<ナマステ☆~階段井戸に恋をした~インド女子旅>

<ナマステ☆~階段井戸に恋をした~インド女子旅>

なんとなく苦手意識のあったインド。
行ったらやみつきになって帰ってくる人と、もう絶対行かないと拒絶して帰ってくる人と、
好みがふたつに分けるとよく言われていますが、果たして私はどちらになるのか・・・・・もしくはどちらにも当てはまらないのか・・・
アーメダバード2泊→ウダイプール1泊→ジャイプール2泊→アグラ1泊→デリー1泊
という9日間の行程で、西から北へ周遊してきました。




●アーメダバード●
日本からアーメダバードまでは、直行便は飛んでいないのでデリーから国内線に乗り換えて向かいます。
今回はエアインディアを利用したので、午前中に日本を出発し、その日の夜にはアーメダバードへ到着。乗り換え時の荷物もスルーなので楽ちんです。


<2日目>
朝7:30 ホテル出発
パリタナ近くにあるシャトルンジャヤ山へ向かいます。
ヒンドゥー教の聖地のほとんどが水辺にあるのに対して、ジャイナ教の聖地はというと、山の上にあります。
ジャイナ教徒が一生に一度は巡礼をするといわれる最大規模の山岳寺院都市がこのシャトルンジャヤ山で、ここまではアーメダバード市内から車で片道5時間かけて向かいます。



山のふもとに着き、ここで驚愕の事実をガイドさんから知りました。
この山のふもとから頂上の寺院まで行くには、5000段もの階段を登らなくてはいけないのです。
比較対象がないのでいまいちどのくらい長い道のりなのか分かりづらいですが、
時間に換算すると、行きだけで2時間半かかります。どんなに早い人でも1時間半はかかります。ただ、歩くのが嫌な人は、人力車で担いでくれるサービスもあるので、それを利用すれば問題ありません。




途中何度も足を止め、休憩してはまた登り、それを繰り返してやっとの思いで頂上に着いたものの、ここでまた驚愕の事実をガイドさんより知りました。
頂上では写真撮影が一切禁止なのです。こんなに苦労してたどり着いたのに、、、
写真でお伝えできないのが非常に残念ですが、頂上の寺院は大小920も立ち並んでいて、床はどこも大理石を使っています。壮大で優美で、美しく繊細な彫刻は今まで見た寺院の中で一番綺麗でした。
太陽に照らされ光り輝く寺院はとても神々しく、疲れを忘れ思わず拝んでしまいました。


徹底した「非殺生」を貫いているジャイナ教。彼らは口にするものに非常に気を使っていて、日常生活の中であらゆる生物(動物、植物)を殺したり、誤って傷つけたりしないように細心の注意を払います。その徹底ぶりは恐ろしいもので、動物はもちろん、なんと植物(根菜)さえも口にしないのです。
その思想を貫くために、職業選択として農業や林業、軍人を忌避するので、ほとんどのジャイナ教徒が商人となり、その蓄えた資産を寺院の建立や維持にあてて功徳を積もうとします。そのため少ない教徒数のわりには、寺院の数がきわめて多く、また立派であることが特徴として挙げられます。
シャトランジャ山の寺院の建築のスタイルは北方型ですが、マンダパの屋根が、小さな鐘状の突起を伏せて並べ、全体に45度振ったような方形屋根が多用されているのと、四面像をまつる四面堂がところどころにあります。


階段を下りながら、街並みを一望できます。
<3日目>
この日はアーメダバード市内観光へ。
まずはアーメダバード最大のモスク、ジャーマ・マスジットへ。




集団礼拝のための金曜モスクで、入り口はこじんまりしていますが、中へ入ると広大な中庭が目の前に広がります。
礼拝堂の中には細やかに装飾された260本もの柱が並んでいます。
朝の光に照らされてよりいっそう輝いて見えました。



