早起きはオトク ペルー

早起きはオトク ペルー

061215_1.jpg今回の旅はいつか行ってみたいと思っていたペルーだ。やはりメインはマチュピチュ。クスコから列車に乗り、マチュピチュ村(アグアスカリエンテス)へ。そこからバスに乗ってマチュピチュへ。マチュピチュ到着日はガイドさんと一緒に遺跡の観光。もちろん説明してもらえるので、これはこれでいいと思う。でもやっぱり翌日に自分たちで行ったマチュピチュがとても心に残った。ワイナピチュに登るのには早い時間がいいだろうということで、朝早く出発することを決める。前日にマチュピチュ村でバスの往復チケットとマチュピチュの入場券を買っておく。バスチケット売り場では朝イチの出発時間をチェック!


それまでの観光疲れもあり、早起きはつらい・・・。でもなんとか起きて、朝ごはんも食べずバス乗り場へ。今思うとごはんも食べずにワイナピチュに登ろうなんて・・・・。まだ暗い中を歩いてバス乗り場へ行くと既に列が。30人くらいはいただろうか。でも見渡してみると、日本人はいないようだ。いちばん!という意味のない優越感にひたりながら、列に並ぶ。並んでいると、やはりわたしたちみたいな人が多いのだろう。サンドイッチだとか、いろいろ売りに来る。そこでパンを買って朝ご飯にした。前日雨が降ったので、念のためポンチョも手に入れた。
バスに乗ってマチュピチュに到着。入口は少し列になっていたが、中に入るとみんなそれぞれ行きたい方向に行くので人はまばら。というか広い遺跡の中で、自分たちの周りは誰もいない、といった状態だ。1日目は列車で着いて、観光にくるので、一番混んでいる時間帯。ゆっくり見ることができないし、写真を撮るにも人がたくさん入ってしまう。でも朝のマチュピチュは全く違う。まさに独占状態である。少しひんやりする空気の中を好きなようにのんびりと歩ける。ワイナピチュの登り口は遺跡の端の方にあるので、遺跡を見ながら、そこに向かっていく。
061215_2.jpgワイナピチュの登り口はまだ開いていなかったが、既に登ろうという人達が集まっていた。みんなバナナやお菓子を食べたりして待っている。遺跡の中って食べ物禁止じゃなかったっけ?ワイナピチュはいいのかな・・・?なんて疑問をうかべながら私たちも待つ。
登り始めに入口で名前と時間を書く。これはもどって来ない人がいないようにチェックするためのようだ。
ワイナピチュに登る道は急な階段もあり、けっこう疲れる。高所恐怖症の人はつらいかもしれない・・。登る人はできる限り荷物を減らすことをお勧めする。狭い道や急な階段で重い荷物は大変だ。
ワイナピチュの頂上はとても狭く、岩の上になんとか場所を見つけて座ってみる。でもどんどん人が登ってくるので、ここではあまりゆっくりしていられない。それに不安定でちょっと怖い。頂上からの景色を一通り見たら、少し下りる。途中にもとても景色の良いポイントがたくさんある。
マチュピチュがきれいに見える場所を見つけて座ってのんびりする。上からだと、マチュピチュまでのジグザグの道や、遺跡の街、段々畑など全てが見渡せる。マチュピチュのすごさを感じさせられる。この景色を焼き付けながら、お菓子を食べる。(自分も結局食べている・・・)とても贅沢なひととき。上からしか見ることのできない景色を堪能し、ワイナピチュを下りた。出口(登り口と同じところ)で時間を書いて終了。降りてから見るワイナピチュはまた前とは違った景色に見える。
降りてきてもまだ昼前。前日と比べればまだまだ空いている時間帯だ。
遺跡の中にご飯を食べられるところはない。でも遺跡を出ればすぐ横に売店があり、ハンバーガーやポテトやアイスなど売っている。ここで昼ご飯を食べた。または入口近くにあるサンクチュアリロッジというホテルのランチビュッフェかどちらかの選択となる。
061215_3.jpg遺跡には再入場できるので、それからマチュピチュをもうひと回りして帰ることにした。
マチュピチュから降りるバスの中から、グッバイボーイを探す。グッバイボーイとは、マチュピチュとマチュピチュ村間のジグザグの山道を駆け下りて来て、カーブ、また次のカーブでグッバーイ!!と大声でバスに向かって叫ぶ民族衣装を着た少年である。そのグッバーイの声がとても耳に残るのだ。あの急な山道を駆け下りてくるにはかなりの練習が必要みたいだ。前日見かけたので、今日も。と思って一生懸命外を見ていたけど、その日は現れなかった。聞いたり読んだりした話では学校の休みの日だけ、という規則ができているということなので、見ることができたのがラッキーだったのかもしれない。休みの日だけでも、観光客をずっと楽しませてほしいと願う。
この日一日でかなりマチュピチュを満喫できたと思う。マチュピチュはいつか行ってみたい、と思っていた私の期待を裏切らなかった。
(旅行期間:2006年10月7日~16日  加藤明子)

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