ワールドカップ直前のブラジルへ!自然の造形美やサッカーの聖地に感動する旅

ワールドカップ直前のブラジルへ!自然の造形美やサッカーの聖地に感動する旅

日本代表メンバーも決まりいよいよ盛り上がってきたブラジルワールドカップですが、一足先にブラジルの自然や都市を楽しんできました。
○イグアス滝
やはり何と言ってもブラジルの見所でもベスト1になるのがイグアス滝。イグアス滝はブラジルとアルゼンチンの国境にあり、今回幸いな事に両方から滝を観光する事ができました。ちなみにアルゼンチンへの入国はビザ不要なので、ブラジルからの旅行であればアルゼンチン側の観光は絶対おすすめです!双方とも見える景色が違い、ブラジル側からは遊歩道を使ってイグアス滝の全体像を眺める事ができ、アルゼンチン側からは壮大な“悪魔の喉笛”を見る事が出来ます。

ブラジル側からのイグアス滝 天気がいいと虹がかかります。

滝の直前まで行ける展望台。水しぶきがかなりすごいです。

アルゼンチン側の悪魔の喉笛。こちらもかなりの迫力!

悪魔の喉笛へはこのトロッコ列車で移動します。

満月の夜には銀色の虹がかかるルナレインボーが見れます。
写真だと普通の虹にしか見えません。


イグアス滝の観光以外にお勧めとしてはマクコジャングルサファリというアトラクションが楽しめます。イグアス滝周辺は国立公園となっており、なんと東京23区と同じ位の広さを持っています。このマクコジャングルサファリはまず国立公園内を車で見学し、その後徒歩でジャングルを見学します。ここまでは他の国でもあるような観光ですが、最後にスピードボートに乗って滝壺に突入します。日本では絶対に認可すら下りないであろう超絶
アトラクションです。レインコートも売ってますが、なんせ“滝壺”入るわけなのでびしょ濡れ確実です。できれば水着を持参し着用してください。私もレインコートでしのごうと思ってましたが、ガイドに止められ水着に着替えて正解でした。

滝壺へ行くスピードボート

ボートのガイドにチップをあげると自分のカメラで写真を撮ってくれます。

ずぶ濡れ前の私

このように滝壺に突入します。カメラは防水でないと危険です。

○レンソイス
イグアスから世界遺産の街サンルイスへ飛行機で移動、陸路でレンソイスに移動しました。レンソイスは石英という透明な水晶の白い砂丘に雨季の間だけ湖ができる不思議な所で、世界遺産ではない事が惜しいくらい、綺麗な所でした。白い砂丘にできる湖は大小さまざまで、地上からでは全体像を見る事が出来ない位広大です。この湖では泳ぐこともでき、
水着で参加するのがベターです。湖は深さもなく、子供も水遊びを楽しめるくらいです。
魚の湖という場所もあり、水が溜まると孵化するという特殊な魚も見ることができます。ただし個人行動はかなり危険です。砂丘がかなり広くアップダウンもある為、少し歩くと集合地点が見えなくなります。必ずガイドに案内してもらいましょう。お水も忘れずに!

レンソイスでの一コマ。水着がベストです。

晴れていれば空と湖のコントラストが素晴らしくきれいです。

魚の湖。ドクターフィッシュではないので足を入れるとかまれます。

○レンソイス遊覧フライト
実はセスナで上空からレンソイスを見ることもできます。ただ未認可なのでオプショナルツアーはありません。今回もぜひ空から見たいとガイドに伝え、翌日の朝セスナのチャーターを依頼しました。セスナは3名まで乗ることができ、3名乗ると一人13,000円位です。なお3名分を払ってしまえば1名でも飛んでくれます。未認可という事でどんなおんぼろ機体でさぞかしひどいのだろうと思っていると、意外に機体も新しく、安心して空からのレンソイスを眺める事が出来ました。ここまで来たら未認可だろうが遊覧フライトは絶対おすすめです。

遊覧飛行に使うセスナ。結構新しい機体です。

セスナからレンソイスを見学。かなり広大な事が分かります。

同じくセスナフライト。

○プレグィシャス川下り
レンソイス観光の翌日はプレグィシャス川下りに参加します。小レンソイスや地元の漁村などを見学しますが、前日のレンソイスに比べるとややトーンダウンは否めないのですが、そこそこ速度の出るボートで風を受けながらのクルーズは何とものんびりした気持ちにさせてくれます。こちらも水着着用で行くと小レンソイスで泳げます。また漁村のレストランでランチを食べますが、ここにあるハンモックが最高に気持ちがいいのでお勧めです。ちなみに川下りを終えるとサンルイスに帰るバスの中は冷房がギンギンです。水着だとめちゃめちゃ寒いので着替えた方が無難です。

