ロシア・エストニア・ラトビア・バスの旅

ロシア・エストニア・ラトビア・バスの旅

070117_1.jpgサンクトペテルブルグよりタリンまで
ロシアのサンクトぺテルブルグからエストニアのタリンまでとタリンからラトビアのリガまでバスで旅する事になった。夜行のユーロライン社のバスは41人乗りのトイレ付きの日本の観光バスのハイデッカーバスと同じタイプであった。タリン行きのバスは郊外のバスターミナル発で市内のターミナルに寄ってから目的地へ向かう。郊外のバスターミナルから乗車したのは私を含めて4人だけであった。狭い夜行バスであるので隣に人が来なければ楽なのにと思ったが市内のバスターミナルしっかり満席になった。日本人のバックパッカーも男女1名ずつ乗ってきた。


070117_2.jpg私の隣は若い20歳くらいの女の子であったので仲良くなれたらいいなと思っていた。その女の子は携帯電話のメールを目から2~3センチのところで見ていたのでどうしたのかなと思っていたがあまりよく目が見えないようであった。夜中の2時ころロシアとエストニアの国境のナルヴァで全員バスから降ろされて出入国審査がある。さすがに夜中に起こされての出入国手続きは眠いしまして氷点下になっているので寒くてつらい。若い頃は夜行のスキーバスによく乗ったがこの歳になると本当に応える。出入国が終わってバスに戻ると隣の席の女の子が自分の席を手探りで探していた。すぐに腕をとって席に案内してあげると大変感謝された。バスが出発して眠いのでうとうとしていると隣の女の子が寄りかかってくる。疲れてるんだなと思ってそのままにしていたがよく様子をうかがうとどうも寝て寄りかかっているのではなく私に甘えて寄り添っているようだ。私が親切にしたので恋心でもいだいたのであろうか。彼女の倍くらいのおっさんの私ではあるが。タリンまで結局気になって眠れなくなってしまった。
070117_3.jpgタリンよりリガまで
タリンからリガまで夜行ではなく昼間のバスを利用した。昼間なら美しい海岸線の景色も楽しめるからである。今度のユーロラインのバスは2階建てで私の席は前から2列目だったので欲を言えばもっと早く予約して一番前に座りたかった。エストニアとラトビアの国境のアイナジでは出入国はロシアの国境とは違ってバスを降りずに両方の出入国係官が乗ってきてパスポートチェックをする。ヨーロッパ人はパスポートを見せるだけだが私と他にマレーシア人が乗っていたのでそのパスポートは事務所まで係官がスタンプを押しに行って返してくれた。今回は隣の席の50くらいのおばさんが後ろに席に移動したので2人席をひとりで占有できたのでどうもうとうとしてしまう。しかしなんとか寝ないように我慢してリガまで行けました。
途中寄ったタリン、また目的地のリガともに旧市街(ともに世界遺産)は、中世の町の雰囲気が残っていてすばらしかったのですが、私にとってもっとすばらしかったのは、バルト3国は美人の産地と言われるだけあって町を歩いているほとんどの美しい人たちでありました。
(2005年10月     奥山直明)

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