装飾が一面に施されていて、思わず声に出して感動してしまいました。
その他にもチェコ国内で1番大きなシャンデリアや一面青色のお部屋、絵画と鏡のユニークなお部屋など、興味をそそる城内となっていました。
城内ツアーの後は、馬車に乗ってミナレット(展望台)へ。
300以上ある階段を一気に上ります。こういったケースは途中休憩したら終わりです。絶対に足を止めてはいけません。
毎日満腹になるまでチェコ料理を堪能しているので、良い運動になりました。
頂上からは先程までいた小さな街「ミクロフ」も見えました。
広大な自然の中に、いくつもの小さな村が点在していることが分かります。
ミクロフのように、訪れるべき田舎町があるのではないか、とワクワクした気持ちになりました。
レドニツェ城の後はヴァルチツェ城でのワイテイスティング(国立ワインセラーにて)を楽しみました。
余談となりますが、今回のツアーでは、毎日満腹になるまでチェコ料理を堪能させて頂きましたが。
3日目あたりから、チェコにはダンプリングという白くて丸い食べ物が有名だと分かりました。これはチェコだけでなくドイツやオーストリアなど中欧で広く食べられている肉料理などの付け合わせです。小麦粉が主成分の、分厚い肉まんの皮のような食感で、非常にお腹にたまってきます。
チェコ料理となると必ず出てきたのがこのダンプリング。ツアー後半に差し掛かると、もう要らない・・・なんて思いがちですが、帰国してしまうと食べたくなります。
日本ではなかなかお目にかかれないそうなので、食べれるレストランを探そうと思うのでした。
遅めの昼食と美味しいワインで満腹になった後は、オロモウツへ向かいます。
オロモウツの宿泊は4つ星ホテル「THERESIAN」
オロモウツでは「ARIGONE(4つ星)」を見させて頂きました。
「THERESIAN」
スタンダードルームでも非常に広いお部屋でした。
私の部屋はバストイレ別という神対応!
しかし、バストイレが同じという方もいれば、バストイレ同じなうえに仕切りも何もない、という方もいました。
同じスタンダードでも、ロシアンルーレットのような感覚です。
「ARIGONE」
立地抜群!街の中心に位置し、いくつもの建物があります。モダンな雰囲気のお部屋から、歴史ある雰囲気の部屋まで。
受験生用の建物もあります。さすが「学生の街」
オロモウツは、簡単に説明するとチーズと世界遺産の街★
プラハに次いで文化財保有数第二位の町です。
中心部には聖ヴァーツラフ協会や聖三位一体柱、聖母マリア協会や博物館など、多くの訪れるべき場所があり、旧市街にはロマネスク・ゴシック・バロックなど様々な様式の建築が見られます。
クリスマスの時期は、旧市街中心部のホルニー広場とドルニー広場で美しいクリスマスマーケットも開催されます。オロモウツのクリスマスマーケットは、チェコ人がチェコNO1と認めるくらい綺麗なのだそうです。
また、外せないのが美味しいチーズ。
オロモウツのロシュチツェ地方で生まれたチーズのみが有名な「オロモウツトヴァルーシュキ」を名乗ることができます。
今回は4種類のチーズをテイスティング!
ショーケースに並ぶチーズたちはまるでデザートのようです。
濃厚で美味しいチーズは、コーヒーではなくビールとの相性がGOOD!!
オロモウツの後はリトミシェルへ。
リトミシェルには世界遺産リトミシェル城があります。
リトミシェル城は、ルネサンス建築の傑作としても名高い建造物の1つであり、壁一面に約8,000の異なるアートが描かれています。
古い封筒のような形をしていて、どれも繊細で美しい装飾です。
宮殿の中は、中庭を囲むようにいくつものお部屋があります。
お部屋は典礼の間、緑の部屋、戦闘の広間、使用人の部屋など数多くありました。
リトミシェル城内の1階にある家族劇場は、1,800年以上前に建てられ現存する、世界でも数少ない劇場です。当時はライトがなく、火が明かりとして使われていましたが、何度も燃えてしまったそうです・・・
また、馬用の玄関もありました。
城内の階段がやたら低い階段だなと思っていましたが、これは馬のためだったのですね。
なるほど。
リトミシェルは10~11世紀にかけてできた町で、リトミシェル城以外にも、有名な作曲家べドジフ・スメタナの生誕地として有名です。
“スメタナのリトミシェル”という音楽祭が毎年行われるそうです。
リトミシェルでの宿泊は4つ星ホテル「APLUS」
外観とは異なるモダンな内装となっていました。
翌日はズビロフへ。
ズビロフは小さな街でありながら、ズビロフ城という大きな古城ホテルがあります。
ズビロフ城は12世紀に造られ、この城は、ルドルフⅡ世、カレルⅣ世、ジギスムント等、偉大な人物が所有し、20世紀初めには、アルフォンス・ミュシャが約20年滞在したことで知られています。
ミュシャはこの城で「スラブ叙事詩」を制作し、今回はミュシャのアトリエも見ることができました。
ここで初めて知ったことは、ミュシャはデザイナーであったということ。フリーメイソンのチェコ代表であったこと。
デザイナーとしては、シャンデリアや家具もデザインしていたそうです。チェコのお金もデザインしていて、自分の娘をモデルにしました。
お部屋にはいくつものフリーメイソンのマークもありました。
ズビロフ城では、ミュシャが20年泊まっていた場所に泊まることができるのです!
