今回、4泊6日の弾丸キューバツアーに参加させて頂きました。
観光が詰まった日程ではありますが、4泊でもこんなに都市をまわることが出来るのだなあとびっくり!
帰国してからというもの、とにもかくにも、題名のとおりもう一度行きたい!
そう強く思わされるほど魅力のあふれる国でした。
<行程>
1日目 ハバナ着 ハバナ泊
2日目 ハバナ市内観光後、コヒマル経由でバラデロへ バラデロ泊
3日目 バラデロからサンタクララ経由でトリニダーへ トリニダー泊
4日目 トリニダー市内観光後、シエンフエゴス経由でハバナへ ハバナ泊
5日目 早朝空港へ
6日目 日本着
クラシックカーと青い空
革命家チェ・ゲバラの霊廟
軽快な生演奏!
11/29
羽田空港を出発。
今回の渡航はエアカナダ利用で、カナダのトロント乗り継ぎです。
トロント空港
カナダは乗り継ぎだけでも、ETAの事前取得が必要です。日本で申請後、承認を確認してから出発します。
空港到着後International connectionという表示のあるブースでパスポートを読み込み、出てきた紙を受け取って荷物検査を受け、そのまま出発ターミナルで待機となります。
羽田空港からトロントまでおよそ13時間。
そこからキューバのハバナまでは、およそ3時間かかります。
トロントの空港は乗り継ぎ待機にはとても便利な設備が整っており、無料Wi-Fiや充電機器の差込口が備えられた多くの座席に加え、カフェなどの軽食は各席のiPadで注文・そのままカードで座席会計まで出来て使い勝手が良いです。
便利なトロント空港
ハバナの空港に到着したのは深夜0時頃。
この日は通常使う国際線ターミナルとは別のターミナルに到着したようです。
到着ターミナル
荷物を受け取ってお世話になる日本語ガイドのホセさんと合流し、宿泊ホテルへ。
空港から市内まではおよそ30分。
初日の宿泊ホテルは、新市街にある4つ星クラスのカプリホテル。
パステルカラーで統一された内装は明るい色で可愛らしく、また広い部屋が特徴的な開放感のあるホテルです。
水まわりも清潔でドライヤーもついており、無料のミネラルウォーターも置いてあります。
ホテル外観
ロビー
客室
客室
客室
ドライヤーもあります
ここで、キューバのWi-Fi事情について紹介します。
キューバは基本的にホテルや飲食店などでの無料Wi-Fiがありません。ホテルによってはWi-Fiさえ備えのないところもあります。加えて、現在キューバへのレンタルWi-Fiを提供している日本の会社はありませんので事前に借りて持って行くという手段はありません。
ではどのようにインターネットに繋ぐかというと、キューバの国内共通で使うことのできるWi-Fiカードを購入して使います。
Wi-Fiカードはホテルのフロントで購入出来ることがほとんどです。
このカードは時間制となっており、1時間Wi-Fi利用が出来るカードが1枚1~1.5兌換ペソがほぼ全域共通の料金です。
ちなみにキューバの通貨は兌換ペソと呼ばれるツーリスト用の通貨と、人民ペソという現地の人々用の通貨の2種類があります。この他の通貨や、クレジットカードはあまり利用出来ませんので現地通貨(兌換ペソ)への両替が必要です。またキューバには税金がないため、商店などに書かれている価格はその記載の通りとなります。
大体、米ドルー日本円と同じくらいの換算額となります。
そのためWi-Fiは1時間で約120~200円くらいで計算すると良いかと思います。
この1時間は、続けて1時間ではなく途切れ途切れで利用して合計1時間までという計算方法です。利用可能な残り時間は2度目以降に繋いだ時に確認できます。
ただWi-Fiの設備がある場所でないと使えないため、ホテルの中でもロビーだけだったり、かと思えばちょっとした広場で繋がったりと、あまり一貫性はありません。
ホテルや観光地で使えることも増えて来ましたが、環境が安定していないこともありますので、いつでもネットに繋ぐことが出来る環境ではないことだけ覚悟の上で渡航ください。
