入社後初めての海外はメキシコ!!
メキシコと言えば、サボテンとテキーラ!そんなイメージを抱いていた国へ、新しい魅力を発見するべく、下調べした知識を頭に入れて、メキシコへと旅立った。
今回、アエロメヒコ航空様・トラベルファクトリー様のFAMツアーに参加させて頂きました。
メインはバハ・カリフォルニア半島最南端のビーチリゾート「ロスカボス」
メキシコの西部、バハ・カリフォルニア半島の最南端に位置する2つの町、カボ・サンルーカスとサンホセ・デル・カボを結ぶ海岸地域を「ロスカボス」と呼ぶ。
日本人にとっては馴染みが薄く、知名度も低いかもしれないが、アメリカ西海岸やカナダからの観光客が多く、メキシコでも有数のビーチリゾートである。
野生のアシカが住んでおり、シーライオンコロニーと言われ世界屈指のダイビングポイント。
カリブ海を代表するリゾート地「カンクン」に比べ、アジア人の観光客が少ないところも「ロスカボス」の魅力の一つである。
アエロメヒコ航空の直行便でメキシコシティまで約12時間半。
中南米と聞くと、行ったことがないせいか、日本の裏側にあるようなイメージで、手の届かないところにあるような感覚を抱いていた私にとって、ヨーロッパよりも近い?なんて、少し身近に感じることができた往路の時間であった。
メキシコシティから国内線で約2時間、メインのロスカボスへ到着。
空港を出た途端、サボテンの荒野が広がる。
これぞメキシコ!
メキシコの原風景を楽しみながら「ロスカボス」を形成する町の1つ、カボ・サンルーカスへ。
サボテンの大地からヤシの木が生い茂るリゾート地へ。
砂漠とビーチの共存とはまさにこのこと。
「ロスカボス」は、荒涼とした大地の終着地点にあるのだ。
最初に訪れたカボ・サンルーカスはダイバーや若者で賑わい、フィッシングなどのイベントも多い地域。もちろんマリンアクティビティや、ATV、ジップラインなど種類豊富なツアーも盛んである。ナイトライフを楽しめるのもこの町の魅力の1つ。
ただし、治安は悪くないと言えど、女の子だけで夜の街を歩くのは不安である、貴重品も注意しなければならない。
町の人々はとても陽気で親切な方々ばかり。
街並みを写真に写そうとカメラを向けると、勝手にポーズをして入ってきたり、ただ歩いているだけでもにこやかに挨拶したり、
カメラを首にかけ、手にもデジカメを持ち、携帯のカメラもスタンバイしている私は、ザ・ツアーリストという雰囲気しかないからなのかもしれないが・・・
お土産屋さんも多く、カラフルな刺繍の入ったポーチやカバン、象徴的なドクロの置き物など、買い物好きの私は見ているだけで楽しめる。
“タラベラ焼き”という伝統的な陶器屋さんに訪れると、できあがるまでの工程を説明してくれた。
全て手作業で色鮮やかなタラベラ焼きは、たくさんの種類があり、細部までこだわっているのが見て取れる。
もちろん値段はお高めなので、私は買うことができなかったが、「ロスカボス」の記念には1番おススメできる1品である。
というのも、「ロスカボス」には、独特のお土産品がこれと言ってない。
「ロスカボス」のお土産屋さんに打っているものは、大抵メキシコシティやカンクンでも手に入れることができる。
物価もメキシコ内で1番と言っていいほど高いので、私は「LOSCABOS」とロゴが入っているものをお土産としてたくさん購入した。
できればタラベラ焼きを自分のお土産に買いたかったな~
全て手作り。
カボ・サンルーカスはレストランも豊富にある。
メキシコ料理といえばタコス!
ということで、トルティーヤとタコスを堪能。
メキシコ人はスープ好き、これは今回初めて知った一面である。
確かに美味しいスープばかりで、メニューに書かれていれば毎回の食事でスープを注文した。
ご存知の方もいらっしゃると思うが、タコスは1人前で1食分以上のカロリーを摂取したことになる。
メキシコは肥満大国でもあるらしい・・・
少し気が引けるが、とにかく美味しい!
辛い物好きな私にとっては飽きない食べ物である。
我慢するのは日本だけ!
心行くまでメキシコ料理を堪能した。
マリンアクティビティが盛んなカボ・サンルーカスで、何もせずにはいられない!
車で約2時間、アシカのコロニーで有名なスポットがある「ラパス」へ。
この日は、私たちFAM TOURの参加者含め、36名がアシカ・シュノーケルへ参加。
泳いでいる野生のアシカを近くで見れるなんて!
