イギリス 湖水地方でホームステイとコッツウォルズでかわいい村巡り

イギリス 湖水地方でホームステイとコッツウォルズでかわいい村巡り


ピーターラビットの故郷、湖水地方でホームステイ
11時頃、オクスンホルムに到着。ステイ先はケンダルにあるが、オクスンホルム駅に迎えに来てくれるので安心だ。ホストマザーは日本人で、駅は小さく、私もホストマザーもお互い目立つのですぐお互いに見つかった。ホストファミリーには生後2か月(2012年9月現在)になるお子さんと、ホストマザー、ホストファザーの3人暮らし。ホストファザーは親日家のジェントルマンのイギリス人で、ホストマザーは日本人なので英語に自信がある人もない人も安心して滞在できる。ステイ先のおうちはリビングから湖水地方らしい美しい景色が広がる。なだらかな丘、羊が草をはむ姿、可愛らしい家々、そして夕方には夕日が沈み、見ているだけで心が和む。




ホストマザーは調理師の免許を持っていて、有名なユーツリーファームでなんと1日100個ものスコーンを作ったこともあるそうで、料理の腕は確か。イギリスと言えばアフタヌーンティーだけど、食べるだけではなく、せっかくなのでスコーンの作り方を習ってみるのはいかがでしょうか。ステイ先でホストマザーから作り方のレッスンを受けることができ、作った後はそのまま試食もできる。できたてのスコーンは最高で、イギリス人がするようにクロテッドクリームとジャムをたっぷりつけて、さあ召し上がれ!他では味わえない体験と思い出になること間違いなし!


夕食も追加代金でホストマザーが料理してくれる。苦手な食材などがあれば事前に伝えれば大丈夫。オーソドックスなイギリス料理からスパイシーなメキシコ料理など、どの料理もとても美味しい!ホストファミリーはみんな野菜が大好きで、ケンダルの水、土の朝のマーケットで仕入れてきた野菜のサラダやフルーツも盛りだくさんで、とてもヘルシーでもある。一緒に夕食を囲みながら、イギリスについて、この地域について色々話もしてみましょう。


湖水地方は公共バスの本数が多くなく、自分で効率よく観光するのは難しい。別料金とはなるが、長年この地域に住んでいるホストファミリーはこの地域にとても詳しく、ホストファザーが車を運転し、ホストマザーが色々な見どころの説明をしてくれ、またガイドブックには載っていないお勧めのポイントを教えてくれる。行きたいところだけ案内してくれ時間も節約でき、効率よく観光ができるし、日本語の説明があるので、見どころを見逃すことなく、楽しい思い出を作ることができる。もし湖水地方に2,3泊の滞在であれば、是非ホストファミリーに観光地に連れて行ってもらおう。




また、ステイ先の近くにもフットパス(散歩道)があり、散歩を楽しんでみるのもよいし、水、土であればケンダルの街中の朝のマーケットに行ってみるもよし、ケンダルキャッスルの丘の上にいって町を見下ろすのもよし。あなただけの滞在を是非楽しんでください。

コッツウォルズ 小さな村々に訪問とマナーハウス滞在の旅
南コッツウォルズ
イギリスで屈指の美しさを誇るカントリーサイド、コッツウォルズ。ガイドブックに紹介されている村は北に多いが、実は南コッツウォルズにも見逃せない村々がたくさんある。例えばテットベリーはサクソン人が7世紀にこの地に修道院を建てたことに始まり、中世を通して羊毛の取引で栄えた村。小さな村だがなんとアンティークショップは30軒以上!それもそのはず、ここはアテンィーク好きと言われるチャールズ皇太子ゆかりの地。郊外には彼の別荘もある。彼がこの地で運営するハイグローブというお店は収益を全て寄付しているそうで、店内は紅茶やお菓子などのお土産、ハイセンスなキッチン用品、ガーデニング用品が揃う。古くから続くこの村で散策を楽しみ、思い出に残る一品を買われてはいかがでしょうか。