Wi-Fiカードは裏面にIDとパスワードが印字されており、パスワードの数字が覆われている部分はスクラッチのようにコインで削って確認し、必要事項を入力し終わればすぐ使えます。
到着が遅かったため、この日はすぐに就寝。
11/30
早朝、19階にある眺めの良いレストランで朝食を食べ少し周辺を散策したあとホテルを出発します。
朝食レストラン
朝食レストラン
そこかしこにアメ車が行き交う、日本ではお目にかかれない映画のような風景に感動します。
町の様子
目の前を通り過ぎるクラシックカー
出発後まず向かったのは、おそらくハバナで最も有名で、必ず訪れることになるであろう革命広場。
革命広場
新市街の中心部にあり、フィデル・カストロ前国家評議会議長の演説の場として知られます。
馴染みのある光景は、キューバで今でも愛される革命家エルネスト・チェ・ゲバラの大きな顔のモニュメントがついた内務省の建物。
内務省
近くには18mものホセ・マルティ像に加え、共産党本部、情報通信省、郵政省など国家の中心機関が集まっています。
情報通信省には、キューバ革命でカストロ及びゲバラ達とともに重要な役目を果たしたカミーロ・シエンフエゴスの顔のモニュメントが彼の死から50年を記念し2009年に取り付けられました。
情報通信省
次に、ラ・アバーナ・ビエハ地区(旧市街)のラム酒ハバナ・クラブ博物館へ向かいます。
ここへ向かう途中、街の中で配給に並ぶ人々を見ることが出来ました。
社会主義国家のキューバでは、配給制度があります。それぞれの家庭に配給を受けるためのカードが配られます。カードには家族の名前や構成が書かれたページや食料の一覧が表になっており、配給時にどれをいつ受け取ったか記載されます。
配給カード
配給される物資はパン、米、豆、砂糖、塩、卵、肉、歯磨き、コーヒー、0~7歳の子供には粉ミルクなどがあります。この中でパンは1人1日1個、ミルクは1リットルなど、それぞれ受け取ることのできる数や量が決まっています。
ただ、配給だけではもちろん生きていけないため、足りないぶんは追加で購入することとなります。
そんな配給の瞬間を車窓から見たあとすぐ、ラム酒博物館に到着しました。
ハバナ・クラブ
ここはキューバに来たら必ず見るであろう名産ラム酒の大手メーカー”ハバナ・クラブ”の博物館。アフリカからの奴隷によって製造されていた歴史や、製造過程を見学することが出来ます。ラム酒の原料はサトウキビ。このサトウキビを運ぶ機関車の見事な模型も展示されており驚きました。
中庭付きの可愛い邸宅風の建物
壁も可愛らしい
各用具の展示
機関車の模型
製造過程を見終わると、併設のバーで試飲をすることが出来ます。
ラム酒のアルコール度数は40度。お酒が好きな方には必ず訪れて頂きたい場所です。
試飲ができます!
その後、旧市街内の両替所で両替。
キューバの通貨は国民が利用する人民ペソと、観光客が利用する兌換ペソの2種類あります。観光の際は兌換ペソに両替されます。
両替所
両替後はそのまま歩いて旧市街中心部のアルマス広場へ。
独立戦争の父と呼ばれるカルロス・マヌエル・デ・セスペデスの像が中央に立っています。
セスペデス像
広場近くの教会
そこから、レストランや商店が並び賑やかなメインの通りであるオビスポ通りへ向かいます。
この通りは活気があり、道端で楽器を弾きながら歌う人々もいました。
オビスポ通り
オビスポ通り
通りで演奏をする人々
この通りでひときわ目立つピンク色の建物があります。
これはホテル・アンボス・ムンドス。最終日に泊まる予定のホテルです。
ホテル・アンボス・ムンドス
ここはある作家が頻繁に利用していたホテルとして有名です。
出身はキューバではありませんが、22年間ものあいだキューバに身を置いて執筆活動を続けたという、アーネスト・ヘミングウェイ。
『老人と海』や『誰がために鐘は鳴る』という小説で日本でも馴染みのある、アメリカ出身の作家です。
