12月初旬にラオスとホーチミンに行ってきました。
ホーチミンはともかくラオスと聞いて観光地が思い浮かぶ方は一体どれくらいでしょうか。
私の周りにはラオスファンが多いのですが、ガイドブックを見てもピンときません。
あまり立派な観光地もないし、料理も特に飛びぬけてうまそうでもないしなぁ。
周りのラオスファンに良さを聞いても、腑に落ちない。何がそこまでラオスに引き付けるものがあるのだろう?
その秘密を言語化するべく、ラオスに行ってまいりました。
旅程はルアンプラバン2泊、ビエンチャン2泊、ホーチミン1泊です。
※ホテルインスペクションは2008年12月時点のものですので、備品等変わっていたらごめんなさい。
1日目 成田→ハノイ→ルアンプラバン
ベトナム航空を利用すれば同日着でルアンプラバンまで行くことができる。
成田ではハノイまでの航空券を受け取り、ハノイのトランジットカウンターにてルアンプラバンまでのチケットをもらう。
ハノイでベトナムに入国する人が多く、つられて入国審査に行ってしまいそうだが行かないように注意。
ハノイで乗り継ぎ時間が3時間程度あったので、各航空会社のビジネスクラスのお客さんが利用できるラウンジにて待つ。もちろん私ごときがビジネスクラスなんて利用できるはずもない。受付のスタッフに使わせてほしいと言ったら有料で使わせてくれた。
ルアンプラバン行きの飛行機に乗る。思ったよりも小さい。
日本人は2008年12月現在ラオスビザ不要である。アライバルビザを申請している欧米人を尻目に入国審査を受けガイドのテさんと合流。
テさんは29歳、元ホテルマン、ガイド歴2年の男性である。日本に行って日本語を勉強し、通訳になることを夢見ている、いかにもルアンプランバン育ちの純朴な方だった。
すでに夜も遅い。ホテルの行く途中にインドシナスピリットというレストランにて夕食をたべる。カレーがなかなかおいしい。ここで噂のビアラオを初めて飲む。ビアラオはその名の通り、ラオスのビールであり、ビール愛好家には有名なビールらしい。すっきりして飲みやすい。
ホテルはラーマヤナホテル。ホテルのレポートに関しては後ほど。
ちなみに、ルアンプラバンでは観光に出ていたとき停電になっていたようだ。電化製品などもって行かれる方は予備バッテリーなどあったほうがいいかも。
2日目 ルアンプラバン観光(托鉢・象乗り・モン族の村・クアンシー滝・市内観光)
・托鉢
前日遅く到着した方であれば「なぜ朝5時に起きにゃならんのだ」と思うに違いないがこれは面白い。
6時30分ごろ、黄色い袈裟を着たお坊さんたちが喜捨をもとめ列をなす。もち米(ガイド
さんが用意してくれます)を片手でこねて1口サイズにしたものを、器の中に入れていく。ベルトコンベアーに載せられた容器にご飯を詰めていく、あの弁当工場の要領である。それぐらいお坊さんたちの移動が早い。ありがたいことに炊き立てのもち米を用意してくれるので米があちーあちー。かといって、朝は気温が低いのでしばらく経つと米が固くなり握りにくくなる。待ってくれるお坊さんに申し訳ないと思いつつ、米の玉を入れていく。遅いと容赦なく通り過ぎてゆくお坊さん達。
ビエンチャンではもう見ることができない、信仰深いルアンプラバンならではの風景である。
・象のり
私は象を甘く見ていた。
アユタヤやジャイプールであるようなアスファルトの上を5分程度歩く生易しい象乗りとは全く別物である。ルアンプラバンの象のりは「エレファントトレッキング」であり、時間にして1時間以上、ジャングル・山道・泥沼・川・湖、なんでもありである。
私はこの体験を通していかに象が愛しい動物かを知りました。
かわいらしいポイント
象の頭は生後間もない赤ちゃんのように髪の毛が所々生えている。
大きく平べったい柔らかそうな足の裏。
川を歩いた象の足は、靴下を履いているようだ。
バナナを食べるときは長い鼻を伸ばし、巻取り、ばぐっと音を立てて食べる。
所構わず糞尿を撒き散らす能天気さ・・・。
ルアンプラバン市内から車で1時間ほどかかるが、絶対お勧めのプランである。
・モン族の村訪問
モン族はそのカラフルな刺繍で有名で、ラオスのお土産としてその工芸品がよく売られている。
当然、このモン族の村でもお土産は売っている。
そんなことはどうでもいい。重要なのは、ここでは日本では見ることができないであろう風景がバンバン見られることである。
下半身丸出しで遊びまわる男の子たち。
赤ちゃん(1歳未満)をおんぶしている女の子の赤ちゃん(2、3歳)。
