イギリスのカントリーサイドを歩く旅

イギリスのカントリーサイドを歩く旅

イギリスのカントリーサイドを歩く旅 ~湖水地方編~
早朝ロンドンのユーストン駅を出発して、オクスンホルム駅に到着。ガイドさんの出迎えを受け、今日はピーターラビットの故郷・湖水地方をめぐるツアーに出発。

まずは、車でピーターラビットの生みの親、ベアトリクス・ポターが住んでいた「ヒルトップ・ファーム」へ。こじんまりとした家の内部には、ポターが使っていたベッドや机がそのままの状態で保存されている。

また、一番最初にポターが描いたピーターの落書きが見られる!ホークスヘッド村を訪れた後は、ウィンダミア湖をクルーズしながらボウネスへ。


2日目は、「フォトジェニックツアー」に参加。

ターンハウズやコニストンウォーターなど美しい湖を車で巡る。また湖水地方のスーンサークルと呼ばれる「キャッスルリンクストーンサークル」へも。

ワーズワースが生涯を過ごしたグラスミアでは、ここでしか買えない老舗のジンジャーブレッドのお店がある。ほんのりとしたジンジャーの香りが紅茶とよくあう!

美しい湖水地方の風景、古代の遺跡?

かわいいイギリスの田舎町、と思わずカメラにおさめたくなる風景にたくさん出会えるツアーだ。湖水地方は個人で訪れる場合、バス移動が基本となるが、訪れたい場所は点在しているし交通の便が悪いので、このような1日ツアーに参加することがおすすめ。

イギリスのカントリーサイドを歩く旅 ~コッツウォルズ編~
コッツウォルズはロンドンから列車で2時間ほどのところにあり、羊毛業で発展したかわいらしい田舎町が点在している地方だ。昔ながらの家はコッツウォルズストーンと呼ばれるハチミツ色の石でできていて、庭好きなイギリス人によってかわいい花で彩られている。
コッツウォルズの中でもおすすめの町は、バイブリーとボート・オン・ザ・ウォーター。

バイブリーは、ウィリアム・モリスに「イングランドで最も美しい村」と称えられた村。

村の中心は、スワンホテル。
ホテルの前には小川が流れていて、小川に添って気軽に散歩を楽しめる。
見どころは、14世紀の家並みがそのまま残されたアーリントン・ロウ。現在でも村の人が住んでいる。
また、トラウト・ファームでは名物のマス料理が食べられ、マスの餌やりも体験できる。

美しいイングリッシュガーデン

ボートン・オン・ザ・ウォーターは、リトル・ベニスと呼ばれる水辺の村。

バイブリーよりも大きめでかわいいショップがたくさんあるので、おみやげ探しにシップをのぞきながら散策するのが楽しい。

クラシックカーの博物館「モーターミュージアム」や実物の9分の1サイズで村を再現した「モデル・ヴィレッジ」(イギリス版東武ワールドスクエア)など個性的なミュージアムもある。 また小川をのんびり眺めながら、カフェでクリームティーをいただくのもおすすめ。
クリームティーは、やわらかいスコーンをジャムと濃厚なクロテッドクリームで食べる。紅茶との相性抜群のイギリスのおやつ。

乙女?心をわしづかみ、イギリスで見つけたかわいいもの


番外編 ~ハワース~
ハワースという地名を聞いてもピンとこないが、小説「嵐が丘」の舞台というと「あぁ!」と思う人もいるはず。今回、ハワースにも寄ることになり出発前に慌てて「嵐が丘」を読んだ。

ハワースへは列車でキースリーまで行き、そこからバスで約30分。村の麓に到着する。

石畳の急な坂道を登ると、てっぺんにブロンテ姉妹の眠る教会がある。
そこがハワース。

現在のハワースは「嵐が丘」の舞台として観光の村になっているが、夕方17:00、陽が沈む頃には
人通りもなくなりひっそりとしている。
ハワースを訪れたら、ヒースの生い茂るムーアを歩いてみたい。
風は強く、空はどんより薄曇り、まわりに人影は全くない。
360度ヒースの丘が続く。
まさに荒涼という言葉がぴったり。
「嵐が丘」の主人公、気性の荒いヒースクリフが生まれたわけがほんの少し分かる気がする。
2009年9月 山本

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