日本も涼しくなってきた頃、火山と間欠泉と極寒のイメージがあった世界最北の首都レイキャビックへの出張が決まった。ついでにバルトと北欧の三都市のリーガ、エストニア、ヘルシンキと4カ国を大移動する。
寒いであろうレイキャビックへはスカンジナビア航空を利用しコペンハーゲンで乗継ぎ同日には到着することが出来る。夜遅い到着でもレイキャビック空港からの市内のホテルへはフライバスが安心で便利だ。ホテルによってバスターミナルで乗り換えが必要になるがドライバーがきちんとホテル近くで降ろしてくれるので、昼寝をしてホテル名を聞き逃すと怖い顔をされるので要注意・・フライバスを利用したら、レイキャビック滞在のフリータイムのアレンジの為にシートポケットのオプショナルの案内を忘れずにピックアップしよう!
アイスランドに来たならまずはゴールデンサークルへ。
ツアーの最初に訪れたのはシングヴェトリル国立公園。世界文化遺産に登録された歴史的な場所であるだけでなく、ユーラシアプレートと北米プレートがだんだんと離れている地球の割れ目ギャウがあり興味深い場所です。アメリカ大陸からユーラシア大陸に大移動、パスポートは忘れずに?!
黄金の滝グトルフォス、アイスランド随一の規模を誇り、白い水煙を上げながら流れ落ちる様はまさに豪快そのもので迫力満点。今年の六月に世界三大瀑布のナイアガラフォールズを見たばかりだったが、大自然に囲まれるアイスランドの滝も勝るとも劣らず癒される。
そして個人的に出発前からワクワクだったのが間欠泉(ゲイシール)!世界的にも有名な間欠泉ゲイシール現在では活動を止めてしまったが、すぐ近くにあるストロックル間欠泉は数分に一度吹き出す姿を間近で観ることが出来る。何回見ても飽きることなくひたすらシャッターチャンスを待ち侘びてしまう。
南海岸の青く美しいヨークルサルロン氷河湖
アイスランドの美しい南海岸、ヴァトナーヨークトル氷河からの氷が浮かぶ青く輝く氷河湖は氷河から落ちてきた氷塊が氷山のように浮かぶ。ヨークルサルロン氷河湖では氷の青い美しさを水陸両用のボートで氷の間を通るクルーズをすることが出来た。クルーズ中には氷河から溶けだした透き通った氷を試食も体験できる。
露天温泉ブルーラグーン
ケフラヴィーク国際空港から15分、レイキャビック市内から50分程と近いこともあり、観光スポットのブルーラグーン。やはり日本人には嬉しい露天温泉ですが、外国の温泉は水着を着用して入浴します。ブルーラグーンに浸かりながら泥パックやビールを飲む人も多い。施設も充実していて、ぜひとも1日中リラックスして過ごしたい場所です。残念ながらフライトの時間があり、たったの30分しか滞在できず必ずや再度訪問したいと思った。
アイスランドを後にし、久しぶりに再訪するリーガへ。
そしてリーガからパルヌを経由し“生きた博物館”キヌフ島へ
キヌフ島は、人口は500人ほどの小さな島。エストニアの伝統文化が今でも残っており、この島全体がユネスコの世界無形文化遺産に登録されている。エストニアの夏のリゾート地であるパルヌの沖合にあるこの島は、パルヌ港(2時間半)もしくはムナライド港(50分)から夏の間だけ1日もしくは週何便かだけフェリーが運航している。このフェリーが1日1往復だったので、出発前に苦労したのである。島民の貴重な移動手段というわけだ。
キヌフ島は、車で30分もすれば島を1周出来てしまうキヌフ島。夏のオンシーズンだけオープンするたった一つのレストランや小さな商店が3つしかなく、警察や高校も存在していない。島の人は中学を卒業すると本土のパルヌやタリンに高校に通いに行くそうだ。
島には外灯などひとつない真っ暗な闇の夜空の夜空には、天の川と見違えるほどの満点の星空が望める!!B&Bやホームステイ形式の家では、赤い沢山の縦縞が入ったカラフルなキヌフ島の象徴の民族衣装を身に付けたオーナーが、温かいスープと笑顔で迎えてくれた。夏の間はレンタサイクルで自然を感じるのがベストだろう。
3時間で周るヘルシンキ
キヌフの自然の次はヘルシンキに立ち寄ったが、到着は夜、出発はお昼と時間がない中での観光となった。特急で観光をするにはトラムを利用するのがベストであった。ガイドブックを参考に良いところどりの観光の手始めに世界遺産にも登録されているスオメンリンナ島、マーケット広場、ウスペンスキー寺院、ヘルシンキ大聖堂を速足で駆け回る。残念ながら北欧雑貨のショッピングとはいかなかったが短時間でも大満喫で帰国の途についた。
【スタッフおススメ度】
ゴールデンサークルツアー★★★★ 「レイキャビックに行ったなら、かならず参加しよう」
ブルーラグーン★★★★★「地熱を利用したお風呂に日本人でなくても温泉好きに」
キヌフ島★★★★「島民の魅力を直接触れよう」
2014年10月 大道隆宏
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