パプアニューギニアの玄関口、ポートモレスビーの新たな魅力を発見!

パプアニューギニアの玄関口、ポートモレスビーの新たな魅力を発見!

パプアニューギニアと聞いて何を思い浮かべますか??
この度、パプアニューギニア政府観光局様のファムに参加させて頂き、パプアニューギニアの首都ポートモレスビーを旅行して参りました。
知らずになにかを見逃すのは勿体ない、と改めて思う旅行でした。貴重な機会をくださり、誠にありがとうございました。
さっそくですがスケジュールは3泊5日。次のような行程でした。
【1日目】
成田 夜発 ⇒
【2日目】
⇒ ポートモレスビー 朝着
Airways Hotelへチェックイン。朝食後、小休憩。
昼食後、「フィッシャーマンアイランド」へ
【3日目】
LUKIM EXPO
【4日目】
モツ族の住む「ガバガバ村」へ
【5日目】
早朝より「バリラタ国立公園」にて極楽鳥観察
ポートモレスビー 昼発 ⇒ 成田 夜着
初めての出張。始めての成田空港。始めての南半球。初めてのパプアニューギニア。初めてがたくさんありすぎて、この1週間そわそわし続けていました。
始まってみると、意外とあっという間。本当に濃い5日間でした。
*1日目
成田空港からパプアニューギニア航空の夜便で出発。
パプアニューギニアの通貨キナには、日本の空港では両替できないので、現地の空港で両替をします。
*2日目
現地時間で朝の5時頃、パプアニューギニアに到着。
流れで乗り換えの列に並ばないように気をつけて、入国手続きに向かいます。
パプアニューギニアは観光ビザが必要です。入国手続きの際、航空券と入国カードを持ってパスポートを渡すと、無料で発行してくれます。
入国手続きが完了したら荷物をピックアップして、入国カードを提出。私は食べ物を持っていたので、ここで一緒に食べ物もチェックしてもらいます。(食べ物チェックは厳しめなので、飴などちょっとしたものでもカードをYESにして、ここで確認してもらいます)
全部済みましたら、ホテルの車で数分のところにあるAirways Hotelへ。
今回の滞在の間、贅沢にも5ツ星ホテルに泊まらせていただきました。
ビュッフェが楽しめるレストランやプール、ジムやスパ、カフェもありました。
お部屋はこんな感じでした!

ベッドがしっかりしていて寝心地がとても良かったです。毎日ぐっすりと寝ることができました。
お部屋からの景色

ビュッフェが楽しめるレストラン。


ビュッフェでお腹いっぱいになったあと、車で10分ほどのところにあるコキ・フィッシュ・マーケットへ。

このマーケット周辺にいる人はとにかく人懐っこい!
カメラを向けるとこんな感じに。

遠くで遊んでいたのに、わざわざ上がってきてくれます。

ばっちり決まってます!!
マーケットの中も同じで、この調子!


いい人ばかりで楽しいです☆
魚のほうはといいますと。。。

こういった感じで、かなり大きい魚から小さい魚まで。あまり魚好きでない私でも美味しそうに見える新鮮な魚やカニ、貝などがこれでもか!というくらい売っています。
ここからこういったボート↓にて、2日目のメインイベント!「フィッシャーマンアイランド」へ向かいます。

マーケットから島まで20~30分。この道のりが極めて楽しい!!!
テーマパークのアトラクションに匹敵する、あるいは超えてしまうアトラクションとしては長めに楽しめる嬉しい移動です!
その時の風の強さなどによる波の状況によって、楽しさと濡れる具合が変わります。
私の場合、往路はほぼ濡れず、帰路は顔面ずぶ濡れでした☆
カメラなど濡れてはいけないものにはくれぐれも気をつけて、いざ出発です!
途中の道のりの写真を載せたいところですが、撮れませんでした!
なぜなら、跳ねる!落ちる!濡れる!
ぜひとも体験して欲しい、絶対にはまる!と思うフィッシャーマンアイランドへの道のりでした。
島に到着すると、楽しそうに遊ぶ子供達がまたしても写真に収まりに来てくれます。

本当、可愛い☆

ポーズもばっちりです!
島の様子はといいますと、、、



日曜日だからなのか、普段からなのか、大人はかなりまったり過ごしている方が多かったです。それにしても上陸した時から感じる、独特のゆるーい時間の流れが最高です!

