ペルーといえばまず遺跡、でもそれだけじゃない。ペルーでは近年どんどん発展してきて、リゾート開発も進んでいます。今回はガイドブックにはあまり載っていないけれど、おすすめポイントをご紹介したいと思います。
ワカチナオアシス
ワカチナオアシスはリマからパンアメリカン・ハイウェイを南へ約300kmのイカ市内からさらに約5kmのリゾート地があります。まず目につくのは一面の真っ白な砂漠。まさにオアシスと聞いてイメージする風景そのもの。こんこんと湧く泉が池を造り、緑の木々が生い茂り、周囲にはレストラン、カフェ、ホテルが立ち並んでいます。
遠くからみるとまるで映画のセットか写真集にでてくるような風景がそこにあります。
またここでは砂漠のスポーツ、サンドバギーにサンドボードが楽しめます。
真っ白な砂丘のなかアップダウンをものともせず、縦横無尽に走るバギーはまるでジェットコースターのよう。風をまともに受けるのでその体感速度はかなりのものです。
バギーを降りて写真タイム。でもなんて静かなんだろう。周りの話し声以外何も聞こえない、静寂に包まれます。風景に吸い込まれそうな気がしました。丘の上まで行くと、サンドボード体験です。砂との摩擦を減らすために、ボードの裏にワックスを塗り、ボードの上に腹ばいになってすべりおります。最初はゆっくり、徐々にスピードをあげていき、こちらもスリル満点。降りたところにバギーが迎えに来てくれるので、また登ってくる必要はありません。童心に帰って思いっきり楽しんでしまいました。
パラカス
ワカチナから車で約1時間、最近リゾート開発が進んでいるのがパラカスです。目の前に海が広がり、どこのリゾートだろうと目を疑います。
町の中心のチャコ海岸にはレストランやショップが軒を連ね、エコノミーなホテルが集まっています。チャコ海岸からさらに3kmほど南に下ったところにリゾート型あり、富裕層の別荘地やラグジュアリーホテルが並んでいます。
今回は「ラ・アシエンダ・バヒア・パラカス」を利用しました。プールと海を見渡せる広い客室、ゆったりとしたバルコニー、部屋からの眺めは最高です。お部屋でゆっくりしたり、スパで疲れをいやしたり、レンタルサイクルで中心地へ足を延ばすのもよいでしょう。
アワナカンチャ
ケチュア語(インカ時代の言葉)で「織物の城」と名の「アワナカンチャ」ではアルパカやリャマ、ビクーニャなどの毛織物の工程(染色、機織り)を見ることができますが、そのアルパカたちと触れ合うこともできます。エサを見つけるとすごいいきおいで、やってきてエサをほおばります。最初はその勢いに押されましたが、そのかわいさにどんどんエサをあげたくなってしまい、癒されてしまいました。
ここには手袋、マフラーなどのニット商品や実際に織られた貴重な織物が販売されています。質の良さは折り紙つき。デザインもよいものがたくさんあるので、お土産にも最適です。
ペルーは食事もおいしくて、世界ではペルー料理に注目が集まっているのだとか。首都のリマは美食の都と呼ばれていて、おしゃれなレストランもたくさんあります。
もちろん遺跡はすばらしいものでしたが、思った以上に観光がしやすいまちでこれまでのイメージがまったく違うものになりました。
2014年4月 平田 真美
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