キューバにはこのホテルだけでなく、彼ゆかりの地が数多く存在します。
カテドラル広場で教会内部を見学したら、サン・ホセ民芸品市場へ。大規模な市場となっており、お土産探しにはもってこいの場所です。
旧市街
旧市街の土産屋
カテドラル広場
荘厳な雰囲気の教会
シンプルな内装
民芸市場
さまざまなお土産が手に入る
市場をあとにし、海底トンネルをくぐって旧市街の対岸へ。ここにあるのはモロ要塞です。ハバナ湾やスペイン艦隊の防衛のために1640年に造られました。
モロ要塞からは対岸のハバナの街並みを綺麗に見渡せます。
モロ要塞
対岸に見えるハバナの町
次にカバーニャ要塞へ。この要塞の中には革命家チェ・ゲバラの博物館があります。とくに彼の大きな写真が壁いっぱいに貼られている部屋は、ファンにとっては嬉しい撮影スポット。
カバーニャ要塞入り口
カバーニャ要塞
カバーニャ要塞
カバーニャ要塞内の葉巻屋
カバーニャ要塞
チェ・ゲバラの事務所
チェ・ゲバラの事務所
この次に行く場所もチェ・ゲバラゆかりの地です。ここで彼について少し説明を加えます。
カバーニャ要塞内事務所の写真
エルネスト・ゲバラ(通称チェ・ゲバラ)はアルゼンチン出身の革命家です。
日本でも有名で、彼の写真がプリントされたTシャツもたまに見ます。「チェ」はスペイン語で「やあ」「おい」「ダチ」といった親しみを込めた呼びかけの言葉で、彼が初対面の相手への挨拶に多用していたことからキューバ人がつけたあだ名となっています。
優秀な彼は大学を飛び級で卒業し医師免許を取得。その後、南米放浪を終えてたどり着いたグアテマラで最初の妻となるペルー人の活動家イルダ・ガデアと出逢います。彼女との繋がりで同国に亡命していたキューバの青年たちと知り合います。彼らは当時、キューバ革命を計画中のフィデル・カストロおよびラウル・カストロ兄弟に合流するためメキシコへ向かうところであり、ゲバラは彼らに同行することにしました。カストロ兄弟と意気投合した末、従軍医として闘争への参加を決意。
そして1956年、グランマ号というヨットで82名の仲間とともにキューバに上陸し、約25ヶ月にわたるゲリラ戦に従軍しました。結果、アメリカの影響力が強かったバティスタ政権を打倒し、1959年にキューバ革命が成立。
彼の革命闘争はこれで終わりではありませんでした。アフリカ各地を訪問し動乱に参加することもありましたが失敗し引き上げ、南米に戻ってきたかと思うと次はボリビアへ渡ります。
しかしボリビアで捕らえられてしまい、翌日には処刑となりました。39歳という若さでこの世を去ることとなった彼の勇姿は今もなお世界中で語り継がれています。
そんな彼の邸宅がハバナ郊外にあります。可愛らしい色の家には大きく「che」の文字が。
邸宅前の看板
「che」
中には大きな肖像画や数多くの写真や当時の家具、タイプライター等の道具や拳銃などの武器が展示されています。
肖像画
机
寝室
道具の展示
生前に撮った最後の写真
道具の展示
彼に関する場所はまた後ほど訪れます。
うって変わって、次は再度ヘミングウェイのゆかりの地へ。
ここもまたハバナ郊外にあります。フィンカ・ビフィアと呼ばれるこの邸宅に彼は暮らしていました。
家の中に入ることは出来ませんが、窓の外から中を見ることが出来ます。
フィンカ・ビフィア
内装
内装
内装
ゲストルーム
展望台の部屋
印象的なものはやはり膨大な数の本と、狩猟が好きだったという彼自身が狩った動物たちのはく製。
広すぎる豊かな敷地の中で、彼は静かに名作を執筆していたことでしょう。
そのまま、彼のゆかりのレストランで昼食です。小説『老人と海』の舞台となった港町コヒマルにあるレストラン「ラ・テラサ」。
ラ・テラサ
クラシックギターをかき鳴らすおじさま
落ち着いた店内ではウェルカムドリンクでフローズン・ダイキリをいただき、席へつくとすかさず立派な楽器を持ったおじさまたちが演奏を開始!
ウェルカムドリンク
落ち着いた雰囲気の店内
軽快な太鼓の音に合わせてみんなで大演奏!