教会もありました。かなり派手。
島を少し散策し、再びボートに乗ってさらに奥にあるビーチへ。

この水の色。白砂のビーチ。絶句です。
まだあまり観光客にも知られておらず、このクオリティーでほとんど人がいません!
海に入ったあとのベタベタする感じが嫌だったのですが、それもあまりなく文句のつけようがありません。



時間がゆっくり、ゆーーーっくり流れていきます。
今回は時間の関係上できませんでしたが、遮る建物などもちろん何もないのできっと夕日がとても綺麗なんだろうと思われました。時間があればフィッシャーマンアイランドではホームステイもできるので、1泊島の生活を体験して、夕日も目に焼き付けてなんて旅行もいいなあ、と思いました☆是非機会があればやってみたいです。
ちなみにそのホームステイ先のお家。

ぬいぐるみやたこ焼きの旗などが(笑)私は祖父母の家に来たような生活感溢れる雰囲気だなあと思いました。
便利な生活慣れしていると、1泊しただけでもあれがない。なんてことになるかもしれませんがホストに言ってみれば島全体の人が助けてくれるに違いない。島全体がファミリーのようなのです。そして島全体で協力すると意外と物がそろうらしい!みんなで力を合わせてっていいですね。

島に別れを告げて、2日目は終了。
*3日目
LUKIM EXPO
パプアニューギニアでの様々な旅行についてお話を聞かせていただきました。
部族の方がいらしてたので一緒に写真をとっていただきました☆

会場はネイチャーパークというところだったのですが、自然に溢れた動物保護の役割も果たす場所でした。極楽鳥を確実にその目におさめたい方はネイチャーパークにはガラス張りのケージの中にいる極楽鳥がいるそうなのでおすすめです。
また、近々蛇がやってくるというお話も聞きました。他にもパプアニューギニア特有の動物も含め、たくさん動物はいるようです。
EXPOの帰りに昨年新しくできましたThe Stanley Hotel&Suitesのインスペクションをさせていただきました。こちらのホテルはすぐ横にあるビジョンシティ・メガモールに繋がっており、スーパーでお土産などのお買い物やお食事に便利です。
空港からも遠くなく、高級感溢れるお部屋に泊まれるポートモレスビーのおすすめホテルのひとつです。

ロビー

プール

スタンダードルーム


コーナースイートルーム(バスタブにキッチンも付いています)

デラックスルーム、エグゼクティブルーム
*4日目
水上生活をするモツ族の村、ガバガバ村へ。
ホテルよりマギハイウェイをひたすら約1時間車でまっすぐに進み、最後に20分程ガタガタした跳ねる道を行くとガバガバ村に着きます。
途中、マギハイウェイを走っている時には、トゥブセリア村・ガエリャ村・リゴ村など様々なモツ族の村の暮らしを道路沿いにみることができます。
道路沿いに見える村のモツ族は、元は海に住んでいたようですが、作物を育てる為に海と畑を行き来していると畑の作物を盗まれることがあり、そのまま畑の近くに住むようになったとか。
彼らは主に、バナナ・タピオカ・山芋・マンゴーなどを育てていました。
また、モツ族が海上に住み始めたのは山にいるサソリが怖くて海にはサソリが来ないということが始まりだった、というお話も伺いました。
ガイドさんからお話を聞きながらドライブをしているとあっという間にガバガバ村に到着。

このガバガバという村の名前は「太鼓」という意味があるそうです。
ここからこういった開放的な道を少し歩くと、、、

小学校がありました!

校庭にはサンドバックのような形をした鉄の固まりがあるのですが、それはベルで学校のチャイムになるそうです。
また、少し海の方へ進むと、、、小さいタンクの行列が!

ここガバガバ村には来る途中の他の村にはない井戸があり、それを皆が汲みにくるそう。
タンクには名前がしっかり書かれていて、ちょっとずつちょっとずつタンクの列が前に進んでいきます。

ちなみにこの井戸の水は飲めません。洗濯などに使うそうです。しかし本当に飲み水に困ったときは、沸騰させて飲むこともあるそうです。
いっぱい道草をしたあとはこの道をまっすぐ進むだけです☆


水上に建つ家!!水上にある家を見たのは初めてな気がします。

手前の方の家は桟橋があって便利そう。

何かのお店もありました。
ガバガバ村の人たちはあまり訪問者に慣れてないのか、これまでのパプアニューギニアの人達よりシャイです。しかし遠くの方からも挨拶してくれたり、お願いするとしっかり一緒に写真をとってくれ、やはりフレンドリー。

この男の子が手に持っているボートの模型、本物はこんな感じです。村の子供達はボートの模型を海に浮かべて紐で引っ張って遊んでいたりします。

一通り海沿いを歩ききったところで、伝統的な儀式で踊るモアレダンスを披露していただきました!

子供達、準備万端。

一曲踊り終わって、2曲目体力切れの最年少の少年(笑)

ゆったりとした癒される音楽が素敵でした。

踊ってくださった皆さん。実は親戚同士。まだまだいましてかなり大きなファミリーです。


女の子がもって踊っていたセーリングカヌーにこの村の物語が隠されていました。
実際のカヌーには50人ほどの人が乗ることができるらしく、偉い人が屋根のあるところ。その屋根には見張り役が、などとそれぞれの役割によって乗る場所が決まっていたようです。村人は南西の風が吹く6月ごろに村では収穫できないサゴ椰子と物々交換をするために1ヶ月程航海をし、11月ごろに再び北風にのって帰ってきました。この危険な航海を、村に残された妻や子供たちが心配しながら待ち、無事に帰ってきたときにその喜びを表現する為にモアレダンスが踊られたということです。可愛い小さい子たちも踊るモアレダンスにそんな深い意味があったのか、と話を聞くとより素敵だなあと思いました。素敵な踊りをありがとうございました。
踊りのあとはそろそろお腹が空いた!ということでガイドさんのお家でご飯をいただくことに。ガイドさんのお家は桟橋がかからない奥にあるので、ボートに乗って移動。
途中、男性陣が集まり家の古くなった支柱の差し替えをしていました。


