カタール航空のドーハ~ピサ線が新規就航するということで、イタリア・トスカーナ地方とちょこっとドーハに寄るカタール航空主催のFAMツアーに参加してまいりました。
羽田→ピサ→ラ・スペッツァ(2泊)→フィレンツェ(2泊)→ドーハ(1泊)→羽田
という行程で、いざ出発。
また話は変わりますが、10月末からトム・ハンクス主演の「インフェルノ」という映画が公開されます。
その舞台が今回訪れるフィレンツェということで、出発前日に原作の小説を買い、行きの飛行機で必死に読みふけながら7日間周遊の旅が始まるのでした・・・
◇1・2日目◇
羽田からピサまでは、深夜便でまずドーハへ向かい、翌日のお昼頃に到着。
イタリアは入国の際、入国カードのようなものはなく、パスポートにポンッとハンコが押されるだけです。
またピサの空港はコンパクトなので、迷子になることはまずないと思います。
車に揺られること約1時間。ピサといえば斜塔。斜塔といえばピサ。
あの有名なピサの斜塔に到着しました。車を降りて、シャトルバスに乗り5分程で入り口に到着します。
想像以上の傾き加減にただただ驚くばかり。え?大丈夫?本当に倒れない?写真で見るよりももっとずっと、斜塔は斜めにそびえ立っておりました。
いつもは当日購入など不可能な斜塔に上るチケットが、運良くまだ残っているということで、頂上まで上ることができました。
円を描くような階段なので、途中三半規管がおかしくなります。
ピサの斜塔を満喫した後は、車で1時間30分北へ進み、チンクエテッレ観光の拠点、ラ・スペッツィアへ。
◇3日目◇
この日は1日チンクエテッレ観光です。
チンクエテッレは、ラ・スペッツィアの西にほぼ等間隔で並んだかつての5つの漁村の総称のことをいいます。
ラ・スペッツィアから遠い順に、
★モンテロッソ・アル・マーレ(1番大きな集落。海岸沿いを歩くので波の音が聞こえる)
↓
★ヴェルナッツァ(レストラン多め、テラス席が多く開放的でにぎやか)
↓
★コルニリア(365段の階段を上った場所に観光スポットがあるので、やや体力が要る)
↓
★マナローラ(レストラン多め、ジェラートのお店など多くにぎやか)
↓
★リオマジョーレ(坂道を上り下りしながら歩くので、風景が変わって面白い。お土産屋多数。)
とあります。観光する順番も遠い場所からの方が、他の観光客との混雑を避けられるので、おすすめです。
★モンテロッソ・アル・マーレ★
★ヴェルナッツァ★
★コルニリア★
★マナローラ★
★リオマジョーレ★
カラフルで可愛すぎる町並み、美味しい食事、デザインの凝った雑貨達に、心がときめくばかりでした。
◇4日目◇
この日はラ・スペッツァからフィレンツェへ列車で移動します。
約2時間半でフィレンツェに到着。
午後からはウフィツィ美術館に入場です。
あの有名な「ヴィーナスの誕生」や「春」が展示されているのがここです。
入場の際、手荷物検査があるので、できるだけ簡単な荷物で行く事をおすすめします。
◇5日目◇
この日はまず、ヴェッキオ宮殿へ。
秘密の通路ツアーにも参加しました。
通常では見られない天井裏や絵の向こう側(隠し扉)などを見学することができます。
午後はクーポラとジェットの鐘楼に上りました。ひたすら階段なので、疲れます。
当日券は長蛇の列に並んで買わなければいけない場合が多いので、事前購入をおすすめします。事前であれば時間指定も出来るので、便利です。
どちらからもコンパクトなフィレンツェの街並みを一望できます。
中央市場のフードコートは室内にあり、外では布・革製品の露店が軒を連ねています。外の露店は日が落ちると閉まってしまいますが、フードコートは深夜近くまで開いています。
ピザやワインはもちろん、生ハムやシーフードなど、多種多様なお店で賑わっていました。
◇6日目◇
この日はピサからドーハへ移動。カタールは入国の際、ビザの取得が必要です。
費用は100リアルで、クレジットカードのみで支払い可能です。
着いたのが夕方だったので、簡単な市内観光へ。
ドーハのマーケットは23時頃まで開いています。
ドーハを訪れて何より驚いたのが、ゴミがほとんど落ちていないこと。町はすごくきれいで、また治安も良いので女性一人で歩いても問題ないそうです。物価もそこまで高くありません。
やっぱり迫力のあるピサ、カラフルな町並みが楽しいチンクテテッレ、コンパクトで観光がしやすいフィレンツェと、トスカーナ地方を大満喫した旅でした。
【スタッフおすすめ度】
●ピサの斜塔 ★★★★
斜塔を背景に撮るなら入場口付近がおすすめ。
●チンクエテッレ ★★★★★
新鮮なシーフードと名産レモンを使ったジェラートは絶品
●フィレンツェ ★★★★★
コンパクトな街なので、観光しやすい!
(2016年10月 酒井優紀)
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