6月下旬、日本旅行業協会様とフランス観光開発機構様の主催でフランスへ行かせていただきました。今回の旅程では、JATAが選んだに美しい村である「サン・シル・ラポピー」と「リウヴィル」を含む美しい村を訪れることを目的にプログラムが組まれていました。ということで私にとって初フランスだったのでパリに行かないのはちょっと残念・・・とは思いつつも、今回はオクシタニー地方&アルザス地方を大満喫してまいりました!結論から申し上げると予想を大きく上回る感動と絶景とかわいいフォトジェニックな町と美味しい食事・・・フランス大好きになりました!
□□今回の旅程□□□□□□□□□□□□□□□□□
01日目 羽田発 (トゥールーズ泊)
02日目 トゥールーズ市内・パディラック洞窟・
ロカマドゥール観光 (ロカマドゥール泊)
03日目 サン・シル・ラポピー、
コルド・シュル・シエル観光 (アルビ泊)
04日目 アルビ市内観光・ワークショップ
国内線で移動(ストラスブール泊)
05日目 ワークショップ
リクヴィル・コルマール観光
ワイン街道にてワインテイスティング
(ストラスブール泊)
06日目 ストラスブール市内観光(ストラスブール泊)
07日目 ストラスブール市内観光 (機中泊)
08日目 羽田着
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☆オクシタニー地方
羽田からエールフランス航空に乗り約12時間半程、パリのシャルル・ド・ゴール空港へ。エールフランス航空のエンターテイメントは最新映画も多くタッチパネル操作可能、USB差込口もあるので充電可能、と充実しております!フードのメニュー表もポップでおしゃれでした。そんなド・ゴール空港から国内線へ乗り継ぎトゥールーズへ。現地時間の夜遅い時間に着きましたがトゥールーズまで同日で到着できるのは大変うれしい。
ところで、オクシタニー地方ってどこ??って思いますよね。ミディピレネー地方を2016年から正式に名付けられた地名で、オック語と呼ばれる地方言語をもとにつけられた地名だそうです。このオクシタニー地方ですが、夏は避暑・冬はスキーと一年を通して非常に観光客が賑わうところ。トリュフやフォアグラといった高級食材をはじめ、スミレやパステルという植物も有名。訪れた都市ごとにご紹介いたします!
★トゥールーズ
南西部の中心都市でもあり、レンガ造りの建物が並ぶ旧市街がとっても美しい都市。エアバスを中心とする航空産業がとっても栄えていて、郊外にはエアバス会社の本社もあるので飛行機好きにはたまらない場所なんだとか!敷地内にはいくつか本物の飛行機が展示してありました!また、数年後には旧市街エリアの世界遺産登録を目指し観光地周りの整備などを進めており、今後は更に観光客を増やしていこうと変化しているようでした。
旧市街の中心にはキャピトルと呼ばれる市庁舎があり、バラ色と呼ばれるレンガと白い石を組み合わせた壮麗な外観と、フレスコ画が美しい大広間が見どころ。その他印象派の絵画なども飾ってありました。
サン・セルナン・バジリカ聖堂、ジャコバン修道院はキャピトルからそれぞれ約5分ほどの距離にあり、主要観光は徒歩でぐるっと回れます。
サン・セルナン・バジリカ聖堂
ジャコバン修道院
市場は地元の生活が見られる面白いところのひとつ!この地方特有?なのかわからないが、初めて行った人はかなりの衝撃を受けるお肉屋さん。アヒルの首を持って見せつけてくるおばちゃんはかなりショックを受けました・・・!そんな何でも揃う地元の有名店もここで食材を仕入れているそうです。また、有料で観光+市場で試食試飲ができる観光ツアーへの参加などできるらしい。
お土産屋さんではミディ・ピレネー地方の特産品、スミレの加工品を扱うかわいいお店もありました。お菓子、はちみつ、お茶、ジャム、お酒、コスメ、なんでもある!すごい!
★パディラック洞窟
トゥールーズを後にして向かったのがパディラック洞窟。地球の歩き方にも情報がなくて、いったいどんなところなんだろう!!と思っていましたが、行ってみてびっくり!
