5月の中旬からフィエスタアメリカーナグランドコーラルビーチホテルさんからのお招きを預かりまして6日間カンクンにいって参りました。
カンクンは去年、キューバへ行くためのトランジットとして往復それぞれ1泊ずつしました。
カンクンの大まかな全体像というのはそのときなんとなくわかったのですが、やはり2泊ではカンクンは遊び尽くせない。
ことコスメル、イスラムヘーレスなどの離島に関しては全く知識がなかったため、今回見に行きました。
5月11日 コスメル島へ
前回と同じくコンチネンタル航空ヒューストン乗り継ぎでカンクンへ。
カンクンには18時の定刻通り到着したが、やはり前回同様空港では入国に1時間程度かかった。
到着はすでに夜だったので、コスメル島への玄関口、プラヤデルカルメンまでの移動を予め予約していた。
空港からプラヤデルカルメンへはバスを使って安くいくこともできるのだがすでに辺りは暗いし、フェリーの便は10時が最終便なので予め手配しておいてよかったと思う。
5月中旬のカンクンの気候は日中30度を超えるが19時ともなると23度くらいで暑くはないが、風が湿気を帯びているので半そで暗いがちょうどよい感じだ。
カンクン空港からプラヤデルカルメンまでは約50分。
タクシーだと米ドルで約100ドル。
沢山のショッピングストアやレストランの並びを抜けるとフェリーターミナルにつく。
ちょうどが到着したときに8時の便が出港してしまい乗れなかった。次は10時の便だというのでとりあえずチケット(11ドル)だけかっておき夕食をたべる。
出港の15分前にはすでにフェリーを待つ人が列をなしていた。
フェリーは割合新しく、わかりにくい例えで申し訳ないのだが熱海/大島間を結ぶ高速船だった。
出港から約50分後、コスメル島到着。
すでに街はくらく街灯なしでは何も見えないが、桟橋から覗く海が透明で綺麗なのはわかった。どんな景色が広がっているか明日が楽しみ。
コスメル島のフェリーターミナルからタクシーにのり宿泊予定のスイートコロニアルホテルへ。
タクシーで2分程度。徒歩で歩けば目測で5分程度の距離だったのでタクシー乗らなくてもよかった。
<スイートコロニアルホテル>
内装はいたってシンプル。テレビやセーフティーボックスやシャワー、エアコンはあるがドライヤー、ミニバー、バスタブはなし。PC持ち込みで室内インターネット利用可能。立地はよい。夜遅い到着であればお勧め。
夜、ホテル周辺を散歩。
近くに24時間営業のコンビニあり。ネスレのアイスクリームと水を買う。コンビニでもアメリカドル利用可能。いまだメキシコペソはいまだ使っていない。アメリカドル利用だと端数を切り上げで請求されることがあるので滞在が長ければペソ利用のほうがよい。
中央広場を見てまわるがびっくりするほど静か。クラブ(踊る方)は何件かあるが人がいるのかどうかも怪しい。カンクンのホテルゾーンであればワイワイ夜更けまで騒いでいるイメージがあるがコスメルの人々は大人しい。
5月12日 チャンカナブ国立公園へ
スイートコロニアルホテルの朝食は朝7時から11時までで場所は同系列のカーサメキシカーナホテルでとることとなる。スイートコロニアルからカーサメキサカーナは2ブロック離れている。
カーサメキサカーナではケロッグの一人前用のコンフレークがほぼ全種類が揃っていた。
あとはいわゆる一般的なホットビュッフェであった。
朝食のあとホテルをチェックアウト。荷物をホテルに預けてレンタバイク屋へ。
コスメル島の観光には時間があればレンタバイクが便利だ。
コスメル島はバイクで一周3、4時間。目的地が決まっていないのであればバイクの旅もオススメ。
終日レンタバイク代として30ドル、保険代(任意)として20ドル、加えてガソリン代5ドル程度と思ったよりも高くなった。
日本の免許証とビザかマスターのクレジットカードがあればかしてくれる。
右側通行でほぼ一本道なので迷うこともない。
まずはチャンカナブ公園へ向かう。フェリーターミナルからバイクで約45分。
チャンカナブ公園に立ち寄る前にフィエスタアメリカーナダイブリゾートをみた。
<フィエスタアメリカーナダイブリゾート>
フィエスタアメリカーナダイブリゾートは市内からバイクで約30分程度の距離にあり、まわりに何も邪魔するものがない。ホテルの正面にはダイブリゾートのスタッフがやっているダイブハウスがあり、そこでシュノーケリングなどを楽しむことができる。
スタッフも感じがよく、1度は泊まってみたいと思わせるホテルだった。
