モナコ・カジノレポート

モナコ・カジノレポート

カンヌ行きの電車

ついに憧れの地モナコを訪問する事ができましたので報告いたします。
イタリアから列車で向かったのですがイタリアとフランスの国境駅ヴァンティミリアでの乗り換えの際モナコまでの電車のホームがどうしてもわからなくて行き先表示板をみてたぶんこれだと見当とつけてホームに上がりました。でもこの列車の行き先キャンネってどこだ?とよく考えていると、うわっ「カンヌや~」と突然わかりました。国境の手前のイタリアでサンレモ駅も通ったのでこのあたりは音楽と映画の聖地なのだと感心しモナコ訪問の気分を自分勝手に盛り上げていました。


ローズヘアピン

モナコに到着し、まだカジノに行くのは早いのでF1モナコグランプリの公道コースを歩いて一周してみる事にしました。私がF1に興味を持ったのはニキラウダ、ジェームスハント、カルロスロイテマン、マリオアンドレッティが走っていたころなのでもう40年近くになります。昔はF1放送はフジ関西テレビ系ではなくTBS毎日放送系でやっていたなんて最近の人は知らないだろうな。

モナコ名物のトンネル

これがモナコ名物のトンネルだ。歩くと結構長いなとかローズヘアピンにはカーブ全体に写真が写るようにならないかなどと写真を撮りまくりました。
カジノに行くにはちょうど良い時間になったのでホテルでジャケット、ネクタイ、革靴に着替え、モナコで一番有名なカジノ・ド・モンテカルロに向かいました。
まず入り口でパスポートチェックと入場料10ユーロを払います。

カジノドモンテカルロの外観

このカジノはドレスコードがあるのです。そのために日本からわざわざ服を持っていったのです。中に入るとシャルル・ガルニエの設計したゲームルームはステンドグラス、彫刻など細部にわたって美しい装飾が施されております。カジノをしない人も見る価値はあると思いました。入場料10ユーロはかかってしまいますが。私はカジノはブラックジャックしかやらないのでその部屋に行くとびっくり、お客さんがほとんどいないのです。世界中のカジノに行きましたがこんなにいないのは初めてです。全くやらないわけにもいかないのでディラーと1対1でプレイしている卓に入らせてもらいました。レートもミニマム25ユーロ(約3,000円)なので1回スプリットの手やダブルの手が入ったら1勝負1万円になる時もあります。100万円儲けるつもりで日本からそれくらいのお金は用意していったのですが、「100回連続で負け続けたら100万円逆に負けるな」などと弱気の虫がはたらきます。100回も連続で負ける事などありえないのですがやる前からその時点で勝負には負けています。結局1時間くらい出たり入ったりでトータル75ユーロの負け(約9,000円)でした。ブラックジャックは長く少しずつ増やして勝っていても目立たないようにするのが必勝法ですがなにしろお客さんが少ないのでどうしようもありませんでした。世界中のカジノで中国人のお客さんが大金をバンバンかけまくっているのをモナコではほとんど見かけなかったのが不思議でした。

サンカジノのスロットマシン

まだそんなに遅くないので近くのサンカジノに行きました。こちらのカジノはドレスコードも入場料もないので気軽に入場できます。ミニマム10ユーロの卓でブラックジャックをやっていたらおばちゃん6人組と学生風4人組が入ってきました。学生風4人組は4人とも大きめの黒ぶちめがねをかけているのでみんなヨン様みたいな韓国人でした。おばちゃん6人組はフィリピン語を話していたので私も少しフィリピン語を話せるので言葉を返したらびっくりしていました。モナコでもフィリピン人を現地の人はメードさんとして雇っているみたいです。今回は日本、韓国、フィリピンとアジア連合チームでフランス人のディーラーをやっつけます。韓国人の学生はブラックジャックの定石がよくわかっていなかったのでフィリピン人のおばちゃん軍団と私がアドバイスしました。結果は全員勝ち。私は5万円くらい勝ちました。韓国チーム、フィリピンチームも喜んでいました。カジノはギャンブルでありながらほかの国の人たちとの交流ができるし文化があるので良いと私自身は思っています。
夜遅くなったのでホテルまで歩いて帰りますが他の国だとカジノの外に儲かった客目当ての客待ちのお姉さま方のお出迎えがあるところが多いのですがモナコは全くそういうものはなく健全なところでありました。ちょっと儲かったし期待していたのですが。
2011年4月 奥山

ヨーロッパカテゴリの最新記事