これが家の建つ始めの段階なので、この支柱になる部分を差し替えていたということに。そんなことできるんだなあ、しかもどうやってこの上に家が建つのか、不思議がいっぱいです。

この家の左手前に見える小さな2つの囲いにはブタが飼われています。こういった家がちらほら見つけられますが、たいした動きもできない広さの為、ただひたすら食べて寝る生活を続けるブタさん。

ボートからハシゴで家にあがって中に入ると、意外と普通に家だ!と思いました。
ただ床に隙間があったりして、ついうっかり何か物を落とした際にはさようならです。

お昼は芋類とフルーツ、モロヘイヤや魚など。先ほどの話にもでてきたサゴ椰子もありました。シンプルですが、風通しの良いお家で美味しく頂きました!
お昼のあと少し休憩して、また来た道を車でもどります。
この日は来月オープン予定のThe Sanctuary Hotel Resort Spaのインスペクションをさせていただきました。

南国感の溢れるホテルはこじんまりとしていますがパプアニューギニア産にこだわった木製の家具たちがいい味を出しています。

ロビー

レストラン

プール

鳥かご。様々な鳥が20羽ほどいると思われます。ホテルには常に鳥の鳴き声が。

極楽鳥もいます☆
昨日のEXPOでバリ島輸入のマッサージを少し体験しましたが、それはもう気持ちよくて大満足でした。滞在した際はスパでリラックスしてはいかがでしょう。
今回お部屋は見ることができなかったのですが、少し変わったお部屋のようです。とても気になります。。。
こんなかんじであっという間に最終日。
*5日目
早朝5時出発でホテルより車で約1時間のところにある「バリラタ国立公園」へ
全43種の内、ニューギニア島に36種いるという極楽鳥を探しに行きました!
極楽鳥にはお気に入りの木があるらしく、必ずそのお気に入りの木に戻ってきます。ガイドさんにそのポイントを案内していただきます。
車から降りると鳥の鳴き声がたくさん聞こえます。バリラタ国立公園には極楽鳥だけでなく様々な鳥や動物が生息しています。そのいくつもある鳴き声からガイドさんは極楽鳥のものを聞き分けます。私にはさっぱり。(帰る頃にはなんとなく覚えます)
ガイドさんにつづいて車道から少し山の中へ。
極楽鳥が、、、、いました!!

大抵1、2羽はいるそうですが見ることができるかは運次第。野生なので見れなくても文句は言えません。しかしこの日はとても運がよく、オス5羽、メス4羽がいたとガイドさんがおっしゃっていました。とにかくすごい日だったらしく、ガイドさんが一番興奮していて面白かったです。
私は必死にカメラを向けて、レギーナというニューギニア航空のデザインにもなっている極楽鳥を捕らえました!!





羽が綺麗です。10月11月はこの羽が落ちてしまうそうです。
動物ってよく雄・雌で華やかさが全然違いますがこのレギーナもそうで1枚目の写真に雌が写っていますが、地味です。
たくさん極楽鳥をみることができ、満足してホテルへ戻ります。途中、人生初のワラビーを見ました!!動きがとっても可愛い!そして想像を絶する足の早さ。
ホテル到着後、ご飯を食べて少しゆっくりして空港へ。
チェックインをして飛行機を待ちます。
ポートモレスビーから成田へは午後便なので、今日みたいに朝の時間を有意義に過ごせるアクティビティがあるのは嬉しいです☆
短いようで充実していたので長く感じた5日間。
ポートモレスビーだけの観光でしたが、パプアニューギニアの都会にもかかわらず、時間の流れはゆっくりしていて人々はフレンドリーでたくさん楽しめました!!
私なんかまだまだ奥の深いパプアニューギニアの少ししか知っていないに違いありませんが、知ってみると通過地点になりがちなポートモレスビーでも日本と違う驚きと新鮮さをたくさん味わうことができました。知らないって勿体ないですね。
旅行したばっかりなのに、次は違う都市にも行って、フィッシャーマンアイランドに泊まって。。。など夢が広がります。(すっかりフィッシャーマンアイランド好き(笑))
改めて、今回の機会をくださったパプアニューギニア政府観光局様、旅行中に関わってくださった皆様、本当にありがとうございました。また、好きな国が増えました☆
*おすすめ度*
・フィッシャーマンアイランド ★★★★★
都会にはない雰囲気も味わえるし、綺麗な海も楽しめる。そしてたどり着くまでのボート!
・モツ族の住むガバガバ村 ★★★☆☆
水上生活をプチ体験。そして可愛いシンシン
・バリラタ国立公園 ★★★★☆
野生だから間近では見られないけれど見つけた時の嬉しさと極楽鳥の自然の姿!
(2017年9月 東 美希)
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