ヌーが憎い ~ケニア~

ヌーが憎い ~ケニア~


この10月ケニアのアンボセリ国立公園、ナクル湖国立公園、マサイマラ国立保護区にいってきました。
いわゆるサファリというものに私は初めて挑戦した。それまでサファリというものは普段人が近づかないような広大なサバンナでキャンプしながら車で移動し動物を探索するという漠然としたイメージをもっていたのだが、ぜんぜんそんな求道的なものでなく、保護区や公園内をサファリカーで朝と夕方に2時間程度ずつ動物探索をし、日中は豪華なホテルでのんびりするといった、リゾートといってもよい体験なのであった。


ケニア知っトク情報
ケニアの気候
赤道直下の地域で暑いと思われるが、その気候は年中、夏の軽井沢に例えられる。日中は半袖でも十分なほど暖かいが朝・晩は冷える。なので半袖(日焼け防止のために風通しのよいシャツがあるとよい)から薄手のセーターやダウンジャケットがあると良い。
大雨期、大乾期、小雨期、小乾期にわかれ、4・5月が雨が多く、7・8月が雨が少なくベストシーズンといわれる(ただし日照時間も少ない)。
ケニアでの両替
ホテルでアメリカドルは使えるが、基本的には事前にナイロビの空港で現地通貨ケニアシリングに両替したほうが良い。ホテルで食事がついていても飲み物は有料。だいたいビール小瓶1本で400シリング。昼食・夕食に1本ずつ飲んだら800シリング。なので予算は1日千円くらい。のんべえの人はもっと両替をして行こう。
日本円はそのままでは使えず、ホテルでも両替できないことが多いので、基本的にアメリカドルを持っていき使いきれる分のみ両替するのがおすすめ。ガイド、ドライバーのチップはドルでもok。
ケニアの治安
ナイロビは良くはないので基本的にはホテルの外にでてはいけない(とはいうもののホテルのスタッフ、ガイド、ドライバーは明るく優しい感じの人が多く思わず外にでてしまいそうになる)。サファリ中は人というよりも動物襲われるため敷地を車以外ででることはできない。
今回カタール航空を利用して向かったのだが、ドーハの空港には有料で使えるオリックスラウンジがある。使用料で6時間40ドルかかるが、軽食、ソフトドリンク、パソコンにシャワールームもあるしソファーだし、乗り継ぎがながい人にはおすすめである。
ナイロビ
ナイロビ空港に到着。
ゲートをくぐったところに今回のドライバーガイドのジャクソンさんがまっていた。
ジラフセンター
空港から約30分。
ジラフセンターに到着。
ここでは希少なキリン、ロスチャイルドとふれあうことができる。係りの人が餌をくれるのでそれをひとつひとつ下の上にのせていく。キリンは灰色の唾液でぬれた長い舌をベロンとつきだす。(糸引いている・・・・)
動物園でキリンは何度みたことがあるが、間近でみると目と鼻の穴がおおきく愛らしい顔をしている。餌付けされているからかひとなつっこい。
初っ端からこんなにハッピーな気持ちになるなんてケニアは幸先よいなぁ。
唇で加えたエサをキリンちゃんが舌で舐め取るという隠された大技・ジラフキスもあるのでみなさま是非。

ナイロビのホテル
いくつか見たのでおすすめ順でご紹介。公園でもそうだがナイロビも快適な大きめなホテルに泊まりたい。なぜならあまり出歩くことができないから。ロケーションはあまり関係なく、ホテルの空間やサービスの良さが大きなホテルを選ぶ基準となる。なおいずれもホテルもミニバーはなく冷蔵庫があっても中にはなにも入れない習慣のようだ。
ヒルトン
建物自体は新しくないが老舗らしく威厳あるホテルである。レストラン、プールも完備。サービスも充実。まちがいないホテルである。
シティーセンターにあるため、渋滞巻き込まれる危険性あり。(ナイロビは朝・夕の渋滞がすごい)
バスタブ、セーフティーボックス、ドライヤーあり。