そして美味しいパエリアと魚の盛り合わせを頂きます。
ちなみに店内奥には、ヘミングウェイが座った特等席が展示されています。
店内
ヘミングウェイの席
キューバ風パエリア
コヒマルをあとにし、リゾートのバラデロへ長距離移動。およそ2時間半くらい。
途中のドライブインで飲んだココナッツとパイナップルのお酒
バラデロに着く頃にはもう外は暗くなってきていました。ホテルは5つ星メリア・ラス・アメリカス。
ホテルロビー
客室
客室
シャワールーム
客室
レストルーム
オールインクルーシブプランで、基本飲食は全て無料です。お部屋は広く、使いやすい。珍しくスリッパも置いてありました。
広い洗面台にドライヤー付き
客室棟
バスタブつきの部屋もありました
もちろん食事もお酒も美味!今回このホテルでの滞在は短かったですが、是非2泊は泊まることをおすすめします。プールも広くて、素晴らしいビーチもあります!
夕食ブッフェ
夕食ブッフェ
夕食ブッフェ
バナナクレープを目の前で調理してくれる
バーのフローズン・ダイキリ
早朝、空が明るくなってからビーチをパチリ。綺麗な海です。
美しい海!!!
プール
客室棟
プール
朝食後にはすぐ出発!この日は再びチェ・ゲバラゆかりの地に寄りながら、世界遺産の町トリニダーへ向かいます。
レストラン
朝食
ホテルロビー
ホテル外観
バラデロから3時間ほど車を走らせ到着した都市サンタクララ。
ここにあるチェ・ゲバラの霊廟も、ファンならば訪れたい場所のひとつです。
チェ・ゲバラ霊廟
博物館とともに、彼および同士たちの霊廟を見学出来ます。霊廟内は撮影禁止。しかし、建築的な観点でとても美しい場所でした。霊廟内はひんやりとした温度が保たれており、静寂な空間の中に石で出来た肖像が浮かび、花がたむけられています。自然と背筋が伸び、暫く魅入ってしまいました。
その後サンタクララの共産党本部にあるゲバラの像をカメラにおさめ、キューバ革命で重要な装甲列車襲撃跡の広場にも立ち寄りました。
共産党本部
ゲバラの像
ユニークなつくりの像です。
装甲列車襲撃跡
ブルドーザーのモニュメント
昼食後、目的地のトリニダーへ向けて再出発。トリニダーは、サトウキビのプランテーションによって栄えた古都。スペイン植民地時代の影響を強く残した石畳が印象的な、カラフルで美しい町並みが魅力的です。
泊まるホテルは、市街地からは少し離れた丘の上に建つホテルラス・クエバス。
丘の上から見たトリニダーの景色
広い敷地の中にコテージ風の部屋が点在します。部屋はコンパクトにまとまっており、丁度良い広さ。
ホテルラス・クエバスロビー
なにやらステージが・・・
コテージのような客室
客室
レストルーム、シャワールーム
ドライヤーあります
ドアはしっかり閉めておかないと虫が入ってくるかも?
レストランで夕食を頂いたあと、先程の屋外のステージから賑やかな声が聴こえてきました。
夕食ブッフェ
夕食ブッフェ
夕食ブッフェ
見てみると、ステージで歌やダンスのライブ中!力強い声と軽快なステップで、宿泊客たちを盛り上げます。
ステージライブ
軽快なダンサー
観客も大盛り上がりのパフォーマンス!
ライブ鑑賞後、バーでモヒートを飲んで一息ついたら、このホテルの名物ともされる洞窟ディスコへ行くことになりました!
バーのモヒート
なんでも大きな洞窟の中にディスコバーがあるのだとか。
ホテルの敷地内はとても静かで、近くにディスコがあるとは思えない雰囲気。それでも標識に従って丘を降りていくと、少しだけ重低音が響く音が聴こえてきました。
途中で道がわからなくなりかけましたが、道端にいたおじさまたちが道案内をしてくれ、暗がりのなかおそるおそるその先へ進むとあった、これが例の!
ディスコAyala
既に入り口には行列が出来ており、現地でも人気を博していることがわかります。
ネオンの輝く看板をくぐって地下へ降りると、そこはもうまさに立派な洞窟の中!
