南極は目前!!南米南端の地をクルーズで巡る!初めてのパタゴニアで大自然の偉大さを感じる<アルゼンチン・チリ>

南極は目前!!南米南端の地をクルーズで巡る!初めてのパタゴニアで大自然の偉大さを感じる<アルゼンチン・チリ>


縁あってパタゴニアをクルーズで巡る研修旅行に参加する機会をいただいた。
成田空港を出発しヒューストンへ向かう。約11時間のフライト。
トランジットが約7時間あるので空港の視察及びラウンジにてひと休み。
有料ではあるが設備の整ったラウンジで、シャワーを浴びリフレッシュもできる。
再びコンチネンタル航空に搭乗し21時出発しブエノスアイレスに向かう。


機中泊で約10時間のフライトでブエノスアイレスに到着。
国内線に乗り換え、パタゴニアのアルゼンチン側の拠点であるカラファテへ約3時間のフライト。乗り換え時間を含め実に39時間でやっと最初の目的地に到着できた。
この日は夕食後すぐに就寝。丸2日ぶりにベッドで寝ることができた。


3日目は午前よりパタゴニア観光のメインのひとつ、ロスグラシアレス国立公園のペリトモレノ氷河見学へ。
シーズン真っ只中でないこともあるが、観光客が少なく遊歩道は自分たちのペースでゆっくり散策できた。ピーク時期ではゆっくり見学はできないとのこと。
また、自分たちが話をせずにいると、「ギシギシ」あるいは「パアーン」と氷河が動き避けているであろうきしむ音が響き渡る。
近年温暖化の影響で氷河がかなり後退し、さらに崩れやすくなっているという。
確かに、クルーズでの氷河へ近づくツアーは中止されているとのことだし、先端は細かくはあるが崩れ落ちてくる様子が伺える。


それでも青白く幻想的な氷河は自然の造形美を堪能できる。また、大自然の悠久の偉大な大自然を体感できる。
その後、ウシュアイアへ向かうため空港へ。
約1時間のフライトでウシュアイアに到着し市内のクルーズ船のオフィスへ。
市内のオフィスにて乗船手続きを済ませ(荷物もここで預けると自身のキャビンに届けてもらえる)、簡単にウシュアイア市内の散策。

その後、18:00頃に今回メインであるパタゴニア氷河クルーズ船「アウストラリス・マ―レ号」に乗船。
船内は思っていたよりも施設が充実しており(以前、乗船したカリブ海クルーズに比べ小規模の船であり、そこまでの充実さではないが)、キャビンは広くはないが3泊するうえでは十分である。


出発前に言語ごとのグループに別れ(英語・スペイン語)、安全についての説明会に続き、歓迎カクテルパーティやタンゴショー鑑賞、船員の紹介が行われる。
また、ケープホーン上陸についての説明を受ける。
20:00に船はゆっくりと出港。いよいよ最南端を巡るクルーズの始まりである。
ビーグル水道を通過し、次の目的地へ向かう
夕食は乗船時に指定された席にて20:15より。
前菜・メイン・デザートと地上と遜色ないほどの内容で満足である。

21:30よりサロンにてアルコール・ソフトドリンク飲み放題のパブナイト。
2杯ほど飲んだところで、体がかなり疲れていることとアルコールで急激に眠気が襲ってきたためキャビンへ戻り就寝。
昨夜早めに就寝したため日の出前に目が覚めた。そのため三階のサロンへ行ってみる。
ここには6時よりコーヒーやクッキーなどが用意されており、前面ガラス張りの窓から外を眺められる。外のデッキへも出てみたがさすがにかなり寒い。
それはそうである、直接目で見ることはできないが南極に近いのである。

南米最南端ホーン岬

午前は南米最南端の地「ケープホーン(ケープ岬)」に上陸する予定。
上陸の説明を聞くため4階デッキに集合するのだが、停泊しているにもかかわらず、いやあ~な縦揺れで強烈に気分が悪くなってしまった。
頭の中は強烈な二日酔い状態で吐き気をもようしてしまう。
もしかしたら上陸できないかもしれない。立っているのもやっとの状態である。
同行者の方もかなりひどい船酔いで一度は集合場所に来たものの、耐えられずにキャビンに戻ってしまい上陸を断念したほどである。