地下の洞窟へは5回程エレベーターを乗り継ぎやっと到着する。なんと地中75メートルの深さ!洞窟内は大変ひんやりしていて年間を通して13度くらいだそうです。
洞窟内はとっても神秘的。少し進むと今度は地下にたまった水が川のようになっており、船が用意されている。まるでディズニーランドのアトラクションのようなわくわく感が
突然やってくる!!!カリブの海賊みたい!!!!ジャックもいないしお宝もありませんが、歴史を重ねた大迫力の鍾乳洞が頭上に広がる。ちなみに中でアトラクションみたいに船に乗っている記念写真を撮ってくれます。(日本と一緒で値段は結構高い)
音もなく静かに水面を進む船、ひんやりとして少し薄暗い神秘的な空間・・・安定した温度で光が届かなくて季節もない空間だと、なんだか時が止まってしまったように思える。
★ロカマドゥール
パディラックの出発時に大雨が降り、ロカマドゥールに着いても残念ながら天気は雨。。後から聞いたら警報が出るほどの土砂降りだったらしい。
薄暗い天気の中のロカマドゥールは非常に残念で、本当はここも美しい村のひとつ。アルズー川を見下ろすような断崖に聖堂や村が建っているのだ。
村の中央からからは216段の階段があり、巡礼者たちはその途中には7つの聖堂を一つ一つ膝をついてまわったそうです。石畳になっている坂道は雨模様の日だと滑りやすくちょっと注意が必要でした。ノートルダム礼拝堂の奇跡を起こすと呼ばれる黒い聖母像は必見です。
★サン・シル・ラポピー
さ!気持ちを改めて次の美しい村、サン・シル・ラポピー!
今回は地元観光局のおすすめでロット川のクルーズも体験しました。緑が美しく、付近に生息する水辺の鳥を眺めたりと、ゆったりとした時間が流れます。ロット川の河口を出発してサン・シル・ラポピーが見えるポイントまで進み、折り返して帰ってくるルートのクルーズで、1時間ほどでした。
船を降りていよいよ村の中へ!展望ポイントからの景色もバッチリおさえたあとに村の散策をしてきました。サン・シル・ラポピーは丘の上に位置しているので城跡の展望ポイントまでいけば周囲を見渡すことができて非常に清々しい。そして細い小道はどこもかわいらしいお店や家が連なってとってもわくわくしちゃいます!!
★コルド・シュル・シエル
こちらも美しい村、コルド・シュル・シエル。天空の村とも呼ばれていて、村から少し離れた展望台からは運が良ければ雲海の中に村が浮いているように見えるそうです。その姿はなんとあの天空の城ラピュタのモデルにもなったとか!!見たかった~~!私が訪れた日は残念ながらまたしてもぐずついたお天気。。しかしながら歴史を感じる村の雰囲気は本当に素敵でした。旧市街へはミニトレインで坂を上り5分程で到着します。
★アルビ
オクシタニー地方で最後に行ったのはアルビという町。レンガ造りがとっても美しい街並みでまるで中世時代の世界に来たしまったかのような気分!対岸から見る旧市街は非常に絵になる!
アルビの見どころはまだまだあります!旧市街中央にはサント・セシル大聖堂があり、外観の荘厳な雰囲気からは予想がつかないような、繊細できらびやかな装飾が施されています。青を基調にした模様がまた美しい~!
その隣のロートレック美術館も見どころのひとつ!アルビ出身のロートレックの美術作品が数多く保管されており、下書きの貴重な絵なども展示してある。ベルビー宮を美術館にしたもので、庭や内装も見逃せない。
☆アルザス地方
オクシタニー地方を大満喫したあとはアルザス地方へ。トゥールーズから国内線でびゅーんとストラスブールへ!寝ていたら一瞬で着きました。ディレイしてしまったこともあり、到着は23時頃だったのですが、もう7月になるというのにめちゃくちゃ寒かったです・・・!夏とはいえど寒暖の差が結構あるのでちょっと暖かい上着は必須だと痛感しました。
アルザス地方もオクシタニー地方に負けない魅力が詰まったエリア!!ワイン街道のおいしい白ワインはもちろん、フォアグラなどの高級食材、あまーいクグロフなどの焼き菓子、地元料理のシュークルートやタルト・フランベなど美味しい食事を楽しめます!!
また、ドイツとの国境付近に位置しているのでドイツの文化をどことなく感じられます。ストラスブールは過去にドイツになったりフランスになったりした場所。そんな歴史を経て今ではEU議会が置かれたり、国際都市として重要な役目を担っているところなのです。それもあって常に市内は厳重警備が置かれているので非常に治安は良いです!!
シュークルート:ザワークラウトと豚肉の白ワイン煮込み、腸詰添え
タルト・フランベ:アルザス風の薄生地ピザ
クグロフ:クリスマスにも大活躍な定番焼き菓子
★リクヴィル
ストラスブールから車で1時間半程で到着するリクヴィル。ワイン街道の中心地でもありますが、「ブドウ畑の真珠」とも呼ばれJATAでも美しい村のひとつに選んでいる大注目のこの村!!とってもかわいい!!カラフルな木組みのおうちに色とりどりのお花があちらこちらにあり、観光地という感じがまだ少なく比較的静かな村。突然メルヘンワールドに来てしまったかのような本当にかわいい世界!絶対に女子は好きなところです!!