この古城ホテルは2005年にオープンし、改装以前は兵隊が使っていたそうです。
城内には博物館もあり、12世紀から現在に至るまでの歴史を感じることができます。
ツアーは英語ガイドとオーディオガイドの2通り用意があり、宿泊のお客様以外にも参加することができます。
ズビロフ城を後にし、ピルスナービールの本場プルゼニュへ向かいます。
まずはピルスナービールの元祖 ピルスナーウルケル醸造所でビールの注ぎ方を習い、昼食を食べ、工場を見学して、博物館に行きました。
ビールが苦手な私でしたが、味の違いが分かりました。
そして作りたての樽から注がれたビールは金色で、ビールを美味しい、と初めて感じることができました。
プルゼニュはチェコで4番目に大きい都市。ビールだけでは終わりません。
2015年には、ヨーロッパの文化首都としても選ばれていて、古くから工業・美術・演劇・芸術が栄えました。中心地には、世界で3番目に大きいシナゴーグやマリオネット博物館、チェコ1高い塔を持つバルトロミェイ協会など、歴史的な建物が多く残っていて、街歩きも楽しめます。
チェコのマリオネットは、ユネスコの無形文化遺産に登録されています。
マリオネットが有名だなんて知りませんでしたが、何世代にもわたって受け継がれてきたチェコの伝統の1つです。
バレー、歌劇、軽歌劇、ミュージカル、ドラマが毎年約20件の初演がここで上演されます。
プルゼニュでの宿泊は4つ星ホテル「PURKMISTR」。
このホテルには、ホップの入ったお風呂に入りながらビールを飲む、というビールスパがあります。
外からも中からもビールで浸す、という訳です。
バスタブにはホップ入りのお湯、ふんわりとビールの香りがします。隣にある蛇口からはビールが出てきますので時間内飲み放題、セルフサービス。
といっても、お湯につかれる時間は約20分。1杯で十分です。笑
ビールスパの後は身体がポカポカして、お肌もスベスベに??なった気がしました。
そして最後の都市、首都プラハです。
プルゼニュから電車でプラハに向かいます。
1時間ちょっとで到着します。車内はなぜか座席が進行方向と逆向きでした。
社内販売もあり、日本でいう特急列車のような感覚です。
プラハに到着、先にホテルへチェックインです。
プラハでの宿泊は4つ星「K+K CENTRAL」
その他に「BARCELO OLD TOWN(4つ星)」「MARRIOT(5つ星)」を見させて頂きました。
「K+K CENTRAL」
プラハ本駅から徒歩約10分。近くには大型ショッピングモールもあり、ヴァーツラフ広場まで徒歩圏内です。
「BARCELO OLD TOWN」
旧市街広場までわずか300mに位置する立地の良いホテルです。17世紀の建物を全面改装したホテルで、当時はアパートとして使われていたそうです。歴史的な外観とモダンな設備が調和しています。
「MARRIOT」
旧市街広場までは徒歩約5分。2016年に全て改装済みの清潔感あるホテルです。モダン+クラシカルがベースとなっています。
プラハではグルメツアー(ブルノに引き続き2回目)でカフェやレストランを回りました。
ブルノにもプラハにもお洒落でリーズナブルなカフェやレストランがたくさんありました。
外装が華やかで、高そうな雰囲気のお店でも、ケーキ1つ300円くらいで食べることができます。見た目も可愛いし味も絶品でした。
(高いお店もありましたので、値段はチェックが必要ですが。)
グルメツアー中に路面電車と地下鉄に乗りました。
路面電車は荒い運転、地下鉄のエレベーターは速度が以上に早い。
どちらも頻繁に列車があるので非常に便利です★
切符に関しては誰もチェックしないし、日本のように改札もないので「切符の意味ある?」と思いましたが、抜き打ちでチェックがあるそうです。
この緩い感じがたまりません。
グルメツアー後、2時間程フリータイムを頂き、お土産を買占めました。
プラハの夜は、シグナルフェスティバルへ。
私たちが参加した木曜日から4日間開催される有名なお祭りの1つです。
ティーン協会や国立図書館、旧市街広場などが舞台となり様々な光の芸術が展示されます。
