今年、何度か次行きたい国はどこ?と聞かれた事があった。弊社恒例の社員旅行の投票でも投票してみた・・不思議なものである。とある日カタール航空および政府観光局からのFAMのお知らせだ。エジプト?!エジプト!!エジプトーーー。こうして念願のピラミッドと対面できる機会に恵まれた。そして今回は外務省の渡航情報(危険情報)の引き下げに対する現地視察が主な目的でもあるのだ。
エジプトまでは成田からカタールのドーハへ約12時間、ドーハで乗り継ぎ3時間30分ほどでカイロに到着する。ドーハの新空港は今年5月に完成し深夜の乗り継ぎでもほとんどのお店がオープンしていて退屈することはない。またカタール航空の機材のパーソナルモニターも日本語に対応しており映画や番組のラインナップも充実しており、あっという間にエジプトに到着した。
●カイロ市内
エジプト考古学博物館はカイロ随一の観光地。
ツタンカーメンの秘宝が多く展示され、歴代のラムセス王のミイラが今も眠っている。ガイドの説明に耳を傾けると念願のエジプトに来た事を改めて感じることが出来た。残念ながら館内へのカメラの持ち込みおよび撮影は厳禁!黄金に輝くツタンカーメンのマスクや秘宝は脳裏に焼き付け後にした。
外観も美しいモハメド・アリ・モスク。
イスラム地区の丘に建つ「モハメド・アリ・モスク」は19世紀半ばの、エジプトの近代化の基礎を気付いたモハメド・アリによって建立された。イスタンブールのブルーモスクを模して建てられた美しいモスクだ。中庭にはフランス国王にルクソール神殿のオベリスクの1本を贈ったお返しに貰った時計台もある。高台にあるためカイロの街も一望できます。
フトゥーフ門からハンハリーリ市場を歩くとモイッズ通りにはカラフルなシーシャ(水たばこ)を扱う店や工芸品のお店、オリーブなど食材を売るお店が立ち並ぶ。ハンハリーリもかならず訪れたいスーク(市場)である。エジプトでは観光地を含めすべてで定価がなく交渉となる。欲しいものを見付けたら早めに買っておいたほうが良いかもしれない。帰りに気付いたことだが空港でのお土産物も交渉制で市場のどこよりも高かったのである。
●ギザ地区
パノラマビューポイントからのピラミッド。
写真:A224
エジプト言えば真っ先に誰もが浮かぶ念願のピラミッド一度は見たかったピラピッドがカイロからの高速道路でギザに向かう途中、ビルの谷間から忽然と顔を出す。3大ピラミッドのうち最大規模を誇るピラミッドがクフ王のピラミッド。内部には200エジプトポンドで入ることが出来るが残念ながら内部は撮影禁止で背中をかがめて回廊を登るとピラミッドの内部にぽっかり空いたスペースにたどり着く。何があるわけではないが念願のピラミッドの中にようやく辿り着く事が出来た。
なおピラミッドやスフィンクスの周りではラクダの客引きやお土産物を売る「全部で千円!(沢山のお土産品なので意外と安いかも?!)」と客引きがしつこいほどなので、彼らとの記念撮影も注意が必要だ。
ギザのホテルではピラミッドビューもお勧め。
●ルクソール
カイロの朝??2時のモーニングコールで起き、3時ホテルを出発しエジプト航空の国内線で、約1時間ルクソールに到着する。ルクソール空港に到着すると朝陽が顔を出している。
ナイル川を挟んで、陽が昇る東岸には「生」を意味するルクソール神殿やエジプトで最大規模の遺跡のカルナック神殿を見学し、陽が沈む西岸には「死」を象徴する王家の谷やハトシェプスト女王葬祭殿のレリーフが美しい。
そして悠々と流れるナイル川ではファルーカ(帆掛け舟)で陽気なクルーの音楽を聴きながら心地よい風を浴び、時間の流れを忘れる事ができる。
今回のFAMはホテル視察や観光で日程もぎっしりでタフだったが、貴重な機会をいただいたカタール航空、エジプト政府観光局および現地で視察を受け入れていただいたエジプト日本旅行業連盟(JTUE)の皆さまに心より御礼を申し上げます。
なお現地では各ホテルおよび観光地では必ずセキュリティチェックがあり、また私たちに常に同行していただいたツーリストポリスの方のお陰で安心安全に旅を終える事が出来た。
またエジプトの観光大臣、日本大使やルクソール知事などの面々との貴重なレセプションの機会や観光地、ホテルの現地の方に触れ合う度にエジプトの人々が観光客とりわけ日本人を待ちわびる熱を常に感じる事が出来た。
また来年にはエジプト航空の直行便復活の話もちらほら聞きよりエジプト旅行がより身近になるだろう。
【スタッフおススメ度】
ギザのピラミッド ★★★★★ 人生で一度は訪れたい。
エジプト考古学博物館★★★★★ 黄金のマスクを観にエジプトへ
ファルーカ(帆掛け舟)★★★★ ナイルクルーズよりもお勧めです。
ルクソール★★★★ じっくり遺跡を観てまわりたい
(2014年11月 大道隆宏)
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