アーメダバード駅近くにある大建築の井戸、ダーダ・ハリ階段井戸。井戸の深さは20mもあります。


アダーラジの階段井戸。規模が大きく、保存状態も非常に良いので、繊細で綺麗な彫刻を当時の状態のまま見学することができます。
井戸の周囲まで下りると、空気はひんやりしていて、涼しいのです。




ラニキ・ヴァヴ
世界遺産にもなっているこの壮大な階段井戸は、11世紀にパタン王妃の命により王の記念碑として建造されました。度重なる洪水によって数世紀にわたり、土砂で覆われていたこともあり、保存状態はきわめて良いです。


道端で出会った現地の人々。
車で約4時間かけ、ウダイプールへ移動。
●ウダイプール●

夜の街並みはカラフルでロマンチック。
<4日目>
この日はウダイプール市内から車で約2時間かけ、クンバルガール城へ向かいます。




世界遺産になった6つの城のひとつで、ウダイプールから北西に約80km、標高1,100mを越える山の頂上に位置しています。


1周10kmを越える城壁内は非常に広く、宮殿以外にも多数の寺院が点在しています。




この日は列車で約7時間かけて、ウダイプールからジャイプールへ向かいます。
乗客リストに自分の名前が載っているか確認してから乗車します。スーツケースなどの大きな荷物は座席の上のスペースに置くことができます。


11/11のこの日は、インド3大祭りのひとつであるディワーリー(Diwali)が開催されていました。
ヒンドゥー教の新年のお祝いをする、別名「光のフェスティバル」とも呼ばれるこのお祭りは、インドのクリスマスのような催しです。街中が光で装飾され、爆竹や花火が夜通し鳴り止みません。


●ジャイプール●
<5日目>
この日はジャイプール市内観光です。




風の宮殿を見学した後は、アンベール城へ向かいます。
入り口までは象さんに乗って入場します。
掴まっていないと振り落とされてしまう程、激しく揺れるので、乗る際は最新の注意が必要です。

象さんの渋滞発生。



ジャイ・マンディル(勝利の間)の壁面には、鏡をちりばめた幾何学的な模様の装飾が施され、細かくて繊細な造りは美しくて魅了されること間違いなしです。

かつてこの鍋でカレーを作っていたんだとか。


ジャンタル・マンタル(天文台)。インド国内には5ヶ所に天文台が設置されていますが、ジャイプールのものが最大規模となっています。



<6日目>
●アグラ●
朝8:00 ホテル出発。ジャイプールからアグラまで車で向かいます。途中、チャンドバオリとファティプールシクリを見学しました。



チャンドバオリは細かい階段がびっしりと壁に沿うように造られ、逆ピラミッドのような形をしています。中央の底には井戸があり、のぞいてみたくなりますが、残念ながら中に入ることはできません。



赤砂岩で造られたこの城跡は完成後、水不足によりわずか14年廃都とされてしまいました。そのため、傷んだ所が少なく、当時のままの姿が残っています。


<7日目>
この日はサリーに着替え、アグラ観光で欠かせない名所、タージマハールへ。
入場を開始してからまだそこまで時間が経っていないのに、入り口には長蛇の列ができていました。


タージマハールに入場する時は、飲食物の持ち込みが禁止されています。飲み物に関してはチケット購入時に水がもらえるので、問題ありません。




ムガール時代の歴史を感じるレッドフォート。



アグラでの観光を終えたあとは、約2時間半かけ、列車でデリーへと向かいます。
●デリー●



チャンドニーチョークでは、多くの露店が軒を連ね、様々な雑貨を販売しています。お土産を買うならここがおすすめです。


混沌の国、インド。クラクションが鳴り止まない道路、値段のないお店。全ての常識が驚きの連続でしたが、なんと見事にインド大好きになって帰国した私でした。
<シャトルンジャヤ山>★★★
登るのはとても大変ですが、頂上の寺院は一見の価値あり。
<ラニキ・ヴァヴ>★★★★★
地下に行くに連れ、神秘的な雰囲気が漂います。
<タージマハール>★★★★
サリーを着て入場しすれば、気分はマハラジャ!
(2015年11月 酒井優紀)
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