緑が芽吹く春の訪れを感じるときめき旅☆~スロベニア&クロアチア&ボスニア~

緑が芽吹く春の訪れを感じるときめき旅☆~スロベニア&クロアチア&ボスニア~

もうすぐ春ですね~、ちょっと気取ってみませんかぁ~
…そんな歌がしっくりくる季節に行ってまいりました!平成最後の出張は東欧!!!
4月初旬、日本は桜満開のお花見シーズン真っ盛りで少し惜しい気持ちを残しながら旅だった私ですが、日本に負けず劣らず、というかちょっと上回ってしまうぐらい素敵なところへ行くことができました。

ブレッド湖はまさに絵画のごとく美しく、プリトヴィッツェの青は何色にも変化する神秘的な色で、ドブロヴニクのオレンジの屋根の街は魔女の宅急便のキキがいそうで、、、
あああ~ときめく~全てが素敵すぎる~!!生きててよかったーー!!

そういえば、結構前にチコちゃんが、大人になるとあっという間に時が過ぎるのはなんで!?と問いかけていましたが、理由は大人になるとときめきがなくなるから、とのこと。なるほど。私はこの旅でときめきしかなかったので、童心に返ったようにはしゃぎながらステキな時間を過ごせたと自負しております。素晴らしい景色を見ること、知らない文化に触れること、たくさんの新しい出会いがあること、どれも人生の中でときめきが生まれる大切なことだと思いました。そんな当たり前なことに気付かされた旅でした。(チコちゃん知らない人はググってください)

ということで、前置きが長くなりましたが私の思い出を語らせてください!

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1日目 夜、成田発 【機中泊】
2日目 リュブリャナ着後
ブレッド湖へ ブレッド湖泊
3日目 列車でザグレブへ ザグレブ泊
4日目 定期バスでプリトヴィッツェへ
プリトヴィッツェ泊
5日目 専用車でザグレブ空港へ
ドブロヴニク着 ドブロヴニク泊
6日目 ドブロヴニクでフリー
7日目 専用車でモスタール経由でサラエボ
サラエボ泊
8日目 サラエボ発
9日目 成田着
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毎度お世話になっているターキッシュエアラインズを今回も利用致しました。
往路は見納めとなるイスタンブールのアタトゥルク空港!半分くらいのお店はクローズしてて売店には水ばっかり陳列されているという大変な状態でした。笑 今までありがとうアタトゥルク空港!

まずはリュブリャナに到着!朝はあいにくの土砂降り、、、ですが、スーツをピシッと着た背の高くてシュッとしたイケメンドライバーさんが空港でスマートにお出迎えしてくれたので気分だけは晴れました。この時期は季節の変わり目で天気も不安定のようです。
30-40分くらいであっという間にブレッド湖に到着!なんと!到着したら晴れてきました!神さまーーー!ありがとうーー!!!

荷物をホテルに預けて早速湖畔へ!小さい町なのでホテルから5分もしないうちに湖があります。朝は人も少なく静かで空気も澄んでいてとても気持ちが良かったです。30分くらい歩いてブレッド城へ行きました。階段がたくさんあるので少しキツイです。

ブレッド城には湖が一望できるとっておきの展望スポット!その他にもカフェ、レストラン、お土産屋さん、ワインセラー、印刷工房、鍛冶屋さん、博物館などがあって飽きることがありません。鍛冶屋さんなんてRPGゲームの世界にしか存在しないと思っていたのでちょっとテンションが上がりました。


日本語のパンフレットもありました


クレムナ・レジーナ
見晴らしの良いカフェで名物のケーキをいただきました!クレムナ・レジーナというケーキです。幸せすぎる~!ケーキは上がサクサクのパイ生地に粉糖がかかっていて、下はカスタード味のちょっと硬めのクリームになっていますが、ぺろっと1個いけちゃいました!大きいので食べ応えは抜群!

船も乗ってみました。往復で15ユーロ。(片道20分、島で40分滞在)船頭さんは1人で、15人くらいのお客さんとワンちゃん1匹が乗ってました。船頭さんがまたかっこよかった~。スペイン人の若い子たちが大はしゃぎで、キャー!ゆれるー!と、盛り上がってて一緒にはしゃぎました。笑 でも、ほんとにバランスが大事なので片側に寄ってしまうとほんとに転覆しそう…
それにしても景色が美しい。

最後に湖畔を1周歩きました。約6キロで、途中で写真撮ったり休みながら行って約1時間半くらい。良い運動になった!
ちょうど冬から春に変わる季節だったようで、木の枝にはたくさんの葉っぱのつぼみがあって、木々の息吹を感じました。


野生のリスもいました

翌日、ローカルバスに乗って列車へ。
ホテルの近くにバス停があって待っていると予想以上にでっかいバスが現れた。
大型観光バスのような大きさで、荷物代の別料金などはかからず、一律1.3ユーロ。

レスツェブレッドからザグレブまでは3時間の列車の旅です。どこかわからないけどスロベニアの風景。美しい~~。途中、クロアチアとの国境付近でパスポートチェックがあり、スタンプをもらいました。


ザグレブ中央駅

無事ザグレブへ!ブレッドから一転して多くの人が賑わう駅。駅の両替所でユーロからクロアチアクーナにしましたが、レートはそんなに悪くないです。


ザグレブのトラム


お花いっぱいの広場

まずはトラムに乗ってみました。チケットは近くのキオスク的な店で買います。キオスクは街の至る所にあります。ありすぎだろ!ってくらいあります。
ザグレブの街はとっても賑やか。市内の公園や広場には彩り豊かなお花がいっぱいです。


曇ってますが聖マルコ教会


市場でお買い物 フルーツもりもり!


