知ってる人は知っている。ニュージーランドのパワースポットのひとつ、”カウリの森”として有名なワイポウア・フォレスト（ワイポウア・カウリ森林公園）。カウリはニュージーランドでしか見れない、とても貴重な巨木種である。
名前からも判るように、ニュージーランド先住民族のマオリ族ゆかりの地である。ここにはマオリ族が神と崇めた巨木「タネ・マフタ」が在る。このマオリ語が意味するところは”God of Forest” 森の神である。タネ・マフタを訪ねる1時間半のナイトツアーに参加してきました。
ワイポウア・カウリ森林公園を熟知している地元マオリ族の末裔ガイドが案内してくれます。徐々に薄暗くなるカウリの森に、敬意を込めた挨拶の言葉や唄が響き渡ると、とても神秘的な雰囲気に包まれます。闇の中に浮かび上がる樹高51mの巨木『タネ・マフタ』に向き合う体験は、心を大きく揺り動かします。思わず涙が込み上げてくる方もいらっしゃるそうです。その場にいた者にしかわからない感動かもしれません。
＜ツアー内容の紹介です！＞
１．森の歴史を紹介します。外来の動物による被害と、それを抑えるための取り組みなど、環境に関する解説もあります。
２．ツアー開始前の車内で、森の中で何かが聞こえた時のために、森にいる固有種の珍しい鳥や代表的な野鳥の鳴き声をガイドさんが口真似で紹介してくれます。
３．カウリの種が落ちて発芽し、成木になるまでの過程を詳しく説明してくれます。周りに立つ木々はどれも、自然や動物、人間のもたらす様々な難関を乗り越えてきた貴重な存在であることがわかります。
４．ニュージーランド固有の植物を紹介しながら、森の中で繰り返される生と死との密接なつながりについて語ってくれます。
５．昔から森とともに生きてきたマオリの人々が、どんな植物を薬用にしてきたか、また、食用には植物や鳥、魚など、どんなものを利用してきたかを話してくれます。
６．心に響く歌と呼びかけを聞きながら、威厳に満ちたタネ・マフタの姿を仰ぎます。ライトを消して話すのをやめ、ありのままの夜の森を五感で体験する時間もとります。タネ・マフタの神秘的な力と森に満ちあふれる命のエネルギーを直に感じ取ることができます。
７．クジラとカウリの物語、翼をなくしたキーウィの物語など、森の自然にまつわる伝説を紹介します。
（所要時間: 約1時間半）
このツアーでは、鹿児島県屋久島の縄文杉と『姉妹木』となった、ニュージーランド最大の「タネ・マフタ（森の神）」、最も太い「テ・マツナヘレ（森の父）」などに出会います。
※屋久島の縄文杉のガイドをされていた方が日本人専属ガイドとしてこのツアーに同行してくれます。日本語で解説してくれるのでとても心強いです。（２０１０年３月現在）
Japanese Staff
日本人スタッフ
岡田 愛さん
兵庫県神戸市出身。鹿児島県屋久島で 7 年間エコツアーガイドとして働いた経歴をもち、 2008 年から Footprints Waipoua and Crossings Hokianga で日本人ガイドとして活躍中。
このツアーには下記のファイブスタークラブ・ニュージーランドツアーで参加することができます。
ニュージーランド・レンタカーの旅
NZのパワースポットを訪ねて
日本人ガイドによる＜運転講習付き＞がうれしい
最北端の地・ケープレインガとカウリの巨木見学とオークランド7日間