<チャンカナブ国立公園>
チャンカナブ国立公園は入場料19ドル、シュノーケル機材が14ドル。ロッカーやシャワーの利用は無料。タオルはないので各自持参。
もちろんシュノーケルだけでなくイルカと泳ぐアクティビティなど多彩に用意されている。
シュノーケルを2時間程度楽しむ。餌付けされているのか魚が余り人間を恐からない。沖合でも沢山の魚を見ることができるため初心者でも気軽に楽しむことができる。
公園内にレストランもあり、昼食。ハンバーガーセットで大体10ドル。
その後またひと泳ぎ。大体午後3時をすぎると人が減って行く。
私も切り上げで島内一周しようと思ったが、レンタバイクの店の営業時間が午後7時まで。すでに午後4時なのでいまからまわってもゆっくりできないのであきらめた。
時間に少し余裕ができたので中心地近くのスーパーを見学。
午後6時にはバイクを返し、ホテルに預けていたスーツケースをピックアップ。フェリーターミナルに行き午後7時出港のチケットをかう。
定刻通りに出港し、プラヤデルカルメンについたのは午後7時50分ごろ。
カンクンのホテルに行くのに公共バスを使うことにした。
プラヤデルカルメンにはADO社のバスターミナルがあり、そこからカンクン市内への定期バスが走っている。ちょうど8時出発の便にのることができた。
ホテルゾーンまでは運行がないため、セントロのバスターミナルからタクシーに乗り継いでホテルに向かう。そのときのバス代は一人40ペソで、タクシー代は100ペソだった。
プラヤデルカルメンからセントロへのバスは途中何回かストップがあり約1時間半かかった。
今回の目的のホテル、フィエスタアメリカーナグランドコーラルビーチに到着。
すでに夜10時をまわっていたが日本人のスタッフの方が在中しており、快く迎えてくれた。
<フィエスタアメリカーナグランドコーラルビーチ>
部屋内の日本語での案内もぬかりない。
部屋は全室オーシャンビューで開放感あふれる。
ミニバー、バスタブ、ドライヤー、アイロン、セーフティーボックス、室内インターネット(PC持ち込み)完備。DVDプレイヤーもある。もちろんプールや、ジムも宿泊者は使い放題。夜遊びスポットは至近距離で、コンビニまでも徒歩5分程度だ。
すでに夜11時近くだがこのエリアのレストランはたいてい12時まで、中には明け方まで営業している店もあるので問題なし。
私はファミレスのVIPSにて夕食。大体2000円でお腹いっばい食べました。
ホテルに戻り、風呂に入るときに日焼けがとんでもないことになっていることに気付く。特に背中が真っ赤。ヒリヒリと熱を帯びている。シュノーケルのときのものだろう。メキシコの日差しは手ごわいので日焼け対策は念入りが吉。
5月13日 ダウンタウンとカンクンのビーチへ
もともとこの日はイスラムヘーレスに行く予定だったがあんまり日焼けが痛いため次の日の予定のショッピングをすることにした。
朝10時からが大体のお店の開始時間。
まずはホテルゾーンのショッピングスポット、ライスラショッピングビレッジへ。
カンクンの移動には公共バスを使う。ホテルゾーンとセントロを往復しており、7.5ペソ一人一律、乗車時にドライバーに渡せばよい。
定番のお土産屋はもとより、メキシコブランド、その他有名ブランドなどの専門店が一挙に集う。ここで私はルチャリブレのフィギュアを購入。
次はセントロを散策。
セントロは星とタワー型の2つのオブジェに挟まれたトゥルム通り一帯が中心地。
ホテルゾーンにはない巨大なスーパーマーケットや、地元客で賑わうタコス屋がある。
まずは小さなレストランでタコスを食べる。
タコスは日本でいうラーメン屋のように大まかな形は決まっているが店によって薬味が違ったり、ソースの種類が違ったりと様々で、タコスを食べ比べるのもおもしろい。
その後スーパーマーケットへ。
空港で購入するのもよいがありきたりでないお菓子を買うならスーパーマーケットがオススメ。箱入りのお菓子やチリソースなどの調味料が豊富にあり価格もリーズナブル。
市役所付近の土産物屋や公園に立ち寄った後あとホテルに戻る。
日中暑いのと、よく歩き回ったのでしばし部屋で休憩。
日も暮れだし大分涼しくなったので日に焼けないだろうとホテルのプールへ。
プールをしばらく泳いだあとはホテルのプライベートビーチへ。
白い砂浜が気持ちよい。
波が高いので余り遠くに行くのは禁物。
夕食は昼も食べたのに懲りずにタコス。
明日はイスラムヘーレスだっ!
