想像以上に身近!!パラオの旅

想像以上に身近!!パラオの旅


昨年の12月より、デルタ航空が日本~パラオ間の直行便の運行を開始した。
その恩恵を受けて、デルタ航空主催の研修旅行に参加することが出来た。
3月上旬の寒空に小雨のパラつく朝、気分はすでに南国、薄着モードで成田空港へ向かった・・・



さて、皆さんはパラオがどこにあるのかご存知だろうか?
名前は割と知名度が高いが、場所を聞かれても応えられない人は意外と多い。私の母にいたっては、エジプトか?と聞いてくる始末。それは、ファラオだろ。かくゆう私も、パッと頭に浮かんでこなかった。パラオはフィリピンの右、グアムの斜め左下と言ったらわかるだろうか、、、
成田から直行で4時間、さらに時差ナシという好条件に加え、とても親日家。パラオは昔日本の統治下だっただけに、国旗は日本の日の丸を元にしているし、日本語が現地語としてかなり使われている。ダイジョーブ、シャシン、チチバンド、コウチョウセンセイなどなど。面白いのは、仕事終わりに一杯飲むことを『ツカレイヤス=疲れ癒す』と言うのだそうだ。そして治安もすこぶる安全!なんとまぁ、日本人にもってこいのデスティネーションだろう。
パラオについての下地はまぁこれくらいにしておいて、私が現地で経験してきた、パラオの見所スーパーハイライトをご紹介させていただこう。
一番の見所はなんといっても海ではないだろうか。



現地で働く日本人の方の言葉がまさにぴったりだったので、そのまま拝借すると、『パラオの海の色はひとつではない。青、ブルー、コバルトブルー、グリーン、、、場所、天気、によって色が全く異なる。色の境が目の前ではっきりとわかる。こんなに面白い海はない。』と。まさにそうなのだ。境界があるわけでもないのに、急に海の色が変わるのだ。同じ海水なのに、なんて神秘的。
そんな神秘的な海をいくつか体験してきた。


まずはじめがミルキーウェイ。なぜかこの一角だけ、海が入浴剤をいれたかのように、乳白色をしている。その原因は海底にたまった白い泥。海底5mのところにあるこの泥は、美白効果もあるとか、、、。とりあえず、塗りたくってみた。



お次がジェリーフィッシュレイク。直訳すると、クラゲの湖。湖といっても水は海水でしょっぱい。地盤が隆起したり、なんかしたりして、この付近の海とクラゲが湖のように取り残されてしまったのだ。日によってクラゲの現れるポイントは変わる。昔ほど個体数が減ったとガイドさんは言うが、それでも見ごたえは十分。水中には無数に漂うクラゲたち。これまた神秘的。もちろん毒性はないので、指でつついてみたりしても大丈夫。ふよふよしていてとても愛らしい。





その後は、ロングビーチでランチをとり、シュノーケリング。パラオの海は太平洋戦争時のゼロ戦や、8000mほどの海底の崖、マンタにジュゴンに珊瑚などなどダイバーにはかなり人気の地なのだそうだ。


たっぷりと海を堪能した次の日は、うって変わって、トレッキングで山遊び、川遊び、滝遊び。水着とダイビング用の靴をはいて片道1時間半くらいのトレッキングが始まる。
道はかなりの悪路。でもこの悪路が楽しい。くるぶしの上まですっぽり沈んでしまうようなぬかるみをキャーキャーとはしゃぎながら歩き、腰くらいまでの水深の川を渡り、インディージョーンズ気分でやっと辿り着いたのが、ガラスマオの滝。この時期は乾季で水量も少ないそうだが、迫力は十分だ。滝に打たれたり、魚を捕まえようとしたり、童心に返って楽しんだ。





次の日はまた海へ戻りイルカと戯れた。かわいくて、頭のいいイルカに癒される。ちょっとだけイルカに触ることができたのだが、感触は茄子のようだった。




観光のクライマックスは、ヘリコプター遊覧。ヘリコプターに乗るのは生まれて初めてで、爆音と、強風に驚いた。上から見るパラオの海はなんてきれいなんだろう。シャッターポイントなんてどこかわからないくらいに多すぎて、むやみやたらと写真を撮っていた。
・・・というような内容で、パラオのいい所をかじりまくった5日間だった。
直行便4時間、時差無し、親日家、安全、海きれい、滝楽しい、、、わかりやすく説明するとパラオはそういうところだ。友達同士、カップル、ファミリー全ての方々にオススメしたい、皆さん、是非パラオへ!!
2011年3月 久保井

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