マルタでホームステイ&英語レッスン

マルタでホームステイ&英語レッスン


旅行をするたびに英語で自分が思っていることをスムーズに伝えることができず、何度もかゆいところに手が届かない思いをしてきた。もっと英語が話せたらいいのに・・・。今回はそんな思いからマルタ共和国でホームステイをし英語漬けになれる環境に身をおいてみることにした。とはいえ、観光もしたいので、4泊ホームステイ、2泊ヴァレッタのホテルに滞在し、英語のレッスンは1日5レッスン、と強硬スケジュールを組むことにした。


今回お世話になったステイ先はスレイマからバスで約15分離れた閑静な住宅街にすむご夫妻とその息子さんが住むお宅にお邪魔させていただいた。奥さんは英語の学校の先生で私の先生となってくれた旦那さんはジャーナリストの仕事をしたり、英語の先生をしているそうで、私にとっては英語の勉強をするには最高の環境だ。使わせていただいた12歳の息子さんのお部屋はこじんまりとしているがたくさんのプラモデルやおもちゃでなんだかファンタジーな感じ。レッスンはマンツーマンで文法や英作文を添削してもらったり、
午後に一人で行った観光などを元に会話をしたり、と色んな形態で行われた。マンツーマンのいいところは自分がわからないところを時間をかけて教えてもらえるのがとても良い。1日5レッスンも集中して受けられるかな・・・と思っていたけどあっという間に時間は過ぎていって楽しく、充実した時間だった。夕食時には奥さんが作ってくれた夕食を食べながらその日の午後に行った観光地での出来事やマルタの人々、習慣、社会問題、子育てのこと、昔あった楽しい出来事など色々お話も伺うことができ、普通の旅行だと地元の人々の生活についてそこまで密着できないことも体験することができてとても楽しかった。お二人とも英語の先生ということもあり、私の言葉足らずの表現も理解してフォローしてくれたり、わかりやすくゆっくり話してくれるので、こちらが理解できずに困ることもなかった。
このご家庭は大の外食好きで、中華、インド、日本食も大好きでおうちでも海苔巻きを作ってパーティーで振舞うそうだ。私はカレーライスを作ろうとルーを持っていったがそのとき、ちょうどだんなさんがダイエット中だったので、お土産としてルーとパックのご飯を渡して、作り方のレシピを残していったが、おすし以外の日本食を食べたことがないそうで、ダイエットが終わってそれを食べるのをとても楽しみにしてくれた。またいつか、こういった形で英語を勉強しながらホームステイをする機会をぜひもってみたいと思った。

 ホームステイが終わったあと、ゴゾ島へは一日ツアーで行くことにした。団体ツアーでほとんどがドイツ人、たまにフランス人、イギリス人、オーストラリア人、日本人がいた。

ゴゾで一番印象に残ったのがアズーラウィンドー。カプリの青の洞窟のようなところだが、以前カプリに行ったとき、天候がよくなかったため、青の洞窟に行くことができなかった。今回は洞窟内に入り、吸い込まれるような青さを目の当たりにすることができたのはすばらしい体験だった。


 マルタの来たら絶対行くべき&するべきことは、
1.ハーバークルーズ  ヴァレッタや、スリーシティーズ、リゾートエリアを巡るクルーズ。マルタの新旧の町並みを楽しめる。船頭さんが英語で色々説明してくれたのだが、この人の英語をまったく理解できず残念だった。英語を勉強しに来たのに・・・。
2.古都イムディーナ  静寂の町とうたわれるとおり、本当に静か。丘にたつ町なので眺めのいいカフェから風景も楽しめる。イムディーナグラスを買うのもお勧め。ベネチアから伝来した?と言われるガラス工芸は有名で、他ゴゾグラス、フェニシアグラス、ヴァレッタグラスなどもある。もって帰るのは大変だけど・・・・。


3.ヴァレッタ散策 賑やかな大通りは歩行者天国でカテドラル、騎士団の宮殿を観光したり、休憩にオープンカフェでお茶したり、アイスクリームを歩きながら食べるのも楽しい。マルタエクスペリエンスはマルタの歴史をわかりやすくスライドにしたもの。日本語のオーディオガイドもありよりわかりやすい。


4.ゴゾのアズ―ルウィンドーか、マルタ本島の青の洞門でボートに乗る。
5.夏なら海水浴、ダイバーならダイビング  日本人にとっては4月はまだ肌寒いけど地元っ子や欧州の人はもう泳いでいた。
6.スリーマ、セントジュリアンで海沿いの遊歩道を散歩

などなど。あとは断崖絶壁が臨めるディングリ、漁村のマルサシュレック、マルサスカラもいいと思う。
マルタの面白い習慣で一軒家に名前をつけている家庭が多い。例えば hope、 desire、 isola bella など、陶器のプレートを表札のように玄関につけている。うちはマンションだけど、名前をつけたらより愛着が沸くかなぁと思い、クラフトビレッジといわれるところまで行き、探したが、ほとんどがオーダーメイドで作るのに2週間はかかると言われ、断念・・・。代わりにtoillet と、部屋番号の陶器のプレートを購入しお土産にした。
あと、お土産に良いのはマルタ産のワイン、ゴゾのオリーブ油、蜂蜜、サボテンのジャム、フルーツのジャム、先述のグラス製品も良い。いずれも重いのが難点だけど・・・。小さい島国マルタはほとんどの食品を輸入しているので、スーパーでは輸入品しかないのでマルタ産のものを買うにはお土産屋さんに行くのが良い。
宿泊したフェニシアの部屋からセントポール教会祭りで打ち上げられた花火を臨めることができて素晴らしい旅の締めくくりとなった。


今回の旅行ではマルタの家庭に滞在し、観光も大満喫で、普段の旅行とは違う充実した休暇をすごすことができた。
2010年4月 辻

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