心を躍らせて豪華な船に乗りこむ。
広々としたフカフカな待機スペースで足を伸ばし、紺碧のコルテス海を見つめる。
朝食はビュッフェ形式。フルーツやヨーグルトが並ぶ。
“なんて贅沢なんだろう。”
何度口に出しただろうか。
口に出さなかった分もカウントすれば、軽く100回は超える。
この日は波が高く、予定地のシーライオンコロニーに行くことができず、予定地よりも小さめ?なコロニーへ。
シュノーケルのイケメンインストラクターさんは、ルールや方法の他に、ロスカボスの歴史まで語ってくれた。
コロニーの近くにはシュノーケルやダイビングの船がたくさん。
日光浴中のシーライオンもたくさん!!
早く泳いでください!
そう願いながら、いざ、コルテス海へ。
始めて10分ほどで泳ぐシーライオンを発見。
テンションが上がる。
ずっと見ているともう1匹。
顔が可愛くて、まるまるとした体は愛嬌がある。
あまり近づきすぎるとインストラクターさんに怒られてしまうのでご注意を。
結局、泳ぐアシカを見ることができたのはこの2匹だけだったが、熱帯魚やカラフルな魚の群れ、私たちの下を泳ぐダイバーさんを見ることができた。
アシカ・シュノーケルの後は船の上でランチタイム♪
ランチは豪華で、ボリューミー!
この写真で2人前である。1時間も泳いで、疲れていたせいか、全部食べることができなかった。残念!!
ランチの後は少し場所を移動すると、紺碧の海からエメラルドグリーンの透き通るような海へと表情を変えた。
近くにはビーチもあるが、上陸してはいけないらしい。
ここからはフリータイム。
船でのんびりも良し、自由にシュノーケルも良し、船からの飛び込みも良し。
私は迷うことなく透き通る海へ飛び込んだ。
ちなみに浮き輪はなし。
ゴーグルのみで、足が底につくはずもない海へ飛び込んだのは初めてである。
魚は見当たらなかったが、ツアーのメンバーといろいろなお喋りをしながら、海をプカプカ。
潜って底に沈んでいる貝殻を拾って来たりしていた。(私は潜る勇気はなかった)
野生のアシカと多様な熱帯魚を近くで見て、エメラルドグリーンの海で自由に過ごす。
感動を超える、言葉にできない時間であった。
ロスカボス2日目は、サンホセ・デル・カボへ★
サンホセ・デル・カボは静かで洗練された雰囲気の町。
コルテス海を囲むように豪華なラグジュアリーホテルが建ち並び、ゴルフフィールドも多く、ゴルファーの楽園でもあるそう。
サーフィンのポイントとなるビーチもあり、サーファーも多いとか。
車窓からは、ホテル、ホテル、ホテル・・・
プライベートだったら、選ぶのに困りそうである。
そんな街並みのサンホセ・デル・カボでは、オールインクルーシブのホテルをおススメしたい。
大型スーパーやコンビニはポツポツとあるものの、レストランなどは豊富にあるとは言えない。
加えて道路の横断が困難である。
ロスカボスでの道路には、基本的に信号がない。
横断歩道もなければ、歩道橋もないのである。
車は平均100km/hで走るのだとか。
日本で言う高速道路のようなもの。
極力横断は避けて頂きたい。
それに対応するかのように、ホテル内にはレストランの種類が豊富である。
今回インスぺクションとして見させて頂いたオールインクルーシブのホテル(4つ)は、メキシコ料理や和食、フレンチやイタリアンまで。
私が宿泊させて頂いた、「HAYATT ZIVA LOS CABOS」には、カフェあり、軽食あり、24時間オープンで、食事がとれるスペースもあった。
夕方になると、バザーのように出店がプールサイドに並び、アクセサリーや雑貨、Tシャツなどが買える。(もちろんこれはオールインクルーシブのはずはなく、値段もお高め)
ピアノバーやスポーツバー、朝食のビュッフェ式レストラン、ステーキ屋さんにカフェ!
2泊じゃとても制覇できないし、選択も迷ってしまうほど。
昼間は欧米人がプールサイドで日光浴をしながら本を読んだり、子連れのファミリーはプールに入って遊んだりしている。
私も2時間だけ、その優雅な景色の1部となり、プールサイドでリッチな気分を味わったのであった。
ちなみに、紫外線は日本の9倍と言われているので日焼け止めは必須!