思い切り洞窟
おそるおそる進むと・・・
奥へ進むとびっくり、リズムに合わせて踊る大勢の人々と、バーカウンターのお出ましです。
意外と広いフロア
盛り上がるフロア
観光客も現地の人々も一緒になって踊る踊る。非常に賑やかなディスコで、流れている曲もまったく知らない曲ではありますがそこは流れでなんとかなります。
暗くて見えにくいですが人がいっぱいです。
せっかくなのでとりあえず一緒に踊ります。ただ中は暗いので、写真を撮るのは難しい。この雰囲気は実際に訪れてみないとわかりません。
色々な意味で普段の自分を捨てることが出来て良い経験となったことは言うまでもありません。とにかく人が多いので貴重品は要注意です※
夜も更けてきたのでディスコをあとにし、就寝。
12/1
早朝、日の出を見るついでに丘の下までプチ散歩へ!
日の出
壁にゲバラ!
なんとも味のある廃墟のような教会や、朝日に照らされる色とりどりの家々が美しい景観をつくっています。
可愛い壁画
味のある教会
カラフルな町に通る馬車
途中で会ったおじさまもにこにこ笑顔でツーショットを撮ってくれて朝から良い気分!
チャーミングなおじさま
朝食を食べたら、旧市街へ向けて出発!途中、大規模なサトウキビ農園の渓谷に寄り、旧市街の中心部へ到着。
マヨール広場と呼ばれる広場を中心に、コロニアル風建築が軒を連ねる旧市街が広がります。
マヨール広場
ヤシの木が印象的
広場の周囲には博物館やサンティシマ教会、建築博物館などがあります。
サンティシマ教会
ひときわ目立つ革命博物館の塔は、兌換ペソのCUC25セント硬貨に描かれているものです!
遠くに見える革命博物館の塔
近くでみると高い
この塔の上からはトリニダーの町並みを眺めることが出来ます。
豊かな山あいの景色から、遠くにうっすらと見えるカリブ海の海まで見渡せます。
革命博物館の内部にはチェ・ゲバラやその他キューバ革命に関する史料が展示されています。
トリニダーではこの革命博物館か、もしくは市立歴史博物館の上から町を見渡すことが可能です。
塔から見たトリニダーの旧市街(山側)
塔から見たトリニダーの旧市街(海側)
革命博物館の展示
マヨール広場から奥の路地に入ると、お土産を買うのにぴったりな路上マーケットが広がっていました。
定番のお土産から民芸品まで、様々なものが置いてあります。
国旗が掲げられたレストラン
青空マーケット
青空マーケット
陶器も有名なのだとか
市街地の見学を終えると、トリニダーで人気のラカンチャンチャラへ。店名にもなっているその飲み物は、甘い蜂蜜が入ったお酒!小さな壺状のカップに入って出てきます。
これがとても美味しい!
ラカンチャンチャラ♪
可愛いお店
蜂蜜たっぷりのお酒です!
加えて、この店でも生演奏を見ることが出来ました。コンパクトな店内のスペースに集まる6人はそれぞれの楽器をリズム良く鳴らし、心地よく共鳴しメロディを奏でます。
ステキな演奏を聴かせてくれる
外観も可愛らしい緑の壁!
素敵な音楽と美味しいお酒をいただいたところで、トリニダーを出発。この日はもうハバナに戻らねばなりません。
途中、シエンフエゴスという上品な町に立ち寄りました。
シエンフエゴスの市庁舎
これは学校!
