ベトナム・カンボジアに行ってきました

ベトナム・カンボジアに行ってきました

ベトナム・カンボジアに行ってきました
アンコールワットの日の出誰でも死ぬまでに一度は行ってみたい場所、見てみたいものが一つはあると思う。 私の場合、カンボジアのアンコールワットがそのうちの一つであった。 学生の頃、世界史の資料で見てその歴史の偉大さと姿を絶対いつかは自分の目で見ようとずっと思っていた。
『すぐに行ける』と色々な人に言われながらもなかなか機会がなかったが、 今回、やっとその念願のカンボジアとベトナムにも行ける事になった。


いよいよ・・・・
中央塔への 階段1 日目は着いたのが夜だったので、観光はできず。翌日、いよいよアンコールワットとご対面。その朝は嬉しくて早く目が覚めてしまった。 540 メートルもの参道の向こうに堂々と建つアンコールワット。初めて来たのに見慣れたその姿。ただ、以前と違うのは実際に触れられる位置にまで自分が来たということ。
タプロームアンコールワットの第一回廊にはインドの古代叙事詩、マハーバーラタ、ラーマーヤナ物語が描かれている。すべてレリーフが細かくてこれが何百年も前のものかと思うと、その保存状態の良さ、また当時の人々の素晴らしい技術に感心する。また第二回廊、第三回廊へ行く為のほぼ垂直だが決して登れなくはない階段や、とても偶然とは言い難い西塔門の入り口から丁度1つだけ見える中央塔。
何もかもが計算し尽くされてる。
今でこそこんなにも科学や技術が発達している現代。
それより何百年も昔、すでにこんなにもすごい技術が存在していたとは・・・。とただ、ただ関心するばかり。
半端なエネルギーでは到底できないであろう、このアンコールワットをここまで造らせたのは当時の人々の神への深い信仰心なのだろうか。
バイヨン寺院他にも巨大な樹とまるで一体化しているようなタ・プローム遺跡や、人間の喜怒哀楽を表しているようなバイヨン寺院の四面仏、バンテアイ・スレイ遺跡にあるデバダー像のその美しさは『東洋のモナリザ』と呼ばれるほど。
いくつも遺跡を見て回って、それぞれ惹かれるものはあったけれど、やはりアンコールワットが一番魅力的だったし、 1 日ではとても満足できない。次回はもっと時間をかけて見たいと思った。
ただ我儘ではあるが、かつて密林のなかで誰にも知られる事無く眠り続けていた遺跡が、今や、自分を含めどこも観光客が大勢いて観光地化していたのが少し残念だった。
シェムリアップのホテル
これだけ観光地化していれば、もちろんホテルもたくさんある。昨今のシェムリアップでは新しいホテルが多く出来ている。低予算で旅行できそうなホテルから、豪華ホテルまで本当に色々。今回は、勉強も兼ねてリッチに 5 ツ星のホテルに2つ泊まり、その違いを見ようと思った。シェムリアップに着いて最初に泊まったのはサリナホテルという 3 ツ星のホテル。ツアーでもよく使っているホテル。思っていたより部屋も綺麗で、食事も美味しかった。どこのツアーでも使われているのか、日本人が多かった。
アンコールパレス翌日はアンコール・パレス・リゾート&スパ。やはり 5 ツ星となると、全然違う。リゾート系で 2004 年の 1 月にオープンしたばかり。広い敷地内に客室はわずか 74 室。全室がプールビュー。部屋も広く明るい感じで、バス・シャワールームが広い。そこにいるとシェムリアップではなくどこか南の島にいるような感じになってしまう。
ビクトリアアンコール次の日はまた移動して今度はヴィクトリア・アンコール。ロイヤル・インディペンデンス・ガーデンの前に建つそのホテルはコロニアル様式で落ち着いた感じがする。こちらも 2004 年 4 月にできたばかり。同じ 5 ッ星のホテルでも、アンコールパレスとはまた雰囲気が違う。前の公園に加え、ホテル内に緑の木々がたくさんあるのも落ち着いた雰囲気を出している要素の 1 つだと思う。
もちろんこの 2 つだけがすべてでなく、 5 ツ星ならどこも負けず劣らず。最近出来たホテルも多く、またいずれのホテルもそれぞれの魅力を兼ね備えていて、本当に迷う。
ニャチャン
アナマングラシェムリアップ滞在を後にし、次はお隣の国ベトナムのビーチリゾートニャチャンへ。
ニャチャンの空港から街中までは車で約 30 分くらい。飛行機を下りて空港へ入ると、ホテルスタッフが待っていてホテルまで送迎してくれる。
ニャチャンで一体何をするのか。ニャチャンといえば、ビーチリゾート。現地の人も言っていたが、何もせずホテルと海でゆっくり過ごすのがベストだと思う。
では、そのニャチャンでどのホテルに泊まるか。
今ではニャチャンで不動の地位を誇るアナマンダラ。