<img0213.jpg>
ホテル「HYATT ZIVA LOS CABOS」 ジーバスイートオーシャンビューの眺め
いつまでも見ていられる・・・
ロスカボスを満喫した後、空路、メキシコシティへ。
メキシコシティは2,200mを超えているので高山病にも念のため注意を。
酸素は日本の約70%、頭痛や腹痛は高山病かも?
水分補給をマメにするだけで未然に防げる。
無理はしないように。
昼間は半袖で十分だが、11月となればもう冬。朝晩はやはり冷える。
この時期のメキシコシティはとても過ごしやすいが、脱ぎ着がしやすい服装が好ましい。
メキシコシティでは1泊。
“連邦区”と呼ばれる日本の“東京都”のような地域の歴史に触れ、メキシコ州にあるテオティワカン遺跡へ。
連邦区からメキシコ州へは、東京から神奈川へ行くような距離感。
連邦区では世界遺産に登録された図書館のある国立自治大学、国立宮殿のあるソカロ広場、メトロポリタン大聖堂、サントドミンゴ教会、グアダルーペ大寺院。
メキシコシティの歴史に触れることができた1日。
メキシコでオリンピックが開かれた際の球技場は、聖火台が残り、ディエゴ・リベラさんが描いた壁画が残る。
黒人を描くことで、人種差別のない世界を、鳩を描くことで平和を訴えている。
彼は球面の壁全体に描く予定だったが、途中で病死してしまったのだそう。
病気にならずに描きつづけていたら、どんな作品になっただろうか。
この球技場や、世界遺産に登録されている国立自治大学のフアン・オゴルマンさんの壁画、大学の図書館前にあるシュケーロスさんの壁画は全て迫力があり、意味を持った絵が描かれている。
それらだけでなくシティを車で移動する道中、たくさんの壁画を見つけた。
壁画運動として、壁画を通して個々の思いを伝えようとしていた。
そして今も、その思いや生き様が私たちに語り継がれている。
ただ観光をするだけでもその迫力に感銘を受けるであろう壁画の数々。
歴史を知るからこそ、何か感じることができる作品の数々。
独立戦争や革命戦争を経て、暗い時代を生き抜いた歴史上の偉人たちが、次世代の若者に何を伝えたかったのか。
宗教を超え、私の胸も熱くなった。
今回のFAMツアー最終目的地は謎多きテオティワカン遺跡。
この壮大にして巨大な都市の建造の時期については様々な説があるが、当時のテオティワカンは20万人を越す人々が暮らしていたと推定されており、当時のヨーロッパと比較してみると、コンスタンチノープル以外には人口2万人以上に達する都市が見られないことから、この都市がいかに壮大なものであったかが分かる。
中央をほぼ南北四キロにわたって走る「死者の大通り」沿いに、「太陽のピラミッド」「月のピラミッド」「城塞」といった巨大なピラミッドや神殿群が無数に立ち並ぶ。
今は月のピラミッドは頂上まで登ることはできないが、高さ65mの太陽のピラミッドは、270段の階段を上り頂上のパノラマビューを堪能した。
このピラミッドの頂上は、パワースポットとも言われている。
バハ・カリフォルニア半島最南端のビーチリゾート「ロスカボス」では、シュノーケルなどの豊富なツアーを満喫するアクティブな旅と、オールインクルーシブホテルで過ごす、贅沢かつ優雅な旅の両方を味わうことができた。
メキシコシティでは歴史に触れ、壁画や遺跡を通して歴史の中の人々に思いを馳せた。
メキシコシティやカンクンでは見ることのできないサボテンが広がる荒野を見れるのも「ロスカボス」の魅力の1つである。
そう考えると、私にとって初めてのメキシコは、メキシコの原風景で始まる旅となった。
次回は是非、死者の日のメキシコを訪れてみたい。
<img0510.jpg>
今回のFAMツアーに一緒に参加した方々との記念写真。
今回ご招待いただきました、アエロメヒコ航空様とトラベルファクトリー様に、深く御礼申し上げます。
ありがとうございました。
ロスカボス ★★★★
晴天率が高く、常に青空。カラッとしているのでとても過ごしやすい。
物価は高めだが、マリンアクティビティにかぎらず、その他のツアーも豊富!
ホテルも豪華で過ごし方が自在に選べることが素敵♪
メキシコシティ ★★★★
歴史が古く、遺跡あり、教会や大聖堂ありの大都会。渋滞にハマることがなければ、たくさんのスポットを巡って、メキシコの歴史をしることができる。
(2016年11月 須能麻葵)
このエリアへのツアーはこちら