パナフリック
すこし郊外にある大型ホテル。室内はきれいでゆとりのある空間。
プールあり。レストランの雰囲気もよい。バスタブあり。セーフティーボックス、ドライヤーはなし。
ヘロン
パナフリックにほど近い大型ホテル。
パナフリックには若干、部屋の雰囲気や設備の面では劣るが宿泊だけを考えれば十分満足できるホテル。バスタブ、セーフティーボックス、ドライヤーいずれもなし。
コンフォート
ホテル自体は3つ星で決して豪華とはいえないシンプルなホテルだが徒歩30秒でスーパーマーケットがあり便利。(とはいっても出歩いていいのはこの範囲でも昼間のみ)やすく抑えたいのであればここ。バスタブ、セーフティーボックス、ドライヤーいずれもなし。
ムブリハウス
こちらも同じくスタンダード。国際線・国内線とも車で5分程度の距離にあるため朝早くの出発および夜遅くの到着には便利。スタッフの感じもよい。
バスタブ、セーフティーボックス、ドライヤーなし。
ちなみにコンフォートホテルのスーパーに立ち寄って日焼け止めやサファリに行くために水を買っておいたのだが、ケニアの物価っておもったより高い。東南アジア程度で考えていたがそれ以上だった。コカコーラの500ミリが55シリング。大体1.3倍が日本円の価格らしいので80円くらい。
アンボセリ国立公園
今日はナイロビからアンボセリ国立公園へ。
アンボセリ国立公園はアフリカ最高峰の山、キリマンジャロの北側にある国立公園である。よって動物の宝庫であるとともに凛々しいそのシルエットを楽しむことができる。特に朝焼けは格別だそうだ。
(私は1泊しかせず、また早朝サファリゲームもしていないのであいにく鮮明なキリマンジャロは拝めなかった。大体毎朝鮮明に見えるようです。)

ナイロビからアンボセリ国立公園のレメボディゲートまでは約4時間のドライブ(途中休憩を挟む)。
入り口でドライバーが入場券を買うのをまっているとマサイ族の女性(3名)がしつこいくらいにお土産ものをすすめてくる。
いきなりマサイ族にあったのでびっくりしたが、お土産をうっていることにも驚いた。ガイドブックによるとアンボセリはマサイ族の集落が多くあるらしい。お土産に関していえば特に物珍しいものでなくどこのお土産屋さんにもうっていそうなもので写真はいくらですかと確認したら一人5ドルといわれて、高かったのでやめた。
(後日マサイマラでマサイ族の村に訪問)
アンボセリ国立公園に入場。
いくつか主なホテルをみたのでおすすめ順で報告。
宿泊施設にはロッジとテントの2種類がある。ロッジはその名の通りコンクリートもしくは木造の独立した建物である。テントはいわゆる組立式の簡素なものでなく常設の、きちんとした屋根のついたテントでもちろんシャワーも完備しているため、どちらが優れている・劣っているというものはないと考えていい。個人的にはサファリの雰囲気のあるテントタイプがおすすめ。
ちなみにアンボセリエリアは電力供給は24時間あるわけでなく、宿泊者が活動する一定時間に限って各ホテルが自家発電している。私が宿泊したセントリウムキャンプの場合、朝5時から9時、昼12時から午後2時、午後6時から夜11時までに限られる。カメラのバッテリーは余分に持っていくのが吉。(アンボセリ、マサイマラは基本的に発電機使用、ナクル湖はナイロビから電力供給があるため24時間電気使用可)。
キリマサファリキャンプ
デラックスルームには天蓋付きのベッドにバスタブなどテントとは思えないような設備と高級感。レストランには展望台があり、そこからアンボセリの広大な荒野や雄大なキリマンジャロを望むことができる。サファリドライブにつかれたらこの展望台でお茶でもしながら過ごすのも乙だ。
テントが主だがロッジもある。

セレナサファリロッジ
カラフルな色彩が楽しい高級感漂う室内。いくつかの部屋にはジャグジーから荒野を望むことができる。ファミリールームにはここだけのテラスがあり、ほかの部屋からは見えないキリマンジャロが独り占めできる。

セントリムキャンプ
私が今回宿泊したキャンプ。テントは広くて清潔。ウッディーな温もりある室内。敷地内にはキリマンジャロのビューポイントあり。

オルトゥカイロッジ
アンボセリの老舗ロッジ。すべての部屋からキリマンジャロがみえるという眺望の良さでは一番。新しくたてられたロッジはデザインもモダンで特におすすめ。
キボサファリキャンプ
もっともワイルドな宿泊施設。テント内もほかの宿泊施設を比べシンプルで狭め。茅葺き屋根が特徴。
アンボセリでみることができた動物。
約2時間のサファリドライブだったが多くの動物を間近でみることができた。
(主に日中ホテル移動する際に見た動物なので、一般的な朝や夕方のゲームサファリだったらもっといろいろ見られたかもしれない。)
・マサイキリン
・アフリカゾウ
・アフリカンバッファロー
・シマウマ
・ブチハイエナ
・グランドガゼル
・トムソンガゼル
・バブーン
・ダチョウ
・クロトキ
・ライラックニシブポウソウ
・カンムリヅル
背中に鳥を乗せていて和む(ノミを食べているらしい)。


