今回のラオスへは北部の少数民族の村々を訪問する予定だ。
玄関口となるラオス北部の観光地ルアンプラバンへは成田空港10:00発のベトナム航空でハノイ乗り継ぎとなる。ホーチミン行きの9:30成田発と重なりチェックインカウンターは長蛇の列。なかなか進まないと出発時間が近づいてくるので焦っていると9:15頃ホーチミン行きの乗客が姿を現したが何と無事乗れたようだ意外とギリギリまで大丈夫なようだが、もちろんそんな危ない真似をすることはお勧め出来ないので注意しよう。
ハノイ到着後、乗り継ぎ時間が4時間以上あるので、空港を歩いていると2Fにビジネスラウンジを発見!!食べ放題、飲み放題、寝放題、WIFI無料で$30とゆっくり出来るので乗り継ぎ時間が長い場合はお勧めだ。辛うじて寝過ごすことなくルアンプラバン行きの飛行機に搭乗し1時間もすれば到着する。
<ルアンプラバン>
5時50分に起床し、ルアンプラバン名物の托鉢を見学に訪れる。
托鉢体験用のもち米も売っており実際にお坊さんへ托鉢を体験することが出来る。
まずはもち米のおひつ(ティップカオ)にお願い事をし、肩掛け(パーペービヤン)を身につけ正座をしてお坊さんの列を待つ。
実際にしてみるとお米がとても熱い。またお坊さんの列がとても速く感じ、ゆっくり托鉢をすると言うよりも初めてな事もあり大忙しで大変だ。
パークウー洞窟へは片道二時間かけてメコン川をクルーズボートに乗って訪れる。
ボートは揺れることなく対岸の景色を眺めながら快適に進むが、天気が良くても風が冷たいので上着を持っていくのは必須だ。途中シャンハイ村に立ち寄り地酒や織物の見学やお土産を買うこともできる。
パークウー洞窟は2か所あって大小多くの仏像が4000体以上納められている。観光客が買って置くことも出来るそうなので行く前に買うのも良いかもしれない。
ルアンプラバンの市内観光では街中の寺院を訪れるのが良いだろう。今回は予定になかったがガイドの方にお願いをしてワット・シェントーンを訪れた。
持ち上げると願いが叶うと言われる仏像にチャレンジ!!
だがとても重い、20キロ近くもあるらしい・・・なんとか頭の上まであげられた。
夜は夕方5時から~10時ころまでシーサワンウォン通りで開かれるナイトマーケットではラオスの手作り小物やTシャツがたくさん売られている。
屋台ではバイキング形式のお店もあり沢山の人で賑わっている。
<北部の山岳民族>
ルアンプラバンから車で約6時間のウドムサイへ行く途中にルー族、カム族、モン族の村へ訪れる。訪れた12月初旬がモン族のお正月の時期で子供たちが色鮮やかな伝統衣装を着てお手玉の遊びをしていた。残念ながら近年ではどの少数民族も伝統衣装は高いため行事などがない限り若い人たちは伝統衣装を着ることは多くないようだ。
ウドムサイから車で約3時間のルアンナムターへ行く途中にカム族、イコ族、タイダム族の村へ訪れる。ほとんどの少数民族の男性は村の近くの田畑で働き、女性は機織りや刺繍をすることで生活をしている。近年は藁で出来た家や屋根も減りつつある。数は少ないがコンクリートの家もあり、若者はバイクに乗っている事も多い。
ルアンナムターから車で約2時間のムアンシンへ。
ムアンシンを拠点にヤオ族、タイダム族、レンテン族、アカ族、イコ族の村へ訪れる。
レンテン族の女性達は今も伝統衣装を自分らで作り、日ごろから着ている藍色の衣装は印象的だ。沢山の少数民族の村を訪れたが、近年では違う民族での結婚や同じ村で暮らすなど、昔から民族間同士の争いもなく外国人の突然の訪問にも快く受け入れてくれた。
しかしどの民族の大人、子供もカメラを向けられるのを好まないので余り近くでの撮影は避けたほうが良いだろう。
<ラオス料理>
ラオス料理の定番はお櫃に入ったもち米「カオ・ニャオ」を主食としている。赤いお米と白いお米の2種類があり、おかずと一緒に手で食べる。
メコン川の川魚料理や、肉料理との野菜炒めや野菜スープをもち米と一緒に食べるが、タイ料理に近く、日本人にも馴染み深い味なので美味しく、帰国後ももち米が恋しくなってしまう。また朝はフォーやカオ・ソーイなどを屋台で食べるのがお勧めだ。
今回はルアンプラバンと北部の村々を巡り、彼らの変わらない生活、変わりつつある生活を見て回ることが出来た。「サバイディー(こんにちは)」「コプチャイ(ありがとう)」と挨拶をすると見慣れない外国人でも警戒心を解き笑顔の彼らに癒された。
そして同行してくれたガイドのトーさん、ドライバーのジョイさんありがとう。
2013年12月 大道隆宏
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