ファイブスターのメインディスティネーション、ベトナム4都市で観光&クルーズ三昧!!

ファイブスターのメインディスティネーション、ベトナム4都市で観光&クルーズ三昧!!


タイトルの通り、ベトナムはファイブスターで最も人気のある国!今回はハノイ~中部(フエ・ホイアン)~ホーチミンと南へ下って行く基本的コースを8日間かけてゆっくりと旅させていただきました。
ベトナムというと”ベトナム戦争”というイメージが強く、その他のことはあまり知らなかったのですが、思っていたよりも街らしく、住みやすく、少しびっくりしたくらい。各地での世界遺産を含む観光&クルーズ3回と内容の濃い旅となったため、ベトナムに関してはかなり関西国際空港からわずか5時間弱。しかも、毎日飛行機が飛んでいるので行きやすい国であることを改めて実感しました。


1日目はハノイに着くとすぐ街の中心部にあるホテルへ直行(空港から約1時間ほど)。ホテルで少し休憩して、タンロン水上人形劇のために夕方からハノイの街へ繰り出す。といっても劇場は近いし、車で行っても駐車場がない。ということで、ガイドさんの後ろに乗り、バイクにて劇場へ。ベトナムに行ったことがある人は知っているだろうが、ベトナム(特にハノイ・ホーチミン)は近場であればバイクを使うほうが便利なので、街はもうバイクだらけ。事故に巻き込まれないだろうかと不安になりながらも、スリルがあってなかなか面白い。開演の5分前に到着し、チケットを買ってすぐ入場。

中は映画館のような劇場になっていて、私が入った頃にはもうほとんどの席が埋まっていた。地元民と観光客に大人気で毎日満席になるとのこと。ストーリーを理解しながら見るのは少し難しかったが、ユニークな人形が可愛く動き回るので見ているだけでも十分面白い。



水上人形劇が終わり、ベトナムでのはじめての夕食。有名ベトナム料理店のインドシンにて。
店内はとてもおしゃれで、楽器の生演奏も。ベトナム料理として代表的なフォーや生春巻きのほか、チキングリルのレモンソースがけやチャーハンといった日本人の口にも合う料理もたくさんある。
2日目はハロン湾クルーズ。ハノイのホテルからクルーズの港まで3時間、クルーズ3時間、ハノイへ戻るのに3時間。とハノイからハロン湾クルーズに参加するには1日かかります。しかし、さすがは世界遺産のハロン湾。船上でのシーフードランチ、景色、途中に寄る鍾乳洞、どれも本当にすばらしい!!


途中、水上に生簀を張ったマーケットへ立ち寄り、気に入った食材を買えばランチに追加として料理してくれる。カブトガニ、ハマグリ、えび、しゃこ、サメ、たこ、ミル貝などたくさんの食材が並んでいる。

出発から1時間半が経った頃、一度船を降りて天宮(ティエンクン)鍾乳洞の観光へ。ライトアップされた内部は意外と広く、鍾乳石が様々な動物の形や人の形に見えたりして楽しめます。

観光後、再び船に乗り、30分ほどでハロン湾クルーズ終了。ハロン湾には1泊2日(船泊する)ツアーもあるので、次の機会にはハロン湾で夕焼けを見ながら幻想的に過ごしてみたいと思う。
翌日は、まずホーチミン廟とホーチミンの家の観光。今でもベトナム国民に愛され続けているベトナム戦争の英雄、ホーチミンさんの遺体安置所。こちらも毎日行列ができる観光地。手荷物を預け、セキュリティチェックを受けてから入場。とても厳重に警備されていてもちろん撮影禁止。内部では部屋の中央にホーチミンさんが眠っていて、観光客は周りから眺めるという形。(お城の堀のような構造になっているのでホーチミンさんに近づくことはできない)