ホテルに戻り夕食をたべてふと空を見上げると星空がきれいなこと!キリマンジャロや動物にばかり心奪われていたが星空のサファリも忘れるべからず(?)。
ナクル湖国立公園
この日はアンボセリ国立公園からナクル湖国立公園へ
約8時間、アンボセリからナクル湖まではかなりの距離だ。
蛇足だが、途中ナイロビの市内に立ち寄ってお弁当をピックアップするのだが、その陣屋というお店が出している日本食のお弁当はめちゃくちゃおいしかった!材料はケニアのものを主に使っているのだが、それが気にならないくらい心配りがある。
ナクル湖国立公園に到着。
ナクル湖周辺に広がる国立公園でアンボセリやマサイマラとくらべるとやはり規模は小さい。
しかし、湖一面を覆うようなフラミンゴの大群はもちろん、珍しいシロサイ・クロサイが比較的多くいたり、キリンのロスチャイルドはジラフセンターをのぞいてここであうことしかできないという実は貴重な場所なのだ。

1時間程度のサファリでみた動物たち
・ライオン(雌)
・ロスチャイルド
・グランドガゼル
・シマウマ
・バブーン
・サバンナモンキー
・アフリカンバッファロー
・フラミンゴ
・ペリカン
・インパラ
・イボイノシシ
・シロサイ
・クロサイ
・ダチョウ

3件のホテルをチェック。
おすすめ順に紹介する。
ちなみにいずれのホテルも電気は24時間供給。
ライオンヒルゲームロッジ
高級感ある石造りの温もりあるロッジ。一部にバスタブ付きの部屋あり。プール、ビジネスセンターあり。

フラミンゴヒルキャンプ
今回私が利用したホテル。ライオンヒルゲームロッジと湖を挟んで対岸にある。ベッドは蚊帳つきで雰囲気よし。プールあり。なおルームキーはないため、心配な場合は南京錠をもっていくのがおすすめ。
ディナーはセットメニュー。前菜、メイン、デザートのコースなのだが牛肉のステーキで焼き加減も抜群でお肉も柔らかくおいしかった。

レイクナクルロッジ
木造の老舗ロッジ。広大な緑に囲まれており高原リゾートのよう。プール、ビジネスセンターあり。
ナイバシャ湖
ナクル湖から約2時間、ナイバシャ湖は177平方キロメートルもある巨大な湖。カバやアフリカンフィッシュイーグルなどの野鳥をボートで観察できる。なんといっても湖に浮かぶ三日月島ではケニアでは貴重なウォーキングサファリが楽しめる(別料金)。

まずはライフジャケット着込みモーターボートに乗り込む。船長はカバのいるポイントやアフリカンフィッシュイーグルをみることができるポイントまでつれていってくれる。
目玉はアフリカンフィッシュイーグルのハンティング。船長が用意してきた餌を遠くへ投げると、さっと飛び立ちその餌をキャッチするのだ。船長はうまく写真におさめよ、と言うがうまくうつったかどうか・・・。(餌代200シリング)

そして三日月島へ。
島には島専属のガイドがおり一緒に内陸へ。
しばらく歩いていくといるわいるわ動物たち。
インパラ、シマウマ、ヌー、ウォーターバック、マサイキリン。凶暴な動物はいない。
いろんな種類の動物がたくさん群をなしているその光景はまるで草食動物の楽園。


各約1時間のウォーキングサファリ、ボートサファリを楽しんで出発地点にもどる。
島のガイド、船長にはそれぞれ一人5ドルのチップを払う。
結果ナイバシャ湖でみた動物
インパラ
シマウマ
ヌー
ウォーターバック
マサイキリン
カバ
アフリカンフィッシュイーグル
カワウ
クロトキ
ツキノワテリムク
マサイマラ国立保護区
マサイマラ1日目
ナイバシャ湖からマサイマラ国立公園近くにあるムパタクラブへ。約7時間の旅路。さらに運の悪いことに雨が降ったことでかなりの悪路だった。
途中、フェアモントマラサファリクラブを見学。
マサイマラ2日目
東の端のオローロロゲート近くのムパタクラブから西の端のオローライムティークゲート近くのマラソパロッジへ移動。サファリドライブをしながら途中に保護区内の主要な宿泊施設も見学する。
この時点でマサイマラ保護区内でみた動物一覧。
アフリカゾウ
インパラ
シマウマ
ヌー
ウォーターバック
マサイキリン
カバ
バッファロー
トピ
ブチハイエナ
マサイキリン
そろそろ雄のライオンやチーターやヒョウがみたい。
いるのはヌーやシマウマばかり・・・・。
シマウマを近くで見ると縞が恐い。