1人、2人でなく、何人もこのような子供たちが居るのである。こんなのどかな風景を見たことがあるだろうか。我々が忘れかけていた心温まる「暮らし」というものをこの場所は思い出させてくれる。
・クアンシー滝
ルアンプラバン市内から約30分。
入り口には熊がいる(前は虎がいたらしい)。
15分くらい歩くと、15メートルほどの高さから落下する中規模の滝がある。これがクアンシー滝である。
しかし乾季だというのにこれだけの水量がどこから・・・と思わざるを得ない。
水は石灰を含み、青白い。幻想的な雰囲気を醸し出している。
・市内観光
落胆させるかもしれないが、ルアンプラバン市内では見るべきものは少ない。よっぽどお寺が好きで好きでしょうがない、3度の飯よりも大好き!という方を除いては無理してみなくてもいいのではないか。興味がなくとも行った方がいいと確実にいえるのは2箇所。
プーシーと王宮博物館。
プーシーは街の中心にある山の頂上に位置するお寺のこと。15分くらいで頂上まで登ることができ、世界遺産であるルアンプラバンの街を望むことができる。世界遺産のため建造物には高さの制限などあり、信号すらない。古代王宮当時の姿のままを満喫できる。
王宮博物館はその名の通り、旧王宮を博物館にしたものであり、展示物だけでなく内装だけでも見る価値もある。
・おまけ
食べ物の中で特によかったのは、カオソーイ。味噌ラーメンに似ている。
あとタマリンドカフェというレストランもお勧め。モダンなラオス料理。
最後にナイトバザール。
私はこの旅行のお土産をほぼこのルアンプラバンで購入した。
それほどかわいいものが揃っているし、クオリティーが高く、なおかつ安い。
私と同じような場所で行かれるのであれば、ビエンチャンやホーチミンよりもルアンプラバンで買ってしまったほうが良い。
3日目 ホテルインスペクション ルアンプラバン→ビエンチャン
ルアンプラバンで弊社がよく使うホテルを一通り見た。
MANO LUCK
弊社がよく利用するスタンダードホテル。中心地まで徒歩15分。少し古いが掃除は行き届いている。ミニバーあり。セーフティBOX、ドライヤーはないのでレセプションが貸し出し。
MUANG LUANG
中心地まで徒歩5分。部屋は綺麗。ミニバーあり。こちらも同様、セーフティBOX、ドライヤーはないのでレセプションが貸し出ししてくれる。
ANCIENT LPQ
市内中心。ルアンプラバンの中でも質も値段も最高ランクに位置する。バスタブはなくシャワー。欧米人の客が多い。インテリアも凝っておりオシャレ。ミニバー、セーフティBOX、ドライヤーもちろん完備。屋上にはルアンプラバンの街を眺められる素敵なレストランあり。
3 NAGAS
有名なデザインホテル。ホテル指定で予約される弊社のお客様多数。中心地まで徒歩5分。静かで落ち着く雰囲気。ミニバー、ドライヤーあり。セーフティBOXはなし。テレビもなし。
VILLA SANTI HOTEL
フランス統治時代の建物をそのまま利用しているらしい、ルアンプラバンの伝統あるホテル。少し古いが清潔に保たれている。市内中心まで5分くらい。ミニバー、ドライヤー、セーフティBOXあり。テレビはなし。
RAMAYANA BOUTIQUE HOTEL
私が宿泊したホテル。王宮博物館の隣というこれ以上ない立地。インテリアも欧米人が好むようなモダンなアジアンテイストでオシャレ。ミニバー、ドライヤー、セーフティBOXあり。テレビはない(町へ出よう!)。たった14部屋のみなので予約はお早めに。
VILLA SANTI & RESORT
市内のVILLA SANTIと同系列のホテル。こちらもフランス統治時代の建物が使われているようだ。建物は新しくはないが清潔。日本人の利用も多い。市内まで車で15分。無料の送迎サービスあり。ミニバー、スパ、プールあり。ドライヤー、セーフティBOXはなし。
LA RESIDENCE PHOU VAO
ルアンプラバンで1,2を争う高級ホテル。建物も新しく、インテリア、スタッフの笑顔も秀逸。TV、ミニバー、ドライヤー、セーフティBOX、有名なスパ、プールあり。市内まで徒歩20分。シャトルバスサービスあり。優雅な気分に浸れること間違いなしの、是非泊まりたいホテル。
夕方、ビエンチャンに移動するため空港に移動。
空港近くにはフットマッサージがあり、出発までのんびりくつろぐ。
ここでガイドのテさんともお別れ。
ラオス航空にのりビエンチャンへ。
ビエンチャン空港はさすがラオスの首都だけあり新しいし大きい!
