カンボジアといえばアンコールワットが有名ですが、アルコールワット以外にも見所はたくさんあります。今回ベトナム航空さんからのご招待でカンボジアの新たな魅力を探すことを目的としたカンボジア・ファムトリップに参加させて頂きました。お天気にも恵まれ充実の研修となりました。本当にありがとうございました。
アンコールワットをはじめベンメリア・コーケー・プノンクーレンなどいくつかの有名な遺跡群を訪れましたが、その中でもタイとの国境付近にある「プレアヴィヒア寺院」の存在感には圧倒されました。アンコールワットはいったという人にも是非訪れてほしい遺跡です。また、カンボジア随一のビーチリゾート「シアヌークビル」からスピードボートで約1時間の「ロン島」には抜群の透明度の海とサラサラの白砂のビーチがあり、カンボジアにこんなにもきれいなリゾートがったのかと驚かされました。「遺跡と一緒にリゾートも楽しみたいけど、日本人がいっぱい来ている場所はいや!」なんて人にうってつけの隠れ家リゾートです。最近密かな人気となっているハーブのコスメ作り体験は難しい手順など一切なく、お手軽に世界に1つだけのハーブ石鹸作りが体験できるとあって女子ばかりではなく男性にもおすすめしたい内容でした。併せて以下で一部ご紹介いたします。
シアヌークビル
カンボジアの首都プノンペンより車で約3時間行った所にある人口約20万人のカンボジア唯一のビーチリゾートがシアヌークビルです。
青い海と白砂の浜がどこまでも続く隠れ家リゾートで、 日本人にはまだ馴染みのないリゾートですが、シーズン(11~4月頃)にはヨーロッパ方面からチャーター便で押し寄せるほどの人気リゾートです。 マリンスポーツをはじめ、国立公園もあり野鳥や野生動物に出会うこともできます。シアヌークビル随一のリゾート「ソカビーチリゾート」は、2004年に完成したシアヌークビル唯一の5つ星リゾートホテルです。 1.5kmにも続く白砂のプライベートビーチを持ち、敷地面積は15ヘクタールにも及んでいます。あまりにも広いため敷地内はゴルフカードで移動します。 その広大な敷地内にはテニスコート、フィットネスセンター、スイミングプール、プールバー、マッサージサラ等があり、その施設の充実ぶりは 先行している他のアジアのリゾートにもひけを取りません。 現在の滞在客はほとんどがヨーロピアンなので、日本人が少ない今はお薦めの穴場リゾートです。日本からはこれまでプノンペンからの陸路で入るか、空路で一度シェムリアップなどに入りそこから翌日乗り換えていく形でしたが、2016年6月17日からアンコール航空によるホーチミン⇔シアヌークビル間の定期便が就航するため、シアヌークビルへの移動がぐっと便利になります。現在の予定時間では日本からホーチミン同日乗継でシアヌークビルに到着できる予定です。ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
抜群の透明度の真っ白なビーチが広がる秘境ロン島
海の街、シハヌークビル。各ビーチがみるみる賑わいを見せる今、その勢いは沖合の島々にも波及しつつある。中でもカンボジアで2番目に大きい島「ロン島」は、その急先鋒。本土と段違いの透明な海で、カンボジアビーチリゾートの新定番になりつつある。
シハヌークビルとロン島間は定期船で結ばれており、シハヌークビルからはセレンディプティビーチ発で、多くの船がトーイビーチに到着する。高速船は片道約45分、普通船は片道2時間ほど。ロン島が近づくと抜群の透明度の海とビーチに驚かされます。シアヌークビルのビーチもきれいなんですがロン島のビーチはそれ以上。 海の色が全然違います。
ため息が出るほど本当にきれいです。
漁師の島、ロン島が観光地としてスタートしたのはおよそ5年前。透明度の高い海、深いジャングル、秘境オーラを湛えたこの島に、ひとつふたつと欧米系バンガローができたのが始まりだ。その後、ダイビングやトレッキングなどアクティビティも充実。訪問客は増え、南東側のビーチには店舗が立ち並ぶまでになった。特に、トーイビーチは本土と島を結ぶ定期便の玄関口であり、最も賑わっているエリア。バンガローやレストラン、各種アクティビティの窓口などが集中、多くの旅行者がここに宿をとり、島散策の拠点にしている。ビーチでは、欧米人が寝そべって本を読んだり日光浴を楽しむ姿が。カンボジア人は、観光客相手の商売に精を出している。ビーチ北側に行くにつれ、静かで洗練された雰囲気になっている。船着場近くのレストラン・バーは、夜になるとガンガン音楽をかけ、シェムリアップのパブストリートのようになるそうだ。
香港島ほどの面積がある、実は広いロン島。南東のトーイビーチだけでも楽しめないことないが、トーイビーチの反対側にあるロングビーチやソクサン村など、他の場所にも訪れたい。特にロングビーチは全長7kmにもおよぶ白い砂浜で、ロン島の中でも抜群にきれいなビーチエリアです。足の裏が砂をつかみ、離すたびにキュッキュッとなる「鳴き砂」エリアでもある。
宿は6つほどしかなく、広く、そして静か。のんびり派におすすめのエリアだ。ビーチ南端には、とびきり水の澄んだポイントがあり、シュノーケリングにもうってつけ。
島内の移動は徒歩か船だが、島は起伏が多く、森に覆われているため、徒歩での長距離移動はお薦めできない。船はバンガローで手配可能で、トーイビーチからロングビーチなら往復15US$程度で移動可能です。ぜひ訪れてみては。
遺跡からの大パノラマが広がるクメール文明最大の山岳寺院!絶景!プレアヴィヒア寺院