マサイマラ3日目
マラソパロッジをチェックアウトしてホテル視察。
その後、マサイ族の村訪問。
マサイ族の村はマサイマラ保護区のすぐ近くにいくつかある。村に到着、車を降りると村長と対面。チップを30ドル渡す。
まずはマサイ族の踊り。マサイ族の踊りは3つタイプがあるそうだ。まずは歓迎の踊り、それから求愛の踊り(ジャンプ)、それからライオンを狩るときの踊り。それぞれを見せてもらう。また求愛の踊りには、私も参加して求愛。ライオンを狩るときの踊りにも参加。「ライオンを狩ってきたぞ~!!」

それから藪に囲われた村の中に潜入。
そこではマサイ族の女性による歓迎の歌。
女性といってもおばあちゃんが多い。若い女性は働きにでているそうだ(水くみなど)。重いピアスのためかびっくりするほど耳の穴が大きい。おばあちゃんの歌が終わるとハイタッチ。

次に火おこしのデモンストレーション。アカシアの木の棒とオリーブの木の片を摩擦で火をおこす。私もやってみるがうまくいかない。家で練習が必要だ、とマサイ族が言う。この木の片を売りつけてきたが丁重にお断り。これで火をおこせたらかっこいいかも、でもマッチというものがあるし。
その後マサイ族の自宅拝見。
家は木と牛の糞でできているそうだ。そうとは思えないほどかなり堅い。なかはさすがに電気はないので暗い。ベッドには牛のレザーが敷いてある。生計は基本的にすべて牛。食事も牛。お金を手に入れるのも牛の売買。
最後は村人総出でバザー。土産物がたくさん並ぶ。
チップ30ドルはやすくはないがおもしろかった。
その後サファリドライブ。
明日にはもうナイロビに向かい帰路につくため最後のサファリドライブだ。ドライバーさんに何か見たいのある?と聞かれとっさにライオン!オス!と答えた。
そうなのだ。ライオンの雌には出会えたがたてがみのある雄みていない。勇ましい姿を見たい。
30分ばかりしても目にはいるのはヌーの大群ばかり。
またヌーか。
草をはむのんきなヌーの姿ばかり目に入るので、なんだかヌーに八つ当たりしたくなってくる。

そしてサファリカーが集まる地帯を発見。すわ、ライオンか!?雌だった。雌はナクル湖でみた。
まわりを見渡すもすべて雌のライオン。しばらく観察していたが雄のライオンがでてくる雰囲気なし。でも最後にみたのがヌーじゃなくて、ライオンで感謝感謝。その場を後にしたらドライバーさんが「雄のライオン・・」とささやく。奥の方からたてがみのあるライオンが!威厳のあるその姿はまさにサバンナの王様。格好よい。たくさん写真をとり、満足してサバンナを後にした。

(早朝サファリや夕方サファリをしておらずホテルの移動中にみた動物なので、チーターやヒョウは見ることはできなかったが普通は見られる可能性は十分ある)
マサイマラでチェックしたホテル。
例によっておすすめ順で紹介。
ムパタサファリクラブ
マサイマラ国立公園保護区のオローロロゲートから車で30分。オローロロの丘に建つ豪華ロッジ。日本人オーナーで日本人スタッフが常駐しているため過ごし易さはピカイチ。部屋タイプはデラックスとスイートのみ。特にスイートは屋外専用ジャグジーがあってハネムーンでなくとも大変おすすめ。すべての室内からはマサイマラの草原を大パノラマで楽しむことができる。3日に一度、ディナー時にはマサイ族のダンスショーがある。

フェアモントマラサファリクラブ
ムパタと同じく保護区近くのオローロロの丘に建つ2年前に改装したばかりという豪華なテント。
お客は欧米系が主で、アフリカ風のモダンなデザイン。
デラックスルームには屋外に専用シャワーあり。
おすすめポイントはすべてマラ川沿いにたてられており、ホテルからヒポプールを眺められることだ。