実は日本のODAが建設を援助したようだ。
ガイドのポンさんと合流し、市内のホテルへ。
ポンさんは38歳の男性。ビエンチャン生まれビエンチャン育ちの都会のハンサムな男、23歳のフィアンセがいる。胸元には金のネックレスと大きい金の指輪をはめているが、そこは都会の男なので嫌らしくなく爽やかだ。日本には2年ほど働きにいったこともあるらしい。アサヒビールと寿司がとても好きだったという。
ホテルはセッタパレスを利用。実はセッタパレスに宿泊お客さんは多少追加料金でロンドンタクシーというクラシックな車を送迎車として利用できる。そのことをリクエストしたのをすっかり忘れていたので、用意されていた車にビックリ。思わぬ優雅なドライブとなった。
ビエンチャンは都会である。ガイドブックを見た限りではルアンプラバンとそこまでの違いがあるとは思えなかったが現地に来て見ると一目瞭然である。
大きな道路、そびえるビルディング、立ち並ぶ街灯と信号機・・・、田舎のルアンプラバンとは逆に発展著しい。数年前まではビエンチャンも田舎だったそうだが、今ではバンコク、クアラルンプールなどと見る人が見たらほとんど区別がつかないのではないかと思う。
夕食は日本食が食べたくなって、ポンさんに場所を教えてもらう。
味噌汁、カツどんはほぼ完璧だったが、焼きそばがぜんぜん違った。焼きそばというと日本人の感覚から言えばソース焼きそばだと思うが、乾麺を茹でて炒めた汁っぽい五目焼きそばのような代物だった。
カツどん、味噌汁の完璧さとこの焼きそば完成度の低さの乖離は一体なんなのだろう。
それを除けばビエンチャンは食事にはずれがなかった。
料理が美味しいのはルアンプラバンにはない都会ビエンチャンの良さである。
4日目 市内観光 ホテルインスペクション
ビエンチャンの市内観光もルアンプラバンと同じく、マストといえる観光地は少ない(郊外のブッダパークには行ってみたいけれど)。
その中でもお勧めはタートルアンとパトゥーサイ(凱旋門)である。
タートルアンはラオスのシンボルである黄金の塔である。ラオスで1番有名な観光場所を強いてあげるのであればこの場所であろう。
パトゥーサイはフランスの凱旋門を模して作られており、上からビエンチャンの眺望を楽しむことができる。
ビエンチャンでのお土産といえばタラートサオ。
ルアンプラバンのバザールにも売っているような工芸品を揃える大型マーケット。ラオスの民族衣装もここで購入できる。
隣にはビエンチャンっ子で賑わう大型デパートがある。こちらでは主に地元客を対象にした衣料品が売られている。
お昼はNADAOというレストランで頂く。フランス料理である。ラオスの食材を使った正当なフランス料理だった。高級料理もラオスであればリーズナブル。大変おいしゅうございました。
午後はホテルインスペクション。
DAY INN
弊社が通常使うスタンダードホテル。市内中心まで徒歩5分未満。掃除が行き届いており、経済的に旅行するのであればお勧め。ミニバーあり。ドライヤー、セーフティBOXはないのでレセプションにて預かり。またエレベーターがないので大きい荷物を持っても上れる元気な方向け。
LAO HOTEL
市内中心の経済的なホテル。古い木造で、素朴な雰囲気。ミニバー、ドライヤーあり。フティBOXはないので受付で預かり。
LANE XANG HOTEL
メコン川に程近い、市内中心部に位置するホテル。建物自体は古い。ミニバーあり。ドライヤー、セーフティBOXはないのでレセプションにて預かり。
DON CHAN PALACE HOTEL
メコン川に面するビエンチャンで一番高い建物。14階建て。ディスコ、カラオケなんでもござれ。大勢でわいわいするならここ。ミニバー、ドライヤー、セーフティBOX、プールもあり。お部屋もクリーン。市内中心までは徒歩で15分程度。
LAO PLAZA
小泉元首相も来た著名なホテル。市内中心。ミニバー、ドライヤー、セーフティBOX、プール、ジム、日本料理店あり。誰もが満足するであろう質の高いホテルである。
SETTHA PALACE
フランス統治時代のコロニアル風の高級ホテル。雰囲気はビエンチャンのホテルの中でもピカイチ。ミニバー、ドライヤー、セーフティBOX、プールあり。市内中心まで徒歩5分程度。
夕方にホテルに戻り、メコン川の夕日を見に行くことにした。