日本でも『ニャチャンといえばアナマンダラ』とこだわる人も多いだろう。
確かにアナマンダラのスタッフの対応、サービスは素晴らしい。ホテルの前に広がるプライベートビーチも嬉しいし、ビラ風のコテージもシービューと言わずともビーチリゾートの雰囲気は十分。スパは予約もなかなか取れないというほどの人気ぶり。
しかし、最近できた同じく5ツ星のビンパールリゾートやサンライズリゾートというようなホテルも負けてはいない。更には今後も新しいホテルがどんどんできる予定だとか。
サンライズ・ビーチリゾートその中の一つ、出来て3ヶ月ほどというサンライズリゾートは街の中心にあり、オン・ザ・ビーチではないものの、白亜のコロニアル調の建物、部屋はゴージャスのひと言であり、最上階から眺めるニャチャンの町並み、海の眺めはビラのアナマンダラでは体験できない贅沢である。
また、隣にベトナム初のアーユルヴェーダスパが建設中。というのも、このホテルの総支配人がアーユルヴェーダの発祥地、南インド出身だから??ホーチミンにあるサイゴン・スパに負けないくらいの資生堂スパも出来る予定。
ビンパール続いてビンパールリゾート&スパ。スピードボートで 10 分くらいの小島にある巨大ホテル。ホテルはもちろん、とにかくプールが大きい。ミニゴルフ場もあるし何しろ、島にホテルしかないから、プライベートビーチでといわずどこでもゆっくり過ごせる。よくニャチャンメインランドにあるホテルの方が何かと良いと思われるが、島に滞在して時を気にすることなく過ごすならうってつけである。
エヴァソンまた、未だ建設中ではあったが、アナマンダラと同じ系列のホテルがもうすぐ出来る。メインランドからスピードボートで約 15 分。島にホテルしかない、いやホテルのための島と言っても過言ではない。エヴァソン・ハイダウェイは全室スイートルームでプライベートプール付き。まだ工事中であったが、いくつか出来上がっている部屋を見学した所、こちらも人気が出る事間違いなし。
それぞれの部屋のプールは山にあった石の形をそのまま利用していて、そのすべての形が違う。ヒルトップという部屋はその名の通り、丘の上に建っていて、見晴らしは最高。子供は宿泊に年齢制限があるらしいが、このホテルは大人の為のリゾートホテルというべきであろう。
最後にホーチミン。
シェムリアップ、ニャチャンとは打って変わってホーチミンは都会。交通量の多い事多い事・・・・・。中でもバイクの数は半端ではない。信号は一応あるものの、縦横無断に走り回っているように見えるのは気のせい?しかも 2 人乗りならまだしも、子供 2 人、大人 2 人の 4 人乗りまである。一体何人まで乗って良いのかとガイドさんに聞いたところ、基本的に大人は 2 人。子供は 2 人まで乗せられるとのこと。危なすぎる・・・。これだけのバイクの数なので事故も多いらしい。納得。最初にのんびりした2つの都市で滞在した為、ホーチミンではバイクを遮って道を渡るのが一苦労だった。
また、ホーチミンといえば、買い物。以前よりホーチミンに行ったらアオザイを作ろうと思っていたので、早速アオザイを作りに行った。時間がない人には翌日仕上げというのも可能だが、時間をかけた方がよりゆっくり丁寧に仕上がるとのこと。アオザイはすべてオーダーメイドなので自分で生地を選んでそれから採寸してもらう。出来上がったら、ホテルまで持ってきてくれる。だいたい$ 30 〜$ 50 くらい。日本で着る機会はそんなにないとわかっていながら、作ってしまった。また、通りを歩いてると雑貨屋さんがいっぱいある。ぶらぶら歩きながら気になったら店に入り、雑貨を見る。一旦入るとその安さと可愛さに惹かれ、何か買わずにはいられない。疲れたらカフェで休憩。そしてまた買い物・・・気づいた頃には腕がちぎれるかと思うほどたくさん買い物をしていた・・・・。この大量のお土産を持って帰るのを想像すると気分が滅入ったが、また新しい店を見つけると入り、何かを購入してしまう。それほど、ホーチミンでの買い物は私にとって魅力的だった。また何を食べても安くて美味しい。日本円で ¥300くらいあればお腹いっぱいになる。『食べすぎ』という言葉など存在しないかのように食べまくった。
アプサラダンス今日ではお馴染みの観光地となっているベトナムとカンボジア。今も、そしてこれからもどんどん発展していくであろう両国。次回訪れる時にはどのような発展を遂げているのか。という期待交じりの気持ちの一方で、これ以上変わらないで欲しいという矛盾した気持ちもあり・・・。今回の旅は終わった。
川内 由佳
2004年12月

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