メイン通りにはお土産屋さんもたくさんありますが、アルザス名物のコウノトリをモチーフにしたグッズがたくさんあって面白い!ついついいろんなものを買ってしまいました。
★コルマール
コルマールは列車も通っているので観光するのにはとっても便利!こちらもアルザス伝統の木組みの建物が連なりかわいい街並みになっているのが特徴ですが、リクヴィルよりもショッピングできるお店が多かったりして少し都会的な印象。しかし、コルマールの見どころ言えばやはり町の中を静かに流れる運河!!たくさんのお花!!プティット・ベニスとも呼ばれるこのエリア、本当に絵に描いたように美しい!実は美女と野獣や、ハウルの動く城などのモデルとなったという噂もあるようです。村を散策していると本当に物語の中に入ってしまったかのような気分に浸れます。
★ストラスブール
最後に紹介したいのがストラスブール!木組みの街並みもあるし、旧市街中心の大聖堂も素晴らしいし、たくさん美味しい食べ物屋さんがあるし・・・本当に居心地が良くていつまでも滞在したいと思ってしまいました・・・!
今回宿泊したのはプティットフランスエリアにあるリージェントホテルと同系列ホテルである「パヴィヨン リージェント プティットフランス」。木組みのおうちを改装して造ったモダンでおしゃれなホテル。
お部屋(EXECUTIVE ROOM)
窓から見えるプティットフランスの朝焼け
外のテラスで朝食が食べられます!優雅!!
ストラスブールではクルーズやサイクリングツアー、フード&シティツアーという名の食べ歩きツアーを楽しんだりと、とっても満喫しました!!ストラスブールはアルザスのワイン街道へ行くにも、美しい村を訪れるにも便利なので、是非ストラスブールを起点として観光されることをおすすめします!そしてストラスブールでいろんな形で観光を楽しむことができるので数日滞在してもきっと飽きないはず!
旧市街を囲むイル川をクルーズで楽しむことができます!なんと日本語ガイドもあってとってもわかりやすい★
サイクリングツアーで出会ったリアルこうのとりの巣!
フォアグラ&白ワイン、幸せ!ちなみにこのワイン、甘いの好きな人ならめっちゃおすすめです。絶対買うべき!
アルザス産スパークリングと大聖堂!!贅沢すぎる!!
大聖堂横には絵描きさんがたくさんいてフランスらしい(?)風景
パン・デピスというスパイスがたっぷり入った焼き菓子もおすすめ。特にクリスマスシーズンに大人気でマーケットにも出店しているそうです。日本語のパンフレットもいただきました。
ワインだけじゃない!ピコンというオレンジリキュール×ビールのドリンク、おいしー!一番好きかも!
夜のお散歩にも出かけてライトアップした大聖堂も見ることができました!!!ただでさえ存在感の大きな大聖堂、ライトアップは圧倒されるすばらしさ!!
結構雨に降られた今回の研修旅行でしたが、ワイン街道を車で走っているときには大きな虹が見えました!!端から端まで見える虹ってちゃんと見えたのは初めてかもしれない!今まで天気が悪かった頃を忘れてしまうくらいテンション上がりました!
アルザスのコウノトリちゃんも観光局の方からいただきました!ちょっと足が長すぎるけどかわいい!
今回のフランス視察旅行ではオクシタニー&アルザスの良いところをどちらも実際に体験して本当に素敵な場所だと実感できました!いろんなところへ行って必ず言ってしまうけど、今回も言わせてほしい、、やっぱり絶対にまた行きたい!!!!!フランスの田舎はかわいいものから美味しいものまで本当に良かった~~~!是非たくさんのひとにこの美しい村を知ってほしいです!!
■スタッフおすすめ度■
サン・シル・ラポピー★★★★★高台にそびえ立つ美しい村!絶景です!!
アルビ★★★★レンガ造りの街並みがとっても綺麗。美術館や大聖堂も必ず行ってほしい。
リクヴィル★★★★★カラフルでかわいい村!女子は絶対すきなところ!
コルマール★★★★★運河クルーズも体験できる!物語の世界に浸れます☆
ストラスブール★★★★★何日いても飽きないところ!宿泊は是非プティットフランスで♪
(2017年7月 柳 舞美)
このエリアへのツアーはこちら