ホーチミン廟を抜けると、ホーチミンの家へと繋がっている。実際にホーチミンさんが晩年を過ごした木造高床式住居や書斎、庭、使っていた車などが展示されている。


一柱寺とも繋がっていて、蓮の池に一本の柱で立っているので蓮の時期は優美なのだそうだ。

続いて1000年の歴史があり、ベトナムで一番古い大学跡である文廟。

門をくぐり、きれいな中庭を通り抜けると、本殿が見えてくる。本殿には儒教の祖である孔子が祭られている。ベトナムでは学生達は、入試の前や卒業前にこの文廟を訪れ、科挙試験の合格者の名前が刻まれている石碑や、その下の亀の頭をなでて合格を願うそう。私が訪れたときもアオザイを着た学生がたくさんいて、記念写真を撮っていたので中に入れてもらいました!

観光後、昼食のため”nha hang ngon”レストランへ。なんと相席だったのだが、日本ではめったにできないことなので新鮮さを感じた。この日はガイドさんも一緒に昼食。

昼からはホテルをいろいろ回ってみたのですが、12月ということで街もホテルもクリスマスモード一色。どのホテルもロビーには大きなクリスマスツリー。

3ツ星ホテルであれば街のいたるところにホテルかわからないくらい周りの店とマッチして並んでいるので探すのに一苦労。
弊社でもよく利用するATSホテル。街へのアクセスが便利、にもかかわらず大通りから少し外れているので静かで落ち着く。セーフティーBOX以外は申し分なく、設備が整っている。天井が高く、とても広々とした部屋のように感じた。

個人的にはBOSSホテルがおすすめ。木の部屋という感じで床、机、棚、バスタブなど木から作られているおしゃれなホテル。部屋自体広くはないが、大画面のテレビ(インターネット可)が印象的だった。


この日、夜の便でフエへ。この日は雨が強く振っていて、ハノイからの便が40便くらい欠航になったそうだ。幸いにして私が乗る便は1時間のディレイですんだものの、フエに着き、ガイドさんと合流したのは夜10時半前。空港から20分ほどでホテルに着き、すぐに眠れたので翌日に疲れを残すことなくすんだ。
さて、世界遺産や帝廟がたくさんある中部。まずフエからです。天母寺の近くまでドラゴンボートに乗って移動。心地よい風が吹いて気持いい。

【天母寺】
フエのシンボル。寺まで階段をのぼるのだが、階段から見上げるとかなりの迫力。こんな大きなお寺を数百年前に作ったというのだから、人間の力は本当にすごい!7層の塔で1層ずつに仏像が祭ってあります。

【王宮】このグエン朝王宮の広さに驚きました。私は歴史に関して苦手で詳しくもなかったのですが、ガイドさんの熱心な説明のおかげで、当時の情景を想像できたし、日本や中国とも大いに関わりがあることを知り、身近に感じました。王宮門の楼閣からの眺めも良いです。



観光の途中に”Hoa Vien”にて昼食。フエ名物、ブンボーフエ(辛めのスープと太い麺)や、ベトナム風お好み焼きバイン・セオなど、美味しい料理ばかり。
【トゥドゥック帝廟】第4帝トゥドゥックの廟。こういった帝廟はその帝の性格によって建物や庭の風格が決まるのだそうだ。ちなみにトゥドゥック帝は詩人だったので、詩に出てくるような池やくねくねのみ道を作ったそうだ。緑が多いのが印象的でした。

【カイディン帝廟】カイディン帝は第12帝。このカイディン帝は新しいものや珍しいもの好きで、ベトナムだけでなく日本や中国、ヨーロッパなどの国の特色を取り入れた帝廟になっている。帝廟内の細かいモザイク装飾がとてもきれいだった。なんとこの等身大のカイディン帝像の下に遺体が安置されているそうだ。