5月14日 イスラムヘーレスへ
朝7時に起き9時のイスラムヘーレス行きのフェリーに間に合うよう8時に出発。
グランドコーラルビーチのすぐ隣にイスラムヘーレス行きのフェリーターミナルがあるそうだが、ホテルの日本人コンシェルジュの方が言うにはそこは人数が集まらないと出港はしないとのこと。よって毎回必ず出港するというプラヤトルトゥガスという港まで公共バスで移動。5分くらい。
バスを降りるとすぐフェリーのチケット売り場のおじさんがフェリーのチケットを売り込みにくる。料金は往復で15ドル。
出港まであと30分くらいでレストランもまだ開いていないためコンビニでカップラーメンを購入。日清やまるちゃんなど日本のメーカーのものが売られているがメキシコ風の味つけで日本人からすると微妙な味だった。
そしてフェリーのチェックイン開始。船に乗る前に海をバックに写真をとるのだが帰りに8ドルで購入できる。
フェリーに揺られ30分。イスラムヘーレスに到着。ターミナルにはレンタカーやらレンタバイクやらゴルフカートのレンタル業者がいる。
限られた時間で目的地がきまっているのであればタクシーがオススメ。
<ガラフォン公園>
今回の目的地のマリンパーク、ガラフォン公園までは片道61ペソで約15分。
ガラフォン公園の入場料は59アメリカドルとかなり高め。しかし、食事、アルコールを含む飲み物やシュノーケルなどアクティビティの機材の貸し出しも全て含めたオールインクルーシブのためいちいち他の支払いがないのでらくではある。(タオルは有料で5ドル)
着替えて早速シュノーケリング。シュノーケルのコースは決まっており、常に監視員がいるため安心だ。海は透明度が高く綺麗。コスメル島のチャンカナブ国立公園より綺麗だと思う。魚の数はチャンカナブ国立公園のほうが種類も数も多い。
その後、ジップラインという鉄線にローラーをつけて下っていくアクティビティをした。
(ターザンごっこみたいなやつです。)
あいにくレンタサイクルやカヤックはお休みだった。
昼食はビュッフェ形式。もちろんここでもビールをはじめカクテルなどのアルコールも無料。
昼食後はぶらぶら散歩。
最後にプールに入り、ガラフォン公園を後にする。
タクシーが出口に停まっているので来たとき同様61ペソでフェリーターミナルまで移動。約15分。
出港の15:30までターミナル付近をぶらぶら。
コスメル島よりイスラムヘーレス島の方が土産物屋やレストラン、カフェは豊富である。
そしてフェリーに揺られ約30分。プラヤトルトゥガスから公共バスでホテルまで。
明日は朝早くの出発なので早めの夕食を食べて就寝。
5月15日 悲しみの帰国
朝3時に起床。
準備をしてチェックアウト。
レセプションが混んでおり、タクシーに乗ったのは大体4時半。タクシーで30分くらいで空港へ。料金はホテルからのると26ドル。少し歩いて流しのタクシーに交渉したら20ドルになった。
5時すぎに空港に到着したがコンチネンタル航空のチェックインはまだ始まっていなかった。
前回も同様始まるのが遅かった。
メキシコの出国審査はなく手荷物検査を受けて、搭乗ゲートへ。
朝食を食べて定時にカンクンを出発した。
今回の旅の目的はイスラムヘーレスとコスメルだったらどっちに行くか?
ということを意識していったのだが、ちょっとこれは難しい質問であることに気づいた。
イスラムヘーレスはガラフォンしか見ていないし、コスメルもカンチャナブしか見ていない。いずれにしても楽しいことは間違いないので、そんなに気張らなくてもいいような気がする。
それでは折角見てきた意味がないので、強いて言うのであれば時間があるのであればやはりコスメルを押したい。公園での比較になるがコスメルのほうが数も種類も多い。
対してイスラムヘーレスは、アクセスはよく、手軽にいくことができる。その分設備もコスメルよりも整っている気がした。
よって
本格的なダイビング、シュノーケリングをしたい方はコスメル、
初心者で限られた時間内でダイビングやシュノーケリングを楽しみたいのであればイスラムヘーレスがお勧めです。
今度はシカレーやシェルハなどのマリンパークも行ってみたい!
やっぱりカンクンはいいなぁ、と思わせる旅行でした。
2010年5月 橋本