上品な雰囲気~
シエンフエゴスは「南の真珠」とも呼ばれる洗練された町で、キューバでは珍しくフランス系の移民によってつくりあげられた町です。他の都市はスペインの影響が色濃く残りますが、ここだけはなんとなく雰囲気が異なります。
シエンフエゴスのホセ・マルティ広場
この旧市街は世界遺産にも登録されています。ここも、広場を中心に広がる町です。
これまでの色鮮やかでカラフルな町並みとは異なり、どこか気品漂うシンプルさが魅力的な建物が広場の周りを埋めています。
シエンフエゴスの町のなかでもとくに異彩を放つ、「パラシオ・デ・バジェ」という建物が印象的でした。
パラシオ・デ・バジェ
豪華な内装
貴族の館のよう
オーストリア出身の実業家により、イタリア人建築家を起用し1913年から4年かけて建設された豪華絢爛な建物です。
ここはフランス風というより、アラブ風の影響を受けたムーア様式を基軸とした建物で、細やかな装飾が大変美しい宮殿風の内装が魅力。現在はレストランとして観光客にも人気の場所です。自慢のシーフード料理を頂けます。
素敵空間でいただく白身魚のグリル
昼食を終えたあと、約3時間半をかけてハバナへと戻ります。
この日の宿泊は途中で見たヘミングウェイゆかりの宿、ホテル・アンボス・ムンドス。ピンク色の外装が印象的でしたが、内装も可愛らしい色合いの上品なホテルです。
ホテルロビー
バーにはクリスマスツリーが
ロビーの奥には、ヘミングウェイの写真が飾られたギャラリーもありました。
ヘミングウェイのギャラリーゾーン
客室
バスタブがあったり
ドライヤーもありました
レストルームと洗面台
ハバナクラブも置いてあります
旧式のエレベーターがカッコイイ
荷物を置いて、夕食へ向かいます。最後の夜。同じくヘミングウェイが愛したモヒートを飲むことができるレストラン「ボデギータ」にてキューバ料理を頂きます。
夜のボデギータ
バースペースの奥は2階建のレストランとなっており、壁じゅうに訪れた人々のサインがびっしりと書かれていることからも老舗店であることがわかります。
異空間・・・
モヒート作ってます!
ここでも、生演奏を行っています。大きな楽器を抱えて、席のすぐ近くまでやってきて演奏して下さりました。
彼らはこのあと席の近くにやってきます
壁のサインがすごい!
キューバ料理
そんな狭いところに?!
こんなに近くで聴けるとは!
素朴で美味しいキューバ料理を堪能したあと、夜の旧市街を少し散歩しながら本格的な演奏を楽しめるバーへ行きました。
カフェバー「タベルナ」です。ビエハ広場に面しておりわかりやすい場所にあります。
カフェタベルナ
ジャズ風の演奏!
約30兌換ペソで、2杯のドリンクとナッツ、そして生演奏をたっぷり楽しめます。
ノリの良い軽快なサルサ風の曲や、お洒落なジャズ風、はたまたダンサーが現れて観客も巻き込んだパフォーマンスは見事で、鑑賞のしがいがあります。
熱唱!うますぎます
みんなでダンス!ダンス!ダンス!
タベルナで演奏を楽しんだあとは、ボデギータと並んでもうひとつヘミングウェイのゆかりのレストランとして有名な「フロディリータ」へと向かいます。ここのダイキリを好んで飲んでいたそうです。
外観
中は既に賑わっており、ここでも音楽が演奏されています。力強い歌声のボーカルが印象的な、ソウルフルなバンド演奏でした。
賑やか!
渋いバーカウンター
ソウルフルな歌声!!
中にはヘミングウェイの像も座っており、となりに座って写真を撮ることも出来ます。
お隣、あいてますよ
フロディリータで最後のカクテルを楽しんで、アンボスムンドスへ戻ります。
翌日12/3は早朝出発のためほぼ眠らずに空港へ。
短めの滞在でしたが、1日ごとに魅力が詰まった各都市を巡ることが出来、大変刺激的な1週間でした。
やはりコロニアル風の独特で美しい町や、朗らかな人々、そしてどこへ行っても聴くことのできるキューバの音楽。
暖かい気候に広い空、美味しいお酒。キューバに魅了されてヘミングウェイは20年以上も滞在し、執筆活動を続けたと言われますがなるほど実際に訪れてみるとよくわかります。既にもう一度キューバに行きたいと思っています。
そして今もなおキューバだけでなく世界の人々からも支持される革命家チェ・ゲバラについて。今のキューバがあるのは彼らが命をかけて実行した革命のおかげ。スペインからの独立をしたものの、実質的にはアメリカに支配されかけていたキューバを国として本当の独立に導いた彼らの功績は、その力強い魂とともにこの国で末永く讃えられ続けるのだろうと思います。
もう一度いきたい国
素敵な笑顔ありがとうございます!
歴史的な勉強もできるキューバへの旅。帰ってきてすぐにまた行きたいと思うほど魅力の溢れる国でした。
ありがとうございました。
ハバナ★★★★★
ホテル・アンボス・ムンドス★★★★
ボデギータ★★★★
フロディリータ★★★★
バラデロ★★★
サンタクララ★★★★
トリニダー ★★★★★
シエンフエゴス★★★
パラシオ・デ・バジェ★★★★★
2018年12月 山口