アンコール遺跡巡りとスイーツの旅

アンコール遺跡巡りとスイーツの旅




東京から9時間でシェムリアップ空港に到着。案外気温は低く感じたけれど、湿度の高いカンボジア。夜ご飯は魚のスープがすっぱかったなと思いながらホテルへ。
初日のホテルはコロニアル調のヴィクトリア・アンコール・ホテル。1泊だけではもったいないくらい、異国情緒あふれる雰囲気がすてきでホテル内をうろうろ・・・。



翌朝の朝食では手作りの美味しそうなパンがいっぱい!!プレーンなものから甘めのパンまで種類も豊富で、買いたいというお客さんもいるというのが納得のおいしさ!朝からおなかいっぱいです。

そしていよいよ大好きな遺跡観光☆アンコール遺跡をまわります。
アンコールトムでは、中心にあるバイヨンはどっちをみても観世音菩薩の顔があるのが面白い。

でももっと印象的だったのがバプーオン!木々の間から見えてくるバプーオンは手前の池に映ってゆらめき、その池の間を高さ2メートル程の円柱に支えられた参道が祠堂へと延びていて・・とにかくかっこいい!


高さのある参道を進んでいくのもドキドキで、この旅の2大興奮する遺跡の一つです。
その後、ずっと行ってみたかったアンコールワットへ。角度によって違って見えて、移動の車から見える姿からも目が離せないし、近くに行っても右へ左へ駆け回ってしまいました。

第一回廊のレリーフは、壁面を埋め尽くすように重なり合って描かれた人や動物たちで壮観!一見同じような絵がずっと描かれているように見えて、順々に見ていくと物語になっていて、上中下3段の構図になった独特の遠近法を読み解くのもとても面白い!


辺りがだんだん暗くなってきて、プノンバケン山へ。
山頂への道は少し傾斜があるけれど、本来の参道は急斜面に造られていて、昔は登るのにどんなに苦労したのだろうと心配になってしまう程。プノンバケンの遺跡を観ながら、日没を待ちます。空が少しずつ赤く染まって、360度の景色もそれにつられて夕陽色になっていって、日が沈まないでいてほしかったくらい綺麗でした。

夕陽の次は朝日!ということで、早起きして昨日お見送りした太陽をお迎えに、再びアンコールワットへ。暗がりの中で澄んだ空気に包まれた日の出前のアンコールワットもまた、静かなのに何かがありそうな雰囲気を醸し出していて、これが大きな池に映るのがさらに美しい。


空が暗い青から明るくグラデーションになっていって、春分の日にアンコールワットの真後ろから昇る朝日がみられたらどんなにきれいだろうと、また来たくなりました。
ホテルに戻って、サエム・シェムリアップ・ホテルの朝食ではワッフルやデニッシュなど甘いパンが充実していて、コーヒー味のケーキが美味しい。

朝食を食べたら、1時間ほど車に揺られてバンテアスレイに到着。
鮮やかな赤い砂岩に施された彫刻は細かく、且つ彫りが深いので、濃くくっきりとしていて、「東洋のモナリザ」と呼ばれるほど美しいデバター(女神像)があるほどです。また、この寺院のヒンドゥー神話の彫刻には動物神がたくさん登場するので見ていて面白い!

午後に訪れたタプロームは、樹に押しつぶされたり、所々支えられたりと、自然と一体化しつつある寺院。木々の多い環境で遺跡の修復を行わないというのも実験的には面白いけれど、人が作ってものだからこそ、人の手を加えなければ建造物の維持は難しいのだと感じさせられます。