15世紀の古い家々が並ぶレイコックはハリーポッターをはじめ、多くの映画のロケ地にもなった。可愛らしい街並みとレイコックアビー(修道院)は必見だ。






マルムスベリーの見どころはアビー(修道院)と、なんといってもイギリス全土で有名なネイキッドガーデン!元ヒッピーだったご夫妻が広大な森と敷地を買い取り、ガーデンとし、ユニークなのが二人とも裸でガーデニングをしていることだ!!私が訪れた日は秋の始まりの肌寒い日だったので、ご主人は服を着ていた。ほっ。ご夫妻が裸なのが有名なだけではなく、庭も森や小川が流れ、イギリスの庭では珍しいのだが、それぞれの花や草に名前のプレートがある。ガーデンが好きな人もきっと満足する素敵なお庭なのだ。







カッスルクーム マナーハウス
カッスルクームは最も古い家並みが保存されている村として広くしられていて、村の中心には14世紀に建てられたマーケット・ホールがあり、美しい家々が並ぶ。この村にはマナーハウスがあり、ゴルフ場、イタリア風の庭がある自然豊かなマナーハウス。全48部屋で、色んなお部屋のカテゴリーはあるが、それぞれのインテリアは異なり、それぞれ調度品と雰囲気にとてもこだわりがある。特筆すべきは、お客様にはバスタイムを楽しんで欲しいと、バスタブはもちろん、バスルームにはテレビがあり、アメニティもオーガニックなものを備えている。ホテル内のBYROOK RESTRANTはミシュラン1つ星で、使う食材にもこだわりがあり、地元の野菜や敷地内で育てた野菜を使った料理も多数。村からも徒歩5分で散策にも便利。村もとてもかわいらしい。マナーハウスは郊外にあることが多いが、このかわいらしい村で散策もし、マナーハウスの滞在と料理も楽しめ、村にも近いほうがよい、という方にお勧め。











今回泊まったホテルの紹介
ストウオンザウォルドのB&B NO.9
わずか3部屋のB&Bだが、とても人気がありなかなか予約がとりにくい。お部屋はこじんまりとしているが、とてもきれいで、かわいらしく、とても居心地がよい。何よりもオーナーがとてもフレンドリーで、会うと今日のお天気の話や日本について色々話しかけてくれるのがなんともアットホーム。朝食も定評があり、フルイングリッシュ・ブレックファーストもとても美味しい。



バイブリーコート
モリス・ウィリアムスがイギリスで一番美しいと讃えた村、バイブリー。ここは美しい散歩道と、白鳥が優雅に佇む小川が流れ、ゆっくりと時間が流れている。この村に急ぎ足は似合わない。17世紀に建てられた貴族の館がもとになっていて、重厚な造りとなっている。この歴史あるマナーハウスではロマンティックなディナーも楽しみの一つ。いつもよりドレスアップをして優雅なひと時を楽しまれてはいかがでしょうか。




コッツウォルズから専用車でロンドンへ バース、ストーンヘンジ
コッツウォルズにも行きたいけれどロンドンとその近郊の見所も見逃せない・・・ 限られた時間で効率よく観光をするなら、専用車でコッツウォルズから途中、ローマンバスで有名なバース、今も謎めいた世界遺産のストーンヘンジを観光し、その後ロンドンに行くのがおすすめ。古代ローマ人が温泉を作り、街の名前が「風呂 bath」の語源となった街、バースは世界遺産で、今も温泉が湧き、ローマ人が作った美しい町が残る。



謎に包まれた巨石群、世界遺産ストーンヘンジ。紀元前3000年前から1600年の間に建造され、その目的はまだはっきり解明されていない。今でも神聖な場所としてたくさんの人々が訪れ、パワースポットとしても有名だ。実際に訪れて、遥か太古の時代に思いをはせ、パワーを是非感じ取ってください。

今回の旅行では色んな角度からイギリスの良さを感じることができた。みなさんも是非イギリスに行ってみてください。
2012年9月 辻

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