情熱の国キューバとメキシコ周遊旅!

情熱の国キューバとメキシコ周遊旅!

カリブ海に行ってまいりました。「カリブ海」のその響きだけでラテンの陽気な雰囲気にクラクラしてしまいます。今回は情熱の国キューバとメキシコを訪れました。


ハバナクラブ蒸留博物館にて


ぎゃひー!カンクン!カリブ海!!青すぎる!!


ハバナの街角

キューバは日本からみて地球の裏側ですが、ハバナだけであれば3泊5日で行くことができてしまう、意外と気軽に行ける国です。ただし都合が合えば、ハバナだけではなく古都のトリニダーやリゾートのバラデロ、キューバ革命の発端となったサンティアゴ・デ・クーバなども訪れてみたいところ。今回は惜しくも日程の都合でハバナ3泊のみの滞在でした。


クラシックカーたち


可愛いタクシーちゃんたち

ハバナの旧市街は世界遺産に登録されており、スペイン植民地時代のコロニアルな街並みが魅力です。大酒飲みの私は、お酒を飲みながらボーッと過ごすだけで半日くらい過ごせそうでした。旧市街のメインストリートであるオビスポ通りは、旧市街の中でも昔ながらの面影を残す通りで、一日中人通りが絶えません。敷かれている石畳は植民地時代のものとのこと。通り沿いにはカフェやレストランが多く並び、ギターの生演奏などが行われています。通行人が演奏に合わせて踊りだしてしまうのは、ラテンの国ならでは。同様に通り沿いにあるのはヘミングウェイが常宿にしていたアンボスムンドスホテルと、よく食事をしていたフロリディ―タです。アンボスムンドスにはヘミングウェイが宿泊していた部屋も残されています。フロリディ―タではぜひ、ダイキリというお酒をお試しください。さっぱりとして暑い国にぴったりなお酒です。


ハバナの街角


オビスポ通り


踊る若者


フロリディ―タのダイキリ


モヒートの有名なお店


モヒート!


道端でタイプライターを叩くおじいちゃん

私が特に気に入ったのは、ハバナから東へ車で1時間弱ほど走ったところにある、コヒマルという小さな漁村です。ヘミングウェイの「老人と海」の舞台にもなった場所として有名なところで、広場にはヘミングウェイの胸像が建てられています。その広場の横にある要塞も小さいながら趣があって必見。屋上から眺める海も美しいです。静かな町なので、これといって他に何もありませんが、ヘミングウェイが通っていたレストラン(ラ・テラサ)に立ち寄って海を眺めながら食事を楽しむのも一興。


コヒマル


ヘミングウェイが通っていた「ラ・テラサ」レストランにて


ロブスターが絶品

キューバの滞在では民泊を利用するのも面白いです。個人が家の一部を旅行者に提供する民泊は、キューバではカサと呼ばれます。他の国ではホテルに宿泊していても、キューバではカサを利用するのも面白いかもしれません。現地のお宅にお邪魔するので、日本人には少し抵抗があるかもしれませんが、キューバではカサが急速に増えてきており、住民の受け入れ態勢も整っているので心配ご無用。実際に住まれているお宅なので水回りの管理も行き届いており、意外ですがホテルよりもたっぷりお湯がでる場合もあります。ラテンの国キューバの暖かな家庭で、ホテル滞在では味わうことのできないキューバの生の生活を近くに感じることができます。


カサにて居間


カサにて寝室


カサにてバスルーム


陽気なキューバ人のご夫婦

キューバではインターネット環境がまだ整備されていません。そのため、他国のようなホテルやレストランで無料WI-FIが飛んでいたりということはありません。キューバではWI-FIのカードを宿泊ホテルなどで購入し、そのカードに書かれているパスワードを利用してWI-FIに接続します。様々なカードの種類があり、注意しないとカードを購入してもハバナ市内を出てしまうとWI-FIが接続できないという場合もあります。