大きなシュニッツェル!

ザグレブ風はハムとチーズが挟まってとってもボリューミー!気合いで完食しました。

次の日はいよいよプリトヴィッツェ国立公園!またしても朝は土砂降りでしたがバスで3時間の移動の間に晴れ間が!!神さまいつもありがとうーー!


プリトヴィッツェ公園入口


チケットオフィス

プリトヴィッツェは2019年3月後半頃から時間制の入場規制が始まりました。が、今はハイシーズンではないためか、特にチケット売り場にアナウンスはなく、チケットを買い並ぶ人もいませんでした。
事前にチケットを現地会社に代行してもらう場合は、バウチャーを事前にもらうのでそのバウチャーをチケットオフィスに渡します。すると、プリトヴィッツェのチケットに引き換えてもらえます。簡単!チケットには予約時の時間がきちんと印字してありました。

さて、プリトヴィッツェ!私、こんなに美しい色の湖を見たのは初めてで大興奮でした!!!!まずは下湖群を2時間ほどゆっくりハイキング。写真スポットになっている滝がいくつもあるのでカメラが手離せなーい!!水色というか青というか、ターコイズブルーやエメラルドグリーン的な?でも浅瀬の方は黄色ような、、光の具合や見る角度によって見え方がちがうので、本当にいくら見ていても飽きない!!滝のちかくにはフキノトウが顔をだしていて、またしても春を感じることができました。

上湖群はプランクトンが多いので青が濃く見えるそうです。美しい~~!!たまたま中国人や韓国人の団体がいない時間に見れたのでこの絶景を貸し切り状態に!!!一生忘れたくない景色!!!!

ちなみに、1泊する人は1日目のチケットを持ってホテルに伝えれば2日目も同じチケットで入場できます!これは嬉しい!!
私は朝10時に空港行きの送迎車の手配をしていましたが、どーしてももう一度あの景色が見たくてマッハでもう一度湖へ。朝早いためか誰もいなくて非常に良い時間を過ごせました!!!天気もばっちり快晴!時間がないので小走りになりながらもマイナスイオンで溢れる湖の空気をたくさん吸い込んできました。贅沢~~!


飛行機から見えたアドリア海

ザグレブに戻り、飛行機でドブロヴニクへ!
ジブリの中でも魔女の宅急便が一番好きな私にとって夢のような場所!!!
空港からは旧市街行きのシャトルバス40分程と市内ローカルバス10分程を乗り継いでホテルへ。シャトルバスはピレ門で降りましたが、路線バスがわかりにくくてうろうろしてしまった。でもあとあと地球の歩き方を見たら路線やバス停がちゃんと書いてあった!


海沿いのVISホテルに泊まりました。

旧市街からは少し距離があるので市内バスでの移動が必要ですが、目の前はアドリア海の美しいビーチが広がる好立地な三つ星ホテルです。
路線バス4番のバス停が目の前。といってもバス停がまたしてもめちゃくちゃ分かりにくい!!↓これがバス停ですが、標識はなくてベンチがあるだけ・・・難しい!

夕方に到着したので、この日はホテル近くで美味しいシーフードを食べて終わりました。おしゃれ~


白魚のグリルとタコのサラダ

ちなみに、到着日にドブロヴニクカード1dayを購入して、翌日はそれをとことん使いました。バスの24時間券と城壁入場券、サンフランシスコ修道院など、旧市街の観光場所がほぼ網羅されているのでこれさえあれば充実できます!普通に観光するより絶対お得!
ただしロープウェイは含まれないので乗り場のチケットオフィスで購入してください。(ロープウェイはクレジットカードも使えます)


スルジ山のロープウェイからの眺め


裏路地もとっても雰囲気あるおしゃれな街

オレンジの屋根に青い海、細い小道には可愛いお店やレストラン、、ひょっこり顔を出す猫ちゃんたち!!!最高です。惚れました、好きですドブロヴニク!!!!!素敵な街だ!わたし、この街にする!っていうキキの言葉をそのままいただきたい。まじで住みたいレベルで好きです。
ドブロヴニクではねこさんにたくさん出会いました。

翌朝は次の街へ。さらばドブロヴニク、こんにちはモスタール!車に乗ってる時間はたったの3時間弱だったけど国をまたいでボスニア・ヘルツェゴビナになり、こんなに文化が違うものか!と驚愕。