メコン川は乾季のため水かさがなく、中州のようになっていた。
メコン川周辺にはビアガーデンが多数並び、それぞれ思い思いに夕日を眺めながらビアラオを決めている。
5日目 ビエンチャン→ホーチミン
残念ながらこれでラオスともお別れ。
短かったが最高に楽しかった。
ビエンチャンからホーチミンに行くべトナム航空841便は一旦カンボジアのプノンペンを経由する。
ビエンチャンではプノンペンまでと、プノンペンからホーチミンまでの2枚の搭乗券を受け取る。プノンペン着後、一旦空港に入りホーチミン行きのゲートを確認し再度搭乗する。
そうしてホーチミン着。
ホーチミンではナムさんという男性ガイドが出迎えてくれる。これまでのガイドさんと比較してさすがに日本語が上手だった。きびきびした振る舞いがいかにも「できるビジネスマン」という感じであった。
私にとってホーチミンは3回目である。
最初の渡航は確か2年前である。
たった数年前だが、ホーチミンの街は大きく変わったようだった。
名物だったトゥクトゥクや自転車に乗るアオザイ姿の女性の姿は全くなくなって、バイクや車の交通量が増えた。アオザイの代わりにワンレンボディコンの若い女性たちが街を闊歩している。
特に12月中旬ということで、街はクリスマス気分。雪は降らないホーチミンだがかなりのクリスマス好きで夜にはド派手なイルミネーションが街を彩る。この日の夜のドンコイ通り、レロイ通り付近は渋谷のスクランブル交差点並みに混んでいた。
お昼をまだ食べていなかったので現地スタッフお勧めのフォーを食べに行く。
外国人観光客が行くフォー屋といえばフォー24やフォー2000だが、市井の人々に混じってフォーを食べるのも風流である。日本人スタッフが「世界一うまいフォー」というだけあっておいしい。かなり入り組んだ場所にあるため個人で行くのは難しい。(気になる方は現地スタッフの深石までお尋ねください)。
ホテルはルネッサンスリバーサイドのリバービューに泊まる。
サイゴン川の眺望が素晴らしい。シティビューの部屋もあるがどうせとまるのであればリバービューがお勧め。ホテルの詳細は後ほど。
ホーチミンはラオスと比べ蒸し暑い。
ルアンプラバン、ビエンチャン、ホーチミンとどんどん南下しているため当然である。
ホテルの屋上にはプールがあるので、しばらくそこで涼む。
夜は中華。
ホーチミンで中華とは意外な選択であるが、実はシーフードがおいしいのである。
現地スタッフ曰く、漁船が南シナ海で取れた魚介類を日本に持っていく前に、ホーチミンに寄港するため日本より新鮮で質のいいシーフードが食べられるとのこと。
ソフトガニ、ロブスター・・・日本で食べると数万はするであろう食材がここでは手軽に食べることができる。
お酒を飲むところといえば、マジェスティックホテルの屋上のバーがお洒落である。
ここからもサイゴン川を眺めることができる。
6日目 ホテルインスペクション ホーチミン→成田
この日は朝からホテル視察。
RIVERSIDE HOTEL
弊社がよく使うスタンダードホテル。その名の通りサイゴン川沿い。建物自体は古いが、部屋は清潔。ミニバー、ドライヤー、セーフティBOXあり。
BONSEN 2 (ANEX) HOTEL
こちらもよく利用するホテル。近くにフォー24があり便利。立地はRIVERSIDEよりも中心地寄りで、部屋は比較的小さい。ミニバー、ドライヤー、セーフティBOXあり。
ASIAN HOTEL
ドンコイ通り近くの立地のよいホテル。建物古いが部屋はキレイ。ミニバー、ドライヤーあり。セーフティBOXはないので受付預かり。
LE LE HOTEL
弊社が扱う中で一番安いホテル。ベンタン市場周辺。建物は若干古く、部屋はせまめ。バスタブなし。ミニバーあり。ドライヤー、セーフティBOXはないので受付へ。
DRAGON(HOANG HAI LONG) HOTEL
ベンタン市場近くの新しいホテル。部屋も清潔で美しい。ホーチミンのスタンダードホテルの中では質はかなりよい。ミニバー、ドライヤー、セーフティBOXあり。
SPORT HOTEL
サイゴン川近くの最近できたホテル。正確には来年ホテルになる予定で、現在はレントルームのような形式をとっている。そのためスタッフは少なくホテル並みのサービスは期待できない。しかし部屋のキレイさ、広さ、立地よさを差し引けば余りあるほどだ。現在3階に簡易のレセプションがある。まだレストランはないので、朝食は部屋まで持ってきてくれる。ミニバー、ドライヤーあり。鍵つきの引き出しあり。しかしスポーツにホテルとは変な名である。