川下りのボート。結構速いです。

小レンソイス。

多分人生初のハンモック。ちなみに写真は隣りで寝ていたどっかのおばちゃん。

ブラジル名物のガラナ。結構おいしい。

○世界遺産サンルイス
レンソイスの起点となるサンルイスは街が世界遺産に指定されています。フランス人によって築かれた街はヨーロッパを思わせる西洋的な作りです。街自体はそれほど大きくないので約2時間位散策するとほとんど見る事が出来ます。

世界遺産サンルイス。何となくポルトガルちっく。

タイルが美しい。

○世界遺産リオ・デ・ジャネイロ
旅の最後はこちらも世界遺産のリオ・デ・ジャネイロです。自然やビーチ、キリスト像など1つの街に見所がぎゅっとつまったおもしろい街です。コルコバードの丘にあるキリスト像は写真などで1度は見ている所だと思います。そばで見るキリスト像はかなり巨大で、ここに来てようやくブラジルに来たと実感しました。海側にはポン・ジ・アスカールという展望台もあり、リオの素晴らしい全景を見る事が出来ます。サッカー好きな私がリオで最も興奮したのがマラカナンスタジアム!試合がない日は中の見学もできるようですが、あいにく観光日は試合があったため外観だけ見学。サッカーの聖地には感動しました。また時間もあったのでカーニバル会場もついでに見学。テレビなどで見るあのカーニバルがここで行われているのかと思い、こちらも意外にテンションが上がりました。

ブラジルの休日でコルコバードの丘への列車が大混雑

コルコバードの丘。とりあえず拝んでみた。

ポン・ジ・アスカールからの絶景

シュハスコでお肉食べ放題!

○少し脱線してワールドカップについて地元民の反応
巷ではスタジアムの建設が間に合っていないなど、ニュースにもなっているブラジルワールドカップですが、地元からするとそれほど盛り上がっている訳でもないそうです。スタジアム工事も最終的には何とか間に合ってしまうブラジル気質があるので大丈夫!との訳の分からないお話しでした。空港からの専用道路も工事はしていましたが完成まではまだ時間がかかるようです。ただワールドカップ以前に世界的なリオのカーニバルを毎年やっているので、ワールドカップはそこまでおおごとではないのだそうです。さすがブラジルと理由もなく納得してしまいました。

サッカーの聖地マラカナンスタジアム。

カーニバルの会場。かなり大きい。

○まとめ
サッカー好きなブラジルだけにもっとワールドカップ一色かと思ってましたが、意外とワールドカップの雰囲気はありませんでした。ちょっと期待してただけに残念ではありましたが、その代わり定番の観光ポイントは十分楽しめました。私見ですが世界3大滝でもこのイグアス滝が一番だと思います。レンソイスももう少し時期がおそいと湖の水量も増えるようですが、今回でも十分景色を楽しめました。国土が広いだけでなく、日本から見ると地球の反対側にあるブラジルは行くのにも時間がかかりますが、南米特有のゆったりした雰囲気がすごく魅力です。レンソイスはもちろん、ピラニア釣りも楽しめるアマゾン川などまだまだ魅力ある行き先があるだけに再度訪れた国となりました。
イグアス滝 お勧め度☆☆☆☆☆L
何といっても世界のイグアス滝。そういえばいつの間にか世界3大滝を見たことになりますがその中でも一番楽しめました。アルゼンチン側の悪魔の喉笛も必見です。
レンソイス お勧め度☆☆☆☆
時期にもよりますが湖がたくさんできる時期であればぜひ訪れてみる価値はあります。湖がないと白い砂丘が続くだけです。なので時期が良ければ☆☆☆☆☆L。
未認可フライトは非常に大興奮!あくまで未認可なので自己判断でお願いします。
サンルイス お勧め度☆☆☆☆
レンソイスに行くと必ず立ち寄ります。西洋的なブラジルらしくない街並みですがそこそこきれいです。
リオ・デ・ジャネイロ  お勧め度☆☆☆☆☆L
思った以上に楽しめたのがリオ。キリスト像もあるコルコバードの丘やキレイなビーチ、さらにグルメやショッピングも楽しめるトータルバランスの良い街。治安が少し悪いものの、日中であれば問題なく楽しめます。ビーチでのんびりもできますし、ガッツリ観光もOK。
2014年4月 菅原 幸介
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