サロバマラゲームキャンプ
保護区内、セケナニゲート近くのテント利用の高級宿泊施設。特にかく敷地が広大。スタンダードとクラブテントがあり、クラブテントは30メートルくらい橋をわたった対岸にある。プール、ビジネスセンターや会議室、ミニゴルフと簡単なフィッシングもできる。室内はデザインよく、クリーンで広い。眺めはそこまでよくはないがマサイマラ全体で質はハイレベル。
マラセレナロッジ
アンボセリやセレンゲティにもある同型列のロッジ。ロッジの中ではマサイマラ保護区内では最高級といえる。以前確認したアンボセリと同じように、マサイ族をモチーフとしてたモダンなデザインで高級感がある。若干部屋は狭め。眺望はよく、ロッジはマラ川もしくはセレンゲティのどちらかを向いている。WIFIは有料であり。
ガバナーズキャンプ
オローロロゲートをそれて車で5分程度の場所にある高級テント。電気はレセプションのみで充電はここでおこなう。テントにはマッチで灯すランプのあかりのみというネイチャーの極みでありながらもしゃれたデザインで優雅なひとときをすごせる。欧米のお客多し。レセプション近くでは無料WIFI。サファリの宿泊施設ではWIFIが使えるところは皆無なのである意味貴重。また敷地を囲うフェンスがないため動物の訪問もあるいう。
アシュニルマラ
2010年5月にオープンしたニューフェイス。保護区内では年代を感じさせる宿泊施設が多い中ではもっともクリーンで洗練されたデザイン。すべてテント。眺望はよくはないが、キーコロックよりも新しく、セレナロッジよりも気取ってないため、保護区内中心部でネイチャー指向の方にはおすすめ。

マラシンバロッジ
マサイマラの東側、保護区内セケナニゲート近くに位置する。テントとロッジの2タイプがある。最高級とはいえないがウッディーの雰囲気よい部屋で、清潔で広め、レベルは高い。プールあり。ちょっといいホテルで保護区内に泊まりたい方におすすめ。
キーコロックロッジ
マサイマラ保護区の中心地に位置する老舗ロッジ。門をでたらすぐゲームドライブというロケーションは保護区ではピカイチ。ロケーション重視に方におすすめ。
マラレジャーキャンプ
マサイマラ東部。保護区そばのオールテントの宿泊施設。こちらもマラシンバとは同じく最高級とはいえないが十分満足できる施設。新しくはないがクリーンで清潔感あり。なおルームキーはないので南京錠をもってくるのがおすすめ。また収容人数が多くはないためお客さんが多くなくリラックスできるのもよい。小さいプールあり。

マラソパロッジ
今回私が宿泊したホテル。オローライムティークゲート近くのロッジ。こちらもキーコロック同様の老舗ロッジ。部屋はかなり広め。ロビーは広くとられ中心には暖炉があり、バーも併設しているためくつろげる。部屋数はかなり多く、私の宿泊した夕食時、レストランは人でごったがえしていた。
オルモランキャンプ
マサイマラ東部、保護区近くの宿泊施設。ネイチャー系スタンダードなテント。天気のいい日はゲストが記念に一本ずつ木を植えることができる。
ホテルが多いのでまとめると・・・・
ハネムーンなどに雰囲気よしの豪華ホテル
ムパタ、マラサファリクラブ
保護区内の豪華テント・ロッジ
ガバナーズ、サロバ、アシュニル
ちょっと贅沢
シンバ、キーコロック、マラレジャー
経済的
ソパ、オルモラン
こんな感じでしょうか。
いろいろたくさんありすぎで迷いますが、私おすすめは断然ムパタ。
日本人って欧米人とちがって、日中だらーんとするのがあまり得意じゃなくて、私は寝てばかりいると損したぁーと思ってしまうたちなのでアクティビティが充実しているムパタは文句なし。日本人が多いのであえて敬遠するかもしれないが、ホテル側の気配りもあって実際お客さん同士仲良くなることも多いそうです。
とにかく今回みたホテルの中でも格が1段上だと感じました。迷ったらムパタに行けば間違いなし!
翌朝、マサイマラからナイロビの空港へ。約6時間。
日中はホテルをまわり朝は悪路を長時間移動するという少々ハードな内容だったが、サバンナの夕焼け、そこで生活する動物の姿は強く目に焼き付いている。
帰路につくころには、あの憎たらしいヌーの姿さえ懐かしく思えてきた。
2010年10月 橋本

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