カンボジアにある「天空の遺跡」とも呼ばれるプレアヴィヒア寺院は、9世紀、クメール王朝によって建てられたシヴァ神をまつった寺院。 「プレアヴィヒア」はクメール語で「神聖な寺院」という意味を指します。長らくタイとの領有権を巡っての紛争があったため、つい最近まで外務省から出ている渡航情報の危険度が高かったこともあり、まだ観光で行く人は少ない世界遺産です。2013年11月に国際司法裁判所が寺院周辺の土地も含めカンボジアに帰属すると判断したことから、一応ようやく長年の領土問題に決着がついたのと、2014年の12月に、外務省から出ている渡航情報の危険度が下がったため、ツアーにも組み込まれるようになったため、今注目の世界遺産です!弊社のスタッフもシェムリアップから日帰りでは何度か訪れておりますが、その後どうなっているのか大変興味を抱いての訪問となりました。
かつては舗装道路もなく、赤土のダートに足を取られながらやっとたどり着くような場所でしたが、今回訪問してみると道がかなり舗装されスムーズに行くことが可能となっておりました。
また今回はシェムリアップからの日帰りではなく、2012年にできたばかりのプレアヴィヘアのホテル「プレアヴィヒア・ブティクホテル」に前泊し翌日プレアヴィヒア寺院を訪れました。このホテルは寺院から約30KMほどの距離にありプレアヴィヘア寺院を訪れるには非常に便利です。バスタブはなくシャワーのみとなります。室内は、エアコン、ミニ冷蔵庫が用意されており、レストラン付近であればWi-Fiも利用可能です。またレストラン、カフェ、バー、屋外プール、駐車場も完備されております。ホテルから遺跡のふもとまで車で約30分、そこで4WDに乗り換え急坂の舗装道路を登ること約30分で遺跡入り口の駐車場に到着します。駐車場付近にはいまだにカンボジア軍の兵士がつめており、緊迫した雰囲気はないものの、防空壕も多数残っていました。
まずは途中から上がるのではなく、中央階段を下り真のスタート地点であるタイ国境付近にいったん戻ることにする。タイとの検問付近には有刺鉄線が張り巡らされ、警備兵がいるものの、紛争がひと段落したためかその場の雰囲気は平和そのもの。兵士はバズーカー砲を持たせてもらっての記念撮影などにも快く応じてくれる。
山のふもとに車で到着すると、ここからは片道20-30分の山登りが始まります。道中5つの塔門(ゴープラ)を順番に通ります。それぞれの塔門は違った形をしており、段々と大きくなっていくのでテンションがあがります。寺院の中は崩れ落ちて積み重なった1つ1つの石にも彫刻がほどこされており、それぞれに意味があるようです。寺院に着いてから最初に見える第一塔門は、現在修復中で、鉄パイプで支えられていました。2000リエル札のデザインにもなっていますので、訪れた際にはぜひ本物と2000リエル札を見比べてみてください。ゆるやかな坂道を上り、第一塔門第二塔門第三塔門と次々姿を現す塔門を抜けます。 政府によるこの寺院の修復作業は紛争の影響からかほとんど進んでおらず、回廊や最奥部の祠堂(しどう)は崩落が目立つ。加えて、石の表面が削れた跡が新しいくぼみが所々にある。ガイドさんによると銃撃戦の弾痕という。カンボジア側がタイの砲撃が原因と主張する、壁の破損や崩れもあちこちにあった。様々な要因で、他の遺跡と比べ保存状態は良くないが、その姿は何とも言えない圧倒的な存在感を放っていました。さすが世界遺産になった所以か。
第四第五塔門を越え中央祠堂の裏側に回り込むとそこは別世界!付近に高い山はなく、タイとカンボジアの大平原が一望できる。まさに絶景です!古(いにしえ)の祈りの場が戦場となった理由は、ここが世界遺産であることだけでなく、国境紛争の戦略拠点でもあるかもしれません。
崖の上から見える景色に国境はありませんでした。カンボジアとタイは長い間この寺院の領有権を争っていましたが、この神聖な寺院は国境ができる前から、そこに住んでいる人にとってとても大事な場所であり、簡単にどちらの持ち物、と言ってしまえる場所では無いのかなとも思います。目に見えない国境のためにこの神聖な寺院が破壊され、ここに住む人の笑顔が減るようなことが、二度と起こらないでほしいと願うばかりです。
男性にもおすすめ!ハーブのコスメ作り体験
今回シェムリアップにてハーブのコスメ作り体験をしました。
今回訪れたのは日本人女性が経営するオーガニックハーブコスメブランド『クルクメール』。もともとコスメづくりをしていたクルクメールが『スパクメール』を今年4月にオープン。
ここではアンコール王朝時代から受け継がれてきたカンボジアの伝統医療をベースに当日の体質診断によって、カスタムメイドの施術をお楽しみ頂けます。
また、ハーブを調合して、石鹸や入浴剤など世界で1つだけのコスメを作る体験ができます。
今回はオリジナル石鹸作りとハーブによる足湯&マッサージがセットのなった90分のセットを体験しました。
石鹸作りはまず調合に使う数種のハーブの説明をきき、香りを嗅ぎながら、自分の体調や好みに合ったバーブを選びます。その後、鍋でハーブを調合し型に流し込みます。
固まる間に、ハーブによる足湯&マッサージをうけるとあっという間にオリジナル石鹸の出来上がり!
女性向けかなという思いで参加したのですが、これが参加してみると意外と面白く男性でも楽しめるのではないかと思いました。
個人的にはおすすめです
おすすめポイント
プレアヴィヘア寺院 ★★★★★
シアヌークビル ★★★
ロン島 ★★★★
コスメづくり体験 ★★★
(2016年4月 渡邊竜一)
このエリアへのツアーはこちら