プラハの滞在が運よく開催日と重なったので、見ることができました。
メインのストラホフ修道院プロジェクションマッピング
日本人からは生まれることのないであろう作品、発想力に感動しました。
メインは聖リュドミラ教会での3Dプロジェクションマッピング。
日本でもプロジェクションマッピングは有名ですし、ディズニーランドやハウステンボスなどで良く行われていますね。
しかし、日本でのプロジェクションマッピングとは全く異なる世界観でショーが行われていきます。
どことなく不気味というか、音をはずしたようなバックミュージックに、壮大なスケールの画面が次々と展開されていく。
ただただ見入って、終わった瞬間寒さが再来する、という感じでした。
聖リュドミラ教会はプラハのヴィノフラディ地区にあります。
ヴィノフラディ地区は、かつてはブドウ畑でしたが、今では高級住宅街として知られています。ヴィノフラディ地区に住んでいることが一つのステータスになるそうです。
美しい公園や古典主義様式の住宅、カフェやバー、ビンテージショップなど、流行と伝統のエリアです。
ここもまた、昼間に是非訪れてみたいです。
シグナルフェスティバルの合間に、カレル橋やプラハ城の夜景、レスター公園からプラハの夜景を見ることもできました。
今回は夜景のみでしたが、是非昼間のプラハ城やカレル橋も訪れたいです。
さすが首都、プラハだけはこれまでの他の都市と全く異なる雰囲気を感じました。
観光客で賑わい、路面電車が行き交う街、ヴァーツラフ広場にはおおくのお店が出ていて、大道芸の方々が人々を楽しませていました。
美しい穏やかな田舎を巡ってきた私には、とても新鮮で特にプラハ城の夜景はまだまだ見ていたいものでした。
どの都市が1番良かったか?
これが帰国した私にとって1番難しい質問です。
それぞれ魅力がたくさん詰まっていて、久々のヨーロッパだった、ということもありどの街も美しく、ついつい写真を撮りたくなる風景がそこにあるのです。
今回の旅は、チェコシフ観光局様、アエロフロートロシア航空様のおかげで充実したチェコトリップ、ハードで盛りだくさんの旅となりました。
ありがとうございました。
●カルロヴィヴァリ:★★★★★
美しい温泉保養地。カラフルな色合いの建物が並び、温泉が沸いている場所が集中しているので散策も楽しむことができます。美しく優雅な温泉の理想郷「カルロヴィヴァリ」で日本とは異なる温泉のスタイルをお楽しみください。
●ブルノ:★★★★
チェコ第二の都市。コンパクトにまとまった街ではあるが見どころは非常に多い。できれば2泊して、カフェやレストランもまわりながらゆっくりと楽しみたい。プラハとは異なるチェコ、日常のチェコを垣間見ることができる都市。
●ミクロフ:★★★★★
モラヴィアワインの生産地として有名な田舎町。ホーリーヒル(聖なる丘)からの景色は必見。ここに来たならモラヴィアワインをお楽しみください。
●オロモウツ:★★★★★
プラハに次いで文化財保有数第二位。歩けば歴史を感じることができる田舎でもなく、都会でもない町。旧市街中心のホルニー広場とドルにー広場で開かれるクリスマスマーケットも行ってみたい。
●リトミシェル:★★★★
世界遺産のリトミシェル城がこの街最大の見どころ。外壁一面に約8000の異なるアートが描かれ、どれも繊細で美しい装飾。1泊で十分に見て回ることができる。
●プルゼニュ:★★★★★
チェコ西部の西ボヘミア地方にあるチェコで4番目に大きな町です。ピルスナーウルケルのビール醸造所やマリオネット博物館、大シナゴーグなど歴史的な建物が多く残っている。街を歩けば緑豊かな公園やお洒落なカフェがヨーロッパを感じさせる
●プラハ:★★★★★
古き良きヨーロッパの空気が漂う街。昼間の賑やかな市内、建物がライトアップされるロマンティックな夜の市内、どちらも何度も味わいたい。どれだけ時間があっても足らないかも。
(2017年10月 須能麻葵)
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