恐竜の彫刻がみられるのも注目ポイントです。

遺跡の近くでパパイヤサラダを売るおばさんの笑顔と、西バライという貯水池の静けさに癒されて、3日目最後の遺跡、東メボンへ。


2段のピラミッド構造で、上下段ともに四隅に象の石像が配置されたとてもかわいい遺跡。


実はこの遺跡、かつては池の中の寺院だったんです。現在は干からびてしまった東バライという貯水池の真ん中で、ゴールデンマウンテンと呼ばれていたそうです。ということは、象を見上げながら歩いた地面は池の底!四方を池に囲まれ、象が本物ならいつでも水浴びできただろうな、なんて思ったり・・・。
確かに土台の部分から池だったころの水位が読み取れます。池に映るピラミッド型の寺院が、象を乗せて、池の中央にまるで浮かんでいるかのようで、水位の変化で時期によっても見え方が違っていただろうな・・・と、どこまでも想像が尽きない東メボンは、私の2大興奮遺跡の2つ目です。
夕食の中華料理は辛かったけれど、その分濃厚なマンゴージュースがとても甘く感じました。
カンボジア最後の遺跡はサンポールプレイクック。
田舎道を通って、ジャングルの中へ入っていくと、映画に出てくるような緑に囲まれた遺跡。八角形で偽扉のついた祠堂は、てっぺんのレンガが崩れて、中に太陽の光が差し込んできます。一瞬入るのを躊躇するほど、人の手が付けられていないので、まるで古代の遺跡を発見したみたいな気持ちにさせてくれる場所です。他の観光客もほとんどいなくて、時間をかけて訪れる意味のある遺跡です。




お昼ごはんはローカルレストランで、地元の人たちと一緒に食べました。なんだかわからずに缶ジュースを頼むと、羊羹をそのまま液体にしたような甘いジュースで美味しかったです。
翌日はマンゴーゼリーを食べて、マッサージに行って、リラックスしたらベトナムへ!

ホーチミンについたのが夜なので、ベトナム料理を食べて、さっそくベトナムのスイーツを♪
コップに入ったぜんざいで、チェーと言います。コップ1杯がなかなかボリュームがあるので、これだけでも満足なくらいです。ダイエットに効くというザボンジュースを一緒に飲むから、食べ過ぎてもOKということで!

翌朝、朝食にプチケーキを食べて、すぐにコンダオ島にフライトです。


小さなコンダオ空港から、島を眺めながら車でシックス・センシズ・コンダオへ。象の姿に見える山があったり、動物がいたりします。

シックス・センシズ・コンダオはプライベートビーチがあって、のんびりできるリゾート!



パインジュースを飲んでソファに横になっていると、もう眠ってしまいそう。

バギーでヴィラにつくと、なんと2階建てでプライベートプール付き!1階のお風呂から窓の外にはプール、ビーチ、青い空というすごい眺め!2階には天蓋付きベッド☆スイカジュースも新鮮で美味しい。困惑してしまう程広いヴィラにびっくりです。




ビーチで食べるチョコレートアイスとストロベリーシャーベットは冷たくて、溶けないうちに頂きました。自転車で探検したり、泳いだりして、ケーキを食べることに!
チョコレートケーキはお皿の部分もホワイトチョコで、全部食べられます!

フランボワーズのムースは甘酸っぱくて、生クリームの甘さとバニラの香りが引き立つ美味しさ!もう1個食べたいくらい!

シャトルバスで町へ行ってみると、監獄の見学もできて、市場も活気があって、時計台やラジオ塔など、小さくてかわいらしいところでした。浜辺の潮風も気持ちよいです。


夜はヴィラから星がよくみえて、天蓋付きベッドでぐっすり眠れました。
朝日でキラキラの波を横目に、新鮮なフルーツのジャムやジュースに囲まれて朝食を食べるのはとっても贅沢。




こんなにリゾートを満喫したのは初めてでした。

もっとゆっくりしていたかったけど、ホーチミンの甘いものを食べに戻ります!
ドンコイ通りでお土産を買って、ネイルサロンに行って、やっぱり日本より安いなと実感。
ホーチミンはもうすっかりクリスマスモードでした。

お菓子屋さんにはかわいいジンジャークッキーが並びます。

美味しそうなケーキ屋さんを発見!

ついついバニラクリームがのった大きなドーナツを買ってしまいました。

カフェ・チャオではソフトクリームの器に盛られたアイスクリーム!ここはちょっと有名で、甘いものも色々あります。

ディナークルーズではホーチミンの夜景がロマンチックでした。

ロイヤルホテル・サイゴンの朝食にはカラフルなカップケーキやコーンフレークもあります。

最終日はメコン川のデルタ地帯へ!この地方の甘いココナッツジュースを飲みながら、ボートでメコン川の中州の町へ。



ハチミツ農場では蜂の巣や、なぜかヘビがでてきて、こわいけど楽しい体験でした。ハチミツティーとナッツが美味しくて、出来立てのココナッツキャラメルも試食して、採れたてのフルーツも食べて、なんだか食べてばかり・・・


お昼ごはんはエレファントフィッシュの姿揚げ。ここではもちもちで、ほんのり甘い揚げおこわが一番でした。


ベンタン市場を探索したり、路上で売っているおしゃれな切り絵をながめたり、キリンの置物を見つけたり・・





たくさんの遺跡と甘いもので大満足のカンボジア&ベトナムでした!
2013年11月 増田里沙
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