天国までの道のりは険しいかった プチ・パリ ニューカレドニア

天国までの道のりは険しいかった プチ・パリ ニューカレドニア

○ル・メリディアン・イルデパンからの夕日

ボンジュール、アザブジュバン、ハダジュバン、イルデパン。
ってな訳で、今回は、フレンチバカンスしちゃいました。
あの、天国にいちばん近い島で有名な、ニューカレドニアに3泊5日の
ハードスケジュールで、ヌメア、アメデ島、イルデパン島、メトル島を
周遊してきましたので、レポートします。
※今回の旅行中は、最初から最後まであいにくのお天気。かなり、写真が
残念に写ってますが、晴れていたら・・・って、想像して読んで下さいね!


★★★雨で、いやアメデ島★★★

○アメデ灯台

ヌメアからの日帰りオプショナルツアーとしても大人気のアメデ島ツアー
を実際体験してきました。ヌメアの港を出発、船で約45分で到着です。
(ちょっぴり、船が揺れるので酔い止め薬はお忘れなく。)
島1週25分ほどの小さな無人島です。何と言っても、島を取り囲むサンゴ
礁の数が素晴らしく、ビーチの砂は白く、海がとても透き通っていて
シュノーケリングには、最適です。また、モルディブやタヒチに比べ魚の
種類が半端なく多いので、お魚好きの方は是非!!ツアーでは、グラスボート
で島のサンゴ礁や魚を見学する時間もありますので、小さなお子様がいても
大丈夫。

○マリーD社のクルーズ船

○島を取り囲むサンゴ礁

○晴れていたらもっと綺麗なビーチと海


○グラスボートから見える魚とサンゴ礁

また、ランチタイムがとても面白く海辺のレストランでビュッフェ形式の美味しい料理と、タヒチアンダンスショーで盛り上げてくれます。
ん?、タヒチアンダンスショー!?ニューカレドニアですけど(笑)
※ここで、1つお勉強
ニューカレドニアの最大の特徴は白人系フランス人が多くいる事です。
逆に、タヒチでは白人系のフランス人が圧倒的に少ないところです。
フランスの人はタヒチにもヌメアにもたくさん移住しているけど、タヒチは観光をメインにした形で生活空間ができているので、白人系のフランス人はタヒチからヌメアへ移動して行く人が多いのです。そのため、いろいろなホテルにタヒチの絵(ゴーギャンの絵)があったり、タヒチアン・ダンスがあったりとタヒチの世界が、ニューカレにたくさん溶け込んでいる訳です。
この様な現象は、タヒチが住みにくくてニューカレドニアへ移住してきた過去の白人系フランス人がもたらした文化だそうです。


また、アメデ島のシンボルが、灯台です。
ナポレオン三世の時代に、サンゴ礁に囲まれたニューカレドニアへ船が航海
するには、とても困難があったそうです。フランス本国との人の行き来を活発化するには、安全上どうしても近代的な灯台が必要でした。このアメデ灯台は
フランス本国で当時の最新技術で建造された灯台で、実際に上まで登る事が出来、そこから見る景色は、ニュウーカレドニア全土を見下ろしている感じになれます。体力に自信のある方は、是非上ってみて下さい。私も上りましたが、翌日足がパンパンで大変でした・・・(汗)

○世界で一番小さい島の郵便局から公認の消印を押してハガキを出そう!

★☆★イル・デ・パン島は海の宝石箱やあ~★☆★

○カヌメラ・ビーチのシュノーケリングポイント

ヌメアから国内線で約30分の離島の中では人気NO1の島です。
離島の中では観光化が進んでおり、高級ホテルやクトビーチ、カヌメラ
ビーチといった、パウダーサンドビーチがたくさん点在していて、ビーチで
のんびり島の時間を楽しむのにお勧めです。非日常的な空間で過ごす時間は
まさに、天国!にちょっと近着けるかも・・・。

○国内線のプロペラ機

○クトビーチのパウダーサンド

※今話題の天然自然プール「ピッシンヌナチュレル」に行ってみた!

ピッシンヌ=プール、ナチュレル=自然のって意味だそうで、波もなく透き通った水の中を歩いたり、泳いだりしたら確かに大きなプールみたいでしたよ。
ここは、隆起サンゴによって波の荒い外海からさえぎられ、岩の間から入り込む海水がこの自然プールを作り上げてます。半端ない魚の数と綺麗なサンゴは
必見です。魚のえさとなるパンの持参をお勧めします。本当にたくさんの魚がいます。足だけでなく、体中が、ドクターフィッシュ状態になっちゃいました。
※場所=ル・メリディアン・イルデパンより徒歩15~20分(目安)

○ル・メリディアン・イルデパンの遊歩道看板

○こんな感じで歩いて目指します。

○頑張って歩いた先には・・・

※イル・デ・パン島のその他観光地ダイジェスト

○バオの教会(イルデパンの人たちの大切な場所です。)