WI-FIカード

メキシコはカンクンとメキシコシティに行ってまいりました。
私は8年目のスタッフですが、実は初めてのリゾート。変に鼻の下が伸びっぱなしです。
青い空!青い海!白い波!輝く太陽!だが私には暑すぎる・・・。暑さは極度に苦手な私。
ここは天国か地獄か・・・暑さで頭がフラフラする・・
リゾートと聞けばまさに誰もが思い描くような、絵にかいたようなリゾートがそこにはありました。1日半のみの滞在だったので、現地で案内してもらったスタッフたちに「なんてもったいないの!!!」と半ば絶叫気味に言われました。ただしカンクンの良さは充分に分かった。素晴らしい。カンクン。

しかもカンクンはリゾートだけでなく、車で2時間30分ほど行ったところに、遺跡があります。マヤ文明のチチェンイツァ遺跡です。カンクンのあるユカタン半島にはセノーテと呼ばれる石灰岩の地面が陥没し地下水が溜まった泉がいくつもありますが、半島最大のセノーテを中心にして6世紀頃から13世紀頃にかけて、この都市が繁栄しました。遺跡の中心にあるもっとも有名で大きなピラミッド、エルカスティージョをはじめ、球戯場や生贄の台座、生贄が捧げられたセノーテなど、見所は多いです。毎年春分と秋分の日だけ、カスティージョの斜面にかたどられた蛇神が影絵になって羽が生えたように見えることから、その2日間前後は世界各国から多くの人がチチェンイツァに集まります。マヤの天文学、建築技術の高さが象徴的に示されたピラミッドです。
チチェンイツァ遺跡にあるセノーテは、昔は生贄を放り込んでいた池でもありました。オプションツアーで近くの観光用として開かれているセノーテに入るツアーもあります。コインロッカーやセーフティジャケットなども完備です。水着に着替えてぜひ入ってみましょう。足がつかないので個人的にはセーフティジャケットは必須です。色々なセノーテがありますが、基本的に自然のままにしてあるので、垂れ下がっている植物から雫がたれてきたり、太陽が差し込む様子をみながら思わず古代のロマンに浸ってしまいます。


林を抜けていく


広大な遺跡


エルカスティージョ


斜面にかたどられた蛇神


球戯場


セノーテに入ることができる


色んなセノーテがあります

首都のメキシコシティからも車で1時間ほどで行くことのできる遺跡があります。
テオティワカン遺跡です。この遺跡は紀元前2世紀頃建造され、メキシコ最大の宗教都市国家といわれます。こちらも言わずもがな素晴らしく、エジプトのピラミッドは表面がゴツゴツとした感じですが、テオティワカンのピラミッドは石が小さいこともあってか、表面はつるんとした印象です。そのため1000年も前に建てられたものとは思えません。個人的にはそれが一番印象的でした。
遺跡にはいって真っ先に目に飛び込んでくる太陽のピラミッドは頂上まで登ることができます。運動不足の私でも少し頑張れば登れました。訪問日が夏の暑い日にあたってしまったら辛くて登れないかもしれませんが、ぜひ頂上近くまでいくことをおすすめします。太陽のピラミッドの近くにあるのは月のピラミッド。太陽や月という名前は、アステカの神話が投影されているといわれています。


遺跡の様子


太陽のピラミッドに登る


太陽のピラミッド頂上から月のピラミッドを臨む


月のピラミッド


月のピラミッドから

初めてのカリブ海だった今回の旅。海は青くて大きくて、人類の歴史は深かった。
少し遠いけれど、そんなことも吹っ飛ぶお酒も食べ物もおいしい、陽気な国。
今度はそれぞれの国の田舎に訪れてみたいと思いました。


ザ・サボテン


お気に入りのメキシコビール

スタッフおすすめ度
ハバナ:★★★★そぞろ歩きがおもしろい
カンクン:★★★★★日本人憧れの必見リゾート。遺跡も魅力
メキシコシティ:★★★★近郊の遺跡は必見

2019年4月 楠本

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