10/12~途中、「オランダ」観光。美しきヨーロッパの風景

10/12~途中、「オランダ」観光。美しきヨーロッパの風景

051012_2.jpg10/12 ~オランダ
深夜のフライトから飛行機に揺られること4時間弱…。早朝にオランダ・アムステルダム(スキポール)空港に到着。眠い目をこすりながら、今回はオランダでのトランジットの空き時間を利用して、オランダ市街を簡単に散策する予定だ。見慣れたイスラムの街並みとは一転、近代的なビルが立ち並ぶ。オランダの国土は日本の九州くらい、また、海や川を干拓し国土を広げている。オランダでお馴染みの風車も干拓のため作られたという。またオランダの国土の4分の1が海抜0メートルにあるというのも驚きである。今回利用した空港も湖を開拓してできたという。「スキポール空港」という名は、「船の墓場」と言う意味で、湖の水を抜いたときに昔の船の残骸が多数出てきたことから「スキポール(船の墓場)」と言う名が空港に付いたらしい。そのスキポール空港から車で約20分、アムステルダム中心部に到着。まずはアムステルダム中央駅を見学。どことなく見慣れた姿は東京駅のモデルになったという。本当にそっくりだ。そしてアムステルダム駅から徒歩で、アムステルダムの中心にある「ダム広場(戦没者慰霊塔)」、ナポレオンの弟ルイ・ボナパルトが住んでいたと言われ、大きな広場に人が集う「王宮」。その王宮に隣接するゴシック様式の「新教会」を散策。そして「アンネの日記」でお馴染みの「アンネ・フランク」の家を見学。他にもアムステルダムには見どころが一杯ある。美術においてはオランダが誇る画家、ゴッホやレンブラントなどの美術館もある。また街にはアールヌーヴォー様式の建物が並び、いたる所に運河が流れ、のんびりとした時が流れている。街並みを楽しみながらゆっくり散歩するもおすすめである。(実際、私たちは時間に追われのんびりできなかった。最低一泊はしたかった…。)


051012_1.jpgそして、市街を離れアムステルダムから北へ15kmにあるザーンセ・スカンスの風車村を観光することに…。オランダの象徴「風車」や伝統的な民家が少なくなってきたため、村の人達が移転させ保存するために作られたアミューズメントパークみたいなところだ。
村の中には「時計博物館」や「木靴工場」、「チーズ工房」などがあり、実演もしてくれる。
また、観光用になったとはいえ役目を終えた風車もここでは息を吹き返し、風を受け止め元気に回っている。このザーンセ・スカンスで見る風車は、私たちが想像するオランダの風車そのものであった。緑に囲まれ、可愛らしい姿の昔ながらの民家もあり、民族衣装を着た人も沢山いる。写真を撮るポイントが幾つもあり、古き良きオランダの雰囲気が楽しめる。少々観光地化された気もするがそれはそれで楽しい。
こうして、短い時間ではあったがオランダ観光は終了し、空港に戻り日本へのフライトとなった。
今回、シリアに来てまず思ったのは、想像していたよりはるかに安全であることだ。
シリアでは内戦が行われていたり、ボロボロの建物に人々が暮らしていたりというイメージが強かったが、まったくの思い込みであった。個人的にはヨーロッパ諸国よりも安全だと思う。
歴史や文化、宗教や教養、日本とはまったく違う時を歩んできた国なので、「異国情緒」を楽しむにはぴったりのところである。また、遺跡やお城・モスクなどは様々な歴史を繰り返し、何世紀も前から時を刻み現在に至っているというのを、その場に立って体感できるのはこの上なく快感であった。
私にとっては初のイスラム圏の旅行であったが、イスラムのスタイルが、街並みや人々に映し出されていると強く感じた。決して裕福ではないがどこか希望に溢れている姿が印象的であった。
私が一番驚いたのは仏教では「大仏」や「お釈迦様」、キリスト教では「キリスト」や「聖母マリア」、「十字架」などがお寺や教会に奉られているが、イスラムのモスクでは「神」が奉られていなかったのだ。(常識かもしれないが…)これは、自らの精神を自分自身で磨き上げるということだろうか。とてもイスラム教に興味をそそられたのである。
世界には色々なところがあるが、シリアは未知の世界が案外近いところにあると感じた。
また、今回1歳と3歳の子連れ家族も参加したが、十分に楽しんでいた。(ラクダにも乗れたと大ハシャギ!) 私自身、色々な世界を勉強していく必要はあるが、これから近い未来みんなが気軽にハワイに行く感覚でシリア旅行に行けるという時代をつくっていきたいと強く思いました。

ファイブスタークラブ社員旅行カテゴリの最新記事