○サンモーリス記念碑

★☆★ハネムーナーにお勧め!唯一の水上コテージがあるメトル島★☆★

島全体がリゾートになっている「エスカペード・アイランドリゾート」
がある島、メトル島です。ニューカレドニアで唯一、水上コテージを有する
ホテルで、ハネムーナーさんにお勧めのリゾートです。
ヌメアからは、ボートで約20分で到着。サンゴ礁に囲まれた小さな島の周辺は、海洋保護区に指定されていて、色とりどりの魚がたくさん泳いでいます。
また、マリンスポーツも充実しており、ヌメアから日帰りで訪れる人もいる
ほどの人気の島です。今回、水上コテージを見学してきましたので、ご紹介します。

○鳥たちと一緒にウェルカムドリンク(笑)

○水上コテージの外観

※モルディブや、タヒチの水上コテージと比べ、お部屋が大変広く、またモダンスタイリッシュな内装でとてもお洒落です。水上コテージから直接リーフに降りる事が出来き、水上コテージ周辺でもシュノーケリングが楽しめます。

○水上コテージベット

○水上コテージバスルーム

○水上コテージ下のリーフ

○レストランのスイーツはとっても充実!

★☆★これぞ、プチ・パリ ヌメア!★☆★

ニューカレの中心と言えば、やっぱり「ヌメア」です。
ショッピングにグルメ、観光から、ビーチエリアまでも、全てが揃って
いて、離島へ行かなくても、ヌメアだけのロングステイも楽しめます。
特に、フランス色が濃いエリアなので、フランス本国の雰囲気も十分に
味わう事が出来る、とっても楽しい、魅力的な街です。
※宿泊先は、ホテル?コンドミニアム?
ヌメアのホテルには、ほぼキッチンがついているコンドミニアムタイプなんです。。実は、ここがニューカレドニアのホテルの最大の特徴なんです。
何故、コンドミニアムが多いのかと言うと、ニューカレドニアの政府は
ヌメアの近くのゴロに最大のニッケル工場を作ったのです。で、そこで働く人が必要になったのだけど、カナックの人は真面目に働かないので労働力を東南アジア(インドネシア、ベトナムなどの国)からの移住者に頼ろうとしたそうです。その数は数万人。そういう人を雇うためには住むところが必要になるので、簡単な策として政府はホテルに対して「生活できるようなキッチン付きのホテルを作ったら国が支援金を支払う」ということになったんですって。
(※ちなみにこれは今でも続いてます。)
そのために、ニューカレの2000年以降のホテルは全てキッチン付きになっているんです。

○シャトーロイヤル(お部屋一例)

○ル・ラゴン(お部屋一例)

※朝はマルシェでお買い物、夜はショッピングモールでお買い物
毎日早朝からたくさんの人で賑わう庶民の台所として、人気のマルシェ(市場)が朝のお買いものにはお勧め。手作りの工芸品や、フルーツ、野菜、魚など
新鮮なものがたくさん並んでます。見るだけでも楽しいですが、地元の人たち
の生活感が出ている場所として、マルシェ散歩もいいかもしれませんね。



夜は、ミラージュプラザというショッピングモールがお勧めです。
レストラン、バー、クラブ、お土産屋さんなどなどたくさんのお店が入って
いて、毎日訪れてもあいきないほどのお店の数です。
今回は、中でも人気のイタリア発祥のジェラード屋さん「AMORINO」へ。
ちょっぴり寒いが、人気店という事なので、我慢していや、喜んで食べてみました。バラの花びらのように、ジェラードを2層、3層と重ねてくれ、しかも
とってもかわいいお姉さんが、はいどうぞ!って手渡ししてくれるもんで、テンションUP!!お値段はそこそこいい値段しますけど、絶品です。
お天気のいい日の昼間に食べたかったなあ・・・(涙)

○AMORINOのお姉さん

○トントンジュールのおじさん

○お洒落なレストランバー店内

★☆★総括として★☆★
今回訪れてみて、改めて感じたのですが、ニューカレドニア全体が観光に力をあまり入れてません。その関係でいろいろな他の観光に力を入れている国との違いが出ますが、それはいっけん、マイナス面とも思えるのだけど、逆にそこに住んでいる人と同じ平面で滞在できるメリットとにもなってくると思います。
例えばお土産屋などに行っても客引きなどがほとんどないのも特徴で、どこのお店も観光客をターゲットにせずに、そこに住んでいる住人をターゲットに
店が存在します。なので、我々観光客も素のままに街やビーチを見ることができると思います。そこが、ニューカレドニア。いや、天国にいちばん近い島なんです。ベストシーズンは、9月~12月。夏本番は、10月からで、もっとも暑いのは、2月頃です。これからシーズンをむかえるフレンチヴァカンス体験してみませんか?



【スタッフおススメ度】
・アメデ島(ニューカレドニア)★★★★
家族で楽しめる、海の綺麗な島!大自然の水族館は見ごたえ十分。
・イル・デ・パン島(ニューカレドニア)★★★★★L
天国にいちばん近い島を体験。綺麗な砂、海は一度は訪れてみたいですね。
・メトル島(ニューカレドニア)★★★★
ハネムーナーさん、家族旅行にも最適。1島1リゾートのゆったりライフ。
・ヌメア(ニューカレドニア)★★★★
プチ・パリ体験、ロングステイにもお勧め。離島だけじゃない!
2014年 5月 池田 知隆
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