世界の絶景シリーズ第6弾 ビックファイブを制覇!ポレポレケニア研修10日間

世界の絶景シリーズ第6弾 ビックファイブを制覇!ポレポレケニア研修10日間


ジャカランダの花が咲き始めるこの時期、機会あって野生動物の宝庫ケニアに出張にいってきました。内容を一部紹介させて頂きます。



最初の動物とのふれあいはジラフセンターにて



ここでは少ないキリン、ロスチャイルドとふれあうことができる。係りの人が餌をくれるのでそれをひとつひとつキリンの口へ近づけると長い舌であっという間に食べてしまう。人懐っこい姿に癒されます。ご希望の方は“ジラフキス”も可能ですが手洗いうがいは忘れずに。観光客に意外に隠れた人気を集めているのがキリンに寄り添うようにいるイボイノシシ。餌を食べるために前足をおってひざ立ちしているような姿はとても愛らしい。
マサイ・マラ動物保護区でのサファリ




ケニアのサファリスタイルは、ランドクルーザー(サファリカー)でサファリガイドと一緒に朝と夕方に約2時間ほど動物保護区で動物探索をし、動物がブッシュに隠れてしまう日中は豪華なホテルでのんびりするもの。ガイドさんが動物をみつけると車を止めて教えてくれるのでシャッターチャンスを逃さす好きなだけ写真を取りながらサファリが楽しめます。



今回サファイリドライブの時間があまりとれなかったにもかかわらず、ビックファイブ(ライオン、サイ、ヒョウ、キリン、ゾウ)はじめ、シマウマやインパラ、トムソンガゼル、ウオーターバック、トピ、ヒヒ、ヌー、バッファロー、カバ、カンムリヅル、イボイノシシなどが何の苦労もせずに当たり前のようにみられたのには驚きました。残念ながらヌーの川渡りはすでに終わっていたため大群の群れが大移動する姿を目にすることはできませんでしたがこれは次回の期待することとします。母親ゾウに寄り添う赤ちゃんゾウはとても愛らしかったです。また野生のライオンはやはりなんともいえない威厳がありました。


動物保護区周辺のテントロッジをいくつか視察しましたが、マサイ・マラ西部の丘の上にあるムパタ・サファリクラブはきめ細かいサービスでおすすめ。日本人スタッフもいて安心です。



すべての部屋から動物保護区が一望でき、サンセット&サンライズの眺めは絶景です。また、カバやワニが集まるヒッポ・プールが敷地内にあるマラサファリクラブやリビングストーンもお勧め。オシャレ派の人はマラソパロッジがお勧めです。




ナクル湖国立公園にて

フラミンゴの大群が飛来してくることで有名なナクル湖も訪れましたが10月のこの時期は既にほかの湖へ移動しておりフラミンゴどころかペリカンさえもほんの少ししかみられなかったのは残念でした。ナクル湖でフラミンゴ含む渡り鳥の大群をみるなら8月頃がいいようです。尚ここでは他にシロサイ、キリン、ヒヒ、シマウマ、インパラなどがみられました。



ここでも周辺のテントロッジをいくつか視察しました。
アットホームなところに泊まりたいなら、ナクル国立公園内の唯一のキャンプ「フラミンゴヒルキャンプ」がスタッフが親切でおすすめ。ちょっと贅沢したい方は国立公園内の2つのロッジ「ライオンヒルゲームロッジ」「レイクナクルロッジ」に泊まるといいでしょう。自然に調和するように立つ2つのロッジではまさに高原リゾートライフを満喫できるはず。
至極のビーチリゾートワタムへ



出張の後半は一度ナイロビに戻り、ケニア鉄道でモンバサへ。
植民地時代に敷設されたケニア鉄道は100年以上経った今でも当時の面影を残しています。ガイドさんによると昔はもちろん蒸気機関車だったそうですが現在ではディーゼルエンジンで走っているそうです。ナイロビ出発は毎週月・水・金曜日、19時出発。モンバサ到着は翌日の11:30ですから所要16時間以上の長旅です。

半日以上を過ごすことになる客室は気になるところ。一等は1つのコンパートメントを2人でシェアします。夕食と朝食が含まれ、夜になるとベッドメイキングが入って枕、毛布、シーツが整えられます。室内には2段ベッドと簡単な流し台があるだけ。一方、二等客室は部屋を4人でシェアする以外、他のサービスは一等と同じ。友達同士で4人で申し込めば荷物の盗難を心配せずに快適な旅ができるはずです。参考までに三等は、食事なしで、寝台ではなく木のイス、それも壮絶なイス取り合戦の末に床で寝る人がほとんどなのでお勧めできません。


食堂車は2台あって乗客は前半と後半の2組に分かれます。テーブルセットは清潔で、食器類はわざとなのか時代を感じさせるものばかり。フォーク、ナイフは銀製でやたら重いのですが、同時に歴史の重みを感じさせるのです。ディナーはスープで始まりコーヒーで終わる伝統的5コース。イギリス本国ではすでに見かけなくなったスタイルが元植民地で真面目に続けられているのが皮肉です。
7:00から始まる朝食もトースト、卵、ベーコン&ソーセージというイングリッシュ・ブレックファストです。味は・・・。オプションのお酒は普通に200シリングと安かったのが意外でした。食堂車での他の旅行者との交流も列車の旅ならではの楽しみです。
ナイロビを出発した後は真っ暗闇をひたすら東へ向かいます。窓の外はサバンナで恐らくシマウマなどが眠っているはずなのですが。何も見えません。
途中、ケニア最大の国立公園であるツァボを横切ります。その頃には東の空が色づき始め、夜の闇が朝の光に侵食されていく壮大な風景が見られます。この風景だけでも乗った価値がありました。標高がだんだん下がって蒸し暑くなってくる頃には車窓の風景が変わってきます。




一面サバンナやアカシアに覆われていた地平線にヤシの木や濃い緑が増えてきます。家や線路脇で手を振る地元民の数も多くなって来ます。走るスピードがゆっくりなので写真を撮りやすいし、なにより旅をしている実感があります。少々ゆれるため決して快適とはいえませんがたまにはこうした旅も古きアフリカの面影を感じることができていいかもしれません。快適かつ効率を優先する方は飛行機(約45分)をご利用下さい(ちなみに帰りは飛行機を利用しました。)


モンバサ到着後、1593年、東アフリカ全域を支配していたポルトガル人によって建設された砦要塞跡フォートジーザス(世界遺産)、町の至る所にモスクがありアラブ風の家々が


立ち並ぶオールドタウン、東アフリカのアンコールワットといわれている「ゲディ遺跡」を観光した。ゲディは13~14世紀にわたって栄えたスワヒリ帝国。遺跡自体はそんなにきれいに残っていないが、バオバブの木や、熱帯の木々が遺跡を覆っているのがアンコールワットと呼ばれる由縁だろうか。





その後、一路ビーチリゾートワタムへ。今回宿泊した「ヘミングウェイリゾートホテル」はワタム海洋公園に面するため全室シービュー。バルコニーからの眺めは最高です。至極のホワイトサンドビーチやプールサイドでのんびりできます。サファリの後はこうしたリゾート地でのんびりするのもいいかもしれません。






毎日移動続きの日程でしたがケニアの人たちの温かい笑顔に癒やされ充実の研修となりました。日本語サファリガイドのオスカルさん並びに藤井さん、名取りさんには大変お世話になりました。次回は是非タンザニアを訪れたいです。
2011年10月 渡邊

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