ギリシャといえば青い海、エーゲ海。エーゲ海には2500以上の島が点在しています。今回はその中でも人気のサントリーニとクレタ、そして世界遺産のメテオラとアテネを旅してきました。観光はもちろんフレンドリーな人々、おいしい食事などなど、ギリシャは魅力満載でした。
まずはハネムーナーに大人気のサントリーニ島へ。断崖の上に建つ白い建物と青い屋根、青い海のコントラスト。その風景に「なるほど人気があるわけだ!!」と一瞬で魅了されました。
中心のフィラは断崖に沿った通りにお土産屋などが所せましと軒を連ねています。町歩きに疲れたら断崖沿いのカフェで一休み。夕暮れ時はさらにロマンチック。
もう一つの人気エリアのイアはフィラから車で20分ほどの北端の小さな町で夕日が特に有名です。フィラも素敵ですがイアの町並みはさらにメルヘンチック。イアは落ち着いた雰囲気で、アートショップやこだわりのショップも見られました。
サントリーニではホテルライフも楽しみの一つ。いくつかのホテルを見学しましたがやはりクリフサイド(断崖側)はすばらしい。次回は海を見ながらプールやジャグジーでゆっくり癒されたい気分でした。
クレタはエーゲ海最大の島です。ここでは3大都市イラクリオン、レシムノ、ハニアを早足で巡ってきました。まずは紀元前18世紀の遺跡があるイラクリオンへ。牛頭人身のミノタウロスやイカロスの神話が残るクノッソスは一辺が160m、部屋は1200以上の巨大な建物だったそうです。遺跡内にある壁画は色鮮やかで生き生きとし、現在の天窓のように地下まで光が届く構造、用水路など、文明の水準の高さを感じました。(遺跡にあるフレスコ画はレプリカで本物は考古学博物館にあります)。物語上だったこの宮殿は1900年に初めて発掘され、実在のものと判明したわけですが、考古学者の信念にも驚かされます。
イラクリオン、レシムノ、ハニアはこれまで様々な国に統治され現在は壁に囲まれた旧市街と新市街に分かれています。旧市街にはこれまで様々な国に統治されてきたそれぞれの時代の面影が残り、オールドポートで見るエーゲ海の青さにまた目を奪われました。特にハニアの古い町並みはまるで中世に迷い込んだようで、ギリシャのイメージとは一味違うクレタを堪能しました。
そして島を離れ、メテオラへ。「空中につりさげられた」という意味のメテオラには20~400m級の奇岩群が立ち並んでいて、その頂上には修道院が建っています。この険しい岩の上にどうやって、なぜ・・・。
古の人々の技術には驚かされます。この奇岩群、夏にはロッククライマーがこぞって登りに来るので岩肌が人でいっぱいになることもあるのだとか。それも見てみたい気がします。
今回はあいにくの雨になりましたが、それでも迫力は満点。紀元後に書かれたギリシャの紀行文にはメテオラ地域の記述はあっても、奇岩群には一言もふれていないそうで、その時代にはまだなかったかも、となると地球的には比較的新しい地形なのかもしれません。そう考えるとまた想像の翼が広がります(笑)。
最後のアテネでのメインはやはりアクロポリス。「高い丘の都市」を意味するアクロポリスにはあのパルテノン神殿があります。実際目にすると、テレビなどの映像とは比べ物にならない迫力。柱や床はどこから見ても同じように見えるように設計がされているそうです。破壊と再建を繰り返し現在も修復中ですが、神聖な場所ということは感じることができました。
今回のギリシャの旅では食事でも大満足。どちらかというとおいしいイメージはなかったのですが(失礼)毎回おいしくいただけて胃袋も満たされ、ギリシャはリピートしたい国になりました。
おすすめ度
サントリーニ★★★★★
クレタ★★★★★
メテオラ★★★★★
アテネ★★★★★
2014年10月 平田真美
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