そんな状態ではあったがやっとの思いで救命胴衣を身につけ、エンジンつきのゴムボート(ソディアックボート)に乗り込み上陸した。
160段の階段を上り、先端の記念碑まで歩いていく。そこから見る情景はいかにもといった荒波の海で、『きたあ~』という感じがした。
約1時間の上陸で船に戻る。無理をして上陸してよかった。
上陸したことにより、寒風にさらされたのと地上に足が着いたことの安心感で船酔いがなくなった。
夕方に探検家フィッツロイが上陸した、世界最南端の村のあるナバリノ島の「ウライア湾」に上陸した。

南米最南端のモニュメント


ここではハードなトレッキング(山登り)と軽いトレッキングに別れて島を散策する。
この島はフィッツロイが初めてヤマナ族に出会った歴史的伝説の村であることと、考古学的な意味もある島でもある。
今日の夜は夕食の後にビンゴ大会がある。
もちろん飲み放題のアルコールで船酔いではない酔っ払い状態で参加した。
結果は何も当たることがなかったが・・・。

氷河の氷で乾杯



5日目も早朝に目覚めたため、日の出鑑賞がてら3階のデッキへ。
今日も曇りがちの天気で、朝日がきれいには出てこない状態ではあるが、デッキに出てみると寒さは厳しいものの気分はよい。
現在はフェゴ島西沿岸の入り組んだ水道を(クックバーン水道など)航行中であるが、白んできて見える外の景色は自然の造形美を満喫できる。

船はアルカルフェフィヨルドの入り組んだ奥へと進む。船上より氷河の先端を眺める。
その後ソディアックボートに乗り換え、ピロット氷河とプリュショウ氷河に近づく。
一口に氷河といってもそれぞれの造形美があり、崩れ落ちる迫力もある。
また、氷河に近づけたことでさらに氷河の美しさと迫力を体感することができた。


クルーズ船に戻ると外洋を航行しているため揺れが激しくなりダウン気味になる。
部屋で休憩していると特別にエンジンルームの見学をさせてもらえるというので、めったに経験できないこともあり船酔いをおして見学に参加する。

その後夕食の時間まで部屋で休憩。
夕食は船長に招待される形でテーブルには船長を始め肩書きのある船員がつく。
しかし、船酔いのため食事がのどを通らないほどに船酔いをしている。
デザートの後、早々に失礼して部屋に戻り休憩した。
上階ではクルーズ最後の夜のためシャンパンパーティーがにぎやかに行われているのだが、参加ができない状態である。
船は海路で国境を越えてチリのプンタアレナスへ向けて航行中。
調子が上がらないものの早めに起床し例のごとく3階デッキにコーヒーを飲みに行ってみる。マゼラン海峡を越えて、今日上陸予定のマグダレナ島へ向かっている。
しかし、風が強く多少波が荒くなっている様子が見て伺える。
心配していたことが現実になってしまった。
今回のクルーズで自身の一番のメインと考えていた、島に上陸しマゼランペンギンに出会うことができないとのこと。
1時間くらい様子を見ていたようだが、ソディアックボートでは危険なため島に近づけないということに決定してしまった。非常に残念である。
予定通りの時間にプンタアレナス港に入港。
下船後、今度は陸路にて国境を越えてアルゼンチンのリオガジェゴスへ向かう。
国境での手続きは簡単なものの非常に時間がかかる。無事出入国審査が済み先へ進む。
リオがジェゴス到着後そのまま空港へ。ブエノスアイレスに戻るのだがぎりぎりの時間に手続きを済ませ機内へ。
夕食はタンゴショーを鑑賞しながら。
以前にも来たことのある劇場であったが、何度見ても本場のタンゴは心に響くものがある。



帰国への出発が夜のため、終日ブエノスアイレスの観光へ。
午前中は青空広がるすがすがしい天気で、以前撮ることができなかったボカ地区でのよい写真を撮ることができた(依然来たときは雨のためあまりよくなかった)。
しかし、昼ごろより雷が鳴り出し雨雲が広がり始めた。

水と緑に囲まれたデルタ地帯のティグレに着くころには雨脚が激しくなり、その中を貸しきったボートで中州にあるレストランへ向かう。
ブエノスアイレスに戻りレコレータ地区の墓地を見学後、帰国のため空港へ。
帰国は行きに比べ偏西風の関係でさらに各くフライトとも時間がかかり成田空港に到着。全9日間の旅が終わった。
今回の旅行では通常のパターンではない、クルーズを利用したパタゴニア周遊であったが、氷河など大自然を満喫できた。激しい船酔いにはまいったが・・・。
それでも次回は今回行くことのできなかったパタゴニアエリアへも行ってみたくなった。
またお気に入りの旅先が増えた。
2010年3月 酒井

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