RENAISSANCE RIVERSIDE
数あるホーチミンのデラックスホテルの中でもコストパフォーマンス高し。できればサイゴン川の眺望が美しいリバービューを選びたい。日本人スタッフ駐在。日本語表記もいき届いている。ミニバー、ドライヤー、セーフティBOX、プール、ジムあり。
午後は市内観光。
3回目だけありすでにホーチミンの観光地は行きつくしているが、それでもまた行きたくなるのは戦争証跡博物館。ここは数ある戦争を伝える博物館の中でも群を抜いてすさまじい。フィクションではなく、真実味をもって心に迫る凄みがある。まだ行っていない方は是非。
夕食はBIG CAT。多分知っている人は少ないと思うが、バーガー好き必食のバーガーがある店である(一番最初の写真である)。ホーチミンまで来てバーガーだなんて、と思うかもしれないがホーチミンにしかないんだからしょうがない。写真を見てもらえば多くを語る必要はないだろう。
夜9時にホテルから空港へ。
深夜便なのでホーチミン出発日も終日遊ぶことができる。
楽しかった旅行もこれで終わりである。
※おまけ
発展著しいホーチミン。最近はタクシーのぼったくりも増えているようです。
現地日本人スタッフ直伝の良いタクシーの見分け方。
・トヨタ製の車(安い韓国など他の安いメーカーの車は避けた方がいいとのこと)
・電話番号が272727もしくは262626の会社のタクシー
またメーターの表記は1000ドン単位です。例えば、「15.0」と表記されていたら15000ドンとなります。15ドルでも150000ドンでもありません。私はこれをきいてがんがんタクシー使いましたが騙されることはありませんでした。
レストランでも要注意。必ず明細をもらって注文した料理が正しいかを確認してください。
多少騙されても、気にしないのがホーチミンでの楽しみ方です。
★まとめ
いやーよかったです。
MVPはルアンプラバンの象のり。
象のカワイさとトレッキングのスリリングさに圧倒されました。最後のバナナの餌やりも楽しかったです。料理でよかったのはホーチミンの中華。ビエンチャンのフランス料理も捨てがたいです。
この旅行を通してラオスの素晴らしさが理解できました。
ラオスのよさは何といっても、そののんびりした雰囲気と素朴な人たち。
観光客に慣れている所の人々って、案外冷たかったり、つり銭ごまかしたり、チップをあからさまに要求したりということがあるのですが、ルアンプラバンはそういったこととは無縁でした。チップをあげたら逆に驚かれることもしばしば。
あと昼寝をする犬が異常に多い。日本に居る犬って人間の前では警戒して寝ることは稀ですし、車が横切ろうとすれば吠えるものですが、ルアンプラバンの犬は無反応。起こしてもまた寝ます。きっとこのゆるい空気が動物たちにも伝染しているのでしょう。とにかく脱力させてくれます。
同じラオスといってもビエンチャンとルアンプラバンは全く別物です。ホーチミンまでとはいかないまでもビエンチャンは都会でした。その分料理のバリエーションが豊かで美味しいものも多いのですがラオスに行くならビエンチャンのみではもったいなすぎます。言い方を変えますと、ビエンチャンはほかの都市でも代替できる都市であるように思えました。もちろん観光場所やそれぞれの特徴はあるでしょうが、そこまで深い興味がない人であればビエンチャンでなければならない必然性ないように思います。ルアンプラバンと比較するという言う意味では面白いとはおもいますが。
あとホテルは絶対グレードアップをお勧めします。東南アジア全般に言えますが、殊このラオスにおいては強くお勧めします。スタンダードクラスのホテルでも宿泊に関して不便というわけではないのですが、料金とその質に関して言えばヨーロッパで一人1泊20000円以上追加しなければいけないランクのホテルを1泊10000円くらいの追加料金で利用できるわけです。これを使わない手はないと思います。
この良さを保ち続けてほしい、と思わせる街ルアンプラバンでした。
紹介しておいてなんですが、あまり観光客が増えすぎるときっとこのよさも損なわれていくものだと思うのでお早めに行かれることをお勧めします。
2008年12月 橋本