観光後、フエからハイバントンネルを抜けてホイアンへ。(約3時間)
この日もホテル近くのレストランでベトナム料理を堪能した後、中部は比較的治安が良いとの情報で、夜の旧市街に出かけてみた。私が泊まったヴィンフン2ホテルからわずか徒歩5分ほどで旧市街に行ける。日曜日の夜ということもあってか、川沿いがライトアップされ、地元民や観光客でにぎわっていた。川沿いにはヨーロッパ風のおしゃれなカフェがずらーっと並んでいるのでお店からゆっくり旧市街を眺めるのも良し。

5日目はホイアンの世界遺産を半日観光。旧市街の中にあるので、全て徒歩でゆっくりと観光できる。
日本人なら1度は訪れるべき遠来橋(日本橋)

福建会館

昔のままの家タンキーハウス(実際にまだ人が住んでいる)

海のシルクロード博物館

など、ベトナムではあるけれど日本や中国の文化を感じられる観光となった。
旧市街を観光がてら散策したところで、おなかもすいてきたので昼食。レストラン”SAKURA”。私はこのベトナムの旅の中で一番美味しかったと思うレストラン。創作料理のようなものが多く、他のレストランとは少し違う料理だった。どのレストランも美味しかったが、ここが一番日本人の口に合っていたと思う。旧市街の中なので、機会があれば一度行ってみてほしい。


6日目は8時の飛行機でホーチミンへ飛ぶため、なんと5時起き。まだ暗い頃からホテルを出発し、ダナンの空港へ。フエ&ホイアンでお世話になったガイドさんにお別れをし、無事ホーチミン到着。とてもハードですが、到着後すぐにホーチミン市内観光。統一会堂にてたくさんの部屋を見て回り、面白かったのは地下室。地下室にもたくさんの部屋があり、迷子になりそうだが、戦時中の極秘の軍事施設として使われていたため、”戦争”の印象がとても強く残った。



地下室の中でも更に下に繋がる道は公開されてないが、どこかに繋がっている・・らしい。
ベンタン市場はにぎやかで店と店の間が本当に狭い。


商品を少し見ただけでも売っているおばちゃんやお姉さんが手をがっしりつかんでかなり強くひっぱってくる。いらないといってもしつこいので、ベンタン市場へ行くときは十分気を付けなければならない。
その他、中央郵便局や聖母マリア教会、戦争博物館をせわしなく観光した後、弊社ラウンジにてアオザイをレンタル。
そのアオザイに着替えて、サイゴン川のディナークルーズへ。クルーズの乗り場付近はイルミネーションでとてもきれいだし、たくさんの人でにぎやか。自然と私のテンションも上がる。


船上ではギター&フルート生演奏やフラメンコ、マジックなど楽しいショーが次から次へと行われ、時間が過ぎるのが早い。船からのホーチミンの夜景もきれいでロマンチック。
もう一つ忘れてはいけないのが最終日のメコン川デルタクルーズ。ホーチミンからミトーまで1時間半。ミトーの船着場から木造船にてタイソン島へ15分ほど。木造船内ではココナッツジュースを振舞ってくれる。
タイソン島着後は一本道をずっとまっすぐ、左右に島民の家を見ながら進む。

机やいすがいっぱい並んだお店でおつまみのようなお菓子とはちみつ茶を好きなだけ食べることができる。

島の人々はペットとして蛇を飼っており、記念撮影もさせてもらえる。蜂は大の苦手だが蛇は平気な私ももちろん写真撮らせてもらった。

ココナッツキャンディ工場を見学し、どんどん奥へ進むと、手漕ぎボートの乗船場がやっと見えた。15分くらいの短い時間だがジャングルに来たような感覚を楽しめる。

あっという間にメコン川下りが終わり、私の長いようで短いベトナムの旅も終わりに近づく。ファイブスターではベトナムはお決まりのツアーだが、今回そのベトナムに6泊して代表的な4つの都市を回ったのでかなり精通したのではないかと思う。ただ、観光も良いが、やはりおすすめはクルーズである。気持ちの良い風を受けながら船で川を進んで、ゆったりベトナムを感じる、そんな旅を是非してほしい。
2010年12月 栗山

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