足を一歩踏み入れて感じ取るイスラム文化の雰囲気!通りの土産店にはジャラジャラと貴金属のアクセサリーが飾られて、色とりどりのアラベスク模様が描かれたパシュミナのストールや銅製の食器などを売っています。そして時間になると大音量でアザーンが流れる。あれ、ここは中近東の国だっけ?と錯覚を起こすくらいイスラム文化が強いです。模様を描いたごつごたした石畳が街の雰囲気を引き立てます。街の中にはモスクがいくつかあります。

メインはこれ、スターリ・モストと呼ばれる橋。ボスニア語で橋の守り人という意味があるそうです。なんと紛争で93年に一度破壊されてしまっていますが、04年に復元されています。20年前に紛争があったとは思えないくらい町は賑わっており、生命力の強さを感じさせます。

旅の最終地点であるサラエボも雰囲気が独特でかなり興味深かったです!町の中心であるバシチャルシァでは、あるポイントを境にそこから半分はオスマン帝国を思わせるイスラム文化、もう半分はオーストラリア・ハンガリー帝国のヨーロッパ文化、という風に全く違う街並みが共存しています。バシチャルシァは職人が集まり商業が栄えたエリアなので、銅製食器やアクセサリーなどの土産屋がずらっと並んでいて、オリエンタルな異国の雰囲気を漂わせます。


永遠の炎

また、91年からのセルビアの連邦軍との戦争によりたくさんの人が犠牲になった歴史もまだ記憶に新しい。今でさえ町は活気があり、観光客で溢れていますが、暗い過去があったことを忘れてはいけないと気づかせてくれる町でもあります。町の中には銃弾跡がたくさん残る建物や、そこで人が亡くなったことがわかる赤いペンキが地面に残されていたりと、目を逸らしたくなるような傷跡が残されています。


ラテン橋

また、世界の歴史の中で忘れらないサラエボ事件が起こったのもこの町。第一次世界大戦のきっかけともなった暗殺事件の現場のラテン橋付近にはサラエボ事件の歴史を刻んだ博物館もあります。

そんなボスニア、物価がとてもとてもとーっても安くて観光客の我々にとっては非常に嬉しい。トルコ料理の影響を受けてトルコ風のものが多いのですが、お肉や野菜の煮込みとごはんのプレートやピタパンに肉団子とちょっと野菜をはさんだサンドイッチのようなものも安くて美味しい!ボスニア産のワインも美味しかったです。

サラエボではハリウッドホテルに宿泊。
観光客向けの大型ホテルで清潔感があるし朝食の品も多くて文句なしです。
ただ、旧市街までは距離があるのが難点。トラムで1本で行けますが、片道約40分かかります。そしてまたトラムがわかりにくい、、!!チケットはクロアチアと同じくキオスクで購入できます。トラムに乗ったら前方の打刻機で打刻必須!やってないと罰金です。予告もなく検札員がチェックに来ます。わたし、実は検札員に声をかけられた時にチケットが見つからず困っていたら、チケット持ってる?それならOK、と危機一髪でした、、優しい方で良かったが、、焦ったぁ。あとから普通にポケットからチケットでてきました、、なんだよ!

補足ですが、トラムの駅は、駅名が書いてない、車内は表示もない、アナウンスもない、え?ここはどこ?と不安になる。笑 グーグルマップで現在地を見ながら恐る恐る降りたらちゃんと目的地に着いてました。本数は結構多くて便利だけど意外に混むのとかなり勝手がわかりにくい。ということで、トラム、お気をつけください。

最後に、オープンしたばっかりのイスタンブール新空港!!!

めっっっちゃ天井高くてスタイリッシュで綺麗な空港です!お店やレストランもたくさん入っていますが時間がなくて全く見れなかった、、、きっと待ち時間があっても空港探検で十分時間つぶしができる気がします。これからターキッシュエアラインズに登場予定の方はぜひトランジットもお楽しみくださいませ!

ああ、語り過ぎました、すみません。
本当に素晴らしい旅でした!みんながクロアチアに行きたくなる理由がよぉーくわかりました。そしてそこまで行くなら是非ともスロベニア、ボスニアなど近隣の国にも興味を持っていただきたい。絶対日々の中では巡り会えない発見があります!おすすめです~~!

◆スタッフおすすめ度■
ブレッド湖☆☆☆☆☆
静かな湖畔をのんびりハイキングがおすすめ!ぜひボートも乗ってください☆
プリトヴィッツェ☆☆☆☆☆
自然の美しさに驚愕します!プリトヴィッツェブルーをぜひ自分の目で確かめてください!
ドブロヴニク☆☆☆☆☆
どこを切り取ってもオシャレな町!アドリア海の青色ととオレンジ色の屋根のコントラストを背景に映え写真を撮りましょう!
サラエボ☆☆☆☆☆
ヨーロッパとイスラム文化が混在するオリエンタルな街並みがクセになる!博物館にはたくさんの歴史資料があるので忘れずにお立ち寄りくださいね!

2019.04 月 柳舞美

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