「フィンランドって、こじらせちゃうんだよね」と
何度もフィンランドを訪れている方から聞いた言葉
果たしてどういう意味だろうと考えた初日
案の定、ああ、また来たい、というか来ます!と
帰りの飛行機の中で(心の中で)叫んでいる自分がいました。
自分的ハイライト、オーロラ鑑賞
今回はフィンランド政府観光局様とフィンランド航空様にご招待頂き、ラップランドの秋のオーロラ、サウナ、そしてサスティナビリティーの3つをテーマにした視察旅行に行ってきました。
<スケジュール>
1日目:成田→ヘルシンキ乗り継ぎ→クーサモ <クーサモ泊>
2日目:トナカイファーム・オウランカ国立公園・サウナツアー <クーサモ泊>
3日目:リバーフローティング→ロバニエミ/サンタクロース・オフィス
→レヴィへ <レヴィ泊>
4日目:レヴィ観光→ノーザンライトクルーズ(オーロラ鑑賞ツアー)<レヴィ泊>
5日目:キッティラ→ヘルシンキ乗り継ぎ→ <機中泊>
6日目:→成田
【クーサモ・ルカ】
初日はヘルシンキから国内線で約1時間弱でクーサモ空港まで到着。クーサモはフィンランド国内ではスキーリゾートとして知られていますが、もちろんオーロラベルト圏内なのでオーロラ鑑賞も可能です。また、ロバニエミまでもバスで約2時間半ほどなので日帰り観光もできます。
日本ではまだあまり知名度が高くないエリアですが、賑やかすぎたり“リゾート”過ぎない街が好きな方はきっと気に入るはず。自然が溢れていて家族経営のホテルやレストランも多く、穏やかでアットホームな雰囲気のエリアです。
1日目の夜クーサモに到着後、さっそく予想外のサプライズ!
ホテルに到着するやいなやオーロラを見ることができました。あまりに急なことでこんなに見られるものなんだ!とただただ大興奮。この日は気候が良く、フィンランド中でオーロラを見ることができたそうです。
スマホからでも撮れちゃうくらい濃くでていたオーロラ
2日目はトナカイファームへ!
ここでは飼育されているトナカイにエサをあげたりと間近でトナカイと触れ合うことができます。近くで見ると迫力のある角とつぶらな瞳がかわいいトナカイ達。トナカイと触れ合った後は近くの小屋でククサに入った紅茶とホームメイドクッキーで一休みしました。
続いてはオウランカ国立公園へ。オウランカ国立公園はロシアとの国境に近い場所にあり、ハイキングはもちろん、カヌーやラフティングをすることができます。今回はキーンと冷たい空気の中をハイキングしたり、フォレストヨガをしました。
2日目の終わりはサウナツアーへ!
日本人にも馴染みがあるサウナ、実はフィンランドが発祥の地なのです。なんと人口約550万人に対し、サウナの数約2~300万個と人口の半分ほどもサウナがあり、家にもサウナがあるそうです。フィンランド人にとってサウナはとても大切なもので、身体面も精神面でもきれいにしてくれる神聖な場所と言われています。
今回はスモークサウナを体験。ロウリュと呼ばれるサウナストーンに水をかけて蒸気を発生させると一気に身体の芯から温まります。そしてサウナに入った後は湖に入るのがフィンランド式。聞いてはいましたが気温は0度近く、湖には氷も浮いている!絶対に絶対に無理!と思っていたけど、やっぱりフィンランドに来たからには経験しないと!とできるだけ身体を温めて、湖、入りました!
…寒い、というよりも電気がビリビリっと身体を通っているような感覚で、…あれ?なんだかすっきりとして気持ち良い!そして、サウナに戻りまた湖に戻る…フィニッシュサウナにすっかり虜になりました。
2日目の夜はガラスイグルーに宿泊。この日はあいにくの曇りでしたが、晴れたらガラス張りの天井からオーロラや星空を眺められるんだなあ、2泊できたらよかったなあ、とうとうとしながら眠りにつきました。
トナカイ肉とベリーソースのマリアージュ
突然ですが、これは何をしにいく格好をしているでしょう?
そう!3日目の朝はリバーフローティングからスタートです。その名の通り強力なウェットスーツをきて川をくだっていくアクティビティ。え、寒くないの?と思いましたが本当に何重にも防水・防寒のための洋服を着るので問題ありません。
ただ、川に入ると意外とコントロールが難しかったりばたばたすると水が中に入ってきてしまうので、濡れても良い服や乾きやすい素材の服を着ていくほうがベターです。
【ロバニエミ】
そして3日目はロバニエミへ。ロバニエミは北極圏の入り口から約8kmに位置するラップランドの首都です。そしてロバニエミに来たら欠かせないのが1年中サンタクロースに会えるサンタクロース村です。
サンタクロース・オフィスに入場するとサンタさんが書斎のソファに座ってお出迎えしてくれます。日本語も少し話せるサンタさんは、声も笑い方も想像通りのサンタさん!「日本にいつ来るの?」と質問したら「あと76日(=クリスマス)だよ」と即答してくれました。
また、サンタクロース郵便局から手紙を出せばクリスマスに届くようにしてくれたり、近くにはマリメッコやイッタラのショップも併設されているのでショッピングも楽しめます!
サーモンといくらと野菜
フィンランドでは地産地消のアイデアが根付いています
【レヴィ】
3日目の夜はレヴィへ。レヴィはキッティラ空港から約15分と飛行機からのアクセスも良
く、ウィンタースポーツやオーロラを求めてフィンランド国内だけでなく、世界中から観光客が集まるインターナショナルリゾートです。
ホテルからうっすらと見えたオーロラで明日のカメラの準備も万端!
―ちょっと番外編―
フィンランドには通常のホテル以外にもアパートメントタイプ、ガラスイグルーなど様々なタイプの宿泊施設があります。北欧インテリアや、キッチン付き、オーロラ鑑賞など、目的にあわせてホテルも選びたいところです!
北欧らしいシンプルなデザイン
コテージタイプ
ガラスイグルー①
部屋のサウナ
2~3世代で泊まれるところもあります
マリメッコインテリアのお部屋
ガラスイグルー②
話を本編に戻し、フィンランド最後の夜は待ちに待ったオーロラ鑑賞!湖に浮かぶ大きないかだのようなボートに乗り、クルーズをしながらオーロラを見る予定でしたが、あいにく湖には氷が張っていて停泊しながら見ることになりましたが、カメラ初心者のわたしにはブレも少ない写真が撮れて結果的に良かったのかもしれません。
一生に一度かもしれない忘れられない時間となりました。
クーサモ・ルカ ★★★★★
自然に囲まれた癒しのひととき
ロバニエミ ★★★★★
サンタクロースとの出会いは一生の宝物!
レヴィ ★★★★★
ラップランドの秋は隠れオーロラベストシーズンかもしれません!
(2018年10月 若狭)