未知なる南太平洋の島国を巡る~フィジー~トンガ~サモア~

未知なる南太平洋の島国を巡る~フィジー~トンガ~サモア~




今回は出張でトンガ・サモア・フィジーの南太平洋の島国を訪問する機会を頂きました。
さてはて出張に指名された国々は個人的にイメージも出来ないような未知なる国です。
恥ずかしながら出張前の手配の段階から空港名、都市の名前が、入り交って「?」マークが連発でした。インターネットを調べても観光の情報がほとんどなく、先入観もなく真っ白な状態で出発しました。南太平洋の島国への玄関口は、フィジーのナンディ。大韓航空を利用し仁川経由で約14時間の旅です。今回のトンガ・サモアへはナンディ空港から、フィジーエアウェイズを利用し周遊します。南太平洋の各国へ就航している為、南太平洋の小国へは最適なのですが、旅の最後にフィジーエアウェイズで大変な羽目になりました・・・





●フィジー共和国→ピチレブ島→ナンディ
フィジーに着いて、顔を合わせると「BULA!(ブラ)」の挨拶からフィジーの旅行はスタートしました。ホテルスタッフなどフィジーの人と会えば必ず「ブラ」と挨拶を交わします。現地語の挨拶で距離が縮まり、それだけでフィジーが好きになりました。ホスピタリティ溢れるフィジーの人は、観光産業に貢献してくれる観光客のことをリスペクトしているそうで、そんなおもてなしの精神に惹かれフィジーへのリピーターが多い理由にも納得しました。そしてフィジーに訪れた人は、クリスタルにきらめく海、心温まる笑顔とホスピタリティ、南太平洋に浮かぶ楽園の島に虜にされてしまうことから「フィジーマジック」にかかるそうです。

ナンディ郊外のビセイセイ村の村人

ビセイセイ村の村長の家

フィジーに似つかわしくないカラフルなヒンドゥー寺院


ナンディタウンのマーケットにて




・フィジーと言えばリゾート!屈指のリゾートエリア「デナラウ・アイランド」
ナンディの西に位置する計画的に開発されたデナラウ地区には、ウェスティン、ヒルトン、ソフィテル、シェラトンと高級リゾートホテルが隣接しています。デナラウ・アイランドにはゴルフ場やショッピングセンター、レストランなど全てが揃いナンディから離島に行かなくとも、デナラウ地区のホテルに滞在するだけで楽しめます。フィジーに行くなら、デナラウ滞在がお勧めです!

デナラウポート



○ウェスティン・デナラウアイランド リゾート&スパのカルチャーショー
南太平洋諸島地域で飲まれるKava(カバ)は、特にフィジーでは色々な儀式で飲まれることで有名です。堅苦しい儀式から、だれかがやってきたときのもてなしの儀式にまで、フィジー旅行中、最低1度は口にするはずです。






●トンガ王国→トンガタプ島→ヌクロファ
飛行機がトンガタプ島に近づくと機内から見える沢山の椰子の木が並ぶ大地が非常に印象的でした。トンガ王国の中心トンガタプ島はトンガ最大の島で、首都ヌクロファはトンガ語で「愛の家」を意味しています。無人島を含め170余りの島々から形成されるトンガ王国は、現在まで王制が残る唯一の南の島なのです。
海洋探検家のキャプテン・クックがトンガ王国を訪問した際にはトンガで受けた人々からの親切に感動し、トンガを友情の島(The Friendly Island)としてヨーロッパにも紹介したそうです。王国であるがゆえに今なお当時の良さを留めているのかもしれません。
なおトンガはザトウ鯨が出産のために訪れることでも知られ、7月中旬~10月はホエール・ウォッチングに沢山の人が訪れるそうです。
決して大きくない平坦なトンガタプ島の島内ツアーは、特別な事はなくとも透明度抜群の南太平洋の海を見ながらの周遊ドライブは最高でした。

機内からのトンガタプ島

トンガタプの椰子の木

王宮

フィッシュマーケット


ホウマの潮吹き穴


ツナミロックと呼ばれる岩を登る

岩の頂上から

ハアタフビーチ


巨大な自然の橋「フファンガルペ」


ハァモンガの三石塔

○ファファ・アイランド
ヌクロファから日帰りで訪れることが出来るリゾートも複数あるが、その中でもお勧めは、ファファ・アイランド・リゾートがあるファファ島。小さなボートが、平日は1日1往復でヌクロファと約40分で結んでいます。リゾート自体も、サモア特有のファレと呼ばれる客室が14室と少なく、小さな島なので、ホテルスタッフを含めても島にいるのは50人足らずと少ない。ファファ島の魅力は何と言っても、南太平洋の澄んだ海が島全体を取り囲み、静かなプライベートのビーチと綺麗な海を独り占めできるのでお勧めです。






●サモア独立国→ウポル島→アピア
個人的には未知なる国で秘境のイメージがあったのですが、行ってみるとイメージとは全く別のサモアがありました。サモアでは2009年に道路の車線を右側通行から左側通行に変更し、2010年にエネルギー効率向上の為にサマータイムを導入し。2011年に商取引国であるニュージーランドとの時差を縮める為に日付変更線の西側に移行し、経済、観光業の発展のために変化を望み、進化・発展し続けるサモア!また多くのリゾートホテルのマネージャーに、フィジー人を多く起用しフィジーのホスピタリティを導入しようとしています。ニュージーランド人にとってのリゾート地として注目を浴びているのです。
首都のアピアは空港から車で約40分、サモアで都会的な雰囲気も感じる事ができます。アピアタウンにはマーケットもあり南国の野菜、果物、衣料品や工芸品などもあるので、行って見るのも楽しいです。またアピア郊外には、ピウラ洞窟プール、トゥ・スア・オーシャン・トレンチなどの自然のプールがり、その美しく神秘的な世界には、サモアに来たならぜひ訪れて欲しいところです!
なんとまぁ行ってみないと分からないものです。今後も発展し続けるサモアには注目しようと思いました。

ウポル島の大自然

フィピシア滝

トゥ・スア・オーシャン・トレンチ



フレッシュなココナツジュース

豪華なシーフードプレート


オーナーの趣味でカラフルなローカルバス

サモア人はタトゥーが大好き


フィッシュマーケット

マーケットでは主食の芋が沢山ある


サバイィ島のタートルスイムにて


臭い臭いノニの実

今回は、久しぶりに予備知識もなく、知らない国を現地ガイドと一緒にその国の良さを探しプランニングしながらの視察となりました。透明な澄んだ海、現地の人と触れ合う自然の多い旅に大満足で、手ぶらで帰国しました。なんと最後にサモアからナンディに戻る飛行機で、重量オーバーの為、乗客全員のスーツケースを積まないという暴挙に出たフィジーエアウェイズは、要チェックです。しかしながらサモアから3日遅れで、無事自宅に届きました。機会があれば個人的にも南太平洋の小国をアイランドホッピングに行ってみたいと思います。
【スタッフおススメ度】
デナラウ・リゾート★★★★ フィジーに行くなら是非泊まりたい。
トンガタプ島★★★★★ フレンドリーアイランドに
ファファ島★★★★★ プライベートの透明な海の世界へ
サモア★★★★ 変化はいつ止まるのか注目。
(2017年3月 大道隆宏)
フィジー
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